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四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

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     目覚まし時計は未明2時半にセットしたが1時半に目が覚め、2時から準備して小屋の外に出る。前日の夕方から眼下に雲海が広がった北岳は未明になっても雲海がそのまま広がっており、町灯りを隠してくれたおかげで満天の星空となった。前日セットしてそのままインターバル撮影を繰り返していた1台のカメラは約420枚の連写でメモリーカードがいっぱいになって停止していた。想定していた通りにオリオン座と冬の大三角形が富士山の上に昇って来ており、あと1時間もすれば今朝のいちばんの目的の星も見えてくるはずだ。道は間違えないとは思うが念のためGPSの電源を入れて山頂目指して出発する。


        甲斐駒ケ岳を廻る北天の空。前日仕掛けておいたインターバル撮影363コマ、約1時間半を比較明合成したもの。テント場のライトの光害があり約60コマはカットした。


        富士山の上に昇った冬の大三角形。北岳肩の小屋前から撮影。


        仙丈ケ岳に立ち昇る天の川。天の川の中にカシオペア座が隠れている。


        両又小屋分岐から見上げる北岳と冬の大三角形


        北岳北峰に到着。ここから見る北岳南峰(山頂)と富士山のバランスが素晴らしい。南峰の上に冬の天の川が立ち昇る。

     予定していた通りの未明3時半に北岳北峰に登り着いた。まだ誰も登って来ておらず南峰(山頂)の上にヘッドライトの明かりは見えない。見えるかどうか疑問だった南の低空に現れるはずの星は現れるのだろうか?冬の大三角形の昇っている角度から見ると南峰の右側に現れそうである。と思っていたら到着してから10分後くらいにそれらしき星がカメラに写って来た。肉眼で見ても明らかに輝いているのが見える。これこそ、今回いちばん見たかった星、南極老人性カノープスである。


        北岳に昇る冬の大三角形とオリオン座。冬の大三角形が指し示す先、北岳南峰の右側低空に輝いているのが南極老人性カノープス。


        北岳に輝くおおいぬ座シリウスとカノープス


        北岳とカノープス


        薄明の空に輝く冬の大三角形とカノープス。この時間にはもう登山者がやって来た。


        横位置にすると冬の大三角形が入り切らない。


        薄明の甲斐駒ケ岳と仙丈ケ岳。空にはカシオペア座が輝く。


        東の空には細い月が昇って来た。


        薄明の空に昇る月


        雲海広がる彼方に昇る地球照の月


        夜明けの空に地球照の月が昇る


        なんとも美しき夜明けの景色であることか。登って来て良かった。


        夜明けのグラデーション


        仙丈ケ岳の上にはくっきりとアースシャドウが出た。


        もうすぐ日の出。山頂にはたくさんの登山者がやって来た。


        神々しき日の出を迎える

     標高3,100mを越える山上の朝は冷え込んだがダウンジャケットとカッパを着込んで十分に凌げる寒さだった。それ以上に、雲海が広がる景色の上に輝く星たちは下界から見上げる空とは全く別物のような素晴らしき輝きを放ってくれた。久しぶりに肉眼で見たカノープスも満足であるが、1本のレンズの光軸がややずれたようで収差が大きく、周辺の星が三角形に写ってしまうのが残念であった。しかし、これだけの星空が見られれば上出来の上出来で、課題であった廻る北天の空も撮影出来た。

     あとは寝不足の体をうまく操りながら下山すること、さらに余裕があれば、もうひとつの課題である高山性のシダを探すことである。(続く)

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     未明3時半に北岳北峰に登り、いちばんのお目当てだったカノープスが南峰の右側に現れるのを写真だけでなく肉眼でも確認した。南の低空に現れるカノープスは霞が出たり雲が湧いたりするとすぐに見えなくなってしまうのでなかなか肉眼で見るのは難しい。昨年10月の連休には甲斐駒ケ岳黒戸尾根から北岳の左脇に輝くカノープスを撮影したがその時は肉眼で確認することは出来なかった。北岳南峰からならば農鳥岳あたりに昇って来るカノープスを見るのはさほど難しく無いであろうが、今回は角度的に見えるかどうか微妙な北峰からの観察だったので、この星が見えた時の感動はひとしおだった。日の出まで北峰で撮影に熱中し、南峰(北岳山頂)を越えて八本歯のコルを経由して下山することにする。


        薄明の北岳に輝くシリウスとカノープス


        北岳北峰から見る日の出


        雲海を照らす朝日


        富士山と朝日


        雲海の甲斐駒ケ岳


        朝日射す間ノ岳


        北岳と雲海に浮かぶ富士山


        雲海広がる鳳凰山


        混雑する北岳山頂と甲斐駒ケ岳。ここは休まずにスルーしてその先の岩陰で朝食と休憩をとる。


        雲海迫る間ノ岳


        別の場所から間ノ岳


        雲海の彼方に浮かぶ富士山


        別の場所から雲海と富士山


        雲湧き上る間ノ岳

     トラバース道に下りる途中から寝不足の疲れが出てきた。気温が上がってきたこともあるが異様に汗をかく。あまりゆっくりしているとますます疲れが出てきそうなので早く下山したいところだが、なかなかピッチが上がらない。さらに買い換えてまだあまり経っておらず履き慣れていない靴のつま先が痛くなってきた。八本歯のコルから下のハシゴを慎重に下り、さらにその先の二又までの石ゴロゴロの道は果てしなく長く感じた。なんとか午後2時のバスに間に合ったが、バスは混んでいて立ち乗りになりそうな気配だったので乗り合いタクシーに乗って芦安まで帰ってきた。

     寝不足、かつ体力不足でヘロヘロ状態での下山となったが、それでもミッションである高山性のシダの探索は行ってきた。岩の間を覗き込んだり変なところを歩いたりしている私は登山者から見るとかなり変なおっさんに見えたことだろう。


        9月に訪れた際に見つけたタカネシダ。あたりを探してみたら大株が何株も見つかった。


        胞子嚢群は葉の真ん中近くどころか、葉の裏に山盛りになっていた。


        探していたのはこんな感じのシダではないか?


        数は少なかったが岩の間から姿を現した大株を発見。


        枯れかけていて確定は出来ないが胞子嚢群は葉の周辺に寄っている。おそらく間違いないはず・・・。

     探していた高山性のシダと思われるものを発見したが枯れかかっていて確定には至らなかった。しかし、標高2,800mから3,100mの高地に生えるシダはそれなりに限られてくるのでおそらくはこれで間違いないのではないかと思う。また来年会いに来よう。

     これにて、今回の北岳のミッションはコンプリート。


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     平成30年11月4日に開催を予定している『山と花と星の奏でる上映会』に向けて現在映像の編集作業が進行中です。まだ足りない画像もあるのですが、なんとか開催の目途が立ちました。




     上映予定の作品のいくつかを紹介します。


     『日本の名峰 秋』

     日本百名山は現在60座ほど登っており、その中から撮影のうまく出来た山を映像で綴ろうと思いましたが、あまりに画像が多過ぎたので今回は秋らしく秋に訪れた山に限って編集してみました。


     ナナカマドの紅葉が素晴らしかった涸沢から見る奥穂高岳です。


     月光が照らした涸沢の夜です。テント場いっぱいに張られたカラフルなテントが綺麗でした。


     紅葉真っただ中の朝日岳連邦です。大朝日岳小屋は大混雑でテントを持って行って正解でした。


     若干紅葉には遅かった九重山ですが天候に恵まれて素晴らしい山行が出来ました。


     今年訪れた大雪山旭岳です。秋の夕陽に照らされて山肌が赤く焼けました。


     『Silent Star Night』

     昨年6月に開催された上映会の際に上映したものをリメイクしたものです。今回は山上から見る静かな星の輝く夜の景色をふんだんに取り入れてみました。


     竜ヶ岳から撮影した富士山の上に輝くオリオン座と冬の大三角形です。木の枝が空に延びる景色が気に入っていましたが、この木は伐採されてしまいました。


     石割山から撮影した富士山と天の川です。雲海が出てくれたおかげで町灯りが遮られ、天の川が見えてくれました。


     先日訪問した北岳から撮影したおおいぬ座と冬の天の川です。北岳山頂の右側にはカノープスが昇って来ています。


     鳳凰山観音岳から見る雲海の富士山です。薄明の空には金星と冬の大三角形、オリオン座が昇ってきました。忘れられない夜明けの景色です。


     『月食の赤い月』

     今年は2度の月食があり、1月の月食は想定外に空が晴れて素晴らしい月食が見られました。2度目の7月の月食は甲斐駒ケ岳山頂に沈む月没帯食の赤い月を撮る予定でしたが台風に阻まれて撮影成りませんでした。過去に見た3度の月食の月を編集して上映します。


     平成26年10月、空は雲に覆われてほとんど月が見えませんでしたが、一瞬の雲の切れ間から皆既直前の赤い月が姿を現しました。この後は再び雲の中でした。


     平成23年12月、滝子山から撮影した富士山と月食の月です。皆既した位置が高く、超広角レンズでようやく画角に入りました。


     この当時は月食の赤い月の撮影法が良く分からず、この程度の画像しか撮影出来ませんでした。


     平成30年1月、精進湖から見る月食の赤い月です。11㎜広角レンズでようやく画角に入る高さだったので、映像はほとんどが縦位置で撮影しています。


     赤道儀を使って月を追尾して撮影することにより、これだけの画像が得られるようになりました。


     月食の赤い月の行程を合成したものです。

     全部で12本くらいの上映を予定しています。新しい画像を取り込みつつ現在編集が進んでいます。持てる画像の全てを出し切った上映会にしたいと思っています。皆さまのご来場を心からお待ちしております。

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     着々と進んでいる上映会に向けてのビデオ編集であるが、廻る北天の空の画像がまだ何カットか足りない。天気予報では夜から空が晴れてくるようで久しぶりに星空撮影のチャンスである。山の上に行きたいところだが仕事があり編集作業もやらなければならないので登っている余裕は無さそうである。ちょうど午後から電気系統のチェック作業で職場が停電になるとのことで、甲府駅の界隈で撮影に良さそうな場所の下見に出かけた。


        甲府駅南口の信玄公銅像。以前から狙っている場所であるがまず夜間のライトアップが邪魔なこと、さらに後ろのNHK塔と駐車場のライトも邪魔。ここで星が撮れるのか??


        舞鶴城公園の天守閣。ここもライトアップされているので撮れるかどうか?


        この建物が気に入っていたのだが北天の空を見上げる撮影ポジションが無く、ここは無理。


        北口のこの建物も候補だったがイベント中で邪魔なものがあり不可。

     昼食とお茶を飲んで時間をつぶし、再び職場に戻って編集作業を再開する。そして深夜12時を過ぎて月が西の空に沈みかけた頃から活動開始である。


        舞鶴城公園主郭跡。月光に照らされた城壁の上にオリオン座と冬の大三角形が昇って来た。


        下見しておいた天守閣に行くが、ライトアップに加えて明るい電柱がきわめて邪魔で、フレアが出過ぎる。


        位置を変えて電柱のライトが直接入らない場所、かつ後ろのタワーマンションが木に隠される位置でカメラをセット。なんとか星は写りそうである。

     1台のカメラは舞鶴城公園にセットしてインターバル撮影開始し、そのまま放置して信玄公の銅像前に移動する。


        NHK塔が隠れ駐車場ライトが1基隠れる位置でカメラをセット。普通に撮れば銅像は撮れるが空は真っ暗。


        露出オーバーにして星を狙うと駐車場とライトアップの明かりでフレアが出てしまうが止む無し。少しは星が写る。


        さらに幽霊が・・・では無くて無視できないほどのムシが飛んで来る。

     2台のカメラをセットしてあとは1時間半ほど時間をつぶすが、駅前は酔っ払いが多いので触られると困るのでカメラの周辺をウロウロ・・・していたのは最初の30分だけであとは吉野家の牛丼を食べに行ったりコンビニに行って立ち読みしたりと時間をつぶして、未明2時半にカメラを撤収。まずは舞鶴城公園のカメラを回収して次に車を回収して最後に信玄公銅像のカメラを回収する。撮影した画像は全てRAW画像なのでパソコンで調整してJPEG画像に変換してさらに比較明合成と作業を行うのだが、1,000枚を超える画像の変換には翌日の丸1日を費やしても終わらなかった。そして出来上がったのが以下の画像である。


        舞鶴城公園の空。ちょっと雲が多かった。


        武田信玄公の空。星の数は少ないがなんとか廻っている。

     凄い星空とは言い難いがライトアップされている建物や銅像を前景に星空がこのくらい写ってくれればかなり良いほうだろう。これらの画像を使って編集を行う予定である。


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     昨日の夕方は快晴の空だったがこの日は雲が広がってきた。朝霧高原からパール富士が狙える日だったが夕方には富士山に雲が巻くだろうと予想していたのだが午後3時になってもライブカメラで富士山が見えていた。混雑するだろうから行くかどうか迷っていたのだが、この日のパール富士は時間帯が良く、日没約5分前に月が現われるのでうまくすれば山頂付近の赤く染まった残照のパール富士になるかも知れない。迷いに迷ったがこういう日は行かないとあとで後悔するので行くことにする。予想通り駐車場はいっぱいだったが都合良く1台移動した車がありそこに止めて目的地に移動する。


        少し雲が出たがこのくらいなら月は撮れる。しかし、西の空に雲が出てしまい紅富士にはならなかった。


        構えた位置は富士山の剣ヶ峰に月が昇って来る場所。真ん中の位置も空いていたのだが残照にならないので剣ヶ峰を狙った。


        剣ヶ峰の建物に慎重にピント合わせしたつもりだったが若干ピントが甘かった。


        剣ヶ峰に昇る月。十三夜の月なので少し歪んでいる。


        とりあえずは剣ヶ峰に昇るパール富士、撮影成功。


        あっという間にショーは終わり。

     何度も撮っている朝霧高原のパール富士であるが、やはり山上から見るパール富士を経験してしまうと朝霧高原のパール富士は物足りなさを感じてしまう。そんなことを言ってしまうと、撮影に行きたくても行けない人たちや月に失礼になってしまうかも知れない。

     さて、今回の『山と花と星の奏でる上映会』ではこのパール富士を含めた『山上の月』を上映する予定である。今年の元日に見た思親山のパール富士はこのうえなく素晴らしかったが、そのような印象に深かった月の画像を綴って送る。


        新春のパール富士 思親山から見た今年のベストパール富士だろう。


        スーパームーンのパール富士 今年の1月2日のスーパームーンパール富士である。十枚山は登りも下りも辛かった。


        厳冬の権現岳に昇る月 八ヶ岳西岳は風も無く穏やかな月光夜だった。


        残月輝く白根三山 5月連休の鳳凰山から見た景色である。


        七面山敬慎院に昇る黄金の月 出張先の大宮市からの移動で渋滞に巻き込まれ、時間ギリギリで必死に登って撮影した夕暮れの月である。

     上映会にご期待ください。

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     10月20日の深夜から空が晴れて甲府盆地の町灯りに負けないくらいの星が輝いた。翌日の21日は少し雲が広がったものの夕方にはまた空が晴れて美しい12夜の月が昇って来た。オリオン座流星群が極大を迎えるのは22日の未明から早朝にかけてで、特に明るい12夜の月が沈んだ未明2時ごろが見ごろになるはずである。前日も朝まで北天の空の撮影を行っていたが昼近くまで寝ていたのでさほどの寝不足では無い。しかし22日の朝からの勤務を考えるとある程度寝ておかないと支障が出てしまう。そこで、夕方に撮影予定地の精進湖湖畔に行ってカメラをセットしておき、深夜まで寝て未明から撮影開始する作戦に出る。夕方6時に精進湖湖畔に到着すると既にずらりと車が止まっている。半分は月と富士山を狙っている人、半分はその後のオリオン座流星群を狙っている人たちだった。今後も車で乗り付けてくる人が居るであろうから、車のライトを避けるために湖の左端にカメラと三脚をセットして予定通り7時に車の中で寝る。


        精進湖に昇る月

     目が覚めたのは深夜の11時半だった。未明1時まで寝るはずだったのだが少し早く目が覚めてしまった。オリオン座と冬の大三角形が昇って来ていたのでセットしていたカメラのインターバル撮影を開始する。さらに簡易赤道儀をセットしてオリオン座から冬の大六角形を含めた構図で放散するオリオン座流星群を狙って追尾撮影を開始する。さらにもう1台をセットして3台のカメラを使ってオリオン座流星群を迎撃することにした。セットが終わればあとはカメラ任せなのでもう一寝入り・・・となるはずだったのだが、そうは問屋が卸さなかった。空に雲が出始めたかと思ったら今度は湖畔に霧が出始めた。そして恐れていたレンズの結露が始まってしまった。


        おおいぬ座が昇り始め、17㎜レンズの画角ではもうオリオン座は入り切らない。


        次第に雲が出始め、さらには湖畔に霧が出始めてしまう。


        11㎜レンズで捉えた富士山と冬の大三角形。


        富士山の上におおいぬ座が昇り、月の残照で雪を被った富士山が白く輝く。この時間に上から降って来るオリオン座流星群を狙っていたのだが・・・


        雲が増えてきた。


        遂に富士山の空は雲に隠れてしまう。1時間15分ほど撮影を行ったが流星はひとつも写らず、肉眼でも全く確認できなかった。


        こちらは赤道儀で追尾した画像。


        雲が多くしかもレンズの結露が酷く全く撮影にならなかった。

     未明2時半で撮影をあきらめて撤退、自宅に戻る。ところが、甲府まで戻るとそこは雲ひとつない星空が広がっていた。自宅近くの高台に行って追尾装置をセットしてから寝ることにする。しかし肉眼では全く流星群は流れてくれない。前日の未明には大きな流星1個と小さな流星1個を目撃していたので極大日のこの日を期待していたのだがどうやらダメなようだ。


        朝まで追尾した画像の中に1個だけ写っていた流星。あまり大きいものでは無い。


        トリーミング。横向きに処理してあるが実際の空では下から上に向かって流れた。

     オリオン座流星群はもともとそれほどたくさん流れるわけでは無く、1時間に10個程度と予想されている。しかし放射点がオリオン座とふたご座の間あたりと位置が良く、冬の大三角形の中を横切るように流れる流星が期待できる。かつ、大きな流星が流れ易いとも言われており、期待していたのだが残念な結果に終わってしまった。スライド上映会では主にふたご座流星群であるが『流星の空』という映像を準備しており、うまく撮れれば今回のオリオン座流星群の画像も入れようと思っていたのだがなかなか思ったようには行かない。


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     職場から見る帯那山界隈の山肌は紅葉真っ盛りに見える。そろそろ湯村山から白山にかけての尾根も色付いている頃だろう。何度か夕映えの紅葉の尾根の撮影に出かけてはいるが出遅れたり霞んでいたり富士山が見えなかったりと期待しているような良い景色は撮れていない。空が晴れ渡りすっきりとした富士山が見えるこの日は絶好の狙い目だった。しかし、車両点検に車を出してあったため受け取りに行ったのが午後3時過ぎ、さらに職場に戻って仕事を片付けカメラ機材を積んで出発したのは午後4時近くになってしまう。もはや日没ギリギリに目的地に到着できるかどうか危うい時間になってしまう。さらに、駐車場から現地までを短絡しようと藪を歩いたところ、草むらの中に隠れていた有刺鉄線に足を引っかけて転倒し、脛と腿に擦り傷を多数負うこととなりズボンにも穴が開くというおまけが付いた。


        日没にはなんとか間に合ったがもはや甲府の市街地は日が陰っている。


        期待していた湯村山からの尾根は思っていたほど紅葉が進んでおらず、夕映えの紅葉はおあずけになる。


        日没迫る甲府市街


        久しぶりに見るスッキリとした富士山。


        夕映えの富士山


        残照


        上弦の月が昇る


        夕暮れの甲府盆地

     関東の富士見百選に選ばれている白山から見る甲府盆地越しの富士山は何度見ても美しい。折角空気が澄んで絶好の撮影日和だったのだが、紅葉の尾根はまたしてもおあずけとなってしまった。あと1~2週間先になりそうだ。

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     46P/ウィルタネン彗星は周期5.4年で太陽を廻る周期彗星である。今年は12月13日に近日点(太陽に一番近い場所)を通過した後12月17日に地球に最も近付き、3等級まで明るくなるのではないかと期待されている今年一番の注目の彗星である。現在6等級後半から7等級くらいで夕暮れの南東の空に昇っているはずなのでどの程度写るものなのかと期待して撮影に出かけてみた。ステライメージというソフトで位置を確認してみると、精進湖から見る富士山の白山岳あたりに午後7時ごろに姿を現すはずである。甲府市白山で甲府盆地の夕暮れと富士山を見た後、精進湖に移動するが市街の渋滞に入ってしまい到着は6時45分ごろになってしまう。急いで望遠レンズ2本をセットして撮影開始する。予定の7時にはなんとか間に合った。しかし・・・試写した画像をモニターで見てみると薄雲がかかってしまっていてあまり条件は良く無い。果たして写ってくれるのか?


        200㎜望遠。そろそろ白山岳の左側に姿を現しているはずだが?空が白っぽくて霞が出てしまっている。


        白山岳の真上に昇っているはず。緑色の光は見えない。


        富士山に雲が巻いてしまっている。そろそろ富士山山頂に昇っているはず。


        こちらは300㎜望遠。残念ながらピンボケ。こちらにも緑色の光は見えていない。


        ステライメージで計算した7時10分ごろのウィルタネン彗星の位置。予想等級は6.6等だが全く写らなかった。


        7時6分ごろの精進湖と富士山。


        7時13分。雲が増えてきた。


        7時24分、富士山は雲に覆われてしまった。

     ウィルタネン彗星の現在の等級からすれば写ってもおかしくない光度であるが薄雲に阻まれたために緑色の繊細な輝きを放つ彗星は写らなかったようである。これからさらに光度を増してくるので、月明かりにあまり邪魔されなくなる11月下旬から12月にかけてが観察の時期になってくるであろう。うまくすればふたご座流星群とのコラボレーションも撮影出来るかも知れない。

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     1ヶ月ほど山を訪れていなかった間に御坂の山はもうすっかり紅葉が終わり晩秋の景色になってしまった。春に設置した保護柵が放置状態になっていたのでどうなっているのかずっと気になっていた。直撃こそは免れたもののいくつかの台風も通り過ぎて行った。そしてこれから訪れる冬に備えて保護ネットは一旦解除する必要があるだろう。おそらく倒れてしまって使えなくなっているポールもあるだろうから、片手に7本ずつ、計14本のポールを荷揚げする。


        御坂の山はもうすっかり晩秋の気配である。


        倒れたものもあるがなんとか生き残っていてくれた保護柵。


        倒れてしまう原因はどうやら雨風では無くこの倒木や枝が落ちてくるためのようだ。


        この場所はネットを全解除する。来年設置する際の目印のためにポールは残しておく。


        頑丈に作成したもう1ヶ所は倒木でもポールは倒れていなかった。


        こちらは部分的にネットを解除しておく。

     さらにもう1ヶ所設置した場所は数本のポールが折れていたために新しいものに変えておいた。嬉しいことにこの保護柵を気にかけている方がおられるようで、折れたポールに針金を巻いて補強してくれてあった。山の植物が無くなって行くのを心配して協力してくれる味方が居るということで、感謝に絶えない。


        空は曇り空。ちらりと姿を現した富士山。


        またそのうち綺麗な姿を見に来よう。

     2時間ほどで作業を終えて下山となった。

     この保護柵は個人的に設置したもので地権者や山梨県の許可を得ていないものなので(そもそも許可を得る手段がわからず、また許可を申請する時間的余裕も無かった)、来年は許可を得る手順を詳しい方から聞いて書類を申請し、大手を振って保護柵の設置が出来るようにしたいと思っている。ちょっと聞いた話ではかなり面倒な書類申請が必要なようで、面倒なことが嫌いな私にとってはかなり手ごわそうだが、植物保護のためには通らなければならない道なのだと思う。

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     早いものでもう11月もこの日で終わり、明日からは12月である。いろいろと行事があったり頚椎症が悪化して腕が痛かったりと、山を歩かなくなって1ヶ月半が過ぎたがまだ荷物を担いで歩くにはまだ腕に不安がある。しばらくはあまり登らずに写真を撮ることになりそうである。

     ようやく湯村山の紅葉が真っ盛りとなった。なかなかスッキリとした富士山が姿を現さずなかなか撮影に行く機会が無かったがようやくこの日は富士山が現われてくれた。西から陽が差し込む午後の時間を狙って千代田湖の上にある白山を訪れる。


        紅葉真っ盛りの湯村山の尾根。富士山は少し霞んでしまったがこれだけ見えてくれれば上出来。


        湯村山と富士山


        別角度から


        黄葉と垣間見る富士山


        場所を変えて甲府盆地の見晴らし台に行く。


        駐車場のすぐ脇にあるこの見晴らし台は甲府市の夜景を見るには絶好の場所。


        見晴台から見る湯村山と富士山

     しばしば訪れている白山であるが紅葉越しの富士山は未だに撮れずにいた。抜群の紅葉とは言えないがひとまずは課題をクリアできた。

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     ステラナビゲーターによる等級予想だとそろそろ5等級の後半にまで明るくなっているはずのウィルタネン彗星だが、先日富士川町高下から富士山頂に現れるはずだったこの彗星を狙い撃ちしたが200㎜望遠も570㎜望遠も全く写ってくれなかった。薄雲が広がって撮影条件が悪かったことがあるのだが、それにしても5等級台で全く写ってこないのは納得が行かない。もっと暗いのではないのか?と思ってしまうのだがネットに投稿されているこの彗星の画像を見る限りでは200㎜望遠レンズで十分に写ってくれそうに見える。場所を変えて今度は朝霧高原から富士山を見上げるような位置から狙ってみる。


        200㎜望遠レンズ。F2.8, 2sec, Iso6400 で撮影。彗星が流れてしまわないように撮るにはシャッタースピード2秒が限界。彗星はいずこに?


        何となくボヤッとした光が写っている。


        これがウィルタネン彗星


        辛うじて写る程度の明るさしか無い。


        300㎜望遠はセットした時点で既に遅し。右上にそれらしきものが何となく写っているがこれ以降のカットは全て視野の外だった。


        しかし、簡易赤道儀に乗せて追尾してみると確かにきっちりと写ってくれる。200㎜ F2.8, Iso1000, 30秒追尾。


        30秒×12枚=360秒をステライメージで加算処理。確かに6等級の明るさはありそうである。


        トリーミング画像

     どうやらこのウィルタネン彗星は中心部の核の大きさが小さくて周辺のボヤッとした明るさが大きく、ワンショットで狙うには難しい彗星であることがわかる。12月中旬には近日点を過ぎて地球に接近し、4等台まで明るくなると期待されているので、引き続き追いかけてみたいと思っている。


        ついでにプレアデス星団を570㎜望遠で追尾してみる。


        30秒+60秒×2枚=150秒を加算処理。星団周辺にある薄雲のような星雲までは描出出来ず。

     他の星雲や星団も含めてまた挑戦である。


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     昨年12月の農道公園に始まりその界隈から石割山にかけてのキャッツアイは再三撮影に挑戦しており、ほぼ正確な太陽軌道の計算が出来ているので撮影はそれほど難しく無い・・・はずなのだが、実際には満足する画像はほとんど撮れていない。その最大の難敵が富士山の後ろ側に出る雲である。雲が出てしまうと光が拡散してしまい太陽の形が描出されなくなってしまうためキャッツアイは撮れなくなってしまう。光の拡散を防いで太陽だけ狙うのならばNDフィルター装着して撮れば撮影は可能であろうが、富士山は真っ暗なシルエットだけになってしまうので作品としては面白いものにはならないであろう。

     この日は富士山が良く見えていたがやはり雲が広がってきてしまった。しかしうまく雲間に太陽が現れてくれれば十分にキャッツアイ撮影の可能性はあるし、失敗してもダイヤモンド富士の撮影は出来る。GPSに座標を登録し、ダイヤモンド富士の1時間前に二十曲峠に到着する。そこそこに混雑はしていたが車はまだ数台止められるスペースがあった。撮影位置は楽勝でキープすることが出来て、3台のカメラを設置してダイヤに備える。


        二十曲峠のダイヤモンド富士。このレンズは虹色のゴーストが出るのが特徴(あるいは難点)だが、それを利用してダイヤを撮影する。


        別のカメラ。200㎜望遠。


        さらに570㎜望遠。


        白山岳に太陽が沈んで行く。


        同上


        太陽が割れているように見える。


        白山岳山頂を中心に左右均等に光芒が出ておりキャッツアイになっているはずだが・・・


        残念ながら今回も雲に阻まれて光が拡散しキャッツアイにはならなかった。


        太陽が隠れた後の空。

     570㎜望遠レンズのファインダーを覗き込んで確認した様子ではキャッツアイど真中で白山岳に太陽が沈むのが確認できた。座標はこれで良し、しかしあとは天候の問題とレンズのフィルターをどう細工するかの問題が残されている。この冬の間に二十曲峠から石割山にかけての場所でキャッツアイ撮影を成功させたいと思っている。空がスッキリと晴れてくれることを願う。

    0 0

     二十曲峠で夕暮れのダイヤモンド富士を撮影後、空が晴れていれば石割山に登って未明2時ごろに富士山頂付近に沈んで行くウィルタネン彗星を撮影する予定だった。しかし日没の頃から空には雲が広がってしまい、これでは彗星の撮影は難しそうである。もうひとつ、明朝に別の注目すべき天体現象があり朝霧高原道の駅に移動することにした。想定外に赤く染まった夕暮れの空は車で移動する途中でほぼ終わってしまったが、まだ少しだけ残っている赤い雲を撮るために河口湖大石公園に立ち寄った。


        もうだいぶ暗くなってしまったが、まだ少しだけ残っていた夕焼け雲


        湖畔を散策してみるとイルミネーションが点灯していた。


        イルミネーション富士と夕富士


        同上


        街頭に照らされた草が緑色に写る


        同上

     30分ほど公園内を散策すると、もう夕焼けの空は終わり真っ暗な空になってしまった。上九の湯に立ち寄って入浴した後、朝霧高原道の駅に移動して車中泊することにする。

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     前日の午後に二十曲峠ダイヤ、河口湖の夕暮れ富士を巡り、上九の湯で入浴後食事を済ませて朝霧高原道の駅に到着したのは午後9時になった。明朝狙うのは今年最大光度の明けの明星金星(‐4.7等級)である。レンズに細工をすればダイヤモンド金星富士を撮影するに十分な光度である。200㎜と300㎜望遠レンズに手製の特殊フィルターを装着して撮影準備を整えたのだが、想定外に空模様が悪く、富士山はなんとか見えているが空には雲が広がってほとんど星が見えていない。明朝の金星は朝霧高原道の駅の富士山に向かって右寄りのポジションから撮影すれば山頂付近から昇って来るはずである。目覚まし時計を3時45分にセットして10時半に寝る。

     明朝は目覚まし時計で目が覚めたが睡眠薬が効きすぎたようで起き上がると体がフラフラする上にまだかなり眠い。見上げる富士山は雲がかかり星は全く見えない。これでは金星の撮影は無理、と判断してまた寝ることにする。次に起きたのは5時半、雲はだいぶ晴れてきていて夜明けの空高く雲間に金星が時折姿を現していた。しかしあまり面白い景色にはならないのでまた少し寝て6時にしっかり目を覚ます。黒い雲が流れて時折富士山が隠れてしまうが、富士山の上には大きな吊るし雲が出ていた。ここからの位置だと太陽が昇るのは富士山の右裾になってしまう。この日のダイヤモンド富士の位置は富士本栖リゾート付近のはずなので、そちら側に車を移動して山梨県県境付近でカメラを出して雲の変化を見ることにした。


        朝霧高原県境付近から見る朝富士


        吊るし雲が朝焼けに染まってきた。


        朝焼けの吊るし雲。


        雲の辺縁が少し虹色に輝いている。


        次第に虹色の輝きが増してきた。


        彩雲吊るし雲かかる富士山


        同上


        吊るし雲を見た時に期待はしていたのだが、想定していた通りに彩雲を見ることが出来た。

     この後黒い雲が増えて富士山は見えなくなってしまった。

     雲がかかっている間に場所を移動して富士本栖リゾートの竜神池に行く。本日から池に映るダブルダイヤモンド富士の営業が始まったばかりである。狙うのはダブルダイヤもあるのだが、それよりも吊るし雲の中に太陽が入った時に現れるかもしれない彩雲である。


        ダイヤの5分前。雲が多くてダイヤモンド富士になるかどうかは微妙である。


        なんとか山頂は見えたがダイヤモンド富士としてはいまいち。


        一応ダブルダイヤモンド富士


        吊るし雲の左上が彩雲になっているが雲が多過ぎる。かつ、太陽は吊るし雲の中には入らなかった。


        この後は富士山雲隠れしてしまい姿を現さなかった。

     予定していた最大光度の金星は空振りに終わったが想定外の吊るし雲と彩雲に出会うことが出来て満足な朝となった。良い景色には出会えたが、しかし、山に登らずに平地から写真を撮っていると、じじいになったような気分である。




    0 0

     ウィルタネン彗星はますます光度を増して推定では4等級台まで明るくなっているはずである。しかし問題なのは晴れない空で、秋雨前線のような雲が日本列島を覆っており天気予報では晴れなのに全くまともに星空が見えてくれない。この日も朝から青空が広がったものの富士山には雲が巻いている。これで富士山頂を舞う彗星を捉えることが出来るのか?どこかで車中泊は決めていたのだが問題は空が晴れるかどうかだ。夕暮れが近付くにつれて富士山の雲が晴れ出したので、山中湖に向かいきららで車中泊する。


        夕方7時の山中湖きららから見る富士山


        日中は雲の中に隠れていた富士山が見えてきた。

     東の空には雲に隠れながらもオリオン座が昇って来た。どこかにウィルタネン彗星が昇って来ているはずだが霞の多い空なので明日の未明に期待して8時に車の中で寝る。

     起きたのは未明の1時半。富士山はなんとか見えているが後ろ側に雲が出てしまっている。これでウィルタネン彗星が見えるのかどうかかなり難しそうである。撮影地の三国峠に移動し、道路脇のスペースに車を止めて富士山を見てみるとやはり裏側に雲が広がってしまいウィルタネン彗星の撮影は難しそうである。


        未明2時の山中湖から見る富士山。富士山は見えているが肝心の富士山の裏側に雲が出てしまっている。


        三国峠から見る富士山。さらに雲が広がり富士山山頂付近の星は見えなくなってしまった。


        それでもひょっとしたら写るかも・・・とカメラを構えるが・・・


        そろそろ彗星が富士山頂を越えて見えている時間。何も写らず。


        300㎜望遠でも何も捉えられず。

     またしてもウィルタネン彗星の撮影は失敗してしまう。残念。

     三国峠での富士山頂をかすめて舞い降りる彗星の撮影には失敗したが、パソコンでデータを確認してみると未明の山中湖で撮影した画像に何やら妙な光が写っていた。


        富士山のちょうど真上の雲が空いた部分に何かボヤッとした光が写っている。


        トリーミング


        さらにトリーミング。ステライメージで確認するとこれはウィルタネン彗星。赤い点はセンサーのゴミによるノイズ。

     17㎜広角レンズでもなんとか捉えることが出来るほどにウィルタネン彗星は光度を増していた。これならば来週のふたご座流星群の時にもこの彗星と流星群を同時に捉えることも可能になってくると期待されるのだが、問題なのは撮影場所と天候である。富士山山頂付近に舞い降りるこの彗星を捉えようとするならば、金時山か乙女峠まで行かなければならなくなってしまうが、事情があって遠征は出来ない。さて、どう撮るか?その前にどこか時間を空けてこの彗星を捉えてみたいと思っている。

    0 0

     先週朝霧高原道の駅に車中泊して狙った最大光度(‐4.7等)の金星だが雲に阻まれて失敗に終わっている。まだ十分に明るい金星を撮影するため朝霧高原を再訪してみた。未明3時ごろに山中湖側の三国峠から狙ったウィルタネン彗星は失敗に終わり、カメラ撤収してすぐに朝霧高原道の駅に移動する。富士山は見えるが残念ながら後ろ側に雲が出てしまい星は見えない。しかし、明るい金星ならば雲を透かして見えるのではないかと目論んだが・・・。


        そろそろ金星が富士山の上に現れている時間だが・・・。


        雲に阻まれて全く見えず。またしても撮影失敗。

     残念ながら金星は姿を現さなかった。

     空が晴れていれば竜ヶ岳のダイヤモンド富士を考えていたのだがどうやら難しそうである。まだ12月の初旬であるがもうダイヤは竜ヶ岳山頂から狙うと富士山の真ん中あたりから現れるはずだ。竜ヶ岳のダイヤを止めるならばもう少し手軽に行ける展望台ということで本栖湖の展望台に移動する。既に本栖湖駐車場付近の展望地は車がずらりと並んでカメラマンがスタンバイしているが展望台に登っている人は居ないようだ。途中まで登ったところで富士山を眺めてみると、雲の切れ間に明るい金星が輝いているのが見える。


        薄明の朝焼け雲と雲間の金星


        最大光度は過ぎたがまだ十分に明るい金星


        空が明るくなってもまだ雲を透かして輝いている。


        少しだけ染まった富士山上の空


        朝焼けの空を期待していたのだが少し染まっただけで終わる。


        日の出


        湖面に反射する朝日

     雲に阻まれてこの日もあまり良い写真にはならなかった。もう12月だというのになかなかスッキリとした冬空になってくれず、残念な日々が続いている。

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     未明1時半起床して星を追いかけていたのでさすがに眠く、本栖湖展望台で日の出を迎えた後は朝霧高原道の駅に移動して仮眠(いや、本眠?)し、お昼過ぎまで4時間ほど寝て再び活動開始する。この日は月齢1.8の細月と土星が接近している日で二十曲峠から見るとちょうど富士山頂に沈んで行くはずである。その前に、ここのところ全く歩いていないので石割山にでも足馴らしに行ってみたい。午後1時半に二十曲峠到着するともう三脚がずらりと並んでいる。この日の月を狙ったカメラマンのグループがやって来ており、まだ4時間も時間があるのに既にカメラをセットして待ち構えていた。念のため三脚を1本だけ立てて場所を確保しておき、2時から石割山山頂に向かう。


        二十曲峠から見る富士山。雲がかかっていて月が見えてくれるのかどうか?


        石割山への登山道は倒木が2ヶ所あり道が迂回している。


        50分ほどで山頂到着。あまり歩いた気がしない。

     山頂界隈でちょっとした作業を行って今度は富士山を見ながらGPSのログを記録しつつ下山である。予定の4時に二十曲峠に到着する。新たなカメラマンはやって来ておらず、場所の確保をするまでも無かった。


        登山道中腹の草地から見る富士山。一時だけ富士山が姿を現した。


        二十曲峠に戻ってカメラを構えた頃には富士山は完全に姿を隠してしまった。


        そろそろ日没の時間。月が富士山頂にかかる時間までまだ30分以上あるが、見えてくれる公算は低そうだ。


        一時だけ夕焼けの空が見えた。


        一瞬見えた富士山頂。しかしこの後は再び雲の中。

     夕方5時まで待ったが富士山は見えそうもない。月が富士山頂にかかるまであと15分ほどだがあきらめてカメラを撤収して撤退することにした。

     雲に悩まされて満足な写真が撮れなかった1日となった。天気予報は晴れだったが衛星画像の雲の様子を見る限りではまだしばらくは雲の多い天気が続きそうである。来週のふたご座流星群はなんとか晴れてくれることを期待する。

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     12月中旬に近日点を通過し地球に接近するウィルタネン彗星は、記憶が正しければこの日に最も太陽に近づき光度を増しているはずである。そろそろ4等級の前半まで明るくなっていることが予想され、広角レンズでもその姿は捉えられるはずであるが、核よりも周辺の光が大きい彗星のためボヤッとした光になってしまいなかなか撮影は難しい。この日は夕方の5時50分ごろ、プレアデス星団とウィルタネン彗星の間を国際宇宙ステーションISSが通り過ぎて行くという面白い現象が起きる日だったので、富士山の上をISSが通り過ぎる場所を計算してふもとっぱらに出かけた。出発時間がギリギリになってしまい、急いで2本のカメラを構えてなんとか間に合ったが、赤道儀はセットする時間が足りなかった。しかしその前に、甲府を出発する時はくっきりと見えていた富士山だったのに日没を過ぎた頃からあっという間に雲が湧き出し、肝心のISSが飛ぶ時間には空は雲に覆われてしまい、プレアデス星団とウィルタネン彗星は姿を消してしまった。


        1台目のカメラをセットした時には見えていたプレアデス星団。うっすらとウィルタネン彗星の影も写っている。


        しかしあっという間に雲が広がってしまい星は隠れてしまう。


        もう1台のカメラ。この時間はまだプレアデス星団が見えている。


        雲間に現れた国際宇宙ステーションISS。肉眼では確認できなかったがかなり明るい光を発していた。


        9枚を比較明合成。雲の中で光が見えなくなってしまった。

     プレアデス星団とウィルタネン彗星を入れてISSを撮影したかったのだが残念ながら雲に阻まれて失敗に終わる。

     富士山ライブカメラで他の場所からの画像を確認しても富士山は雲に隠れてしまっている。光度を増しているウィルタネン彗星を撮影しておきたかったのだがこれでは無理だろうと撤退したのだが、精進湖まで行くと富士山は見えないもののプレアデス星団は見えていた。これならば彗星だけなら撮影出来るのでは?と、精進湖の湖畔に行ってカメラを構える。


        精進湖の湖畔から見上げる空。中央寄り右上にギリギリでウィルタネン彗星が写っている。


        35㎜、30秒追尾で捉えたプレアデス星団、おうし座アルデバランとウィルタネン彗星。


        上記30秒×6枚=180秒を加算処理


        こちらは200㎜、60秒×5枚=5分を加算処理


        300㎜、30秒追尾


        上記7枚を加算処理

     この彗星は見かけの移動速度が速く、望遠レンズで捉えた画像を10分間加算処理すると彗星の核が流れて変形してしまうことがわかった。メトカーフコンポジットという方法があるのだが、ソフトの使い方が良くわからず何度トライしても失敗してしまう。

     山梨県から富士山頂で舞うこの彗星を捉えるのは場所的に無理になってしまった。もうすぐ迎えるふたご座流星群であるが、富士山と彗星と流星を捉えることは可能であろうが、広角レンズで捉える彗星はボヤッとした光にしかならず、インパクトのある写真にはならないだろう。赤道儀で追尾しながら、風景を無視して撮影することになりそうである。

    0 0

     山梨県から富士山頂に沈むウィルタネン彗星を撮影するのは困難となったが、四方を山に囲まれた甲府盆地は他にも格好の良い山がたくさんある。そのひとつが甲斐駒ケ岳で、格好良い三角錐を描く姿は富士山にも劣らない容姿である。甲斐駒ケ岳山頂付近を舞うウィルタネン彗星を見るために軌道を計算して撮影に適している韮崎市郊外にある銀河鉄道公園を訪れた。甲斐駒ケ岳山頂に沈んで行くのが未明3時45分ごろなので2時15分に起床して現地を訪れる。


        銀河鉄道公園から見る南アルプス。右側の三角錐が甲斐駒ケ岳。その上にプレアデス星団(スバル)が輝いている。


        55㎜レンズで捉えた甲斐駒ケ岳。左上にぼんやりと輝いているのがウィルタネン彗星。

     17㎜レンズでも彗星を捉えることは出来るのだが、ぼんやりとした輝きなのでやはりあまり良い景色にはならない。赤道儀で追尾しながらの撮影も考えたが時間的にセットする余裕が無く、望遠レンズ装着してIso感度を上げてワンショットでの撮影を試みる。


        200㎜望遠、2.5秒でシャッターを切る。3秒を越えると彗星が流れて変形してしまう。Iso8000まで上げないと撮れない。


        山頂に迫るウィルタネン彗星。Iso8000ではいろいろと画像処理してもやはりノイズが多く画像が不鮮明である。


        こちらは300㎜望遠。F5.6のやや暗いレンズなので3.2秒でシャッターを切るが、やはり星が変形する。画像もきわめて不鮮明である。


        同じく山頂に迫る彗星

     予想はしていたが、やはりこの彗星をワンショットで撮影するのはかなり難しい。赤道儀で追尾してコンポジット合成するしか無いように思うが、残念ながら今のところそのような技術は持ち合わせていない。

     ふたご座流星群にはまだ早いのだがもう流れてもおかしくは無いので2台のカメラをインターバル撮影にセットし、2時間ほど撮りっぱなしにして車の中で仮眠することにする。


        比較的大きな流星が流れた。


        もう1台のカメラではセットが終わってシャッターを切った瞬間に流れたので、輝きがいまひとつだった。


        オリオン座の左上を流れた流星


        オリオン座の右上を流れた流星だが、放射する方向が違うのでふたご座流星群とは別のものかも知れない。


        もうすぐ夜明け。右上に写っている2つの星がふたご座。

     700コマほど撮影して写っていた流星は5個だった。ふたご座流星群の極大日でも50コマに1個程度なので、極大日の2日前にしてはまずまず飛んだほうだろう。ちなみに自分の目で見た流星は2個で1個はカメラ視野の外だった。15日の未明はスッキリと晴れてくれることを祈る。




    0 0

     前日の未明に狙った甲斐駒ケ岳に沈むウィルタネン彗星はワンショットで撮影するには難しく満足な画像にはならなかった。ならば、今度は赤道儀で追尾してコンポジット合成してみたらどうなるのだろうか?まだ使いこなせていないステライメージというソフトであるがデータを撮っておけばいずれはうまく使える日が来るであろう。この日のウィルタネン彗星が甲斐駒ケ岳に沈む位置は甲府市白山の東屋が立つ展望地付近である。未明2時に起きて出発する。ウィルタネン彗星の撮影に失敗したとしても1日早いふたご座流星群が見られるはずなので天候さえ悪く無ければそちらも撮れる・・・はずである。


        75㎜レンズで追尾したプレアデス星団付近。この画像の下のほうにウィルタネン彗星が居るはずだが全く写らない。


        雲が出たうえに甲斐駒ケ岳が見えていない。いろいろレンズや設定を変えているうちに彗星が沈む時間になってしまい、失敗。


        もう1台のカメラはオリオン座の付近を狙って流星を待つ。雲の上を流れたふたご座流星群。


        ウィルタネン彗星の追尾撮影に失敗し、今度は広角レンズに変えてふたご座周辺を追尾する。11㎜広角レンズで冬の大六角形がなんとか収まる。


        赤道儀追尾で捉えたふたご座流星群。


        追尾撮影した140枚を比較明コンポジット。ふたご座の放散点を中心に流星雨が写るはずだったのだが撮れていたのは2個だけ。まだ早かったようだ。


        さらに別のカメラを甲府盆地と富士山、昇って来た金星に合わせて別の場所にセットする。見事に金星の脇を流星が流れてくれた。写ったのはこの1カットのみ。


        薄明の甲府盆地と金星


        黎明の富士山と甲府市街の町灯り。


        場所を移動。


        朝焼けの雲が流れた。


        朝焼けの南アルプス。

     3台のカメラを駆使してふたご座流星群を狙ったが、撮れた流星は4~5カットしか無かった。しかし、町灯りの光害でまず写らないだろうと思っていた甲府盆地側の流星が撮れたことは大きな収穫だった。

     さて、明日の未明がふたご座流星群の極大となる。空が晴れてくれることを願う。星見隊は山中湖に集結である。

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