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四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

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     この日は長女の引越しのため東京都内で手伝いをしていた。予想では作業を終えるのはお昼を過ぎるであろうと思っていたのだが・・・前日中にかなり荷物の梱包がはかどり、引っ越し業者さんにも恵まれて午前中の11時には引っ越し完了し、管理人さんの部屋点検も終了してしまった。長女は翌日が大学の卒業式で妻が列席するため、本日の宿泊地、東京帝国ホテルまで車で送って行った。そこでの時間は午後1時。これならば・・・十分間に合う、夕暮れの金時山。カーナビをセットして金時神社に向かう。途中で昼食を取りつつも、3時過ぎには金時神社に到着した。平日だけに駐車場は余裕で止めることができた。

     3時半に出発。日没は5時半ごろなので2時間も余裕がある。急ぐ必要など何も無かったのだが、道標には山頂まで75分の表示がある。3日前は足柄峠側の急登を30分のところを45分もかかっている。本当にこちら側は75分で到着できるものなのかどうか、真面目に歩いてみることにした。ルートは人気の山だけあってきわめて良く整備されていた。登山道を逸れて金時神社奥の院に立ち寄ったり、斧で割ったような金時宿り石を覗き込んだりしているとどんどん時間が過ぎて行く。(ちっとも真面目な登山では無い!)時間を気にしながら自分としては早いピッチで登ったつもりだったが・・・山頂到着は4時55分。10分オーバーだった。

        3日前は足柄峠から、今回は反対側の金時神社から登る。


        登山道をちょっと右に逸れたところに金時神社奥の院がある。


        金時宿り石。斧で割ったように真っ二つに割れている。


        整備が行き届いた登山道


        山頂直下だけ少し岩場がある。補助ロープがぶら下がっている。


        山頂到着。時間が時間だけに誰もいない静かな山頂。

     日没が迫る山頂はもう誰もおらず、静かだ。ただ、金時茶屋の中からはテレビかラジオと思われる音が聞こえてくる。山頂で軽食を取っていると金時茶屋の中から「おそいじゃんかー」という怒鳴り声が聞こえた。金時娘さんだ。80歳という高齢で毎日山を上り下りするのは大変なので小屋に泊ることもあるとは伺っていた。写真を撮りに来たということを伝えると、中で休んで行けとお誘いを受けたのだが、日没と彗星が気になってここはお気持ちだけいただき、そのまま外で撮影を続けさせていただいた。

        山頂の看板と富士山


        山頂にある祠


        富士の裾野に陽が沈んで行く。


        御殿場の町に明かりが灯る。

     登り始める前は霞がかかってはいるが雲は巻いていなかった富士山だが、日没前には悪いことに富士山の裏側に雲が出てしまった。そこはちょうど狙っているパンスターズ彗星の通過点にあたる。果たしてこの雲の中、パンスターズ彗星は輝いてくれるのだろうか?撮影条件はかなり悪い。そろそろ彗星が写り出すであろう午後6時25分ごろからズームレンズに変えて富士山頂の左側を狙って撮影する。写っていない。やはりダメか、と思っていたが、6時35分ごろ、雲間から飛び出したパンスターズ彗星を捉えることに成功した。しかし、霞が多くて全く鮮明な画像にはならない。あとは構図を固定して6秒のインターバル撮影に切り替えてひたすら撮り続けた。

        富士山の斜め左上あたりにいるはず。良く見れば・・・


        捉えた、富士を舞うパンスターズ彗星。しかし、小さい。


        富士を舞うパンスターズ彗星  画像をかなり操作してようやくこのくらいの画像。もともとは霞みでかなり白っぽい画像。


        同上、別カット


        富士に沈む直前のパンスターズ彗星。

     それにしてもインターバル撮影した画像の後半があまりにも白っぽいので、もしやと思ってレンズを見ると・・・やってしまった。夕暮れで湿度が上がり、レンズ先端が結露していた。見ればカメラ本体も霧吹きをかけたような状態になっていた。ひとまずは撮影に成功した「富士に沈むパンスターズ彗星」 だが、大手を振って人に見せられるような画像には程遠かった。

     
     これからはどんどん輝度が落ちてさらに捉えにくくなるパンスターズ彗星。まだしばらくの間は楽しめるのだが、良い絵にはならないかもしれない。



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     3月22日に職場の屋上からパンスターズ彗星観察会なるものを開催することになりました。ところが、この日は午後5時ごろから西の空に雲が広がり中止となってしまいました。その前日の21日、この日の西の空は雲ひとつない晴天。しかし、午後5時半から新しいコンピューターシステムの講習会が入っており、7時近くまでかかりそう。終了10分ほど前に抜け出させていただき、急いで撮影機材を持って屋上へ。親しい部署にはあらかじめ予告しておいたので、5〜6人の職員が集まっており、皆必死に西の空を眺めていました。でも、肉眼で見えた人は誰もおらず、双眼鏡を持っている人も無し。カメラをセットして撮影してみると・・・計算した軌道通りの位置に彗星がいました。思ったよりも高い位置。

        21日午後、病院屋上から見る甲斐駒ケ岳。すっきりした青空が広がり、彗星観察には絶好の天候。


        午後6時50分、甲斐駒ケ岳の右上を飛ぶ彗星をカメラではきっちりと捉える。


        しかし、肉眼では見えない。円く写っているのはグランドのナイターの明かりから出るフレア。

     撮影した映像をモニターで見せながら場所を確認しましたが、やはり肉眼で見るのは難しく、それらしい光がなんとなく見えたのは一人だけでした。日没とともに空気が冷えて霞が多くなり、山影は全く見えなくなり、写真も真っ白に。しかし、その霞を通してカメラでは7時5分過ぎまで彗星が写っていました。

        7時5分、真っ白な映像の中に、右下にうっすらとパンスターズ彗星の光が写る。

     町明かりと霞のかかる甲府盆地からこの彗星を見るのはやはり難しいです。これから輝度を下げてますます見えにくくなるパンスターズ彗星、おそらく甲府盆地から見るのはこれが最後の機会になるのではないかと思います。

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     この彗星の情報を得たのは昨年12月のことだ。毎年購入するアストロガイド2013年版に記事が書かれていた。その時の予想では−1等星から−3等星くらいの明るさになる予測だったが、その後光度が上がらず最終的には2等星止まりとなってしまった。情報を得た当初から山梨で最初にこの彗星の写真を撮ってやろう、できるならば新聞に載せてやろうと思っていた。

     南半球側からやって来るこのパンスターズ彗星は3月10日の近日点(太陽に一番近いところ)を通過した頃からようやく日本で観察可能な高度に昇って来る。とはいっても、西の低空5〜10度なので条件が良くないと観察は難しく、月明かりの影響を受けず最も観察し易いのは13日から20日ごろまでと予想していた。

        パンスターズ彗星の軌道(国立天文台ホームページから)


        夕方のパンスターズ彗星の位置(同上)

     3月13日頃にはおそらくたくさんの画像が出回っているだろうから、最初に狙ったのは近日点通過前日の3月9日、標高2,595mの金峰山山頂からの撮影を試みた。かなり太陽に近い位置を飛ぶが、計算上では日没後30分間はこの彗星を撮影するチャンスがあるはずだ。軌道はほぼ計算できたが、問題なのは彗星の大きさと明るさだ。それがわからないとどの程度の長さのレンズを使えば良いのかがわからない。結果は惨敗。17−55mmレンズを最大ズームの55mmにして撮り続けたが全く写ってくれなかった。今にして思えば、ズームが足りなかったこと、画像を明るく撮り過ぎたこと(+2/3EVで撮影)したことなどが反省点としてあげられるが、おそらくは撮影可能な条件だっただろうと思っている。

        金峰山から見る日没後の夕空


        55mmレンズで撮影し続けた夕暮れの空。甲斐駒ケ岳の右、中央アルプスの左端あたりに現れたはず。もっとズームをかけて狙っていれば撮れただろうと思っている。

     次は3月11日、茅ヶ岳へ。ここは標高1,700mほどなので、金峰山よりも900mも低い。それでも、甲府盆地から見上げるよりも遥かに見通しは良いし、空気も澄む。天候が良かったので絶対に写ると信じてシャッターを切っていたのだが、いちばん肝心な時間の15分前に下から雲が湧き上がり、それっきり景色は見えなくなってしまった。しかし、撮って来た画像を念入りに見てみると、暮れたばかりの空にうっすらと彗星が写っていた。思ったよりも小さい、それと、思ったよりも高い位置にいる。この画像を見て、次は気象条件さえ良ければ絶対に撮影出来ると確信した。

        茅ヶ岳から見る夕暮れの甲斐駒ケ岳。この空にうっすらとパンスターズ彗星が写っていた。


        初めて撮影したパンスターズ彗星

     前日の夕方も天候が良かったので、茅ヶ岳に登っていたならば撮影できた可能性が強い。しかし、先日の金峰山で強風に煽られてほとんど眠れず疲労困憊、とても登る気にはなれなかった。

     そして3月12日は帯那山へ。あらかじめ軌道をしっかりと計算しておき、100mm程度のズームレンズで鳳凰山と軌道が入る構図でひたすらシャッターを切る。双眼鏡片手に探すが、光学系の暗い普通の双眼鏡では見つけることができない。空が暗くなり、頭上に冬の大三角形が見えるようになってきた頃、カメラのレンズが小さな光を捉えた。カメラのモニター上で拡大してみると、間違い無し、尾を引いたパンスターズ彗星だ。あとはレンズのズームを上げて追いかけるだけだ。肉眼では見えなかったが、カメラのファインダーを通してこの彗星をはっきりと見ることができた。この時撮影した1カットが2日後の山梨日日新聞に掲載された。

        鳳凰山地蔵岳とパンスターズ彗星


        南アルプスを舞うパンスターズ彗星


        同上(トリ−ミング)

     3月14日、山岳会の仲間と再び帯那山へ。この時肉眼で初めてオレンジ色に光る小さな点を見ることができた。

        雲上のパンスターズ彗星


        同上(トリ−ミング)

     3月16日、白根三山に沈むパンスターズ彗星を狙って三ツ峠へ。位置的には隣の本社ヶ丸のほうが良かったのだが、時間的に間に合わずこちらに登る。低空には霞と雲が出たが、それを通して彗星はしっかりと輝いた。

        白根三山を舞うパンスターズ彗星


        農鳥岳に沈むパンスターズ彗星

     富士山とこの彗星のコラボレーションを撮影するため、箱根の山はずっと狙っていた。そして3月19日、金時山へ。霞がかかり、富士山の裏側には雲が出て撮影条件は今までで最悪だったが、その中でも彗星は舞い降りた。

        富士の上に現れたパンスターズ彗星


        富士に舞い降りるパンスターズ彗星

     その後甲府盆地の中にある職場の屋上から2度撮影を行っているが、盆地の中からだと霞みと町明かりに邪魔されて良くは写らなかった。


     これらの映像をまとめて作製したのが「夕空を舞うパンスターズ彗星」のビデオだ。職場で試写会をやったが、プロジェクターの解像度が悪く富士に舞い降りて行くパンスターズ彗星はほとんど見えず、再編集を行った。3月30日の「山と花と星の奏でる上映会」で披露するが、会場に来られない方のために、先行して披露する。曲は加古隆の「黄昏のワルツ」、思わず涙が流れそうなノスタルジックな曲とともにパンスターズ彗星をお楽しみいただきたい。

      夕空を舞うパンスターズ彗星



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     春になるとほぼ恒例となっている武田の杜遊歩道界隈の山。いつも軽い散歩のつもりで出かけているが、まともに遊歩道を歩いたことはほとんど無く、脇道にそれて結局は道が無くなって籔コギ・・・というのがいつものパターンだ。そして今回も同じく、道なき斜面をひたすら登ることに・・・。

     雲が多くて景色を見るには不向きな天候だった。そろそろ山梨の低山には春の野草が咲き始める頃だろう。武田の杜遊歩道沿いにもカタクリが少しだけあるのだが、咲いているのを見たのは一度だけだ。今回は武田神社を起点に大岩園地を目指すことにする。登り口となる竜華池の前を車で通ると、工事中のために登山道が通行禁止になっていた。ならばもうひとつの登り口、円光院の上にある樹木見本林から入山を考え、車は武田神社の少し先にある護国神社へ止めることにした。護国神社の鳥居から見上げると、目指す大岩園地への尾根が真正面に見える。左に見えるのが竜華池からの尾根で、そこには立派な道がある。右から来る樹木見本林の道はやや遠回りになる。護国神社の境内を横切って見本林方向に行こうと思ったのだが、境内の左手に見える笹籔が気になった。これを突っ切れば竜華池からの道に出られるはず。籔に入って見ると当然道は無いがなんとか登れそうだ。本日は最初から籔コギ。

        護国神社の鳥居から見上げる大岩園地手前のピーク


        本日は最初から籔コギ。笹籔に突入。


        予定通り15分ほど笹籔をかき分けて立派な道に出る。


        ほどなく躑躅ヶ崎園地に到着。

     15分ほど竹籔をかき分けて道に出た。これを登ってほどなく展望地の躑躅ヶ崎園地に到着し、一休みする。男性3人組が休憩しており、武田の杜遊歩道から尾根を越えて大蔵経寺山に行くそうだ。距離は長いが道はしっかりしている。私はこの方たちとは反対方向、樹木見本林から大岩園地を目指す。確か樹木見本林の中に広い道があったと記憶していたので見本林の中を上へ上へと目指して道を探すが見つからない。どうやら私の記憶違いだったようだ。止む無く、意味不明なテープが着いている尾根に取り付く。数か所にテープが着いてはいたが、道は無く樹林帯の急斜面を尾根に向かってひたすら登ることになる。上部はかなり傾斜がきつく、木につかまりながら強行突破すると緩やかな斜面となり、広い尾根道に抜け出た。40分ほど時間を費やした。

        円光院の上にある樹木見本林入口から来ると右手に見える柵のところに出る。樹木見本林はここを左に登る。


        道端に黄色い花がたくさん咲いていた。


        階段の着いた広場がある。道がわからず、結局はこの階段の上の道無き尾根に取り付く。


        何やらわからないテープあり。ここから尾根に取り付く。


        何本かテープがあったが、道は無く、途中でテープは消失。急斜面の尾根をひたすら登る。


        40分ほどかかって広い尾根道(防火帯林)に出た。

     この道は以前に歩いたことがあり、茶道峠という愛宕山の北側の道に出る。大きな道が二手に分かれていたはずだが、それはどこにあるのだろうか?道を登って行くとその上に分岐点があった。どうやらもう一方の道は樹木見本林に下りる道では無かったようだ。それではどこに下りるのだろうか?帰りはこの道を下りてみることにする。

        ここで道は二手に分かれる。左が登って来た道、では右はどこに下りるのか?

     尾根に沿って登って行くと、途中で尾根伝いの道と巻き道のような道に分かれているところがある。以前は尾根伝いの道を下りて来た。では、右の巻き道はどこに行くのだろうか?山腹を巻いても行けるのか?そちらの巻き道に進んでみることにする。道はあるが倒木があり、かなり荒れた道だ。進んで行くとヒノキの植林帯に入り、そこには意味不明のテープが張られていた。テープを越えて進むとすぐに道は消失、右には行けそうだが、どんどん下って街に下りてしまいそうな道だ。では左側は・・・森林作業用と思われるテープが見えるが道は無い。さて、どうするか・・・。迷ったら戻るのが定石だろうが、勝手知ったる我が家の裏山、左手の樹林帯を尾根まで登ってみることにした。本日3度目の籔コギ、といっても手入れされたヒノキ植林帯の登りだ。上に行くほど傾斜がきつくなり、強行突破して進むが・・・コンパスで見ると方角がおかしい。大岩園地は西側にあるはずなのに、登っている斜面は北東方向を向いている。尾根に登り着くと、今度はアカマツの樹林帯だ。ここは踏み跡など全く無く、北西に向かって延びている。位置からして、おそらくは善光寺の八人山から延びている尾根だろう。これを上(北西側)に向かって登って行くと・・・今度こそ大岩園地の尾根に出た。

        巻き道(と思われた)を進むと、ヒノキ植林帯の中の意味不明なテープに突き当たる。


        左手の樹林帯斜面を本日3度目の強行突破。


        アカマツの樹林帯に出る。尾根伝いに登って行くと、見覚えのあるまともな道に出た。


        道を進むと展望の開けた広場に出た。確かこの辺に大岩園地と書かれたあずま屋が立っていたはずだが・・・??


        展望地から見る甲府市街。向こうに見える山は櫛形山と南アルプス。

     しかし、おかしい。確か山頂直下の展望地には大岩園地と書かれたあずま屋が立っていたはずだが、それが無い。山を間違えたのか?ひとまず山頂まで行ってみるが、紛れも無くそこは自宅から籔を突っ切って登り着いた山頂だ。大岩園地の近くの山だから大岩山だろうと思っていたのだがそうではなかったようで、山頂の木にくくり付けられた標識には「東山」と書かれていた。それでは、あのあずま屋はどこにあるのだろうか?なにせほとんどまともな道を登って来ない裏山だけに、本来の道がどうなっているのかが良く分かっていない。隣にもう少し高い山が見えるので、道を戻ってそちらまで行ってみることにする。

        山頂到着。ここは何度か登っている。


        大岩園地の上だから大岩山だと思っていたら「東山」と書かれていた。

     来た道を戻って道なりに下って行くと、積翠寺側の武田の杜遊歩道から来る道と合流した。ここは何度か歩いている。右に進んで鹿穴・岩堂峠の方向に進むと、すぐに三差路あり、今度は大岩園地が戻る方向を指している。これはどうなっているのか?戻ってT字路のところの地図を見るが、ますます混乱する。この地図には尾根道が記されておらず、武田の杜遊歩道とメインの山道しか書かれていないのだ。とにかく先まで行ってみることにして進んで行くと、40分ほど歩いて到着したところは大蔵経寺山の分岐点だった。先ほど見えた山は鹿穴だったのだ。ここまで来てようやく理解できた。かつて建っていたあずま屋は老朽化して撤去されていたのだ。先ほどの展望地の広場こそが大岩園地だったのだ。

        戻ってジグザグの道を下りると、積翠寺側にある武田の杜遊歩道から来る道と合流。T字路になっている。


        先に進んで着いたところは大蔵経寺山の分岐点。


        先ほど通過した展望地こそが大岩園地。あずま屋は老朽化して撤去されていた。

     東山から大蔵経寺尾根分岐まで往復し、2時間弱の時間を費やし、東山に戻り着いたのは午後3時20分になってしまった。昼食もそこそこに歩いたので、ここでゆっくり休む。あとは下りるだけだ。東山山頂はあちらこちらにテープが着いていて方向を間違え易く、かつて積翠寺から籔尾根を登って来た時も方向を見失って一番明瞭な岩堂峠方面への道へ進んだことがあった。本日は周辺を余計に歩いたので下山方向を間違えることなく、登って来た道に合流し、分岐点に到着した。右に曲がって広い防火帯林を下る。

        東山から先の道。かなり荒れている。


        分岐点から右に下る。広い道だが傾斜はきつい。下に愛宕山が見える。


        広い尾根道(防火帯林)を下りると今度はやや荒れた登山道。


        さらに下るとみかん畑。みかんの木の枝にテープが着いており、そこは・・・


        躑躅ヶ崎園地を過ぎてすぐのところにあるみかん畑だった。
        
     出たところは躑躅ヶ崎園地の樹木見本林側すぐのところにあるみかん畑だった。みかんの木の枝にテープがついている。道が荒れているように見えるし、看板も着いていないのでこれは分かりにくい。躑躅ヶ崎園地でまたゆっくり休憩して下山口を考える。竜華池はまだ工事の音が聞こえているので使えなそうだ。植物見本林は遠回りだし、竹籔を突っ切るのはもう御免だし・・・竜華池の北側にある若宮八幡神社に下りるマイナーな道があるので、そこを下りることにした。

        下山したところは竜華池の北にある若宮八幡神社。


        大改修工事中の竜華池。埋め立てでもするかのようだ。


        竜華池南側の石碑と桜。この堤を登れば簡単に登山道に入れるのだが・・・通行止めの看板があるので今回は止めた。


        普通の道をテクテクと歩いて桜の小道をくぐって駐車場に到着。

     竜華池の脇を通ると、池は水が抜かれて重機が入り、大規模な改修工事が行われていた。規模からして、改修にはまだしばらく期間がかかりそうだ。竜華池の南側の堤を登れば簡単に登山道に入れるのだが、通行禁止と書かれているので何か事故が起こると大変なので、今回はこの道を避けた。アスファルトの道を護国神社に向かってテクテクと歩き、桜の小道を抜けて駐車場に到着したのは午後5時20分だった。ちょっと散歩のつもりが7時間以上も山にいたことになる。しかし、慣れた地元の裏山だからこそできる道無き山歩きを存分に楽しむことができた。


        

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     武田神社の桜が満開になる頃にこの花は咲き出します。急に暖かくなった今年は桜の開花が1週間以上も早くなりました。山の上ではどうなのか?まだ咲いていないだろうと思って下見に行ってみたら、もう見頃になっていました。
     (花には失礼かと思いますが、名前は適当に間違っています。皆様でご訂正してお楽しみください。)


        登山口にあるカタクリ。昨年は咲いていましたが、今年はまだ蕾。


        ヨダレネコノメ  食事してすぐに登り始めたので、ヨダレが・・・


        ヘナスミレ  私の登山はヘナチョコ登山・・・


        ヤマエンマグサ  悪徳登山者はエンマ様のおしおきが・・・


        ミヤマエライソウ  甲州弁で「エラい」は「疲れる」という意味。山登りは疲れます。


        咲いてました、コシノコバイモ。


        まだ咲き始めたばかりの新鮮な花ばかり。


        地味ですが可愛らしいコシノコバイモ

     ほとんどの株が昨年とは別の場所に咲いていました。これからまだ出てくるのかもしれません。6〜7株確認することができました。

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     明日からは春の嵐が吹き荒れるらしく、天気が持ちそうなのは今日の夕方までだ。コシノコバイモが咲いているので同時期に咲くカイコバイモもおそらくは咲いているだろう。来週はお客様をお迎えしてこの山に行く予定だが、一足先に訪れてみた。

     佐野峠まで車で行くが、既に時間は午後3時。登山口でうろついていると、下山してきた単独の登山者、金峰山でもお会いしたhiroさんだった。途中に咲いていたというので案内してもらうと、既に満開、花弁が開いている。例年より2週間ほど早いようだ。他にも花の撮影に訪れている方がおり、いろいろと花やカメラの話をしているとあっという間に時間が過ぎ、出発は4時になってしまう。いつもの如く、首を振り振り足元と左右の斜面を探しながら登山道を登る。カタクリの花はほとんどが蕾だが、もう咲いているものもちらほらとある。アズマイチゲはほころび始めたばかりといったところだろうか。

        まだ蕾のカタクリ


        アズマイチゲは咲き始めたばかり。

     注意深く探して行くと、いつもは5〜6株固まって咲いている場所は今年は2株しか見当たらない。その上に2年続けて見つけた場所があるのだがそこにも無し。まさか、盗掘では無いと思うのだが・・・?

        発見!カイコバイモ


        この場所は5〜6株固まって咲いていたのだが、今年は2株だけしか見当たらず。

     さらに別の場所を探すと5〜6株発見することができた。しかし、風に揺れてしかも曇り空で光量が足りず、ブレブレの写真ばかり。

        開花したカイコバイモ


        ツインを発見。ズームで撮った写真はいずれも風でブレブレ。

     ちょうど下山した時に1台のタクシーがやって来た。お客さんは急いでカイコバイモの撮影に行き、あっという間に見つけて撮影してきた。既に10回ほど訪れているというコバイモの研究をされている方だった。私は盗掘者では無いと信用していただけたようで、その他の自生地を数か所教えていただいた。さらに、先日訪れたコシノコバイモの自生地の事もご存知で、日本海側のものとこちらに咲くものは少し違うようだとおっしゃっていた。山梨・静岡・愛知に咲くコシノコバイモは数が少なくて貴重なものなのだそうだ。大切に見守って行きたいと深く思わされた。

        すっかり空は曇り空。明日から天気は雨。

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     武田神社の桜はもうほとんど散ってしまった。そろそろ甲府界隈の低山ではスミレをはじめとする春の花が咲いている頃だ。千代田湖のほとり、白山のカイイワカガミもそろそろ咲いている頃だろう。春の恒例となっている武田の杜遊歩道、白山界隈を散策に出かける。

     爆弾低気圧が通り過ぎた後でまだ強風吹き荒れているが、空には青空が広がった。緑ヶ丘運動公園に到着したのは11時過ぎ。いつもは湯村山から白山・八王子神社に向かって歩くのだが、今日は東側から延びているマイナールートを登ってみよう思った。しかし、取り付き口がどこなのか良くわからない。いつもならば途中で左に曲がるところを今回は真直ぐ進んでみることにした。アスファルトの道は車の乗り入れが可能なようで、数台の車に追い抜かれた。右手には甲府五山(武田氏ゆかりのお寺)のひとつ、法泉寺が見え、そちら側を見ながら散策していると、足元の土手にはシュンランが咲いていた。意外と近場でもみられることに驚く。

        緑ヶ丘運動公園。強風で木が煽られる。


        右手に甲府五山のひとつ、法泉寺とその墓地が見える。


        土手に咲いていたシュンラン

     道端に咲くタンポポやタチツボスミレなどを楽しみながらのんびりと道なりに歩いて行くと広場があり、その奥に何やら箱がたくさん置かれていた。近付いてみればミツバチの巣箱、そこは養蜂場だった。さらに行くと、甲府市上下水道局の配水場施設が立っていた。目指す尾根が目の前に見え、ここで道は二手に分かれ、真直ぐ行くと老人保健施設の敷地を経て街へ下りる道、もうひとつは手前に折り返すように曲がって尾根の裾を上に向かって延びていた。その尾根裾の道を歩いて行くと、その先にはまた甲府市上下水道局の施設があり、そこで道は終わっていた。フェンスの脇をまわり込んで登って行くと、その先は極端に道が細くなり、ホームレスの人が住んでいるのかテントらしき小屋とその前に洗濯物が干されていた。道はこのあたりで終わっている。そしていつものお決まり、尾根に向かって籔コギが始まる。またしても急登、生えている木につかまりながら登って行くと、見たことが無い葉っぱに花芽が出始めているのを発見。これはひょっとして・・・この山にあるとは噂で聞いたことがあったが、エビネの仲間ではないだろうか?さらに登って行くと尾根の直下でゴツゴツした岩に突き当たり、これを回り込んで登るとようやくまともな道に出た。そこは湯村山と白山の間にあるピークの最高点あたりだった。

        広場の先にあった養蜂場

     
        新緑と春の日差し


        ジュウニヒトエ まだ咲き始めたばかりのものが多い。


        これは・・・エビネの葉と新芽??


        もうすぐ稜線。シュンランに励まされる。


        岩を回り込んでまともな道に出る。

     湯村山から白山に至る道は良く整備された広い道だ。散策している人、トレランのトレーニングで走っている人など何人も出会う。そして足元には予想通りスミレがたくさん咲く。イカリソウも見頃になっていた。

        足元に咲いていたアケボノスミレ


        イカリソウ


        春爛漫 ヤマザクラと白山

     下って白山とのコルから鳥獣センター・小松山園地方面への分岐がある。ここを曲がって小松山園地方面に向かう。その途中にはイチリンソウの群生地がある。年々数が減りつつあるように見えるのだが、今年はどうだろうか?

        ここを小松山園地方面へ進む。


        青色鮮やかなホタルカズラ


        足元に咲くヒメハギ


        アスファルトの道を歩いた後、ここから武田の杜遊歩道へ。


        昨年は見つけられなかったが、今年は咲いていたアカネスミレ。


        遊歩道の脇にあるイチリンソウ群落。まだ咲き始めたばかり。今年は結構葉が出ている。


        咲き始めたイチリンソウ

     イチリンソウ群落を見たところで折り返し、またアスファルトの道を歩いて白山に向かう。ジグザグの車道は疲れるので籔を漕いで林の中を直登してやろうかとも思ったのだが、ここはおとなしく車道を歩き、白山の登り口に到着した。遊歩道に入ると、カイイワカガミの葉が例年以上にたくさん生えている。花はほとんどが蕾で咲き始めたものもちらほらとある。来週あたりからが見頃だろう。このカイイワカガミはヒメイワカガミの変種で、この界隈の山にだけ咲く特産種だ。羅漢寺山の裏道にも咲いているのを見たことがある。

        蕾のカイイワカガミ


        開花したカイイワカガミ


        カイイワカガミ接写

     三脚を担ぎながら花を楽しみ、白山の上に立つ休憩所に到着したのは午後3時20分。普通に歩けば2時間とかからない行程を4時間近くもかけて歩く贅沢な散策だ。休憩所で一休みし、ようやくまともな食事をとる。

        白山の上に立つ休憩所。向こうに見える山は茅ヶ岳。


        眼下に見下ろす千代田湖と雲のかかった南アルプス。

     休憩後、八王子神社の立つピークに向かうが、直登コースではなくて西側に巻いて行く道を進んでみると、その先に展望の良い岩場があった。柵が設置されているが、端から入れるようになっている。その岩の上からの眺望は抜群で、甲府盆地を一望でき、御坂山塊越しに白い富士山が立っている。岩の上にはハーケンが数本打ち込まれており、この急峻な岩場はクライミングのトレーニング場になっているようだ。写真を撮っていると、その岩の下から声が聞こえ、クライマーが一人登って来た。ザイル無しのフリークライミング、相当慣れた方なのだろう。ここはあまり有名では無い穴場らしい。

        八王子神社西側にある展望の良い岩場


        甲府盆地を一望できる。


        甲府駅周辺の市街地と富士山

     時間は4時を過ぎてしまった。そろそろ下山しなければ。八王子神社を越えて湯村山に向かって下りるが、朝登る予定だった東側の尾根道はどこが取り付き口になっているのだろうか?途中のピークから東側の尾根を下ってみると、最初はかなり急な下り、踏み跡も少ないが、やがて傾斜が緩くなり左に1本道が分かれ、さらにその先で二手に分かれていた。緑ヶ丘運動公園側に向かって下りて行くと出たところは水道局の配水場(下の施設)脇のフェンスだった。登り口には看板も無ければ道があるようにも見えず、これではルートを知らなければ歩けない。毎年歩く地元の低山なれど、知らない道がたくさんあることを改めて知った。

        白山八王子神社


        東側の尾根道を下ると、出たところは甲府市上下水道局高区配水場施設のフェンス脇。

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  • 04/10/13--02:51: 冬の金峰山
  •  平成25年2月、3月に訪れた冬の金峰山を編集してみました。第1部は大日岩から上の登りと山頂での日没までです。第2部は日没後からオリオン座が西の空に沈むまでをインターバル撮影を含めてお楽しみください。(3月30日に開催した上映会で上映したものです。)


     冬の金峰山 第1部



     冬の金峰山 第2部

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     例年ならばこの頃に満開となっている思親山のカイコバイモだが、今年は気候が暖かく、前回下見に来た時に既に満開になっていた。約1週間過ぎた本日は若干遅いかもしれないが、まだ十分に楽しめるはずだ。カタクリやキクザキイチゲも見頃になっている頃だろう。県外からのゲスト2組と所属山岳会嶺朋クラブのメンバーを加えた混成チームで思親山に春の花を楽しみに出かけた。

     南部町佐野峠に午前11時に集合する。甲府から佐野峠まで2時間ほどかかり、しかも内船(うつぶな)からの林道は細く、対向車が来ないように祈りながら通過するしかない。予定より10分ほど早く全員が集結した。この日の富士山は中腹に雲をまとって春にしてはすっきりと格好良く立っていた。山頂まで普通に歩いて1時間とかからないが、ここを花を探して写真を撮りながらゆっくりと歩く。標高差約200m、登山というレベルではないが、花を散策しながら富士山を眺めるには絶好の山である。

        佐野峠に咲いているフジマメザクラは満開


        登山道脇に咲いたカタクリ


        カタクリ群生


        キクザキイチゲ  花だけ見るとアズマイチゲのようだが、葉がキクザキイチゲ。


        このくらい花弁がしっかりついているとキクザキイチゲに見える。


        葉が小さく議論があったが、これはナガハノスミレサイシン。


        もうすぐ山頂。私を含めた花見3人が当然の如く最後尾。先頭から30分は遅れたと思われる。

     コースタイム45分のところをその倍の1時間半ほどかけて山頂に到着。時間は12時25分ごろだった。山頂のフジマメザクラは7部咲きといったところだろうか。この時間になっても富士山がすっきりと見えている。おしゃべりしながらゆっくり昼食をとる。山頂周辺を探すと、フモトスミレやアケボノスミレ、ニオイタチツボスミレなどが咲いていた。

        思親山の広い山頂。山梨百名山標柱は新しく建て直されていた。


        フジマメザクラと富士山


        山頂に咲いていたフモトスミレ


        アケボノスミレ


        富士山をバックに全員で記念撮影

     富士山の眺めや山頂に咲く花を探して1時間ほど過ごした後、下山開始する。今度は東側の中腹を巻く林道を歩いて佐野峠駐車場に戻るが、尾根筋の道とは違う花がこちらには咲いていた。

        林道脇に咲いていたヤマルリソウ


        キランソウ  崖を少し登って撮影したが、登らなくても足元に咲いていた。


        葉の形が円く無いのでシロバナノタチツボスミレではないかと議論になったが・・・


        やはりマルバスミレ(だろう)。


        名前のわからない小さな花

     春の花を楽しみながら、ゆっくり歩いて午後2時半に駐車場に到着した。お目当てだったカイコバイモはまだ残っており、新しく生えて来たものもあって存分に見て楽しむことができた。

        開花したばかりのカイコバイモ


        登山道脇に咲いたカイコバイモ


        先週満開だった株。花が少ししおれかけている。


        この視野で5株咲いている。(後ろの一株はピントの外)


     本日は天候に恵まれて富士山の眺望も良く、カイコバイモをはじめ春の花をたっぷりと楽しませていただいた。簡単に登れる割には花や眺望に恵まれた思親山。林道が狭くて通りにくいという不便なところがあるが、登り得な山だと思う。

     まだ時間が早いので、次の場所へ。今度は特産種のカイイワカガミ。

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     思親山を花巡りし、午後3時ごろに佐野峠を出発できたので、午後5時ごろに甲府到着できるはず。日が長くなった4月は5時でもまだ明るい。なので簡単に行ける場所、千代田湖のほとりから15分ほどで行ける白山(しろやま)界隈に散策に行くことにした。睡魔と闘いながら車を運転し、ちょうど5時千代田湖のほとりに到着。白山界隈は遊歩道が整備されていて登り口がいくつもあるが、今回は中央のメインルートを歩く。ここにはあまりお目にかかれないヒカゲツツジが咲いているからだ。

        アケボノスミレは満開。道脇にたくさん咲く。


        イカリソウ。これもどっさり咲いていてちょうど見頃。


        ヒカゲツツジ。このあたりの山ではあまり見かけない。


        ヒカゲツツジ。もう花が痛み始めている。

     写真を撮りながらゆっくり散策して八王子神社が立つ最高点に向かう。遊歩道脇の斜面にはお目当てのカイイワカガミが咲いているが、あまり花がついておらず、数も減っているように見受けられる。

        カイイワカガミ。ヒメイワカガミの変種で、甲府市北部の山に咲く特産種。


        トウゴクミツバツツジ?にしては色がピンクっぽい。


        夕暮れの湯村山と甲府盆地

     八王子神社から暮れ行く甲府盆地と富士山を眺め、駐車場に戻った。

     この後、甲府市街に移動してまずは銭湯で汗を流す。ずいぶんと白く濁ったお湯だなと思っていたら、なんと、そこの銭湯の湯は温泉だった。自分の勤務する職場の目と鼻の先に温泉があるなんて、20年以上も住んでいて知らなかった。ゆっくり汗を流した後、歩いて駅に移動し宴会となる。これで3度目となるsanaeさん、みちほさんたちとの宴会だが、山・花談義は尽きることを知らない。すっかり飲みすぎて、立ち上がった時に頭がクラクラ。なんとか駐車場まで戻って速攻で眠りについた。明日は朝7時出発なので比較的ゆっくり寝られる。(翌日は日蔭山へ。)

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     携帯電話の目ざましに起こされて朝6時に目を覚ます。今日も青空が広がり、天気は良好だ。駐車場で車中泊したsanaeさんとみちほさんのところに6時45分ごろに行くと、もうすっかり準備が整っていた。本日もゲストの2組の他に山岳会嶺朋クラブのメンバー、ヨッシー隊、さらに近所にお住まいのブロ友hiroさんが加わり、総勢11人という大人数だ。メンバーが揃ったところで、予定通り7時出発。

     登山口近くの駐車場に行くと、本日はボランティアの方数人が入山し、道の清掃と看板の整備をするそうだ。邪魔にならないように車を止めさせてもらい。午後8時出発する。前日と同様に花を探して写真を撮りながらゆっくり歩く。ちょうど咲き始めたヒトリシズカやエンレイソウ、タチツボスミレなどが道脇に咲いている。先日は簡単に見つかったヒナスミレがなかなか見つからなかったのだが、登って行くとたくさん咲いていた。そしてカタクリも見頃にはなっていたのだが、午前中で日が射さないためか元気が無い。

        咲き始めたヒトリシズカ


        ウスバサイシン。目立たない茶黒い花が根元に咲く。ヒメギフチョウの食草。


        ミヤマエンレイソウ。(エライソウではありません。)


        タチツボスミレ。良い場所に咲いていました。


        最初はなかなか見つけられなかったヒナスミレ。上のほうにはたくさん咲いていました。(ヘナスミレではありません。)


        カタクリ。開花してますが元気無いです。


        ヒナスミレ。ピンク色の可憐なスミレ。

     2時間ほどで林道に到着し、ここで一休みする。みちほさんたちは夕方から用事があるためにここで引き返し、残り9人は日蔭山を目指して籔っぽい道を登る。

        ゆっくり歩きなので今日は(今日も)余裕です。


        日蔭山山頂近くに咲いていたアケボノスミレ。ここのものは赤紫がかった鮮やかな色。


        日蔭山山頂で記念撮影。展望の無い林の中に、小さな看板が木にくくりつけられている。

     日蔭山を越えたところにカラマツ林の中の静かな広場があるので、そこまで下って休憩する。踏み跡が少なく方向を見失い易いのだが、ここは滝戸山に登る時の通過点である。ここから滝戸山までは2時間ほどの行程だが、ほとんど歩く人はおらず、道は荒れている。
     休憩後下山を開始するが、お昼を過ぎて日が当たるようになったため、カタクリはすっかり目覚めて花が開いていた。色鮮やかなカタクリがあちらこちらに咲き、撮影に夢中になってなかなか足取りが進まない。ふと道脇に立つお地蔵さんを見れば、ひとつひとつに新しく看板が付けられていた。朝出会ったボランティアの人たちが整備してくれたものだ。感謝である。

        カタクリ全開。


        朝とは打って変ってイナバウアーのように花弁がのけ反っている。


        お地蔵さんの脇に新たに看板がつけられていた。


        全部で30数体あると伺った。

     ほぼ予定時刻の午後1時、駐車場に到着した。ボランティアの方たちの車はまだ止まっており。私たちとは別のルートの整備を行っているらしい。

     さて、お目当てだったコシノコバイモは満開を少し過ぎたものの、結構咲いていた。みんなで探すと見落としも少ないようだ。

        コシノコバイモ。満開を過ぎてやや花弁の元気が無くなっている。


        こちらは種になったコシノコバイモ


        まだ元気なコシノコバイモ

     北陸・越後方面には結構咲くらしいが、太平洋側ではごくわずかの限られた地域にしか咲かない稀少種で、愛知県では天然記念物に指定されている。大事に見守って行きたい花である。

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     日蔭山を午後1時に下山し、時間的にも体力的にも余裕があったので、イチリンソウ咲く武田の杜遊歩道から小松山園地までを花散策に出かけた。先日は咲き始めだったイチリンソウがおそらくは開花しているはずだ。sanaeさんたちとhiroさん、ヨッシー隊の計6人で出かける。ここにはジュウニヒトエもたくさん咲く。

        ヤブレガサとジュウニヒトエ


        ジュウニヒトエ


        ホタルカズラ  数はあまり多くありません。


        遊歩道脇に咲いたイチリンソウ。以前はもっとあったが、踏まれてしまっているのか咲く範囲も数も減っている。


        可憐な白い花、イチリンソウ


        カキドオシ


        足元に咲いていたヒメハギ


        咲き始めたチゴユリ


        今日は見られないかと思ったが、数株咲いていたアカネスミレ


        フデリンドウは咲き始めたばかり。

     通常ならば20〜30分ほどのコースを花を探しながら45分かけて歩き、小松山園地に到着。ここは休憩用のベンチが設置されているのだが、人がいるのをあまり見たことが無い。富士山も見えるが、前日散策した白山と、甲府盆地越しの南アルプスの眺望が良い。

        ベンチが設置されている小松山園地。


        遊歩道から見るヤマザクラと前日散策した白山

     帰り際にマムシグサと思って見てみると、葉の上に花が出ていない。よく見れば、茎のところに釣り竿のような長い舌を出した花が咲いている。おそらく以前からあったものだろうが、全く気付かなかった。これは初めて見る花、ウラシマソウだ。こんな近場に咲いているとは思いもせずちょっと感動した。

        ウラシマソウ。釣り竿のような長い舌を出す。


        これはまだ開花していないもの。花が開く前から舌を出している。

     小松山園地を散策後、sanaeさんたちとはお別れとなる。2日間充実した春の花散策を楽しむことができた。


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     まだ若干時期が早いかもしれないが、平日の時間が空いたので茅ヶ岳に行ってみた。目的は昨年ようやく出会えたヒゴスミレ、そしてオキナグサだ。林道を短絡して大明神林道から登ろうとしたのだがまだゲートが閉じていて車は乗り入れできない。ゲートの脇に細い道があり、この道はまだ登山を本格的に始める前で蝶を追いかけていた頃、アイノミドリシジミやミズイロオナガシジミをこの道で見つけたことがあった。もう8年も前のことだが、その頃はもう少し歩きやすい道で緑ももっと多かったように記憶している。今回は8年ぶりにこの道を行くことにした。

        大明神林道はまだ閉鎖されており、右手の細い道を登る。

     とはいってもこの道は15分も登ると林道に出てしまう。林の中を進む道もあるが、これは間もなく深田公園からの道と合流する。林道に登りついて土手を見ると紫色鮮やかなスミレが咲いていた。ノジスミレだ。

        ノジスミレ。普通のスミレに似ているが、ノジスミレは葉が立たないで横向きに出る。


        林道には倒木あり。

     林道を進んで行くと倒木が道を塞いでいた。開通が確か4月25日と書かれていたと記憶している。その頃にはおそらく撤去されているのだろう。間もなく登山道入り口に到着し、今回は目的の花が咲く尾根道を登る。

        道路脇に咲いていたタチツボスミレ


        尾根道に咲いていたアケボノスミレ。可哀そうに踏まれて痛んでいる。


        葉が泥まみれで判別しにくいが、おそらくアカネスミレ。


        先ほどと同じくノジスミレ


        途中に倒木あり、登山道を塞いでいた。左側に巻いて登る。

     防火帯になっている尾根道は草がきれいに刈り払われて整備されていた。しかし、途中に倒木があって道を塞いでおり、左側に巻いて登る。足元にはアケボノスミレがぱらぱらと咲き、その中に紫色の鮮やかなスミレが混じる。ノジスミレとアカネスミレ(たぶん)だ。タチツボスミレは意外と数が少なかった。そして、お目当ての白いスミレ、ヒゴスミレを念入りに探すが、昨年見つけた場所を探してもまだ咲いていなかった。たまたま見つけた白いスミレ、葉の形からしておそらく白花のアケボノスミレだと思う。

        岩の脇に咲いたアケボノスミレ


        白花のアケボノスミレ。上と葉の形が同じ。


        センボンヤリ

     防火帯を過ぎて林の中の登山道に変わる。そして急登を登って登山道を外れ、オキナグサの咲く場所に行くと、やはりまだ早く蕾が出始めたところ・・・だと最初は思った。2輪だけ咲いているものがあり、そちら側に回り込んで写真を撮っている時に異変に気づく。穂先がすっぱりとちぎられて明らかに花が摘まれている株が5株以上・・・。盗掘から花を保護するために人為的に摘まれたものだとその時は思ったのだが、おかしいのは踏み跡がほとんど無いことだ。そして撮って来た写真を良く見てみると、花だけではなく出始めた新芽も摘まれたような跡がある。これは鹿の食害なのではないだろうか。昨年連休過ぎ、2度目にこの花を見に行った時も同じように花が無くなっていた。これも花だけきれいに摘まれていたので、てっきり人為的なものだと思っていた。しかし、花は人間にだけ狙われているのではなく、動物も狙っている。特に珍しい花ほどおいしいのか狙われやすいと聞く。いずれにせよ、茅ヶ岳のオキナグサは危機的な状態にあるのは間違いなさそうだ。

        まだ蕾のオキナグサ。若干時期が早かったと思ったのだが・・・


        2輪だけ咲いていたオキナグサ


        オキナグサ


        そのまわりを見てみると、明らかに花が摘まれている。そして食べられたような茎だけ残ったものもある。

     2時間40分ほどで山頂に到着した。空は曇り空だが、南アルプス、八ヶ岳、そして富士山がかろうじて見えている。標柱が無事であることを確認し、昼食をとる。

        茅ヶ岳山頂と金ヶ岳、その左にうっすら八ヶ岳。


        うっすらと見えた富士山


        標柱の裏側には新聞の切り抜きをパウチしたものが貼られている。番人末木さんが設置してくれたもの。

     いつもならば登ったコースとは別のルートを下山に使うのだが、ヒゴスミレに会えなかったのが残念でもう一度尾根ルートを探してみることにした。防火帯に入ったところから、足元を念入りに探すと、昨年とは別の場所で2株咲いているのを発見した。まだ咲き始めたばかりで花が完全に開いていない。さらに昨年の場所を目を凝らして見てみると、花は1株だけ蕾、その周辺に5株出始めたばかりの葉を見つけることができた。2週間後くらいが見頃になりそうだ。

        ようやく発見!ヒゴスミレ。


        ヒゴスミレ。細い葉が特徴。


        もう1輪発見した白いアケボノスミレ。

     ちょっとばかりフライングだった茅ヶ岳。今年は5月連休にヒゴスミレとオキナグサが見られそうだ。これ以上食害に合わないことを祈るしかない。

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     2週間ほど前に湯村山界隈のヤブコギをした時に偶然見つけた新芽と葉。種子が図鑑に載っていた○○○○○○○○ネとそっくりだったので、おそらくはそれだと予想していたのだが、花を見なければ正体がわからない。おそらくはそろそろ咲いている頃だろう。確認に行ってみた。そして咲いていたのは・・・(本文作成中です。花だけお楽しみください。)




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     上野原にある坪山は、山梨百名山にこそ入っていないが、ヒカゲツツジや山梨県では唯一のイワウチワが咲く山で、花の咲くこの季節は休日ともなれば山頂に入りきれないほどの登山者が訪れる超人気の山である。毎年イワウチワの咲く季節に行ってみたいと思いつつもなかなか機会が無く、先週山梨に来られたみちほさんのブログを見てイワウチワがたくさん咲いているのに感動し、どうしても行ってみたくなった。若干時期が遅いかもしれないがまだ咲き残っているはずだ。大混雑を覚悟の上で土曜日に坪山に出かける。

     一応地図は見たが当日持って行くのを忘れ、まあ車がたくさん駐車してあるあたりが入口だろうと安直な考えで高速道路を上野原で降りて鶴峠に向かって車を走らせる。私の前を走っていたバスは行き先が「松姫峠」と書かれており、ずいぶん山奥までバスがはしっているのだなあと思った。鶴峠への車道は三頭山に登るために2度走ったことがあるが、その時はこの坪山は存在すら知らないノーマークの山だった。確か西原のお寺を過ぎたあたりの川沿いに駐車場があったような記憶がうっすらとあり、そこまで行ってみるとずらりと車が止められていた。そして道路を歩いているハイカーが10人弱、たぶんここで間違いないはずだ。川の上流にある橋を皆渡っているので、その先が登山口らしい。

        川の脇に駐車場あり。30台は止められそうだが空いていたのはあと数台のみ。向こうの橋を渡る。


        橋を渡るとその先に遊具の設置された広場あり。トイレもある。ここで数グループが準備体操していた。


        入口のところにあるお地蔵さん。散らばっていたお地蔵さんをここに集めたらしい。

     畑の中の道を進んで行くと東ルートと西ルートの分岐があった。下調べしていなかったのでここは素直に(?)坪山と書かれた左側のルートに進んだ。ところが、後から団体さん数組がやって来ていたはずなのに、一向に追い付いてくる気配が無い。女性2人組に追い付かれたのでコースを聞いてみると、メインルートは向こうの西ルートだそうで、こちらは途中で岩登りになりあまり登って来ないのだそうだ。まあ、それも良し。おかげで喧噪の坪山にあって静かな登山が楽しめた。

        ここを「坪山」と書かれた左ルートに入ったが、メインは右のルートだそうだ。


        樹林帯の登り。花を探すが目ぼしいものは無し。


        中腹の壊れた道標。向こうに見えるのは三頭山。


        ヒカゲツツジ出現。だが、このあたりはもう時期を過ぎている。


        ヒカゲツツジ


        イワカガミ群生。ようやく蕾が出たところだった。

     イワウチワを探しながら登るが、こちら側には咲いていないらしく、1株も見つけられない。ヒカゲツツジは、中腹は既に時期を過ぎてしまっているが、山頂に近付くほど新鮮な花が見られ、山頂直下はちょうど見ごろになっていた。三脚を出そうと思って下山者が通り過ぎるのを待っていたところ、一人の中年男性がザックを背負いなおそうとした時にバランスを崩して転倒し、私のすぐ傍にあった木に側頭部をぶつけた。幸いにして出血も無く大事には至らず、そのまま下山していった。なんとなく三脚を出しそびれ、カメラ手持ちで撮って山頂に登る。

        山頂直下。ここから急登が始まる。


        岩の登り


        山頂直下のヒカゲツツジ。ちょうど満開。


        ヒカゲツツジ


        見渡す限りヒカゲツツジ

     山頂はおそらく大混雑だろうと予想していたので、その前におやつと水を補給しておいた。予想通り、足の踏み場もないほどの人。狭い山頂なのにバーベキューをやっているパーティーもあり、速攻で下山開始する。今度はイワウチワの咲く西ルートを下りる。こちらは岩のところもあるが、それよりもスリップしやすい土のルートが厄介だった。ロープが張られてはいるが足元がほこりっぽくて簡単に滑る。こちらもヒカゲツツジがたくさん咲いていた。

        混雑する坪山山頂。こういうところは苦手です。速攻で下山開始。


        山頂直下は滑りやすい土の急斜面。ロープにつかまりながら下りる。


        こちらのルートもヒカゲツツジがいっぱい。(こちら側のほうが多い。)


        ヒカゲツツジ咲く登山道。下に見える女性は・・・

     天候が次第に悪くなり、新たに登って来る登山客が途絶えた頃、単独の女性が登って来た。何やら私のことを知っているような様子だ。そして「ヨッシ−さんですか?」と声をかけられた。その方は・・・sanaeさんのブログに良くコメントされている、るたんさんだった。茅ヶ岳の麓、明野に住まわれているとのこと、すぐ近くではないか。今度sanaeさんたちと一緒に山に行こうとお誘いした。
     イワウチワがなかなか見つからずもう終わってしまったのかと心配したが、るたんさんがたくさん咲いていたと教えてくれたのでひたすら下山して行くと、標高850mあたりのところでようやく群落を見ることができた。しかし、予想通り1〜2週間遅く、もう痛んだ花ばかりだった。ようやくここで担いできた三脚の出番となり、下山客を避けながら思いの行くまで写真を撮らせてもらった。しかし・・・曇り空で陽が射さないので彩度がいまいち。また来年以降のお楽しみとなる。

        ようやく出会えた山梨県のイワウチワ


        イワウチワ群落


        上品な色のイワウチワ


        白いイワウチワ


        丁寧に看板が立てられている。

     小雨が少し舞い出し、あとは休憩せずにひたすら下山した。いっぱいだった駐車場も下山時には3〜4台ほどしか止まっていなかった。帰り際にまだ通ったことのない松姫峠を通って大月に抜けてきたが、峠の気温は1℃で小雪が舞っていた。4月も下旬になろうというのに、なんと不純な天気だろう。桜の開花は早かったが、これから咲く花は開花が遅れそうだ。

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     もう6年ほど前になるだろうか。富士山に昇る月の撮影に午後から竜ヶ岳に登った時、偶然黄色いスミレを発見した。その頃はまだ花にはさほど詳しくなく、この花の貴重さを知らなかった。後に調べてみると、この黄色いスミレはキスミレという名で、富士山外輪山およびその周辺の山と、阿蘇山周辺にしか咲かない貴重なスミレだと知った。その後また見に行きたいと思いつつもなかなか機会が無く、偶然空いた平日午後に突然行ってみることにした。

     午後2時40分、本栖湖湖畔のキャンプ場に到着。この時間ならばまだ日の明るいうちに十分花を楽しみながら登ることができる。足元を探しながら歩くと、さっそく白いスミレを発見。マルバスミレだ。さらに登山道に入るとナガハノスミレサイシン、エイザンスミレなどが咲く。時期的にはちょうど良さそうだ。

        アスファルトの道ができて入口がわかりにくくなった竜ヶ岳登山道。この看板にも登山道の表示は無い。


        ナガハノスミレサイシン。登山道を登り始めてすぐのところにちらほらと咲いていた。


        エイザンスミレ。どっさりとまでは言えないが結構ある。

     中腹のベンチのある休憩所あたりで以前フモトスミレを1株だけ見つけたことがあった。探してみると簡単に出会うことができた。これも結構あった。ここに咲くのは葉に府が入ったフイリフモトスミレだ。ベンチに座って小休止後、登山道脇を探しながら歩くと、その先はタチツボスミレはもちろんのこと、マルバスミレの群落やエイザンスミレなどたくさん咲いていた。

        フイリフモトスミレ


        言わずと知れたタチツボスミレ


        マルバスミレ。群落があった。


        上品な色のエイザンスミレ


        ニオイタチツボスミレ

     さて、お目当てのキスミレは黄色が目立つので簡単に見つかるはずだが、なかなか見つからない。黄色い花はキジムシロばかりだったが、ようやく発見。まだ咲いたばかりの綺麗な花だ。しかし、見つけたのは2株だけで、なかなか見つからない。以前はたくさんあったのに、ずいぶん数が減ってしまったようだ。そしてようやく固まって咲いている場所を発見したが、それでも10株ほどしか咲いていなかった。

        キスミレ発見。


        若干痛んではいるが、満開のキスミレ。


        キスミレ群落。以前はもっとたくさんあったのだが・・・

     お地蔵さんのある東屋のところで休憩する。富士山は雲に隠れており、山頂まで行く意味はあまり無かったのだが、日没まで時間もあることだし登ることにする。笹原の中はあまり花は咲いていないのだが、ところどころにフイリフモトスミレが咲いていた。そして山頂に到着。富士山に巻いていた雲は少しずつ消えてきてはいるが、まだ見えずすぐに下山開始する。そして、もうすぐお地蔵さんのある休憩所というところで富士山を見れば、雲が飛んで山頂が姿を現わしていた。

        中腹の東屋。向こうが竜ヶ岳。


        富士山山頂は帽子をかぶったように雲の中。


        笹の中に咲いていたフイリフモトスミレ。


        広い竜ヶ岳山頂


        もうすぐ日没。影が長く伸びる。

     少し登り返して眺望の良い場所で三脚を構える。富士山が焼けてくれるのを期待して1時間近くその場所で待ったが、少ししか焼けてくれなかった。さらに、確かこの日は十五夜の月だったはずだ。手帳で確認すると満月。ならば日没の少し後に月が昇って来るはずだが・・・待てど暮らせど全くその気配無し。携帯電話で月の出の時間を調べると、7時過ぎだ。今日の日付が変わった時の月、すなわち前夜の月が十五夜の月で今日の夕方昇って来る月は十六夜の月だったようだ。その時間に昇って来る月だと、もう富士山は真っ暗にしか映らなくなってしまう。あきらめてヘッドライトを装着して下山する。

        姿を現した富士山


        富士残照

     下山すると、本栖湖畔からの竜ヶ岳直登コースに点々と明りがついていた。そういえば三脚を構えて待っている時に外国人2人にこの道は本栖湖に行けるのかと聞かれ、「YES」と答えた。さらにトレイルランをやると言っていたのでいつやるのかと聞いたら、「Today」と返事が返ってきた。まさか、夜中にレースをやるとは思えなかったので、質問が通じなかったのだろうと思っていたら、本当に「Today」ならぬ「Tonight」トレランレースをやるらしい。本栖湖畔の道をヘッドライト点灯して歩いて行くランナーの姿がたくさんあった。キスミレの咲くコースはトレランコースから外れているが、稀少な植物を踏み荒らさないように配慮をお願いしたい。
     帰り際に精進湖に立ち寄る。ちょうど月が昇って来た頃でこれを撮影して甲府に戻った。

        湖面に映る月

     ダイヤモンド富士の時期以外はあまり登ることの無い竜ヶ岳だが、実はキスミレをはじめとする種々のスミレが咲く貴重な山なのだ。

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     阿梨山(あなしやま)という山を知っている人は地元の人でもあまりいないと思う。私もこの山の名前を知ったのはつい1ヶ月ほど前のことだ。嶺朋クラブの例会の時に帯那山に登る面白いルートがあると薦められ、途中にこの山があることを知った。ほとんど歩く人がいない地味なルートだが、茅ヶ岳と湯村山の中間的な環境にあるこの山はひょっとしたら面白い花に出会えるかもしれない。

     強風が吹き荒れたこの日、岩尾根や細尾根ルートでは吹き飛ばされてしまいそうなので、樹林帯の中のコースを選択した。登山口の幸潤院というお寺に行くと、入口のところに「幸潤院付近ハイキングコース案内図」という看板が立てられていた。幸潤院の裏側にある墓地の中の道を進むと、看板など何も無いがなんとなく細い踏み跡が林の中に続いている。そこに踏み込んで見ると尾根伝いに続く林業軌道跡らしきえぐれた道がついていた。その道は歩きにくいので一段上の林の中を道に沿って歩いて行くと、やがて道は明瞭な登山道に変わる。ひたすら登って行くと、50分ほど歩いたところで帯那山に至る尾根に登り着き、そこにはさらに明瞭な道がついていた。

        幸潤院駐車場のところにあるハイキングコース案内図。しかし、ハイキングコースというには道が荒れていて看板も無い。


        登り口の幸潤院


        墓地のいちばん奥、ブルーシートのところから林に入る。


        道はあまり明瞭ではないが歩き易い。


        帯那山に至る尾根に出る。右側の道が登って来た幸潤院からの道。


        境界見出標の付いた明瞭な道が尾根に通っている。

     さほど急な登りはないが、この先はアップダウンが続く。そして送電線の立つピーク手前の斜面で足元に咲く白いスミレを発見。近付いてみれば、予想通り咲いていた、ヒゴスミレだった。3年間探して昨年あっけなく茅ヶ岳で遭遇したこのスミレ、生育環境がわかると意外と見つかるもので、その後大菩薩連山米背負い峠付近でも発見した。そして今回が3ヶ所目ということになる。この場所が今までで一番株が多く、10株近く、さらに葉だけ出ているものも多数見ることができた。しかし、強風に花が揺れまくり、全く写真を撮らせてくれない。

        発見!ヒゴスミレ。やはり茅ヶ岳中腹と似た環境にあるこの山には咲いていた。


        強風に揺れて写真を撮らせてくれない。


        斜面を登るとその上には送電線鉄塔があり、その先に鉄塔巡視路がある。

     陽の当たる明るい斜面に行くとスミレがちらほらと咲いていた。アケボノスミレはもちろんだが、痛んでいないアカネスミレにも出会うことができた。さらに道を進んでやや急な斜面を登り着くと、樹木に囲まれた静かなピーク、阿梨山に到着した。林の隙間から甲府盆地が見え、目指す帯那山の電波塔がまだ遠くに見える。

        アケボノスミレ。この季節は甲府市界隈の山にたくさん咲く。


        アカネスミレ。今年出会った中ではいちばんまともな株。


        阿梨山山頂。三角点(3等?)が立つ。


        木の幹に小さな看板がくくりつけられている。


        目指す帯那山はまだ遠くに見える。


        阿梨山から少し先の岩の上から富士山が見える。

     阿梨山から少し帯那山側に進んだところで展望の良い岩があり、そこで昼食をとる。ほとんど人が歩かないルートだけあって、連休だというのに誰にも出会わない。ゆっくり休んだ後道を進むと、一旦大きく下った後登りとなり、道が二手に分かれていた。左に行く道が広くて歩き易そうだが、方向が違う。右の道は境界見出標がつけられた急登の尾根道だ。ここは尾根を忠実に、急登コースを進む。1段登って傾斜が緩くなったと思ったらまた急傾斜の登り。それを登り切ると間もなく帯那山にかつてあった牧場の柵に出た。もう目の前に電波塔が見える。さらに進むと帯那山林道の終点に出た。

        途中で道が分かれており、急登の尾根を真っ直ぐ登る。


        さらに急登が続く。そして登り着いて出たところは・・・


        帯那山林道の終点に出る。目の前に電波塔が立つ。

     この場所は山の陰になるためか風があまり吹かない。林道を歩いて行けば電波塔の脇を過ぎて山頂まで行けるのだが、回り込むのが面倒なのでここは電波塔に向かって直登する。足元に気をつけながら歩いて行くと白いスミレが咲いていた。またしてもヒゴスミレに遭遇した。このコースはエイザンスミレが全く咲いておらず、どうやらヒゴスミレの山らしい。今度は綺麗に撮影できた。さらにまわりを見渡すと紫色のスミレがたくさん咲いている。近付いて見ればアカネスミレの群落だった。スミレを楽しみつつ、帯那山の電波塔に到着、時間は1時45分だった。10時から歩き始めたので3時間45分かかったことになるが、写真や脇道に浮気せずに歩けば3時間くらいの行程ではないだろうか。

        またしても遭遇、ヒゴスミレ。


        アカネスミレ。たくさん咲いていた。さらに下山途中の林道脇にもどっさり・・・。


        帯那山電波塔。ここが山頂ではないが・・・

     電波塔に登れればきっと甲府盆地を一望する凄い景色が見られるのだろうが、残念ながらこの塔は立ち入り禁止になっており、ここからはあまり景色は望めない。小休止して下山するが、登って来たルートでは無くて帯那町から帯那山に至る林道に下り、林道を歩いて戻ることにした。林道の途中から沢沿いに旧林道と思われる道があり、その道を下ると脚気石神社という立派な神社に出た。その神社には立派な能の舞台が設置されてあった。

        電波塔と林道の分岐点に登山道の看板あり。これを下る。


        お地蔵さんが立っており、ここで帯那町方面と積翠寺方面に道が分かれる。


        林道に出る。あとは林道を下れば帯那町に出られる。


        林道脇にはアカネスミレがこんなに咲くものかと思うほどたくさん咲いていた。


        たぶんゲンジスミレ。見つけたのはこの株だけ。


        旧林道と思われる沢沿いを下る道あり、これを下りる。


        脚気石神社に出る。


        能の舞台が設置されている立派な神社。

     昭和池や興因寺山、淡雪山などを左手に見ながら帯那町に到着した。しかし、帯那町の中で道がわからず(地図を持っていない)山裾を目指してそれらしき道を進むと全く違う道、また戻って別の道を歩きようやく幸潤院に到着した。時間は4時20分、6時間半ほどの行程となった。


        今回歩いたと思われるルート。(地図が古く林道が記載されていないので、下山ルートは正しくない)


        高低差。距離9.2km、累積標高差754m。

     おそらく咲いているだろうと思われたヒゴスミレは予想通り出会うことができた。エビネも林の中を覗きながら探したが、こちらはそれらしい葉も含めて見当たらなかった。あまり歩かれていない地味なルートだが、静かな山を好む山通の人にはたまらない魅惑のルートだと思う。
     




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     昨年9月下旬、平見城黒富士農園から曲岳に登った時にスギ林の中で見つけた斑入りのスミレと思われる葉。この正体を確かめるべく黒富士農園からのルートを歩いてみることにした。決めたのは自宅を出発して車を運転しながら突然思いついた。予定では茅ヶ岳のオキナグサをもう一度見に行くはずだったのだが、突然こっちに行きたくなった。もしヒナスミレだとすると、他のスミレよりも若干開花が早いので、ひょっとしたら少し遅いかもしれず、ここを逃すとまた来年になってしまう。

     黒富士農園駐車場に10時到着。以外にも車は少なく2台しか止まっていなかった。黒富士・曲岳・桝形山は登りやすくて眺望にも恵まれ、良い山だと思うのだがあまり人気が無いようだ。農場の花壇には花がたくさん咲いていた。その中を通って八丁峠に至る登山道に入る。足元にはムラサキケマンやタチツボスミレ、名前を知らない野草などがたくさん咲いている。メインの道をちょっと外れて川沿いを歩くとニリンソウの群落あり、そしてエイザンスミレがたくさん咲く。

        黒富士農園駐車場のところにある石碑。


        黒富士農園の花壇


        黄色いカタクリ?でも1本の茎から複数の花が咲いている。


        マルバスミレ


        ワチガイソウ


        こちらは花弁にへこみがあるワダソウ


        ニリンソウ。若干ピンク色がかっていて美しい。


        エイザンスミレ。日当たりの良い登山道脇にどっさり咲いていた。

     小川の流れる周辺にはニリンソウの群落、そしてスギ林の中に入るとお目当ての斑入りの葉がたくさん。しかし・・・花が付いていない。どうやら遅かったようだ。何輪か花を見つけたが既に傷んでしおれている。さらに登ってゆくとその上のスギ林の中にはまだ新鮮なスミレが残っていた。予想通りその花はフイリヒナスミレだった。落ちたスギの葉に守られた温床になっているのか、ここにはたくさんのヒナスミレがあり、全て斑入りだ。

        フイリヒナスミレ。下部は既に終わっていて、咲き残っているものもしおれかけていた。


        さらに登って行くと、新鮮な花がたくさん咲いていた。


        フイリヒナスミレ


        清楚なピンク色が美しいフイリヒナスミレの花。

     スギ林を通り抜けると広葉樹林帯になり、やがて八丁峠下の日当たりの良い草地に出る。その場所には絨毯を敷き詰めたようなニリンソウの葉と、その中に黄色いコガネネコノメ、白いニリンソウの花、そしてエイザンスミレが散りばめられて咲いていた。何ともたまらない山・花景色、しばし石の上に座ってこの風景を楽しむ。

        八丁峠下の草地に咲くエイザンスミレ、コガネネコノメ。緑の葉はニリンソウ。


        八丁峠


        カラマツ林の向こうに黒富士


        黒富士山頂。向こうに見えるのは金峰山。

     八丁峠を過ぎて黒富士に向かう。ここまでで出会った登山者は一人だけだった。黒富士山頂で下山し始めた人に一人会ったが、他には誰もおらず黒富士山頂を独り占めする。富士山は雲の中、八ヶ岳と南アルプスが春霞の中にようやく見える程度だった。昼食を軽くとって今度は鬼頬山(おにがわやま)に向かう。いったん下ってまた急な登り返しになる。その下りの斜面にはエイザンスミレがたくさん咲いていた。ここに咲くエイザンスミレは葉が細く、一見ヒゴスミレのように見えなくもないが、花を見ると真っ白ではなくやはりエイザンスミレだ。しかし、その中を注意深く探すと、一株だけヒゴスミレが混ざっていた。花は真っ白、葉が際立って細く、間違いなくヒゴスミレだ。周辺を探したがこの一株しか発見できなかった。

        一旦大きく下る。下に見えるのが鬼頬山。


        下り斜面にはエイザンスミレがたくさん咲く。


        一株だけ見つけたヒゴスミレ。葉の形が際立って細い。


        急登を登って鬼頬山山頂到着。

     鬼頬山山頂を通り過ぎ、その先の下りとなる手前で小休止する。そこから先はロープの張られた激急下りがしばらく続く。昨年冬の雪の降った翌日この斜面をノーアイゼンで登ったが、ロープにぶら下がるようにしてようやく登った記憶がある。下ってみると、やはりロープ無しではスリップしそうな急下りだ。下り切って緩やかな尾根になってからしばらく歩いてようやく林道の通る越道峠に出た。時間は午後3時35分、1時過ぎに黒富士を出発したので、2時間半もかかったことになるが、花を探し脇道に立ち寄り籔を歩いてという登山なので、こういうコースタイムになってしまう。林道をテクテクと歩いて4時5分、駐車場に到着した。

        この看板のところで休憩。この先が急下りとなる。


        見下ろす急下り。ロープが無ければスリップ必至。


        越道峠到着。向こうに見えるのは太刀岡山。

     昨年の秋に見た葉は予想通りフイリヒナスミレだった。私が知る中ではここが一番たくさん咲いている。またひとつ、春の楽しみの山が増えた。

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     4月から来た新入職員が山に登りたいとのことで、単独で残雪の金峰山に行って来たそうだ。アイスバーンに苦しみ、かなり苦労して登ったらしい。そこで、簡単に登れて眺望に恵まれた山、ということで日向山に連れて行くことにした。桜の開花は10日ほど早かったが、ここのところ寒い日が続いており、その後咲く花の開花は遅れており、開花予測は難しくなってしまった。毎年のように見に出かけている錦滝のユキワリソウはどうなのだろうか?そちらも気になっており、機会があれば出かけようとちょうど思っていたところだった。

     午前8時半に登山口の矢立石に到着したが、予想通り駐車場は満車になっており、その先のゲート近くの路上に車を止める。錦滝に陽が射し込むのは午前中なので林道を進み、右回りに周回コースを歩く。天候が良く青空が広がり、残雪の甲斐駒ケ岳がひときわ鮮やかに白く輝いて見えた。

        矢立石から出発。本日のメンバーは4人。


        青空に立つ甲斐駒ケ岳


        マムシグサと甲斐駒ケ岳


        ミツバツツジほぼ満開


        尾白川錦滝

     1時間ほどで錦滝に到着。まだ咲いていないのではないかと思ったが、滝に近付いてみるとほころび始めたばかりのユキワリソウが咲いていた。まだ咲き始めたばかりのためか、花の紫色が例年よりも濃く感じる。

        錦滝の脇に咲くユキワリソウ


        同上(反対側から)。まだ蕾が多い。(望遠レンズを持って行かなかったのでこれでご勘弁を。)

     錦滝で30分ほど時間を費やし、ここから日向山の急登に入る。新人職員はバスケットの選手で、身長が高く足も速い。先に行ってもらうと、あっという間に姿が見えなくなってしまった。1時間ほど急斜面を登り、日向山の象徴と言うべき白砂の雁ヶ原に到着する。

        中腹のミツバツツジ


        急階段を登る。


        1時間ほど急登を登り、雁ヶ原に到着。


        日向山雁ヶ原。岩の上には祠があり、そこからは富士山が見える。


        向こうに見えるのは雨乞岳。


        雁ヶ原の風化花崗岩と八ヶ岳。


        雁ヶ原の白砂と甲斐駒ケ岳

     岩の上の祠に立ち寄った後、山頂の林の中で昼食となる。反対側のコースは整備されたハイキングコースなので、小学生やそれ以下の子供たちも家族連れでたくさん登って来ていた。午後1時から下山開始し、ゆっくり歩いて1時間少々で矢立石の駐車場に到着した。

        甲斐駒ケ岳をバックに記念撮影。

     ユキワリソウはまだ咲き始めたばかりで1〜2週間後が見頃になりそうだ。だが、当たり年とは言えないようだ。生えている数も年々減少してきているように見える。

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     5月連休は勤務する病院の移転作業があったのだが、私の所属する部署はあっさりと作業が終わってしまい、例年以上に平和な連休が過ごせることとなった。4連休最終日だけは最終的なシステムチェックのため職場に行かなければならないが、それも午後か夕方で十分に間に合う。天候の良い中日2日間、どこかで星空を眺めたいと思っていた。南アルプスも視野に入ってはいたが、3年ほど前に出かけて天候不良のため撮影できなかった山がある。それが瑞牆山だ。この山頂から見る金峰山は南東に位置し、富士山は南南東の金峰山裾野に見える。この季節、未明に昇って来る夏の天の川は金峰山の空を横切るように流れ、ちょうど富士山の上でさそり座が尻尾を巻くという抜群の構図となる。この機会を逃すと、空が霞んで星が見られなくなってしまうかもしれない。

     瑞牆山なのでさほど急いで出発する必要も無く、10時過ぎに自宅を出発し、12時に増富の瑞牆山荘に到着した。駐車場は満車で路上にもずらりと車が止まっていたが、運良く出て行った車があって駐車場内に止めることができた。しかし、これだけの車が止まっているということは山上は人がいっぱいということだ。山頂泊はさすがに顰蹙(ひんしゅく)だろうと、ここに来て行くかどうか迷った。ひとまずは富士見平小屋まで行って小屋主の相川さんと相談することにして出発する。もし無理ならば富士見平テント泊で夜中に登ることにする。

        瑞牆山荘のところの駐車場は満車。道路にもずらりと車が並ぶ。


        林道脇の展望台から見上げる瑞牆山。混雑している登山道を避けて林道を歩く。


        秘密の花園にそっと入ってみると、咲いていたのはヒメイチゲ。カモメランは葉も出ていない。

     登山道は下山してくる人、これから登って行く人で行列のようになっており、このルートを避けてあまり歩く人のいない林道を行く。朝は晴天だったが、展望台から見上げる瑞牆山は、しだいに雲が増えてきて曇り空になってしまった。カモメランの自生する秘密の花園にそっと立ち寄ってみたがまだ葉も出ていなかった。1時間少々かかって富士見平に到着すると、今までに見たことが無いほどのたくさんのテントが張られていた。そしてレスキュー隊のテントとレスキュートレーニングする人たちの姿があった。

        富士見平のテント場。こんなにたくさん張られているのは初めて見た。

     真っ直ぐ富士見平小屋に行くと小屋主さんと奥様が小屋の中に居り、私が顔を見せると大歓迎してくれてコーヒーをご馳走してくれた。小屋の入口近くの良い位置に私が金峰山で撮影した夜景と雪の千代の吹上の写真が飾られていた。狙っている映像を瑞牆山山頂から撮影したいという旨を話すと、快く協力してくれ、スタッフの腕章を貸してくれた。(結局使わなかったが・・・足が遅いのでこれをつけてへばっていると格好悪いので。)山頂から人が居なくなるであろう午後5時を目標に、富士見小屋を午後2時半ごろ出発した。

        桃太郎岩(だったかな?)続々と下山してくる。腕に腕章をつけた人たちともすれ違い、事情を説明して登る。


        迫る大ヤスリ岩。(本物はこの岩の裏側にある。)


        山頂直下のアイスバーン。アイゼンを装着しないとかなり危険、ここで6本歯アイゼンを装着する。


        さらに続くアイスバーン。


        山頂到着。空はすっかり曇り空。

     山頂直下のロープ場とハシゴ場はツルツルのアイスバーンになっており、ここで6本歯アイゼンを装着した。小屋主さんの話では、アイゼン無しで登ったのは良いが下りられなくなった人が続出し、レスキュー隊がロープを張って下ろしたそうだ。中には強行突破を試みて転倒し、頭をぶつけて出血した人もいたと聞いた。この季節、瑞牆山に登るにはアイゼン必携である。
     ほぼ予定通り午後5時10分山頂に到着した。私の前を2人登って行く人がいたが、その2人が下山して来て山頂直下ですれ違ったので、これで山の上にいるのは私一人となった。岩ゴツゴツの山頂にはまともにテントを張れるだけのスペースは無いが、横になる程度のスペースならばなんとか確保できる。テントの4隅はうまく着地しないが、承知の上でテント設営して寝るスペースだけ確保する。空模様は悪く、空には雲がかかり金峰山山頂も時折雲に巻かれている。これで星は輝いてくれるのだろうか?

        雲の巻く金峰山山頂


        小雪の舞った瑞牆山山頂と見下ろす大ヤスリ岩


        夕陽が射す。向こうに立ち上る白い煙は?


        サイレンの音が聞こえる。どうやら火事らしい。夕暮れ過ぎまで煙は立ち上っていた。

     天気予報と天気図を見る限りでは深夜から空は晴れそうだ。山頂は2度小雪が舞ったが、西の空、八ヶ岳の方角は雲が晴れて時折夕陽が射し込んだ。きっと晴れる、そして凄い星空になる、そう信じてあたりが暗くなった午後7時半にテントの中で寝る。

        八ヶ岳に沈む夕陽と夕焼けの雲


        夕焼けの瑞牆山山頂と金峰山


        夕暮れの茅ヶ岳と甲府盆地の明り

     さて、目を覚ましたのは深夜12時。テントの外に出て空を見上げれば・・・(後編に続く)


        金峰山に昇る天の川。星が輝きました。後編をご期待ください。

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