セツブンソウは咲いたか? 令和2年2月10日
昨年偶然に発見した、ある沢のセツブンソウがそろそろ咲き出している頃ではないかと思う。1月下旬にも一度訪問しているがまだ何も出ていなかった。それと、正体不明だったシダを発見しておおよその目ぼしを付けていたのだがシダの師匠に見ていただいて正体が判明した。 まだ寒々しい沢の入り口 発見した当初はミサキカグマかと思ったが夏緑生のシダが冬にこんなに青々としているのはおかしい。...
View Article山梨県県南部の沢沿いに生育するシダを探索 令和2年2月15日
先週に引き続き山梨県県南部のシダを散策であるが、今回は単独で沢を遡上して探索してみた。この季節ならばまだヤマヒルにやられる心配は無く、かつ常緑性ないしは冬緑性のシダを気遣い無く散策できる。水量が少ない支脈とはいえ、渡渉の際に少しばかり水に浸かってしまうのは覚悟の上で入渓する。 カタヒバ群生。このあたりにはカタヒバがたくさん群生しており、中には木に着生しているものも見られる。...
View Articleミスミソウほころぶ山 令和2年2月22日
まだ2月なのに気の早いミスミソウが咲き出したらしい。南部町でシダを散策後、別の場所にフクジュソウを観察に出かけていた花仲間と合流して宮原のミスミソウを見に行ってみた。 まだ咲き始めたばかり。葉が展開していないものが多い。 ミスミソウ セツブンソウよりも少し遅れて咲き始める。 いちばんの大株だったが、風でブレてしまった。...
View Article前日に続いて南部町の沢沿いを散策(続編) 令和2年2月23日
この日最初に入った沢も、そして次に訪れた沢も予定していた沢では無かったのだが、なにせ富士川は西にも東にもたくさんの支脈を出しており、さらにその上流ではいくつも沢が分かれているためにいくら探索しても巡り歩けないほどの多くの沢がある。そして本日2本目の林道も車のGPSでは出て来ない林道である。...
View Articleやっと咲いたセツブンソウ 令和2年2月29日
世間では新型コロナウィルスが拡散しており、幸いにして山梨県ではまだ感染者は出ていないものの、いつ見つかってもおかしくない状況にある。私の働く病院でも厳戒態勢が敷かれており、来院者は全員に検温が行われ、熱がある場合は感染室という別の部屋で診察が行われている。院内で行われる会議は基本的に全て中止となっており、人ごみの中に入るのは少しばかり怖い気がする。人の居ない山の中がいちばん安全なのかも知れない。...
View Articleアオイスミレほころぶ 藤垈の滝 令和2年2月29日
ミズバショウが咲くことで知られている藤垈の滝であるが、ここには山梨県ではあまり見られないアオイスミレが咲く場所でもある。まだ早いのではないかと思ったが近くまで来たので立ち寄ってみた。 藤垈の滝。滝というよりも庭園である。 ミズバショウが咲くにはまだ早かった。 ここのミズバショウは植栽のもの。手前に生えているシダはオクマワラビ。...
View Articleフジシダ三昧 山梨県北部の沢 令和2年3月1日
山梨県ではごく限られた場所にしか生育していないフジシダは常緑性のシダである。師匠から1カ所は生育地の情報をいただいているが、まだ残雪があって登るのが大変なうえに、おそらく状態が良く無いであろう。その場所とは別の場所で、このシダを先日見てきたばかりだという花仲間に情報をいただき、さっそく見に行ってきた。 本日登るのはこんな巨木が茂っている谷である。...
View Article南部町の沢のシダ散策とハナネコノメ 令和2年3月7日
本日予定されていた某記念会がコロナウイルスの影響で中止となった。近場に出かけて早目に帰って来る予定だったのだが会が中止となったので遠出が可能となった。もう3月に入ったのであと2週間もすれば山梨県県南部ではヤマヒルが出てくることが予想される。今回も南部町のまだ入っていない沢を途中まで登ってみることにする。...
View Article山梨県に生育するオシダ科カナワラビ属のシダ
山梨県に生育しているオシダ科カナワラビ属のシダは8種類である。いずれのシダも常緑性であることから、今期の冬の間にこれらのシダが多く生育している山梨県県南部に何度か探索に出かけ、カナワラビ属のうちの7種類に出会うことが出来た。これは自分自身の整理のための記事で間違っているところがあるかと思うのでそのつもりでご覧いただきたい。 8種類のオシダ科カナワラビ属とは以下のシダである。 1.リョウメンシダ...
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