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四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

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     剣ヶ峰や白山岳で割れるダイヤモンド富士、さらにはティアラ撮影のために私が愛用しているのがボーグ天体望遠レンズである。Borg36ED という200㎜望遠のレンズは主にEosM2に装着して使っており、八角形の光芒はこちらのレンズのほうが綺麗に出る。そしてもう1本が Borg67FL(300mm相当) に Canon Extender を装着して600㎜望遠で使用している。こちらのレンズは光芒が出にくいうえにExtender との相性が悪いようで若干ピントが甘くなってしまう。来たるべき月食の追尾撮影のためには高解像度の望遠レンズが必要なこともあって、さらに高解像度の割れるダイヤモンド富士撮影目的で新たに Borg71FL(400mm相当)にteleconverter がセットになっている570㎜相当のレンズを購入するに至った。手の内を明かすようではあるが、これを機会にレンズの絞り改造について書きたいと思う。

     ボーグ天体望遠レンズはカメラメーカーのレンズと違って基本的に組み立て式である。レンズの種類によって鏡筒部分(レンズからカメラまでつなぐコネクターの部分)の長さを変えてレンズを組み立て、その中に絞りやヘリコイドと呼ばれるピント合わせの部品を装着する。さらに鏡筒の後方にレンズ収差を補正するためのフラットナーという補助レンズや焦点距離を延ばしてより望遠にするためのテレコンバーターを必要に応じて装着する。


        Borg71FLに1.4倍Teleconverterを装着して焦点距離570㎜に調整した新レンズ。


        組み立て式のBorgレンズ。左下がレンズ本体、上が鏡筒部分、下がヘリコイド(ピント合わせ部品)と改造絞り。

     絞りは別売で売っているのだが、羽根の枚数が多い完全円形絞りで割れるダイヤモンド富士の光芒を出すにはあまり向いていない。光芒が出るのは絞りの羽根の枚数に依存しており、古い6枚絞りのレンズだと6方向の光芒が出て8枚絞りだと8方向の光芒が出る。では9枚絞りだとどうなるのか?実は奇数絞りの場合はその倍の18方向に光芒が出る。三角形の絞りだと6方向の光芒が出るのである。私が愛用しているのが8方向に光芒が出る8角形絞りであるが、これは黒い画用紙を切り抜いて鏡筒の中にはめ込んで使用する、手製の改造絞りである。


        愛用している手製8角形絞りを鏡筒リングにはめ込んだもの。


        8角形絞りを使用して夜景を撮影したもの。


        8方向の綺麗な光芒が出る。

     それでは、この絞りを別の形に変えてみたらどうなるのだろうか?もっと綺麗な光芒が出せるのではないかと細工を試みてみた。


        試作してみた手製絞り。左下が武田菱型、左上が四方菱型、右が八角円型の絞り。


        まずは武田菱型。8方向では無くて変形の4方向光芒になってしまった。


        では菱型の方向を4方向に変えたらどうなるのか?確かに8角形の光芒にはなるがシャープさが無い。


        筋の多い8方向光芒、さらに最大の欠点はピントがしっかりと合わないこと。ファインダーを覗いてみると光が4つに分かれて見えてしまう。


        八角円型絞りだと、8方向の光芒が出るがシャープでは無い。


        明るい光だと拡散してしまっている。

     いろいろと試してみたが、今回作成したフィルターの中ではオーソドックスに8角形絞りを入れたほうがきっちりと、キリリと光芒が出るようだ。当面はこの8角形絞りを使うことになるのであろうが、さらにはレンズの前方に装着する変形絞りも実験中である。雪煙に阻まれたダイヤモンドでも工夫すれば光芒が出せるのではないか?と、いろいろと試案・工夫している最中である。

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     平成30年1月7日未明に火星と木星が最接近し、横並びした絶好の撮影チャンスだったのだが、朝霧高原から富士山山頂に姿を現すのが未明3時と早く、起きられずに見逃してしまった。その後徐々に2つの惑星は位置を変えて現在木星の左下に火星が輝いている。そして1月11日頃から今度はその接近した木星と火星に細い月が加わって未明の空を賑わせている。さらにはこの日1月13日は東の低空で土星と水星が接近して横並びになっているはずだ。精進湖からでも見えるはずだが高度を上げて上から見下ろしたほうが有利である。ステラナビゲーターから見る画像では一番の見ごろは早朝6時ごろと推定されるので、5時半に精進山到着を目指して精進湖を4時半に出発して登る。


        未明5時45分ごろの精進山から見る月と星空。さそり座の腕のあたりに月が輝いている。


        右上のいちばん明るい星が木星、その左下が火星。肉眼では確認できなかったが富士山の左裾、オレンジ色の朝焼けの中に土星と水星が二つ並んでいる。


        新調した11‐16㎜ f2.8 の広角レンズ。撮影した5時55分ごろにはもう空が明るみ始めていて土星と水星は写らなくなっていた。


        薄明が始まり星の輝きが消えて行く。低空の土星と水星はほんの10分ほどしか写っていなかった。


        薄明の空に輝く月


        同上


        もうすぐ日の出を迎える。


        富士山の裾野からの日の出


        同上


        もう1台のカメラ

     狙っていたのは木星、火星、月、土星、水星と4惑星に月が加わった豪華ショットだったのだが、想定していたよりも土星と水星の位置が低くて輝きが少なかった。一応撮れるには撮れたので良しということにしよう。

     時間はまだ7時半だ。折角なのでしばらく登っていない三方分山を越えて下山することにしよう。


        隣の展望台から見下ろす精進湖と富士山。眺望は良いがこちらは切り立っているうえに足場が狭くて怖い。


        久しぶりの三方分山山頂。


        逆光で富士山はいまいち。霞も出てきた。


        しかし木で太陽の光を減光してやれば撮れないことも無い。


        凍り付いた精進湖。

     精進湖沿いの道路をテクテクと歩いて写ば写ばに到着。ザックを担いだままお邪魔させていただき、ここでちょっと早目の昼食をいただく。

     愛用していたCanon10-22mm超広角レンズはしばし故障しており既に4回修理に出している。使用頻度が高いうえに山に持って行ってしばしぶつけているのでそろそろ限界である。同じクラスの星撮り用の明るいレンズを探していたところ、Kenkoから11‐16㎜ f2.8 というレンズが出ていることを知り、月末の月食撮影に間に合うように購入した。これで広角レンズと望遠レンズの両方を取り揃えたことになる。77㎜径のレンズ前面にNDフィルターを装着したところ星にピントが合わず不良品ではないかと思ったのだがフィルターを外すことできっちりとピントが合った。フィルターの相性もあるようだ。画像周辺の星の歪みが少なく、良いレンズなのではないかと思っている。これからの広角星撮り用の新しい武器が加わった。

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     二十曲峠といっても写真家が集う場所では無く、そこから少し石割山のほうに登った中腹から狙ったものである。日中少し雲が湧いたもののおおむね良好な天候だったので眠いのを我慢して二十曲峠まで運転し、1時間ほど仮眠してから現地に向かう。二十曲峠には若干のカメラマンが集っていたがこの場所でのダイヤモンド富士は既に終わっていて、太陽は白山岳を外れて右に沈んで行くはずだ。今回訪れる場所はおそらく良い視野が撮れる場所が無いはずで、林の隙間から狙うことになるだろう。


        二十曲峠から見る富士山と太陽


        現地到着。もう少し左に寄りたいが富士山の見える場所はここが限界。


        300㎜試し撮り。


        こちらは200㎜。


        とりあえずはダイヤモンド富士


        夕陽が富士山山頂に差しかかる。


        さて、どうか?


        一応はキャッツアイだが予想通り左眼が大きい。


        同上


        立ち位置がここしか無く、これは止む無し。


        こちらが200㎜。


        とりあえずはキャッツアイ撮影成功ということで。


        少しだけ影富士。

     失敗というよりも今回は想定していた通りの結果と言って良いだろう。場所が無いだろうと思っていたので、これくらい撮れただけでも良かったのではないかと思う。

     今回の撮影は来たるべき石割山でのキャッツアイ撮影のための布石である。この距離での太陽軌道を確かめておきたかった。あとは天候にさえ恵まれれば・・・昨年は撮れなかったキャッツアイが撮れるのではないかと思う。
        

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     昨年は雲に阻まれて失敗した鳥ノ胸山ダイヤモンド富士の再写に出かけた。仕事を片付けて座標の確認などを行っているとあっという間に時間は午後の1時になってしまう。中央道を使って都留インターまで移動し、登山口のグリーンロッジに到着したのは2時半過ぎ、林道の拡張工事が行われていて若干登山口が変わっていた。ここから鳥ノ胸山山頂までは標高差約500m、1時間半くらいの行程だが、ダイヤの時間は確か4時半ごろだったはず、急がないと間に合わなくなってしまう。


        グリーンロッジの登山口からひと登りして林道出合いの登山口に到着。


        樹林帯の中の緩やかな登りが終わると、いよいよこの山の試練が始まる。


        急登。


        さらにまだ続く急登。


        手前の1,120mピーク付近で鳥ノ胸山山頂が見えてくる。


        これが山頂に至る最後の登り、と思ったが・・・


        まだ登りがあった。G‐Shock! 時計では無くてまだ登るのかとグレートショック!!


        山頂到着。これで3度目か?

     休憩無しで1時間15分で到着、時間は4時5分だった。まだ時間は十分にある・・・と思ったが、それにしては太陽の位置が富士山に近い。GPSに時間と座標を登録してあったはずなので確認しようとするが・・・前日間違って消去してしまったようで登録されていない。1台のカメラのセットが終わり、もう1台のカメラをセットしていると、あっという間に富士山山頂に太陽がやって来てしまう。お決まりの時間の記憶違いだ。


        4時5分山頂到着。まだ20分以上あると思っていたが、あっという間に太陽は富士山山頂に近付いて来た。


        先にセットした300㎜。


        こちらが200㎜。なんとか間に合った。


        その前に、普通にダイヤを撮影しておく。とりあえずは昨年撮れなかった鳥ノ胸山ダイヤをゲット。


        白山岳に太陽が沈んで行く。


        狙うは鳥ノ胸山からのキャッツアイだが・・・


        ショボい。


        1mほど左位置だった200㎜のほうは完全に外れた。


        本日は失敗。

     登録したはずの座標は確か展望地から10~15mほど右に寄ったところの林の中だったはずで、ひょっとしたら富士山山頂が見える場所があるのではないかと目論んだのだが良い場所は見つからなかった。今回の結果は成るべくして成った結果なので仕方ない。とりあえずは鳥ノ胸山のダイヤモンド富士の撮影には成功したが、1台は広角レンズで撮影して良かったのではないかと反省している。

     ダイヤが終わったところで軽食でもとって下山しようと思ったのだが・・・ザックの中を探すと食事が入っていない。準備しておいたのに焦って出てきたために車の中に置き忘れてきたようだ。またまたG-Shock!! 仕方なし、さっさと下山しようと機材を片付けて歩き始めると・・・空が染まって来た。また戻って三脚をセットしてしばし夕焼けの空を眺めて下山となった。


        焼け始めた富士山の空


        綺麗な筋状の雲が流れた。


        美しい鳥ノ胸山の夕暮れ。


        名残り惜しい気もしたが、腹が減ってきたのもあって下山する。

     今回はキャッツアイ撮影ならなかったが、そのうち軌道が合う日が来るだろう。急登の試練があるが、短時間で登り着ける低山なので機会を見てまたチャレンジしたい。

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     未明の東の低空で現在土星と水星が接近している。13日に精進湖の上にある精進山に撮影に出かけたが朝焼けの明かりの中でうっすらと輝いている程度で肉眼では確認できず満足な撮影は出来ていない。おそらく精進山よりも300mほど標高が低い精進湖の湖畔からだともっと見えにくいであろう。しかし、この日の朝の良いところはこの接近した土星と水星の他に月齢28の細月が接近しているということである。上手くすれば、富士山の裾野でこの3つが接近している画像が撮れるかも知れない。早起きは苦手であるが見逃せない朝である。

     4時に目覚まし時計をかけて前夜10時半に床に就いたが、睡眠薬を飲んでも全く寝付けず結局眠りについたのは12時を過ぎた頃だった。目覚ましの音で目を覚まし、眠い体をたたき起こして精進湖に出かける。先客が数人おり細月を狙っているようだった。ここのところ冷え込みが強くなった精進湖は半分以上が氷結している。5時10分ごろに到着したがまだ月は昇って来ていなかったが、2台のカメラのセットが終わった頃に月が姿を現した。


        未明の精進湖。富士山の上にさそり座が頭を持ち上げており、上空には明るい木星とその斜め左下に火星が輝く。


        間もなく月が昇り始めた。


        手前のグリーンの色はヘッドライトの明かりが入ってしまったため。


        登り始めた月齢28の細月


        さらに土星が登って来た。夜明けの明かりの中に入って見えにくい。


        ズームをかけると月の下にうっすらと土星の輝きが見える。


        さらにその下には水星が登って来た。


        さらにズームをかけると、地球照の月の下に土星と水星が輝いているのがわかる。


        富士山と一緒に撮ろうとするとほとんど見えなくなってしまう。


        広角レンズで木星、火星、土星、水星の4惑星揃い踏みで撮ろうと目論んだがやはり撮れない。


        あっという間に水星と土星の輝きは朝焼けの中に吸い込まれて消えて行く。


        地球照の月

     ズームをかけて月と土星、水星を撮影することは容易だったが、広角で富士山と一緒に撮ることは露出がうまく合わずうっすらとしか写ってくれなかった。うまくすれば天の川も写るのではないかと思ったのだが、こちらも朝焼けの光に負けてしまって写らない。

     しかし、この日のドラマは星の輝きが消えた後だった。


        消えかかった細月の下にモヤモヤとした雲が湧き始めた。


        次第に大きさを増して朝焼けに染まり始めた。


        翼雲とでも言うのだろうか?


        さらに大きさを増してクラゲ雲になった。


        朝日昇るクラゲ雲


        朝焼けの面白い雲の変化を楽しむことが出来た。

     冷え込んだ寒い朝だったが、早起きして出かけるに十分な景色に出会うことが出来た。

     この日の雲の変化は5秒間隔のタイムラプス撮影を行っており、繋ぎ合わせれば動画として楽しむことが出来る。機会があったらスライド上映会か何かの折に供覧したいと思う。

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     晴れるには晴れたが気温が上がって空気が淀んでいる。霞が多くて富士山にも雲が巻いている。しかし、石割山でキャッツアイが見られるのはこの日だけだ。夕方気温が下がって富士山が見えるのを期待して山中湖方面に移動する。甲府を出たのが午後1時過ぎだったので到着が遅くなり時刻は2時半になってしまった。もはや石割神社から登ったのではダイヤの時間に間に合わず二十曲峠からのルートしか選択肢が無くなってしまった。しかも着替えたりレンズの選択をしたりしているとあっという間に時刻は3時を過ぎてしまった。毎度のことながら急がねば・・・!


        二十曲峠から見る富士山。雲が巻いているがだいぶ少なくなってきた。


        中腹から見る富士山。山頂が姿を現している。


        あのいちばん上に見える鉄塔まで登らねば。まだ時間はあるが急がねば!


        3時55分山頂到着。約45分で到着した。山頂は霜が解けてドロドロ状態。


        霞んではいるがなんとか富士山は見えている。ダイヤの時間まであと15分ほど、急いでカメラをセットする。

     1月の石割山ダイヤの季節に全く雪が無い年も珍しい。山頂は霜が解けてドロドロ状態になっており滑らないように慎重に歩く。ダイヤまであと15分ほど、富士山の山頂は見えているがかなり霞んでいる。2台のカメラを急いでセットして準備完了。1台は露光を減らすためにPLフィルターを装着する。こうすることで霞が多くても光が拡散せずに太陽の撮影が可能となる。


        富士山山頂に夕陽が迫る。


        一応は石割山のダイヤモンド富士


        同上。もう1台のカメラ。


        着地したが・・・しかし次第に雲が昇り始めてしまう。


        さて、キャッツアイはどうなるのか?雲が上がってきたが・・・


        白山岳はもうほとんど雲の中。太陽のシルエットはくっきりと見える。


        雲の中に透けて見える白山岳のシルエット


        同上


        雲の中のキャッツアイ。


        トリーミング。撮影には成功したが・・・


        雲に巻かれて富士山だか何だかわからなくなってしまった。


        ほぼ撃沈のキャッツアイ。


        太陽が隠れて数分後に富士山が現われた。

     キャッツアイになるほんの数分間だけ皮肉なことに富士山の山頂が雲に隠されてしまった。ほんの数分タイミングがずれていれば、雲に巻かれた富士山に沈む劇的なキャッツアイになっていただろうが残念。写真とはこんなもので、あきらめずに撮り続けていればきっとそのうちにもっと劇的な猫の目を見られる日が来るだろう。


        夕焼けを待つがあまり焼けず。


        霧が増えてきた。これにて下山。


        中腹から見る富士山。少し空気が澄んできたように見える。


        二十曲峠展望台からの富士山。三日月が輝き始めた。


        二十曲峠駐車場から見る地球照の月と富士山。

     以前に二十曲峠の上からテスト撮影しておいた甲斐があってキャッツアイの軌道としては上出来だったが、雲が出てしまったり霞がかかってしまうのは仕方がないことである。キャッツアイの撮影軌道はほぼ正確に計算できるようになったので、これからいくらでも撮影の機会はある。昨年末からの割れるダイヤとキャッツアイ撮影は格段の進歩を成し遂げた。今度は距離を少し離して丹沢の山から狙ってみたいが、日程と撮影場所を合わせるのに苦労しそうだ。




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     テレコンバーターを装着したBorg71FL(570mm相当)の望遠レンズを使用しての初めての撮影となる。

     石割山から下山して二十曲峠から眺めた月齢3の地球照の月は山中湖のきららあたりから見ると富士山の山頂右側に沈んで行く。座標をキッチリと合わせて白山岳の真ん中に沈む位置を計算し、既にGPSに登録してある。この日は石割山のキャッツアイと山中湖の白山岳に沈む月の2本立てだったのだ。霞が多いが富士山はなんとか見えている。撮影条件は決して良くないがおそらく写ってくれるはずだ。GPS片手に山中湖のほとりを場所を探してうろつくが三脚を立てるに良い場所がなかなか見つからず、月はどんどん富士山の山頂に迫って来る。さらに初撮りのボーグ天体望遠レンズのセットに手こずり、2台持ち込んだカメラのうち1台しかセットできずに月は白山岳に迫ってしまう。止む無し、カメラは1台のみで撮影する。


        霞む富士山と月齢3の月。湖面に映る月を撮りたかったが良いポジションが見つからず。


        Borg71FLをセットする。月に照準を合わせ、月が流れて変形しないようにシャッタースピード2秒未満で撮れるようにIso感度を調整する。


        白山岳に月が迫る


        白山岳に沈みかけた地球照の月


        白山岳に沈む地球照の月


        あっという間に月は沈んでしまう。


        霞んでいるが、静かな山中湖の湖面


        富士山も霞んでしまっている。これにて撤退。

     初撮りのボーグ天体望遠レンズにしてはまずまず良く撮れたほうだろう。解像度も申し分無いように見える。絞りを改造して割れるダイヤモンド富士や、さらに星、彗星、月光ティアラの撮影等にこれから活躍するであろう。

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     愛用していたCanon超広角レンズがそろそろ使用限界に来ており、既に4度修理に出しているがまた少し光軸がブレてきているようでレンズにガタ付きが見受けられる。新たにTokinaから出されている11-16mm F2.8 という超広角レンズを購入して既に試し撮りは済んでいるのだが、実際のところどうなのだろうか?空気が澄んで冬の大三角形の上に月が輝く夜に精進湖の湖畔を訪れてみた。


        これは以前から使っているCanon18-55mm F2.8 の画像。若干の収差があって辺縁部の星が三角形に写ってしまう難点があるが解像度は十分。


        同じレンズで撮った湖面に映るシリウス。一旦凍った精進湖だがまた溶けてしまっている。


        愛用していたCanon10-22mm F3.5-5.6 の画像。18mm だと画角に入り切らない冬の大三角形を映し込むことが出来る。


        こちらが新しいTokina11-16mm F2.8 の画像。若干フレアが出てしまうが星の写りはあまり変わらないように見える。


        問題なのは月を入れた時の画像である。こちらはCanonのレンズ。


        こちらがTokinaのレンズ。かなり不自然なフレアが出てしまう難点がある。

     Tokinaのレンズは星を撮るには問題無いが月を入れると大きなフレアが出てしまうようだ。月食の撮影に使うつもりだったがこのレンズで果たして撮れるのかどうか?当日2本のレンズを撮り比べることになるだろうが、F3.5と暗めではあるがCanonを使ったほうが無難なように思える。その前に、月食になる1月31日は天候が悪そうである。

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     昨年は1月29日に訪れて雲海上のダイヤモンド富士撮影に成功した雨ヶ岳だが、今年はダイヤモンド富士の日が週末の良い日に合わず剣ヶ峰寄りのダイヤになってしまう。ならば得意の剣ヶ峰で割れるダイヤを狙ってみようということで雨ヶ岳のダイヤモンド富士を撮影に出かけることにした。撮影場所は山頂を越えてタカデッキ側の笹原の中になるが撮影場所は確保できるはずである。

     前日の夕方に精進湖を訪れて新しいレンズのテスト撮影を行った後、朝霧高原道の駅に移動して車中泊する。氷点下10℃近くまで冷え込むのを想定してシュラフ2枚を被って寝たが以外にもあまり寒くなかった。未明2時に起床して登山口の根原に移動し、3時15分に出発する。朝霧高原道の駅を出発した時はスッキリとした富士山が見えていたのだが、A沢貯水池あたりまで行くと雲が出始め、さらに端足峠まで登ると・・・この空でダイヤモンドは輝くのか?


        A沢貯水池付近から見る富士山。右上に明るい木星が輝く。雲が出始めたきた。


        5時ごろ、端足峠から見る富士山。空に雲が広がり、星の輝きは見えない。ダイヤモンド危うし!

     端足峠から天の川が見えるだろうと目論んでいたのだが空に雲が広がってしまい星は見えなくなってしまった。ダイヤモンド富士の撮影はきわめて困難な状況、空気が澄んだ時でないと撮れない剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士はほぼ絶望的な状況である。止めて帰ろうか、という思いもよぎったのだが、富士山は見えているので朝焼けの雲が期待できるかも知れない。ここから先は急登に続く急登となるが、頑張って登ることにする。

     中間点の標高1,400m付近で夜が明け始め、林の中から見る富士山の裾野が赤く染まって来た。富士山が一望できる場所まであと標高差250mほど、しかしまだ見上げるような急登が続く。しかも雪道でなかなかピッチが上がらない。朝焼けの空がいちばん広がった6時50分ごろ、やっと富士山の展望できる尾根まで登り着いた。


        期待していた通りの朝焼けの空が広がった雨ヶ岳。山頂までは標高差であと100mほどだ。


        富士山の中腹には雲が巻き付いて絶景の富士山になった。


        強風が吹き荒れ雲が足早に流れて行く。巻き付いた雲もどんどん形が変わって行く。

     朝焼けの雲が薄くなってきた頃に一旦は山頂を目指したが、剣ヶ峰の裏側に雲が出ており割れるダイヤの撮影は困難である。ならば出来るだけ真ん中に太陽を寄せたほうが良いので、一旦直下まで登ったがまた降りて下側からダイヤを狙ってみることにした。


        もうすぐ富士山頂に太陽が現れる頃だが、この雲ではチカリと輝くダイヤは困難だろう。


        剣ヶ峰左側の雲が円形に近い形で輝いている。おそらくもう太陽が昇っているのだろう。


        もう1台の200㎜望遠。ダイヤモンドは輝かない。


        剣ヶ峰の上に円形の輝き、もう昇っているはず。


        雲から抜け出してようやく太陽が輝き出す。

     ダイヤモンド富士にはならなかったが躍動する雲の上に姿を現した朝の富士山を存分に楽しむことが出来た。三脚を担いだまま山頂を目指すが、振り返るたびに雲と富士山は次々に姿を変えて行き、全く足が進まない。


        躍動する雲海に朝日が差し込む


        躍動する雲と富士山


        日暈


        同上


        やっと山頂。雲が上がってきて富士山は見えなくなってしまう。


        一瞬の富士山頂。三脚を構えて朝食のパンをかじりながらじっと待ってやっと撮影出来た画像。

     山頂に到着した8時半ごろにはすっかり雲が湧き上がって富士山は見えなくなってしまった。じっと待って一瞬だけ見えた富士山頂を捉えた後は姿を現さず、さらには雨ヶ岳にも雲が巻き始めてさながらホワイトアウトに近い状況になってしまう。気温は氷点下15℃近くまで下がっていると思われるが、体中ホッカイロを貼っていたので思っていたほどに寒くは無かった。9時15分に撤収して下山する。

     極寒のこの季節に凍り付くようなダイヤモンド富士を撮ってみたかったがそれは叶わなかった。しかし、頑張って登った甲斐が十分過ぎるくらいにあった雲踊る富士山を見ることが出来た。


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     明日1月31日の皆既月食を前にしてこの日はまかいの牧場付近で夕暮れのパール富士が見られるはずだった。本栖湖のライブカメラをチェックしていると、朝は雲のかかっていた富士山が昼ごろには姿を現し始めていた。これならば行けるのではないかと夕方の朝霧高原に行ってみると、空は真っ暗でなんと雪が舞っている。これでは到底パール富士は無理だろうと思いつつもまかいの牧場に移動してみると、西の空は夕焼けの雲が広がっている。雲の薄い部分もあるのでひょっとしたらとカメラを構えて待つことにする。


        パール富士から5分ほど時間が過ぎた頃に月の影が見えてきた。しかし・・・富士山は全く見えず。


        さらに20分が経過して月がだいぶ高く昇って来た。やはり富士山は見えず。


        場所を移動。なんとなくうっすらと富士山の姿が見える。


        さらに場所を移動してレンズも広角に変える。富士山の裾野が見えてきたが山頂は雲が巻いて姿を現さず。


        その後はまた雲が増えて富士山は姿を消してしまった。

     今日は晴れの予報だったのでパール富士が見られるだろうと期待していたが残念ながら失敗に終わる。朝霧高原道の駅に移動して月を見上げるがほとんど姿を現さず。甲府まで戻ると雲間から月が見えていた。まだ夜の8時を過ぎたばかりなのにかなり高い位置に月が居る。明日の皆既月食はさらに遅い時間に始まるので、もっと位置が高くなるのかも知れない。広角レンズを使わないと富士山と一緒に撮るのは難しそうだ。しかし、その前に明日は今日以上に夕方の天気が悪そうなので、富士山の姿を見ることは難しそうだ。一瞬でも良いので赤い月だけでも見えてくれることを期待したい。

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     折角の綺麗な月が輝いた夜なのに、この月を撮らずにはいられない。日の出から50分も前に甲斐駒ケ岳山頂に沈んで行く月なので甲斐駒ケ岳に露出を合わせると月の紋様は消えてしまう。しかし、今回狙うのは月の紋様を映しながらその中に浮かび上がるシルエット甲斐駒ケ岳である。正確な座標が必要なため、既に3回ほど良さそうな場所が無いかどうか下見に出かけている。早朝4時に起床して、いざ、出発!


        Borg71FL+Teleconverter 570㎜相当のレンズで捉えた月。


        甲斐駒ケ岳のシルエットに月が迫る。


        もう1台のカメラ。100㎜望遠くらい。


        月が甲斐駒ケ岳山頂にかかり始める。


        同上


        月に浮かぶシルエット甲斐駒ケ岳


        同上。予定ではもう少し右寄りだったのだが、電線が邪魔で良いポジションが確保できなかった。


        富士山も良いが形の良い甲斐駒ケ岳も十分に絵になる。


        甲斐駒ケ岳に露出を合わせると月だか太陽だかわからなくなってしまう。


        静かに月は消えて行く。


        同上


        早朝から良い景色を見させていただいた。

     水平線近くに沈んで行く月は夕陽と同じようにオレンジ色に輝く。空気の層が厚くなるために起こる現象であるが、同時に空気の乱れが入るために月の輪郭や紋様がゆらめいて見えてしまう。条件の良い日もあるのだろうが、これはこれで良しとしよう。御坂あたりだと甲斐駒ケ岳の山頂部分しかシルエットにならないが、さらに距離を離してみて甲斐駒ケ岳全体がシルエットになるような月が撮れないものだろうか?いつか、どこかで撮れる日が来るかも知れない。

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     天気予報,雲画像,ライブカメラ画像,いずれを見てもこの日の赤い月は見られないだろうと思っていました.ところが,予定していた撮影地の精進湖に行くと雲を通して月が見え,皆既したころには星が輝く美しい赤銅色の月を見ることができました.


        月食が始まる前の精進湖.雲が多いが月は見える.


        皆既した赤い月


        赤銅色の月


        ターコイズ・バンド.皆既が終わる少し前に月の一部がブルーになる.

     皆既したころにようやく北極星が姿を現し,簡易赤道儀をセットして追尾した画像です.これほど綺麗に見えてくれるとは思ってもいませんでした.(詳細は後日)

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     前日の夕方は雪が舞った朝霧高原だったが、この日の朝はスッキリとした富士山が姿を現していた。早朝4時起きで甲斐駒ケ岳に沈む月を見てきたが、時刻は6時を過ぎたばかりなので朝霧高原でダイヤモンド富士を狙うことにした。新しいBorg71FLのテストもしておきたい。ダイヤは7時40分ごろだが少し時間があったので本栖湖に立ち寄ってみることにする。


        この時期の本栖湖は富士山の裾野から朝日が昇る。湖に霧が巻いていて幻想的な日の出になっていた。


        富士山頂が姿を現してきた。


        霧湧く本栖湖の夜明け

     早朝から良い景色を眺めさせてもらい朝霧高原のダイヤモンド富士撮影地に向かう。平日だというのに富士宮道路沿いの道路脇駐車スペースは満車状態だった。なんとか空きスペースに車を入れて準備する。剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士は本日はポジションが林の中で確保できず、白山岳の突起で割れるダイヤを狙う。2台のカメラのセットが終わって時計を見るともうダイヤの時間になっていた。数メートルの場所に居たカメラマンが「出たよ」と言っており、富士山を見上げるともう太陽が現れていた。数秒遅れでシャッターを切り始める。


        Borg71FLにテレコンバーター装着し570㎜で狙う白山岳。


        セットが終わったと同時にダイヤが始まり、少し遅れてシャッターを切り始める。


        もう1台の200㎜。一応は割れているが・・・


        あと数メートル右寄りのポジションで良かった。


        ほんの数秒で終わってしまう。雪煙が少なかった割には思ったほど光芒が出なかった。


        200㎜のほうも光芒があまり出ていない。


        朝霧高原のダイヤモンド富士。雪が積もっているとそれなりに良い景色になる。

     風が吹かず雪煙が出なかった割には光芒が出なかったが、おそらくこれは空気の霞があるためだろう。本日は天気が下り坂のはずで、午後からは雲が広がる予報である。皆既月食はたぶんダメだろうという予想で早朝から撮り歩いているのだが、どうなるのだろうか?しかし、予想に反して夜は・・・!!


        精進湖に立ち寄る。今宵はどうなるだろうか?

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     本日の皆既月食が始まるのは夕方の8時半ごろからだ。ライブカメラで富士山をチェックすると天気予報通りお昼頃から雲が広がり始めた。しかし、富士山には雲がかからずに姿を見せている。月食の前に朝霧高原まかいの牧場付近でパール富士が見られるはずなので出かけてみる。当初予定していたのは剣ヶ峰で月が多分割する月光ティアラで前日場所の確認もしておいたのだが、この雲の広がり方ではチカリと輝く月を撮影するのは困難である。それどころか、月の姿を見るのも難しそうに見える。月光ティアラは止めて20mほど左にポジションを移し、剣ヶ峰の上に昇る月を狙うことにする。


        空に雲が広がった富士山。月が現れるまでにあと20分ほど。富士山の裏側が薄明るくなっている。


        もうすぐ月の出


        570㎜望遠


        月が出た。


        剣ヶ峰に昇る月。月の出が日没から50分ほど後のため月の紋様は写らない。


        しかし、肉眼でははっきりと月の紋様が見える。


        露出を月に合わせて剣ヶ峰のシルエットパール富士


        トリーミング画像。これが期待していたBorg71FLの解像度。


        本日はこのレンズをメインに月食の赤い月を狙う。

     無理だろうと思っていた月食の月だが、昇って来た月は雲など全く問題としないような明るい月だった。これならば、月食の月も十分に期待できるかも知れない。コンビニに立ち寄って夕食を調達し、撮影予定地の精進湖湖畔に向かう。しかしこんなことならば・・・早起きは止めておくんだった。眠い!

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     写真を撮るようになってから今回で4回目のチャンスとなる皆既月食であるが、過去の3回のうち皆既した月が見られたのは1度だけで1回は雲間からわずかに皆既直前の月が見えただけ、もう1回は厚い雲に阻まれて月は全く姿を現さなかった。今回も天気予報から見て望みは薄そうだったが、夕方のパール富士を朝霧高原まで撮影に出かけてみると以外にも月が姿を見せてくれた。これならば期待が出来そうだ。撮影を予定していた精進湖の湖畔に行くと、薄雲に隠されながらも月が見えており富士山は雲がかからずに綺麗に姿を現している。十分にチャンスはありそうだ。

     今回の撮影に向けていろいろと準備を行ってきた。まずはレンズを新調する。エクステンダー装着したBorg300mm(600㎜望遠になる)は解像度に難点がありテレコンバーター装着したBorg71FL(570㎜相当)に変え、もう1本超広角のTokina 11-16mmを購入する。さらにはカメラ本体もEos80Dを購入する。愛用のEos7Dも機種が古くなり、修理にも2~3回出しているのでそろそろ限界に近いこともある。さらにはレンズの性能テストと一緒に月食の月撮影のシュミレーションも行ってきた。先日の1月27日に精進湖の湖畔で撮影した富士山頂に輝く月と今回の月食の月はほぼ同じ軌道を通過する。富士山頂に輝く月が撮れれば皆既した月食の月も撮れるということになる。これらの準備を行ってきて臨むのが今回の皆既月食であるが、十分に準備を行ってきたからと言って撮れるわけでは無い。一番心配していたのが天候だ。自然現象が相手の今回の景色は見られれば幸運と思ったほうが良いだろう。雲間から一瞬でも姿を現してくれればそれでも十分だと思っている。3台のカメラをセットして、いざ、月が欠けるのを待つ。


        7時40分ごろに見上げる月と精進湖。雲を透かして月が見える。この雲で赤くなった月が見えるのかどうか疑問。


        半分以上欠けた月。空が暗くなり星が輝く。


        もうすぐ皆既する月。雲が流れて行くが雲の無い部分が多くなってきた。


        皆既した赤い月。11㎜広角、横位置でギリギリ月食の月が入る。


        富士山頂に昇る赤い月。今回撮りたかったカットのひとつ。この頃には上空の雲が晴れて星も輝いた。


        車のテールランプで湖面が赤く映える。


        皆既が終わった頃には雲が広がってしまう。

     撮影のメインとなったのがEos7Dに搭載したBorg71FL(570㎜)である。皆既が8割ほどまでの明るい月ならばシャッタースピード1秒以下に調整して撮影可能だが、皆既を迎えると月の明るさが暗くなり、Iso感度を2000まで上げてもシャッタースピードが1秒を越えてしまう。2秒で切ると明らかに画像が流れていて鮮明な画像が得られなくなってしまう。さて、どうするか?


        月食が始まった月


        皆既直前の月。シャッタースピード1.3秒だと少し流れてしまう。


        皆既した月。暗くなるためにどうしてもシャッタースピードが遅くなる。Iso感度2000まで上げて1.6秒で切るが明らかに画像は流れて不鮮明。

     予定では簡易赤道儀スカイメモSをセットして月を追尾するはずだったのだが、雲が多くて北極星が見えず、極軸が合わせられないためにセットが出来なかった。ところが、皆既した一番良い時間帯にひとときだけ雲が晴れて北極星が見えてくれた。ここを逃さずに簡易赤道儀をセットして月の追尾撮影を行う。今度はかなり鮮明な画像が得られるようになった。


        皆既月食の赤い月。Iso640、簡易赤道儀で10秒追尾。


        もうすぐ皆既が終わる。月の下の部分が青っぽく染まる。


        皆既終了直後の月。境目の部分に青緑色のバンドが出るターコイズ・フリンジ現象。今回捉えてみたかったのがこのブルーのバンド。

     今回狙っていたブルーバンド、ターコイズ・フリンジ現象が写っていたのは2カットのみだった。簡易赤道儀がセットできたから撮れたが、北極星が現われなかったらこのカットを撮ることは出来なかったであろう。薄雲に阻まれて光が拡散し、画像もやや不鮮明ではあるがとりあえずは撮影成功である。


        月食の行程の一覧。

     全行程を撮影するつもりだったが皆既が終わって3分の1ほど月が現われたところで雲が多くなり月は不鮮明になってしまう。本日ここまで、早朝から頑張っていたが、この赤い月の輝きは凄く、眠気が吹き飛んだ。

     次は今年7月にもう一度月食が起こる。今度は日の出の直前に皆既してそのまま月が沈んで行く月没帯食という現象が起こる。どんな色の月が見えるのだろうか?天候に恵まれることを祈りたい。
        

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     1月20日に石割山から狙ったキャッツアイは雲に阻まれて富士山の形は現れなかった。次に狙っていたのが今回訪れる富士岬平である。山中湖を下に臨みながら富士山を眺めることが出来る抜群の眺望に加えて別荘地からの短絡ルートを使うと20分ほどで登り着けるという手軽さも良い。夕暮れのダイヤモンド富士ももちろん良いのだが、それに加えてキャッツアイも狙う。


        別荘地の道路脇に車を停めさせていただく。


        階段を登るとすぐに目的地の富士岬平が見えてくる。トレースがあるが、下山時に歩き易いように雪を踏み均しながら登る。


        富士岬平。


        山中湖越しに見える富士山。太陽が山頂に迫る。

     誰か来るかと思ったが誰も来ず、山頂は独占状態になった。富士山山頂に太陽が迫り、まずはダイヤモンド富士を狙う。


        山中湖越しの夕暮れダイヤモンド富士


        雲と雲の間に太陽が挟まり、面白い輝きを放った。


        白山岳に夕陽が迫る。


        キャッツアイ、ど真中。


        広角レンズでもなんとなく光芒が2つに割れている。


        日没後の空

     計算通りにキャッツアイは白山岳でほぼ左右均等に割れてくれた。シャッタースピードを速くしても露出がオーバーになることがわかってきたので、減光のためにPLフィルターを装着している。

     おやつを食べながら夕焼けの空を待っていると、フワフワと流れて来た雲が虹色に染まっている。彩雲だ。うまくしたら見られるかも知れないと少しは期待していたのだが、まさか本当に現れるとは思ってもいなかった。


        夕暮れの彩雲


        同上


        形を変える。


        何度か染まったが、最初の彩雲がいちばん美しかった。

     後に撮影してきた画像を見直してみると、白山岳に太陽が差し掛かった頃の画像でもその上に流れていた雲の端が虹色に輝いていた。山頂に沈むダイヤばかり気にしていて彩雲に気が付かなかったということだ。彩雲が見られたことはラッキーだったが、彩雲ダイヤモンド富士を見逃したことは失敗だった。


        うっすらとピンク色に染まった夕焼け雲を見ながら下山。良いものを見せていただきました。

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     富士岬平で夕暮れのダイヤモンド富士と彩雲を眺めて下山した頃から雲が消えて綺麗な空が広がった。星を観察するには良い条件となってきた。かねてから撮りたいと思っていた富士山の上で廻る北天の星空を撮影するために水ヶ塚に移動する。

     すっかり日が暮れた午後7時ごろに現地到着するが、訪れるのは初めてで撮影場所が良くわからない。あたりをぐるりと散策して駐車場の奥にある広場ならば電灯の明かりもある程度カットできるので、2台のカメラを持ち込んでインターバル撮影を開始する。セットが終わればあとはカメラにお任せで車の中で暖をとりながら1時間ほど待つだけだ。しかし、以外にも訪問に来る車が多く、さらには本来車は入れないはずの広場のはずなのに・・・。


        水ヶ塚公園の広場


        左上にカシオペア座が輝く。北極星は右側。


        超広角レンズで捉えたカシオペア座と北極星


        木の上に昇って来たオリオン座(右)とふたご座(左)。木の中に冬の大三角形が隠れている。


        富士山の上に輝くカシオペア座。


        撮りたかったのがこの写真。約1時間半、388コマを比較明合成。


        同上。超広角レンズ。

     ところどころ星の軌跡が途絶えているのは車のヘッドライトが入ってしまい星が消えてしまったりゴーストが出てしまった画像をカットしたためである。いちばん困ったのが公園広場の中まで乗り付けてきた車があって、10コマ程度全く使えない画像になってしまったことである。ほんの数分歩くだけなのに何故にそこまで車で乗り付けなければならないのだろうか?カメラマンであろうが、マナーはきちんと守ってもらいたいものである。

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     北の地から来客あり、富士山の撮影に出かけることとなった。客人は写真の達人であるが、富士山の撮影は初めてというので、景勝地の代表である富士五湖は外せない。本栖湖の日の出を見て朝霧高原のダイヤモンド富士を撮ってから精進湖、西湖、河口湖、そして山中湖と廻る予定だったが、早朝は空模様が悪く、本栖湖からは富士山が見えない。携帯電話で富士山ライブカメラを見ても、河口湖でかろうじて見えるか見えないかくらいで他の場所は見えていない。朝霧高原からのダイヤモンド富士もほぼ絶望的なので、距離を離して富士川町高下まで行ってみることにした。うまくすれば雲海の上に浮かぶ富士山が見られるかも知れない。


        高下から見る雲海の富士山。日の出の時間には間に合わなかったが富士川に霧が湧いて雲海になってくれた。


        ダイヤモンド富士では無くてもこういう雲海の景色も素晴らしい。

     さらに上にある林道まで行こうとしたのだが、雪が多くて行けそうも無く引き返すことになってしまう。再度富士山ライブカメラを見てみると雲が晴れて中腹に雲が巻いた富士山が姿を現してきた。再び本栖湖に戻ることにする。


        本栖道の上部にある南アルプス展望台から見る雲海と南アルプス。見えている白い山は右から悪沢岳(荒川岳)と赤石岳。


        湖面輝く本栖湖


        同上、別の場所から。


        ほぼ全面凍結した精進湖。


        氷面に映るダブル富士


        氷面の紋様が美しい精進湖。

     喫茶店写ば写ばに立ち寄り昼食となる。栗林先生からいろいろと情報をいただいた後に、さらに西湖、河口湖と巡る。そして最後の山中湖は、もちろんこの季節の名物夕暮れのダイヤモンド富士である。


        湖面に富士山を映す西湖。ここは静かで星の撮影にも良さそうだ。


        大部分が凍結している河口湖


        湖面の紋様と富士山


        河口湖大石公園から見る富士山


        葦と富士山

     心配していた天候は朝のうちだけ悪かっただけでその後はずっと綺麗な富士山が姿を見せてくれた。気温は10℃くらいまで上がって暖かい日だったが、午後になっても富士山には雲が湧いて来ない。これならば最後の山中湖ダイヤモンド富士も十分に期待できそうである。駐車スペースを心配しながら、ダイヤになる2時間前に山中湖の湖畔に移動する。(続く)

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     早朝から高下、本栖湖、精進湖、西湖、河口湖と富士山を撮り歩き、最後に訪れたのがこの山中湖で、もちろん狙うのは夕暮れのダイヤモンド富士である。3連休の中日なので大混雑を予想して2時間前に現地到着する。湖畔の道路沿いに車を止めると交通の邪魔になるので来客を現地で下してきららの駐車場を使うつもりだったが、以外にも湖畔のスペースに車を止めることが出来た。反則技ではあるがその場所はボート利用の際に使うスペースだろう。湖面が凍結していてこれでボートを使う人は居ないであろうから邪魔になることは無いだろう。GPSに登録しておいた場所はそこから歩いてすぐの場所だった。現地に到着して三脚を立てたが、その向こうに10人くらいの人だかりがある。何かと思えば細い川が流れ込んでその周辺だけ氷が解けていてダブル富士が狙える場所だった。なんとかスペースが取れそうなのでそちらに移動して三脚を構える。


        ダブルダイヤモンド富士が狙える好位置を確保できた。太陽が富士山に迫ってきた。


        太陽が富士山に接触。風が止んで湖面が静かになってくれた。


        200㎜望遠。接触点は左側。


        しかし半分ほど沈んだところでちょうど真ん中になる。


        美しき山中湖のダブルダイヤモンド富士の撮影に成功。


        山頂に太陽が沈んで行く。


        望遠だとなんとなく光芒が2つ出て割れているように見える。


        残照。ダイヤモンド富士はここまで。


        しかし、沈んだ後のカットを見ると左裾に影富士が出ている。あと10分辛抱すべきだったかと反省している。

     湖面がほぼ全面凍結しているのでダブルダイヤモンド富士の撮影は困難だろうと思っていたのだが、良い場所を確保できてまずまずのダブルダイヤを撮ることが出来た。いつもは山の上から狙っているので湖畔からのダイヤはあまり撮影していないが、今回はいちばんの出来だったと思う。

     最後に夕暮れの富士山を見るためにパノラマ台へ移動する。運良く駐車スペースが空いたがあと10分遅かったら車が入れなかったであろう。


        パノラマ台からの夕暮れ富士


        夕焼けの真っ赤な空を期待したのだがあまり空は焼けずに終わった。

     早朝から夕暮れまで1日追いかけた富士山撮影会は本日これにて終了となる。予定していた朝のダイヤモンド富士以外はほぼ撮ることが出来て満足な1日となってくれた。さて、明朝も早起きして再度朝霧高原のダイヤモンド富士を狙う。夕暮れの天気はスッキリと晴れ渡っているが天気予報では明朝は曇りである。甲府まで戻って反省会を兼ねて夕食をとって解散となる。また明日も頑張りましょう。


    0 0

     前日に続いて来客とともに富士山の撮影巡りに出かける。前日は右回りに本栖湖から精進湖を巡ったが本日は精進湖から左回りに静岡県側を巡ることにする。前日夕暮れの天気が良かったので朝も晴れてくれることを願ったのだが、期待は外れて富士山の山頂には雲が巻いてしまう。


        日の出を狙って出かけた精進湖。富士山山頂には大きな雲が巻いてしまっている。


        日の出を迎えたが雲は晴れず残念。


        少しだけ彩雲になった。

     次に朝霧高原のダイヤモンド富士を狙って朝霧高原道の駅付近に移動するが全く富士山は姿を現さず、さらに田貫湖を訪れてみるが富士山はご機嫌斜めである。客人のリクエストがあって白糸の滝を訪れてみる。


        白糸の滝


        側面から見る滝


        正面から見る滝


        滝壺には虹が立ち上がっていた。


        白糸の滝にかかる虹


        同上。別角度から。


        上から見下ろす白糸の滝

     空が次第に晴れて太陽が姿を現し、滝壺には綺麗な虹が姿を現していた。しかし、富士山には相変わらず雲が巻いている。10時過ぎ、ファミリーレストランに立ち寄って遅い朝食をとり、昼過ぎに梅の名所岩本山公園を訪れる。空には青空が広がったが富士山は相変わらずご機嫌斜めである。インターネット情報で梅が咲き始めたとのことだったが、一部の梅が咲き始めたばかりだった。


        青空が広がったが富士山はまだ雲を被っている。


        咲き始めた紅梅と富士山


        蝋梅


        紅梅

     本日帰宅される客人を新幹線の駅までお送りした後、再び岩本山公園に戻り、駐車場でしばし仮眠する。午後3時過ぎに公園に行き良さそうな撮影地を探す。狙っていたのは日没後の北天の空、梅を前景に富士山の上で星が廻る画像が撮りたくてこの公園は以前から狙っていた。富士山は姿を現すようになってきたがどうにもパッと梅が咲いている場所が無い。これは日を改めたほうが良さそうなので撤退することにする。


        梅を前景に富士山の上で廻る星空を狙っていたがまだ花が一部しか咲いておらず撤退。

     おそらく見頃になるのは2週間後くらいであろう。

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