5月4日の夕方瑞牆山山頂に到着し、狭いスペースにテント設営して寝場所を確保した。横になるのがやっとのスペースしか確保できないが、撮影のためにこういう環境で寝ることは慣れており、ほとんど問題ない。空は曇り空、時折小雪が舞う天候だった。果たして星は出てくれるのか?そして富士山は?睡眠導入剤マイスリー2錠を内服して午後7時半に寝る。
深夜12時、予定通り目を覚ます。気温は−6℃、想定していた通りの気温だ。テントの外に出てみると星が輝いていた。南東から北東の空にかけて、天の川の橋が架かっている。若干霞んでいるようだが、星空の撮影には十分な条件だ。まずは腹ごしらえして撮影にとりかかる。
金峰山に昇る天の川
同上(やや広角で甲府盆地を一部含めて)
金峰山はすっきりと見えたものの、富士山は残念ながら霞の中に沈んでいて写ってくれない。季節が5月だけに、これくらい星が見えていれば良いほうなのだろう。夕方は雲に隠れていた八ヶ岳も姿を現し、その上に北斗七星が昇っていた。
瑞牆山山頂と天の川 (フラッシュに白いガーゼを重ね合わせて光量調整して撮影。)
八ヶ岳に輝く北斗七星とうしかい座アルクトゥールス
頭上を流れる天の川と夏の大三角形
金峰山、甲府盆地の明り、そして天の川。 左上に輝くのはわし座のアルタイル。
午前2時10分ごろ、東の空、金峰山の左裾から月が昇り始める。二十四夜の細い月なので、星の輝きにはあまり影響しない。富士山が写ってくれないかと何度もシャッターを切ったが、とうとう写ってくれず、見えだしたのは星の輝きが消えた夜明けになってからだった。
東の空から月が昇る。ガーゼで光量調整したが、これは多過ぎ。
甲府盆地の明りに立ち上がる天の川。富士山は左下にいるのだが・・・
同上(横位置、広角で撮影)
薄明の甲府盆地と天の川。白い筋は流星では無くて人工衛星。地上は夜明け前でも宇宙は夜が明けており、この時間には知らないうちに写り込んでしまう。
輝いていた星々はやがて夜明けの青い空の色に消えて行き夜明けを迎える。きれいなEarth shadowが水平線に広がった。低空はやや霞んではいるが、八ヶ岳や南アルプスが見渡せ、そして富士山も見え始めた。
夜明け前の南アルプス
こちらは八ヶ岳
Earth Shadowと八ヶ岳
こちらは南アルプス。Earth Shadow とは水平線に映る地球の陰で、下の黒いところは夜明け前、上のピンクのところは夜が明けている。
瑞牆山山頂の夜明け 左が南アルプス、右が八ヶ岳。
朝日射す富士山と金峰山
夜明けの富士
6時までにはテント撤収しようと思っていたのだが、早朝5時半にもう山頂に登って来た若者3人がいた。未明3時半に富士見平テント場を出発したそうだ。日の出には若干遅れてしまったが、たいした根性だ。山頂での記念撮影を引き受けると、お礼においしいドリップコーヒーをご馳走してくれた。
瑞牆山山頂の夜明け
影瑞牆山
テント撤収し、6時半に下山開始する。続々と登山者がやって来る。中には子供連れで軽装の人もいるが、アイゼンは持っているのだろうか?30人ほどすれ違い、8時過ぎ富士見平に到着した。小屋主さんに挨拶とお礼に立ち寄るとまたもや大歓迎してくれてコーヒーと手作りのパンをご馳走になった。撮った画像をカメラのモニターで見せて、富士見平小屋ホームページで使っていただくこと、そしていずれはプリントして富士見平小屋に持ってくることを約束した。
富士山が現れず狙い通りの映像とはならなかったが、天の川は映ってくれたのでこの季節にしてはまずまずの写真が撮れたと思っている。何よりも多大なご協力をいただいた富士見平小屋の相川さんご夫妻、そしてレスキュー隊の皆様に感謝したい。
深夜12時、予定通り目を覚ます。気温は−6℃、想定していた通りの気温だ。テントの外に出てみると星が輝いていた。南東から北東の空にかけて、天の川の橋が架かっている。若干霞んでいるようだが、星空の撮影には十分な条件だ。まずは腹ごしらえして撮影にとりかかる。
金峰山に昇る天の川
同上(やや広角で甲府盆地を一部含めて)
金峰山はすっきりと見えたものの、富士山は残念ながら霞の中に沈んでいて写ってくれない。季節が5月だけに、これくらい星が見えていれば良いほうなのだろう。夕方は雲に隠れていた八ヶ岳も姿を現し、その上に北斗七星が昇っていた。
瑞牆山山頂と天の川 (フラッシュに白いガーゼを重ね合わせて光量調整して撮影。)
八ヶ岳に輝く北斗七星とうしかい座アルクトゥールス
頭上を流れる天の川と夏の大三角形
金峰山、甲府盆地の明り、そして天の川。 左上に輝くのはわし座のアルタイル。
午前2時10分ごろ、東の空、金峰山の左裾から月が昇り始める。二十四夜の細い月なので、星の輝きにはあまり影響しない。富士山が写ってくれないかと何度もシャッターを切ったが、とうとう写ってくれず、見えだしたのは星の輝きが消えた夜明けになってからだった。
東の空から月が昇る。ガーゼで光量調整したが、これは多過ぎ。
甲府盆地の明りに立ち上がる天の川。富士山は左下にいるのだが・・・
同上(横位置、広角で撮影)
薄明の甲府盆地と天の川。白い筋は流星では無くて人工衛星。地上は夜明け前でも宇宙は夜が明けており、この時間には知らないうちに写り込んでしまう。
輝いていた星々はやがて夜明けの青い空の色に消えて行き夜明けを迎える。きれいなEarth shadowが水平線に広がった。低空はやや霞んではいるが、八ヶ岳や南アルプスが見渡せ、そして富士山も見え始めた。
夜明け前の南アルプス
こちらは八ヶ岳
Earth Shadowと八ヶ岳
こちらは南アルプス。Earth Shadow とは水平線に映る地球の陰で、下の黒いところは夜明け前、上のピンクのところは夜が明けている。
瑞牆山山頂の夜明け 左が南アルプス、右が八ヶ岳。
朝日射す富士山と金峰山
夜明けの富士
6時までにはテント撤収しようと思っていたのだが、早朝5時半にもう山頂に登って来た若者3人がいた。未明3時半に富士見平テント場を出発したそうだ。日の出には若干遅れてしまったが、たいした根性だ。山頂での記念撮影を引き受けると、お礼においしいドリップコーヒーをご馳走してくれた。
瑞牆山山頂の夜明け
影瑞牆山
テント撤収し、6時半に下山開始する。続々と登山者がやって来る。中には子供連れで軽装の人もいるが、アイゼンは持っているのだろうか?30人ほどすれ違い、8時過ぎ富士見平に到着した。小屋主さんに挨拶とお礼に立ち寄るとまたもや大歓迎してくれてコーヒーと手作りのパンをご馳走になった。撮った画像をカメラのモニターで見せて、富士見平小屋ホームページで使っていただくこと、そしていずれはプリントして富士見平小屋に持ってくることを約束した。
富士山が現れず狙い通りの映像とはならなかったが、天の川は映ってくれたのでこの季節にしてはまずまずの写真が撮れたと思っている。何よりも多大なご協力をいただいた富士見平小屋の相川さんご夫妻、そしてレスキュー隊の皆様に感謝したい。