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四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

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     12月13日から15日にかけてふたご座流星群が極大を迎えた。今年は14日の昼間の時間帯がいちばん多く流れる時間帯となったが、例年安定して流れるふたご座流星群は3日間くらいは十分に楽しめる。月明かりに邪魔されない観察条件としては3日間とも恵まれた夜だったが、問題は天候で、14日の夜は雲が増えてきそうな予報である。最も天候条件が良さそうな14日の未明を狙って、前日の13日夕方から山中湖きららに泊まりこむことにした。

     夕方4時半ごろにきらら駐車場に到着すると、既に群馬ナンバーの車が止まっている。みちほさんご夫妻が既に到着していた。そのほかにも流星狙いと思わしき県外ナンバーの車が数台止まっており、夜の撮影に備えて既に休んでいるようだった。暗くなって星が輝き出す5時半ごろからきららの浜にカメラと三脚を持って試写に行く。カメラの設定のチェック、さらに手押し、あるいはリモコンでいちいちシャッターを切らないと撮影出来なかったEosM2のカメラに、シャッターボタンを押しっぱなしに出来るゴム製のシャッターバンドを作成してみた。これでカメラを連写モードにしてシャッターを押し続ければ連写できるはずだが、そのテストもしておかないといけない。


        日没後の山中湖。富士山に棚引いた雲が夕暮れの西空の明るさで白く輝いていた。


        やがて雲が晴れて富士山がスッキリと姿を現す。うっすらと斜め右上がりに天の川が輝き、その先には夏の大三角形。

     シャッターバンドの調整は良好である。これで明朝は電池が切れるかメモリーカードがいっぱいになるまで、2台のカメラでひたすらシャッターを切り続けることが出来る。明日も仕事があるので寝ておかないと大変なことになってしまう。目覚まし時計を未明3時にかけて、8時には車の中で寝る。

     目が覚めたのは未明2時半だった。隣にやって来た車が機材を担いで出かけて行った。こちらも起き出して外に出ると、オリオン座がもう富士山の上で西の空に傾き始めていた。ふたご座はちょうど富士山の上を越えた頃だった。撮影時間としてはちょうど良い時間帯だ。2台のカメラと、さらに簡易赤道儀を持ってきらら浜に行く。既に2~3人のカメラマンが撮影を始めており、隣の若者は深夜12時からもう撮影を始めていたそうだ。2台のカメラをセットし、撮影を開始する。


        10㎜超広角レンズ。冬の大三角形とオリオン座が富士山に傾いている。富士山の右裾を流星が流れた。


        同じ流星を捉えた17㎜レンズ。こちらのレンズだとオリオン座の右上に輝くベテルギウスが切れてしまっているが、流星の輝きは良い。


        ようやく17㎜画角の中にオリオン座が収まってきた。オリオン座の右側を流れた流星。


        さらにシリウスの左下を大きな流星が流れた。


        上の3つの流星を含めた96コマの画像を比較明合成したもの。星が明る過ぎてこの方法ではいまいち。

     大きな流星は3つしか写っていなかったが、小さな流星は全部合計すると15個くらい写っていた。それは約400コマ撮影した中でその数なので、いかに辛抱強く撮影しないと流星は撮れないかということをご理解いただければと思う。この日は肉眼で見ていても例年のふたご座流星群に比べると数が少なかった。


        富士山の左裾を流れた流星。このくらいの大きさのものでも肉眼だとしっかりと流れているのが目撃できる。


        冬の大三角形と流星


        14㎜で捉えた同じ流星。


        冬の大三角形の中を流れた小さな流星


        富士山の右裾を流れた流星。

     小さな流星ばかりであるがこれらを集めて合成してみるとそれなりに面白い画像になる。


        富士山に降り注ぐふたご座流星群。合成したのが見え見えであるが、7つの流星を集めると同じ方向から降り注いでいるのがわかる。

     予定では簡易赤道儀で追尾した画像をコンポジット合成して上のような画像を作成するはずだったのだが、赤道儀が電池切れ(あるいは寒さで電池が凍り付いた)らしくセットして100コマほど追尾したものの、全く作動していなかったために失敗に終わってしまった。初めての試みはたいてい失敗に終わるものである。


        おおいぬ座シリウスが沈む前にちょっとイタズラ。クロスカットフィルターを装着してみる。いかにもわざとらしい写り方をする。


        東の空に昇った細月。右上の明るい星がおとめ座スピカ、月の右に居るのが火星、月の下の明るい星が木星。この日の朝は火星と月と木星が接近した日でもあった。


        もうすぐ夜明け。


        富士山が染まり出す。


        紅富士


        風が強くさざ波が立った山中湖。結構寒かったが、集まったカメラマンは熱心な人たちばかりだった。

     あまり流れなかったふたご座流星群だったが、それなりに楽しむことが出来た。さらに、思った以上に小さな流星がたくさん写っていたことには驚いた。次は簡易赤道儀をきっちりと起動させて、コンポジット合成で大量の流星群をゲットしてみたいと思う。

     紅富士を見たところで切り上げて、高速を使って急いで職場に出勤する。始業時間には余裕で間に合った。まだ少し元気が残っていたので、この日の夕方も狙おうかと思ったが・・・さすがに疲れが残ってしまうので止めた。

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     12月13日から富士川町高下で白山岳で割れるダイヤモンド富士撮影が可能となっている。本日は今シーズン初めての高下からの撮影である。ダイヤになる時間は7時10分ごろであるが、未明5時に自宅を出発するために現地の近くに行くまで富士山がどうなっているのかわからない。高下に昇る道路の途中からは綺麗な富士山が見えているように思えたのだが、現地に到着してみると・・・富士山は綺麗に見えているがその裏側に薄雲が出てしまっている。普通のダイヤモンド富士を撮るにはこの程度の雲は全く問題無いのだが、割れるダイヤを撮るとなるとこの薄雲は雪煙以上に不都合である。たぶん無理だろうと思いながら、GPSで座標点を探して三脚を立てる。


        富士山は姿を現しているが薄雲が広がってしまった高下の朝。


        300㎜望遠で見ると若干霞も出ている。


        200㎜もセット完了。さて、どうなりますか?


        白山岳の裏側が輝き出し、もうすぐだ。シャッターを連写する。


        白山岳左にチラリと太陽のシルエットが見える。


        さらに右からも現れた。


        これで完全に2分割ないし3分割しているはずだ。


        座標はぴったりだったが薄雲に阻まれてダイヤモンドは輝かず。


        惜しかった。


        残念。


        高下のダイヤモンド富士。本日は手前の木が邪魔になるポジションだったので、この周辺には誰も居らず。


        風車富士?クロスカットフィルターはダイヤモンド富士の撮影にはあまり向かなそうだ。

     既に年内いっぱいの高下から見る白山岳ダイヤモンド富士の座標は計算済みであり、今回の軌道でほぼ正確に割れてくれるようである。今後に期待したいと思う。

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     前日、富士川町高下でダイヤモンド富士撮影後、山岳レインジャー活動の集計作業の手伝いのため早川町に移動し、作業が終えたのが午後5時だった。翌日は竜ヶ岳を予定していたので寝過ごすとまずいので朝霧高原道の駅で車中泊することにして移動した。ところが、本栖湖あたりから見上げる夕暮れの富士山は山頂が見えていない。精進湖に移動して撮影してみると、笠雲がかかっていた。笠雲はたいていの場合が天候が崩れてくる前兆である。明朝はどうなるかわからないので自宅に戻ることにした。


        笠雲がかかった精進湖から見る前夜の富士山。

     未明3時に起床して富士山ライブカメラをチェックする。ライブカメラの感度の良い河口湖逆さ富士、本栖湖、須走とチェックするが暗くて富士山の姿が見えない。しかし、星が輝いているのが見えるので、きっと富士山が出ているはずだ。3時半に自宅を出発して4時半に富士宮市根原の駐車場に到着する。持って行くレンズやフィルターの選定をしているとあっという間に時間が経ってしまい、出発は4時55分になってしまった。ダイヤモンド富士になる時間は7時37分なので普通に歩けば楽勝で到着する時間ではあるが、その前に端下峠から撮っておきたい画像があった。時間は6時10分ごろのはずだ。急がないと間に合わなくなってしまう。


        A沢貯水池付近から見る富士山。富士山右上のひときわ明るい星が木星、その右上が火星、さらにその右上ギリギリのところに居るのがおとめ座スピカ。


        必死に登って6時5分端足峠に到着。急いで2台のカメラをセットするが・・・??

     6時8分と記憶していたのだが、6時15分を過ぎてもお目当てのものが姿を現さない。記憶違いだったようで、出てきたのは6時20分を過ぎた頃だった。


        待っていたのはこの細い月。


        白山岳に昇る細月。明日新月を迎える月齢28.6の極細の月である。


        地球照の月を期待していたのだが、細過ぎた。

     月を撮って機材を片付けると時刻は6時35分になってしまった。ここから竜ヶ岳山頂までは標高差220m、コースタイムで約1時間である。急がないとダイヤモンド富士に間に合わなくなってしまう。先ほど以上に必死で竜ヶ岳南側尾根の急斜面をひたすら登る。頑張った甲斐あって7時15分、約40分で山頂近くの撮影場所に到着した。う~ん、頑張れば出来るもんだ。

     いつものようにGPSに登録した座標点を探して三脚を立てるが、5mくらいの座標のずれは普通に起こる。やっとセットできたと思ったらGPSの座標点がずれてしまっている。位置を移動してセットし直す。準備完了して試写していると、直前になって1台のカメラの電池切れ、さらに今度はもう1台のカメラがフライングしてシャッターを連写してしまったためメモリーカードが容量不足になってしまう。バタバタとセットし直してダイヤ1分前にようやく準備が完了した。強風に煽られて雪煙が多いが、さて、どうなりますか?


        裏側に影富士。もう少しで撮影地に到着だ。十分に間に合いそうだ。


        600㎜試写。風が強く雪煙が多い。


        もう少し。左側から出そうだと思ったが・・・


        現われたのは想定外に右だった。


        位置が悪かったうえに雪煙に邪魔されるが、それでもきっちりと割れる。


        剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士


        左が小さいが3分割に成功。


        同上


        この時点で剣ヶ峰のいちばん左側から光が出ていれば成功だったが、わずかにずれた。


        剣ヶ峰に立つ塔を越えている。 


        しかし剣ヶ峰左右で割れるダイヤの感触は十分にえられた。


        竜ヶ岳のこのあたりの位置ならば剣ヶ峰両脇から光を出すティアラの撮影は十分に可能だと思う。


        本日のダイヤモンド富士撮影地は笹薮の中の登山道脇。

     太陽の位置が最も低い位置に来る冬至の前後が最も撮影のチャンスが高い。軌道を再計算の上に再チャレンジ、今年のうちになんとか決着が着けば良いが、起伏のある山の上はちょっとした立ち位置で標高がずれるため太陽軌道もずれてしまう。朝霧高原のように左右の位置だけでは解決できない上下の問題があるのだが、それはもはやカシミール3Dで計算してGPSでいかに正確に座標点に立ったとしても解決できるものでは無い。根気と勘と強運を持ち、山の神様が微笑む時に初めて成し得る業だと思う。これからも挑戦は続く。



    0 0

     先日の12月12日に高下を訪れた際に、薄雲に阻まれたものの白山岳で割れるダイヤモンド富士の軌道は完全に合っていたので天候さえ恵まれれば今度こそは完全決着!と思って、空の晴れたこの日の朝、高下を再訪した。GPSの座標はしばしば狂うので、20分ほど撮影予定地で座標が安定するのを待って、登録座標ほぼぴったりの位置で三脚をセットした。若干雲が出ているが富士山はスッキリと見えている。今度こそ完全決着と思って日の出を待つ。


        ダイヤモンドまで1時間少々前に現地に到着した。富士山の斜め上には木星と火星が輝く。


        水平線がだいぶ明るんで来た。少しばかり雲が湧き富士山の方向に流れてくる。


        裏側に若干雲が出てしまったがこのくらいならばなんとかなるだろう。富士山の左裾から光が放射する。


        準備完了。早めに到着したのでセットも余裕で完了し、あとは陽が出るのを待つのみ。


        しかし・・・何でそこから出るの??


        想定外に白山岳の左から出てきた。


        白山岳の頂部を越えている。


        右から小さな光が出てはいるが。こんなはずでは無かった。


        一応割れてはくれたが、完全に失敗。


        薄雲が出ていて輝き方もいまひとつだった。


        残念、決着ならず。

     撮影後のGPS座標を確認すると、衛星の捕捉状況が悪かったようで軌道が右に左に大きくブレていた。おそらくはGPSに頼り切った立ち位置の失敗だろう。なかなかうまくは撮らせてくれないものである。もうしばらく通ってみることにしよう。


        本日の高下ダイヤモンド富士。雲が出てなかなか良いダイヤだった。

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     前日の失敗から太陽軌道を再計算してGPSに上書きしてこの日も早朝から高下に出かけた。暗い空を見上げると半分以上が雲に覆われている。これで富士山は出ているのだろうか?

     現地に到着してみると雲と雲の間に富士山が見えている。これは割れるダイヤモンド富士では無くとも十分に絵になる景色である。修正したGPS座標は確か前日の19日に撮影した場所とほぼ同じだったと記憶していたので、まずはその場所に三脚を立てた。しかし、GPSで位置を見るとそれよりも左側に12月20日の座標が登録してあった。昨日修正して上書きしたはずだから、座標点はそっちなのか?何かおかしいと思いつつもGPSに12月20日と書かれている座標のところに移動して2台のカメラをセットした。しかし、これが裏目に出ることとなってしまう。


        本日は雲の間に富士山が姿を現していた。ダイヤまであと20分ほど、雲が焼けた。


        あと10分ほどでダイヤ。もう少し雲が焼けるのを期待したがここまでだった。


        裏側に影富士が出ているが、クリアでは無かった。


        ダイヤが始まったが・・・何でまたそこから出るのか???


        雲が多いが前日よりも空気が澄んでいて斜めに綺麗な筋が出た。


        一応2つには割れているが・・・


        何故にこの位置から出るのか?


        軌道は修正したはずだが・・・?


        左右から光芒が出て双子のダイヤモンドっぽくはなっている。


        しかし、求めている画像からはほど遠い。

     またしても失敗、しかも軌道修正したはずなのに太陽の出た位置は前日とほとんど変わらない。10mくらい位置をずらしたはずなので、ここの位置から太陽が出るのはどうみてもおかしい。

     後にGPSの登録してあった座標を確認してみると、上書きして登録した座標は正しかったのだが、以前に登録したデータが消えずにそのまま残っていた。新しい座標は前日の撮影地データと重なってしまっていてGPSモニター上に出てこなかったことがわかった。古いデータを消さずにいたために起こってしまった完全なる立ち位置のミスである。折角の景色だったのに、今回は前日以上にかなりガッカリした。


        雲間に昇るダイヤモンド


        あまり見ることが無い雲間のダイヤだったが・・・全然嬉しくない。

     気を取り直して再挑戦だ。納得行く画像が撮れるまで、何度でもやる。

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     山梨県の東の果て、神奈川県との県境近くに鳥井立という無名の山がある。山と呼ばれる場所で冬至の頃にダイヤモンド富士が見られるのはここが北端となる。昨年は12月19日に訪れているが、ダイヤモンド富士にはなったもののギリギリの位置で白山岳キャッツアイは逃している。今年は1日遅らせて12月20日に訪れてみた。予想が正しければ、20日から23日にかけてこの山から白山岳の真上に陽が沈んで割れる、キャッツアイという特殊な夕暮れのダイヤモンド富士が見られるはずだ。

     記憶ではこの山でダイヤになるのは4時半ごろだと思った。3時に登山口の厳道峠(がんどうとうげ)に到着し、ここから標高差200m強を登れば鳥井立なので余裕で間に合うはずだ。3時15分に出発するが・・・??


        巌道峠の登山口。


        巌道峠展望地から見る富士山。ずいぶん夕陽が富士山に傾いているような??


        急登を登って尾根を行くと、眼前に鳥井立が迫る。


        この上が鳥井立。富士山展望台は山頂の手前にある。


        45分ほどかかって4時に展望台到着。もう夕陽が富士山のすぐ近くまで来ている。

     展望地に到着するともう太陽が富士山にだいぶ近付いている。400㎜望遠レンズを装着してセットが終わるともう太陽は富士山にかかり始めていた。完全に記憶違いで、夕陽は4時10分には富士山山頂に沈み始めていた。カメラ1台は三脚を立ててセット完了したがもう1台は間に合わず、手持ちで撮ったが完全にピンボケのうえにシャッターを切った時にはもうキャッツアイは終わっていた。


        あっという間に太陽が富士山の真上に来てしまう。F16に絞ってシャッタースピード最速にしても明る過ぎる。


        PLフィルターを装着して減光し、F11、1/6400 でシャッター連写する。


        さあ、どうだ?来るか、キャッツアイ。


        やや左目が大きいが初めてまともなキャッツアイの撮影に成功。


        逆光だとPLフィルター本来の効果は出ないが、減光は可能。これが無いと光が放散してしまいキャッツアイにはならなかっただろう。


        白山岳を過ぎて右側に夕陽が沈む。


        もう1台はセットが間に合わず、200㎜望遠を手持ちで撮る。しかし、ピンボケのうえに撮り始めた頃には太陽はもう白山岳を越えていた。


        陽が沈み雲が少し染まる。

     またしても時間を間違えたために不消化なキャッツアイ撮影となってしまったが、とりあえずは昨年からの宿題であった山梨県最北端のキャッツアイ撮影には成功した。

     まだ登山道は良く見えるのでヘッドライトをセットせずに下山する。厳道峠の展望地まで下りたところで再び三脚とカメラをセットする。この日はキャッツアイの他にもうひとつ見るべきものがある。


        空が暗くなった頃に現れた月齢2の月。


        同上。


        夕空に輝く月。厳道峠は電線が通っていて広角で撮影すると邪魔になる。


        富士山上に現れた地球照の月


        この月は石割山山頂からだと富士山の上に沈むのが見られたのだが、月が小さくなってしまう難点がある。


        これくらい離れたほうが月と富士山のバランスは良い。


        夕焼けの中の地球照の月。


        夕闇に包まれた地球照の月。

     ドタバタで撮影したキャッツアイと違ってこの地球照の月は見え始めた頃から夕闇に包まれるまで約50分間、じっくりと楽しむことが出来た。

     朝も夕も、ダイヤモンド富士は再三撮影に失敗しているが、たまには成功することもある。

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     天候に恵まれたこの日の早朝も早起きして高下に出かけた。ダイヤの1時間前に現地到着したが、駐車場に車がずらりと並んでいる。シーズンに入って人が増えてきたが、白山岳ダイヤ狙いは一人だけだった。GPS座標を見ながら隣に三脚を並べさせてもらい、写真の話をしながらその時を待つ。10分ほど前になって少し離れたところに居た女性にダイヤになる時間を尋ねられたので、白山岳ダイヤの話をすると我々と並んで3人で狙うことになった。今までに無く好天に恵まれたこの日、軌道の修正も行ったことだし、きっと今日こそは、といつもそう思いながら撮影に臨んでいるわけだが、今日こそは・・・どうなのだろうか?


        若干霞が出ているものの、今季4回目で最も撮影条件に恵まれたこの日の朝。右上に輝くのは木星。


        裾野に少し雲が出た。ダイヤまであと10分ほど、今度こそはと気合を入れて待つ。


        チカリと光った、が、想定していたよりも左側。


        なんでそこからか?前日よりは良いがもう少し右から出るはずだった。


        右からも出たが、立ち位置はわずかに左に寄ってしまっている。


        一応は割れて全部で4つチカチカッと出てはいるが・・・


        200㎜のほうは完全に2つ光芒が出てはいるが・・・


        これでは満足出来ない。


        しかも、200㎜望遠のほうはピンボケ。

     3人のうちではいちばん右寄りに立っていた私のポジションがいちばん良かったはずだ。おそらく他の2人も満足な画像は撮れていないはずだ。おそらくは明日の天気も晴れだ。ということで、明日の朝も3人並んでリベンジしようということでその場で話がまとまった。同じものを追い求めていると仲間になるのも早い。そして、失敗するからこそ写真は面白いのだと思う。


        ダイヤモンド富士としてはこの日も悪く無かった。

     また明日、頑張りましょう。でも連日の早起きで朝の弱い私は起きられるかどうか?

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     冬至のこの日、ダイヤモンド富士の撮影位置は1年のうちでいちばん北側にやって来る。前日21日の太陽軌道とあまり差は無いが、それでも高下から見るダイヤモンド富士の位置は1~2mほど左寄りのポジションとなる。前日は5mほどのズレがあったので本日は軌道の移動する距離とズレの距離を入れて前日よりも3~5mほど右のポジションから撮影を試みることにした。

     冬至という特別な日ということもあって、ダイヤの1時間以上前に現地到着したというのに車がいっぱいである。前日一緒に撮影したベテランさんは車中泊したそうで、他にも夜間2~3台車が止まっていたそうだ。天候は昨日よりもさらに良好、風が無くて雪煙が舞わないうえに空気も澄んでいる。後に昨日の女性もやって来るはずなので、2人で三脚を並べて3人分の撮影ポジションを早々に確保しておく。さらに今回は静岡から来られたという外国人のプロカメラマンも加わり、4人並んでダイヤを待つ。例のごとく、ダイヤ約15秒前から秒読みを開始してシャッターを連写し始める。再三軌道修正を行って4日連続の高下ダイヤモンド富士、今度こそ成るか、白山岳で割れるダイヤモンド富士??


        1時間以上前に現地到着。風が無いうえに雲ひとつない晴天。


        霞もきわめて少なく、割れるダイヤ撮影には今までに無い好条件が揃った。


        今日こそは決着成るか?


        太陽が出た、だが・・・またしても左??


        しかしこの日はきっちりと右側からも光芒が出る。


        完全に2つ割りに成功。さらに・・・


        左右の光芒の間にも小さな光芒が出る。


        やっと成功!


        白山岳で割れるダイヤモンド富士


        素晴らしき輝きを放ってくれた。


        上のトリーミング画像。


        これだけ撮れればほぼ満足。


        こっちのダイヤはもはや気合が抜けてしまっている。

     昨シーズンから撮り始めた高下の白山岳ダイヤモンド富士だが、昨年のデータから計算して今年は簡単に片付くだろうと思っていたのだが、想定外に大苦戦してしまった。しかし、根気良く頑張ればどこかで神様が微笑んでくれるものだ。この絶好の撮影日和に加えて冬至という特別な日に渾身の白山岳ダイヤモンド富士が撮れたことは、神様の恵みとしか言いようが無い。とりあえずは決着。しかし、しいて言えば・・・あと1歩右寄りで良かったかも知れない。来週も天気を見てたぶん・・・。

    0 0

     前日撮影した高下からの白山岳Wダイヤモンド富士が山梨日日新聞に掲載されたので、これで運を使い果たしたかと思いましたが、本日訪れた竜ヶ岳ではさらに多光芒の剣ヶ峰ダイヤモンド富士撮影に成功してきました。速報でハイライト写真を掲載します。







     高下、竜ヶ岳と、今期の課題は果たしました。(詳細は後日。)

    0 0

     平成29年12月22日に撮影した高下からのダイヤモンド富士が山梨日日新聞に掲載されました。




     今期5度目の撮影、4日連続で撮影に出かけて4日目にやっと満足なものが撮影出来ました。昨年から高下でのこの割れるでダイヤモンド富士撮影の挑戦を始め、延べ10回以上撮影に出かけています。太陽軌道の調整だけでなく天候にも恵まれてくれなければ撮影出来ない画像です。根気良く撮影に出かけたことへの神様のご褒美だと思っています。

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     4日連続で通った高下の白山岳ダイヤモンド富士は前日の22日にようやく満足な撮影に成功し、さっそく山梨日日新聞に投稿したところ本日の新聞記事に掲載していただけた。完璧とは言えないが課題だった高下の割れるダイヤモンド富士はひとまず果たすことが出来た。そしてもっと難しい課題が今回挑む竜ヶ岳から見る剣ヶ峰ダイヤモンド富士である。計算上は竜ヶ岳の突起の左右から太陽を出すことが可能であるが、それはあくまでも撮影した画像から判断した理論上のものである。実際に撮影してみなければ、本当に撮れるかどうかは証明されないわけで、今までに撮影に成功した人は居ないし、竜ヶ岳からそのような画像を狙っている人も見たことが無い。ここから先はまだ誰も撮影に成功していない未知の領域である。そんなに簡単に撮れるとは思っていない。

     4日連続早朝4時半起きで高下に通っていたのでさすがに疲れが出てきたが、カシミール3Dでの計算上、かつ先日竜ヶ岳を訪れた際に確認してきた座標点では、山頂付近の平坦地から狙えるのは冬至を含めて3~4日間しか無い。この日を逃すと撮影ポイントは南側の笹薮の中となり、富士山の眺望が悪いうえに撮影地の凹凸もある。眠い体を無理矢理たたき起こして、3時半に起床して竜ヶ岳にダイヤモンド富士撮影に出かける。


        ベンチのある展望所から見る薄明の富士山。明るい木星とその右上に赤っぽい火星が輝いている。


        東屋の立つ展望台。木星の輝きは朝空に消えて行く。


        稜線近くの斜面から見る富士山。裾野が朝焼けに染まる。雲も霞も少なく、ダイヤモンド撮影には絶好の条件だ。


        撮影地に到着。20人くらいの登山者が集まっていた。

     ダイヤの約20分前に山頂付近の撮影地に到着した。既に何本も三脚が立ち並んでいるが剣ヶ峰から昇るダイヤ狙いは居らず、おそらく知っている人も居ないだろう。200㎜と600㎜の2本のレンズを並べている私の姿は周囲に居た人たちからは奇異に見えたことだろう。高下と違って秒読みを必要とする人も居なそうだ。いつものように、ダイヤの10秒前から2台のカメラの連写を始める。


        あと10秒くらいで出てくるはずだ。さあ、どうだ??


        出た!が、想定外に左。これは失敗かと思ったが・・・。


        光芒4つ。


        さらに6つ!


        そして右からも出現。


        左側の光が融合してしまっているが、剣ヶ峰の左右から光芒を出すことに成功した。


        こちらが200㎜レンズ。


        約6個の光芒が出ている。


        撮影成功!剣ヶ峰の左右から出る多光芒ダイヤモンド富士。


        こちらがトリーミング画像。


        撮れました。


        竜ヶ岳から見る剣ヶ峰多光芒ダイヤモンド富士。


        撮影可能であることを証明できた。

     計算した理論値通りに剣ヶ峰左右から光芒を出すことに成功し、5~6分割のダイヤモンド富士を撮ることが出来た。剣ヶ峰左側から出た光を観察してみると、太陽が昇って来た後でも輝き方がさほど強くなるわけでは無く、どうやらこの斜面とほぼ同じくらいの角度で太陽が昇って行くようだ。だとすれば、あと3mも右にポジションをとると左側の光が消えてしまう可能性が高い。右に寄って右側から出た光を大きくしようと思っても、あと1~2mだろう。だとすると、竜ヶ岳でこの画像を撮ることが出来る範囲は広くて5m幅くらいになるのではないかと推定される。


        剣ヶ峰から昇るダイヤモンド富士。


        今日は良いものを見させていただきました。

     山の神様に感謝して下山だ。


    0 0

     先日の12月20日に鳥井立で白山岳に沈む夕陽「キャッツアイ」撮影に成功し、カシミール3Dで計算した夕陽の軌道のズレがおおよそ分かってきた。そのデータをもとに、昨年2度訪れたがうまく撮れなかった高尾山のキャッツアイ軌道を再計算してみた。すると、高尾山山頂の大見晴からキャッツアイが見られるのは12月25日が有力であるということがわかってきた。平日なので行けるかどうかわからないので、みちほさんご夫妻にミッションを託し、それが正しいかどうかを証明してきてもらうことにした。

     しかし、この日は幸運にもかなり早く仕事を終えることが出来た。12時過ぎには甲府を出発できそうである。昼食は車の中にあったおやつでとりあえずは済ませて中央道を走って高尾山口に向かう。午後1時半ごろに高尾山駅前の駐車場に到着するとちょうどみちほさんご夫妻が出発するところだった。ダイヤモンド富士の時間には十分に間に合うのだが、この時間の出発で場所が確保できるのかどうか?ちょっと心配だ。私は一足遅れて午後2時のケーブルカーに乗り、黙々と歩いて2時45分に高尾山山頂に到着した。平日で風が強かったことがあるのか、以外にも山頂で三脚を立てているカメラマンは少なく、楽勝で場所を確保できた。


        ダイヤの時間までまだ1時間以上ある。想定していた以上に人もカメラマンも少ない。

     2台のカメラのセットがおおよそ澄んだところで山頂の食堂に立ち寄って昼食を済ませ、その時を待つ。冬型の気圧配置で爆裂低気圧が発生したために風が強いはずだが、高尾山山頂は意外と静かだった。スッキリとした富士山とは言い難いが、霞が少なく雲もほとんど巻いて来ない。ダイヤモンドとキャッツアイ撮影にはかなりの好条件である。


        少しずつ太陽が富士山に迫ってきた。


        いよいよ山頂付近にやって来た。センサーにゴミが入っているのを知っていたが、取り去り切れずそのままで撮影。


        接地


        400㎜望遠。PLフィルター装着し減光。


        4分の1沈んだところで中央になる。想定していた通り。


        約半分沈んだところ。


        さあ、どうか? キャッツアイ成るか??


        こちらは絞り改造200㎜。光芒が出る。


        見事に成功。


        高尾山のキャッツアイ。


        光芒が出るこちらのレンズは付けまつ毛のように見えるので、勝手に「レディー・キャッツアイ」と呼んでいる。


        強風で雪煙が多かったのがちょっと残念。


        これにて昨年からの課題であった高尾山のキャッツアイをクリア。


        影富士が出た。


        さらに大きな影富士。

     十分に満足した高尾山のダイヤモンド富士&キャッツアイだった。撤収して5時15分の最終ケーブルカーに間に合ったのだが、あえて歩いたことが無い1号路を歩いて下りてみた。あまり歩いていないだろうと思っていたのだが、以外にも10人以上の歩行者と出会った。金毘羅台という展望台があったので立ち寄り、東京都の夜景を存分に楽しんでから下山となった。


        金毘羅台から見る東京都の夜景


        スカイツリー(左)と東京タワー(右)


        スカイツリー。400㎜望遠。

     これにて昨年からの課題であった高下の白山岳ダイヤ、竜ヶ岳の剣ヶ峰多光芒ダイヤ「ティアラ」、鳥井立のキャッツアイ、そして今回の高尾山キャッツアイと、一気に課題が片付いてしまった。どこまでこの快進撃が続くのか?ちょっと怖い気もする。年始は1月2日のスーパームーンをはじめとする月を追いかける予定である。運が尽きていなければ良いのだが・・・。

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     今期3度目の訪問となる富士川町の林道である。もう冬季閉鎖になっているのではないかと心配していたのだがまだ開いていた。前回は12月12日に白山岳側から昇るダイヤモンド富士を狙ったが、今回狙うのは剣ヶ峰側である。富士山との距離が遠いうえに白山岳よりも尖りが鋭いので2つに割るのはた易いと思われるが、竜ヶ岳のような多分割が可能なのかどうかは未知数である。ダイヤ30分前に現地到着、途中に3台ダイヤ狙いの車が止まっており三脚を構えて準備している最中だった。


        本日は富士川町の林道から剣ヶ峰ダイヤを狙う。天候は上々。


        朝焼けをバックにした富士山が美しい。


        ダイヤ間近に雲と雪煙が現われてしまう。それともうひとつ・・・


        いくらモニターで合わせてもピントが合わない。空気の乱れて富士山の輪郭が波打ってしまっている。


        雪煙が輝き出した。もうすぐ。

     
        光芒が現われたが・・・やはり雪煙に邪魔されて輝かず。


        剣ヶ峰右側からも現れている。


        400㎜望遠はこの輝きが精いっぱい。


        ダイヤモンドというよりはキャッツアイに近い。


        もう1台の200㎜望遠。


        こちらのほうがダイヤらしく輝く。


        雪煙が出なければ、たぶんもっと大きくキラリと輝いたであろう。


        距離が遠い分だけダイヤの輝きは大きい。

     キラリと大きく輝く剣ヶ峰ダイヤを期待したのだが雪煙と大気の乱れによって満足な画像とはならなかった。しかし、計算通りに剣ヶ峰で割れるダイヤの撮影には成功した。おそらくは富士山との距離がほぼ同じくらいの富士見山や七面山からこの剣ヶ峰ダイヤを狙ったとしても同じような割れ方になるのだろう。距離が遠くなる分だけ剣ヶ峰が小さくなってダイヤを割るのは簡単になるが、大気の層が厚くなりキラリという輝きは失われて行く。よほど空気が澄んだ好条件の時でなければこれ以上の距離からの割れるダイヤは難しいであろう。


        本日も良いダイヤモンド富士を見せていただきました。レンズ交換時にセンサーにゴミが入ってしまった。

     この林道沿いから剣ヶ峰ダイヤを狙えるのは年に2回だけで、この日が最後の日となる。また来年、天候と日程が合えば狙ってみたい。

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     高下から見る白山岳から昇るダイヤモンド富士は本日が最後となる。明日からは白山岳を少し外れてしまうため割れるダイヤの撮影は困難となってしまう。天候に恵まれた最終日、今期最後の高下を訪れてみた。


        夜明け前の空。木星と火星が接近している。


        さらに低空の空では富士山の上に水星が輝いている。右手の星はさそり座アンタレス。


        雲が無くスッキリと晴れた空。今日は絶好のダイヤモンド日和と思ったのだが・・・

     正月ほどでは無いにしろ、カメラマンで混雑する時期になったので、ダイヤ2時間前の5時半には現地に到着する。既に駐車場は9割ほどの駐車率で、数台しか止めるスペースは開いていなかった。それでも、前日よりは少ないらしい。待ち合わせして一緒に撮ろうと言っていた写真仲間とるたんさんも既に到着していた。予定していたポジションを3人で確保していざダイヤを待つ。


        雪煙は少なそうに見えたのだが・・・


        ダイヤの直前になると結構雪煙が舞っている。思っていたよりも条件は悪い。


        太陽が白山岳の左から現れた。しかし、雪煙に邪魔されてあまり輝かない。


        もう1本のレンズ。


        右からも光芒が出る。


        同上


        位置的にはちょうど良かったと思うのだが・・・


        残念ながらダイヤはあまり輝かなかった。


        なかなかうまく行かないもの。


        だから、納得行くまで何度でも通うことになる。

     太陽が現れる前までは今日は絶好の条件と思っていたのだが、なかなかうまく行かないものである。今期は計6回通ったことになり、満足の行く画像が撮れたのは冬至の日の1回のみであった。ポジション取りだけでなく気象条件もこの割れるダイヤモンド富士撮影には大きく関係する。神様が微笑む時、とは、こんな条件を全てクリアした時のことを指している。


        正月も引き続きダイヤの撮影は可能であるが・・・


        高下から見る白山岳で割れるダイヤは今回で終了である。

     また来年、何度も訪れることになるのだろう。

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     新年おめでとうございます。

     初日の出も某所で見てきましたが、元日の本命はこの月でした。雲が湧くのではないかと心配していましたが、素晴らしい月が出てくれました。


        剣ヶ峰に昇る新春の月


        夕映えの紅富士に月が昇る


        600㎜望遠で狙い済ました一撃。

     詳細は後日。

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     元日はダイヤモンド富士を見る登山客で足の踏み場も無いほどに(大げさですが)混雑するこの竜ヶ岳だけは行かないことにしていたのだが・・・目を覚ませば時刻は未明の3時半だった。5時過ぎに起きて富士川町の林道か富士本栖湖リゾートあたりで歩かずにダイヤでも撮ろうかと思っていたのだが、想定外に早く目が覚めたので竜ヶ岳のダイヤに出かけてみることにした。本栖湖キャンプ場からのルートだと激混雑のために撮影ポイントまで到着できない可能性が高く、迷わずに静岡県側の根原から端足峠経由のルートを選択する。メインルートでは無いこちら側ならばさほど混雑はしていないはずだ。

     根原の駐車場に到着すると車が3台止まっていた。もっと混雑しているかと思っていたのだがこちら側を登る人は思っていた以上に少ないようだ。5時10分に出発、ダイヤになる時間は7時40分ごろ、山頂まで2時間くらいで到着できるので余裕で間に合う時間だ。端足峠に1時間で到着、富士山の裾野が赤く染まり出している。木々を見上げてみると、前夜の曇り空で霧氷が出来ていた。全く予想していなかった絶景が広がり、もはや足が進まなくなる。


        端足峠から見る夜明けの富士山


        霧氷が形成されていた端足峠。


        霧氷の竜ヶ岳。もはや急いで歩くのはもったいない。三脚を担いで撮影しながら登る。


        樹氷とアースシャドウの南アルプス


        朝日射す白根三山


        樹氷の夜明け


        お決まりの南アルプスに映る影富士

     目的地は山頂よりも端足峠側だ。笹薮が多くて富士山の展望が悪いその場所はもちろん誰も居ない。登りながら出会った登山者も4~5人ほどしかおらず、大混雑の本栖湖キャンプ場側とは違って元日でもこちら側のルートは静かに歩くことが出来た。剣ヶ峰で割れるダイヤのポイントは残念ながら登山道沿いからだと笹に阻まれて富士山が見えず、笹薮をかき分けて富士山が見えるポイントまで入る。20mほど藪をかき分けたところでGPS登録ポイントに近い良い場所が見つかり、そこでカメラを構えることにする。


        竜ヶ岳の上はあまり風が吹いていなかったが、富士山頂は風が強いようで雪煙が多い。


        太陽が出始める。剣ヶ峰左から現れて4分割。


        一部が融合してしまっているが6~7分割。


        さらに右からも光芒が出る。


        右側が融合してしまっているが、割れるダイヤのポジションはぴったり。


        おそらく竜ヶ岳ではこれが限界と思われる。


        もう1本のレンズはもっと綺麗に光芒が出る。


        6本くらい光芒が出ている。


        雪煙にも負けず素晴らしい輝きを放ってくれた元日のダイヤモンド富士。


        今年も良いことがありそうな予感。


        新春の竜ヶ岳ダイヤモンド富士

     撮影を終えたところで竜ヶ岳山頂を覗きに行ってみる。既に下山していった人の姿も見かけたが、それでもなお、まさに芋洗い状態の竜ヶ岳山頂だった。とてもではないがこんな場所には近付けない。この混雑のどこかに居るはずののぞむ先生に連絡をとり、写ば写ばで待ち合わせすることにして、樹氷を楽しみながら静かな端足峠側にゆっくりと下山である。


        大混雑の竜ヶ岳山頂。これだけ混雑していると三脚を出してまともに写真を撮るのは困難だろう。


        反対側には南アルプスがずらり。


        樹氷と白根三山


        樹氷と荒川・赤石岳


        樹氷と朝日


        風に舞う樹氷


        樹氷輝く

     新年から素晴らしい景色に出会うことが出来た。今年も良い年でありますように。


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     早朝から竜ヶ岳に登り、ダイヤモンド富士を見てきた。樹氷が美しく、ダイヤも素晴らしき輝きを放ってくれてこの日の運はこれで尽きてしまったのではないかと思った。しかし、この日の本命は朝のダイヤでは無くて夕方昇って来る月だった。下山後精進湖のほとりにある喫茶店写ば写ばでのぞむ先生と待ち合わせし、昼食をとりながら夕方の打ち合わせをする。冬型の気圧配置となったこの日だったが意外と暖かく、いつもならば凍えながら撮影しているこの時期の竜ヶ岳ダイヤもダウンジャケットを羽織っただけで全く寒く無い。気温が思ったよりも高く、雲が出てしまうのではないかと心配しながら、思親山の登り口である南部町の佐野峠に移動する。

     午後1時に佐野峠到着すると、既に3~4台車が止まっており、三脚も立てられている。パール富士の時間は午後4時40分ごろ、日没約10分前という好時間である。2時半から登り始めれば十分なのでまだだいぶ時間がある。その前に、反対側に延びる林道がだいぶ伐採が進んで展望が良くなっていたので、どのあたりまで眺望が効くのか下見に出かける。そして午後2時から林道経由で思親山に登る。普通の登山道を登ったほうが早いのだが、この林道沿いにも富士山展望地があるはずなのでその場所の下見をしておきたいために、故意に林道経由で登った。林道の中では、反則技を使って三脚を立てているカメラマンを数人見かけた。


        林道終点から見る富士山。


        あまり歩かれていないこちら側の登山道は痛んでいて歩きにくい。しかし、富士山の眺望は良好。


        思親山山頂から見る富士山。

     1時間少々かかって山頂到着し、想定外に道が荒れていたために疲れて汗をかいた。尾根道を来たのぞむ先生は先に到着して既に撮影の準備が出来ていた。上空と富士山の裾野に雲が出ているが富士山山頂にかかる雲は無く、空気が澄んでいて良いパール富士が見られそうだ。3時半ごろにるたんさんも到着し、本日のメンバーが揃った。他に2人のカメラマン、さらにもう1人加わって総勢6人で月の出を待つ。


        300㎜望遠。この視野でも良いのだが・・・


        剣ヶ峰の上に昇る月を拡大して捉えるためにエクステンション装着して600㎜で狙う。

     陽が西の山並に沈み、富士山が赤く染まり出した。ワクワクしながら月の出を待つ。想定していた通り、紅富士の時間に月が剣ヶ峰の左から現れた。


        昇って来ました。紅富士の時間に昇る月齢14の月。


        狙い通りに剣ヶ峰の上に登って来た。


        剣ヶ峰に昇る月。本日いちばん撮りたかったカットがこれ。


        紅富士に昇る月。もう1台の200㎜レンズ。


        月は静かに剣ヶ峰を越えて富士山から離れて行く。


        剣ヶ峰に昇るパール紅富士


        300㎜に変える。月は少しずつ金色に輝き出す。


        わずかな時間の違いで月の色は変わる。


        黄金の月昇る


        残照富士と黄金の月


        夕焼けの空に輝いた月

     富士山から月が離れた頃にはもう富士山に露出を合わせると月の紋様は消えてしまう。本日ここまで、ヘッドライト点灯して下山する。

     元日から朝、夕と素晴らしいダイヤとパールに巡り合えた。出来過ぎの年初めである。めでたしめでたし、今年も良い年であることを願う。

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     年末から割れるダイヤモンド富士ばかり狙っていたが今回は普通に真ん中から現れるダイヤモンド富士である。元日もこの場所が第一候補だったのだが、竜ヶ岳に行ったのでこの日に訪れることとなった。元日よりもこの日、1月2日のほうがより富士山の中央に来るのだが、富士川町高下よりもさらに距離が遠いこの林道からだとなかなかチカッと輝くダイヤは撮れない。空気が澄んだこの日だったが、予想通り富士山の山頂は雪煙が多い。


        本日狙うは真ん中あたりから出るダイヤモンド富士。オーソドックスなダイヤ狙いだ。なんとなく影富士。


        雪煙が多い。ボーグ300㎜レンズは絞りを改造してみたが効果はどうなのか?


        太陽が現れた。だが、思ったほどシャープな光芒は出ず。


        雪煙に邪魔されたこともあるのだが、改造絞りの効果はいまいち。もう一工夫必要なようだ。


        一方のキャノンレンズは綺麗に八方向の光芒が出る。


        好みによるかも知れないが、虹色のゴーストとフレアが出てしまう欠点(長所?)がある。


        こういうダイヤも悪く無い(と思う)。


        新年のダイヤモンド富士をゲット。

     昨日も一緒だったのぞむ先生と撮影に出かけたが、既に車が3台止まっていた。しかも有名人ばかりが集っていた。そのうちの一人のS君は南部町佐野峠で会って以来、約2年ぶりの再会となる。彼は私のことをあまり覚えていないであろうが、その時に初めて天体望遠鏡を使って撮影している人を見かけ、衝撃を覚えた。私がボーグ天体望遠レンズに手を出すようになったのもこの方に出会ったからこそであり、あの出会いが無ければ割れるダイヤの撮影もままならなかったであろう。私にとってはいわば恩人である。撮影後にファミリーレストランでの食事にお誘いして、しばし写真談義をして有意義な時間を過ごすことが出来た。彼はさらに新たな撮影の取り組みをしていた。同じレベルの撮影は困難であろうから、参考にさせていただきながら別の方向で撮影に挑んでみたいと思う。


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     山梨県と静岡県の県境にある十枚山は、山梨県側ルートは標高差1,000mほどの急登が続く難峰である。かつ、林道が悪路で登山口まで行くのも大変だ。しかし、静岡県側まで回り込む時間を考えると、山梨県側から登ったほうが時間は早い。しかしこの季節はおそらく・・・車で南部町にある林道を訪れてみたがやはり冬季閉鎖されている。静岡県側に回り込むことにするが地図を忘れてきてしまい、十枚山登山口を探すのに一苦労してしまう。十郎木バス停から橋を渡って席の沢に入り、中ノ段の十枚山登山口を目指す。確か登山口は標高900mくらいで、標高差800mを登れば十枚山山頂に至ると記憶していたのだが・・・登山口の駐車場に到着するとそこは標高600mくらいしか無い。その先は農道で一般車の立ち入りは禁止されている。つまり、その駐車場から300m登ってようやく十枚山登山口ということだ。これは大誤算だ。山頂までの標高差は1,100mもあるということだ。4時間くらいかかるのではないだろうか?心が折れかけたが、時刻はまだ12時半、パール富士の時間は5時25分ごろだ。十分に間に合う時間である。もしこの日がスーパームーンという特別な月で無かったならば、おそらく止めたであろうが、月が最も地球に近付いて大きく見え、かつ15夜という特別な日なので、大変なのを承知で午後1時から山頂を目指す。


        コンクリートのジグザグな農道をひたすら歩く。距離が長く、登山口まで50分かかり、既にクタクタ。


        やっと十枚山登山口。手帳の切れ端で登山届を出す。


        ここからは植林帯の中の急登をひたすら登る。


        枯れ沢の急登。ところどころロープが張られている。暗闇の中を下山する時に最も注意が必要な場所。


        まだまだ続く急登。日没が迫る。


        やっと見えた山頂。もう日没の時間だ。


        山頂到着直後に日没を迎えてしまう。

     想定していた以上に急な登りだった。4時50分、約4時間かかってようやく山頂に到着だ。山頂には月を見に来たというテント持ちの地元の方が一人居た。山頂は木が伸びて以前より富士山の眺望が悪くなっていたので、笹の斜面を下ってみたが斜面がきつくて三脚を立てるに良い場所が無く、山頂に戻って木の間から見える富士山を狙うことにした。笹の急斜面の登り返しで太ももが攣ってしまったうえに、スリップして腹這いに転倒するというおまけまでついた。


        木が邪魔だがまともに三脚が立てられる場所はここしか見当たらない。


        月が出てきた。ここまで距離が離れると空気の層が厚くなりオレンジ色の月が昇って来た。


        しかし、写真で撮るとそのオレンジの色は表現できない。


        肉眼ではこれに近い色だった。白山岳に昇った折角の月だったのに微妙にピンボケで撮影失敗。


        広角レンズで撮影したこちらの画像のほうが実際の月の色に近い。


        オレンジ色のパール富士


        スーパームーンのパール富士


        オレンジ色の美しき輝き。月の紋様も肉眼でははっきり見えたが写真では写らず。


        写真ではなかなかうまく表現できないものである。


        月が山頂を越えた。


        駿河湾の町灯りも美しい。右にはオリオン座が昇って来ている。

     月が山頂を越えたところでこの日の撮影は終了する。肉眼で見る今回の月は金色の月とはまた違う、オレンジ色の月だったのだが、残念ながら写真で表現することは出来ず、実際の肉眼で見る月のほうが格段に美しく感動的だった。登るに苦労したが十分に登って見る価値がある月だった。

     夕方の月の出の頃だけ、強く吹いていた風が止んでくれた。おかげであまり寒くは無かったが、風が強かったらダウンジャケットとカッパだけでは耐えられなかったかも知れない。山頂直下は雪があり、そろそろ凍り付いてスリップし易い時間帯なのでチェーンアイゼンを装着して慎重に下る。急斜面なのでとにかく転倒しないように、使えるロープは全て使って下る。道の不明瞭な場所はGPSに頼るが、使ったのは分岐のように見えた1ヶ所のみ、しかも中腹で衛星信号を拾わなくなり役に立たなくなってしまった。GPSに完全に頼った下山はやはり危険でしっかりと道を確認しながら登ることは必須である。転倒も道迷いも無く、8時20分、無事に駐車場に到着した。

     今回は美しいオレンジ色の月が見られたことも良かったのだが、登りも下りも厳しく危険なのを承知のうえで山に登った自分自身のチャレンジ精神を湛えたいと思う。

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     平成28年1月から取り組み始めた剣ヶ峰や白山岳で光が分割するダイヤモンド富士であるが、昨年の年末から今年の年始にかけて蓄積してきたGPSとカシミール3D軌道データを見直して次々に撮影成功するに至った。全ては過去に地道に蓄積してきたデータからの成果、かつ天候に恵まれたことが大きい。過去の画像を振り返って総括してみたい。


        平成28年2月、4度目の朝霧高原で初めて撮影に成功した剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士

     この割れるダイヤモンド富士撮影に取りかかった当初は、カシミール3Dでおおよその場所は見て行くもののGPSに座標を転送する手段がわからず、だいたいこの辺り、という感じで撮影していたがことごとく失敗した。3台のカメラを10mおきにセットしてそのうちの1台が捉えたのがこの画像である。この後はおおよその軌道計算が出来るようになり、さらにカシミール3Dのバージョンを新しくしてGPSとのデータのやり取りが可能となり、2本の三脚を使えば8割以上の確率で割れるダイヤの撮影が出来るまで技術が向上した。さらに天体望遠レンズの絞りを改造することで六角形や八角形の光芒が出せることをしり、レンズの改造にも着手した。

     平成28年12月から撮影場所を変えて、富士山からの距離を離して富士川町高下での白山岳で割れるダイヤの撮影を試みる。しかし距離が離れた分だけ空気の透明度が悪く、霞や雲に阻まれて割れるには割れるが7回通って満足出来るものは一度も撮影出来なかった。


        平成28年12月、高下から撮影した親子ダイヤモンド富士。左の光が大きく立ち位置があと5~10m右だ。この年はこれが限界。

     平成28年12月下旬からステージを変えて竜ヶ岳を攻める。こちらも割れるには割れるが左右が均等には割れてくれず、満足なものは撮れずにシーズンが終わってしまう。


        平成29年1月、竜ヶ岳から撮影した剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士。完全に左が大きい。

     これらの敗退の記録は過去のブログに延々と書かれている。しかし、決してあきらめることは無かった。ティアラなる多分割するダイヤモンド富士を実際に撮影している人が居るのだから、絶対に撮れると信じて、その後も朝霧高原やその上の雨ヶ岳、毛無山にも足を運んだ。そして遂に、田貫湖の近くでティアラなる多分割ダイヤの撮影に成功するに至る。


        平成29年4月、小田貫湿原で撮影に成功した多分割ダイヤモンド富士「ティアラ」。


        同上

     4月下旬にスライド上映会を予定していたので、その会になんとかティアラの画像を間に合わせることが出来た。

     春から夏、秋にかけては雲が多くてダイヤモンド富士の撮影には不向きなことと植物の観察や調査が忙しくなり一旦休止となるが、11月からまたシーズンが始まる。まずは行きやすい朝霧高原から撮影が始まり、12月下旬から課題だった高下に連日足を運ぶ。昨年のデータから割り出した軌道を使って撮影するがずれている。数回修正してちょうど冬至にあたる12月22日、やっと満足の行く画像を撮ることが出来た。


        平成29年12月21日に高下から撮影した白山岳で割れるダイヤモンド富士。わずかに軌道が左にずれていて、左の光芒が大きい。


        軌道を修正して翌日の12月22日、やっと満足できる白山岳ダイヤモンド富士撮影に成功。この画像が山梨日日新聞に掲載された。

     さて、次は竜ヶ岳だ。一度撮影に出かけたが完全に外しており、そこから軌道を再計算して撮影に臨む。計算上では剣ヶ峰の尖った左右から光芒を出すことが可能なはずだ。昨年から数えると5度目の竜ヶ岳でようやく撮影に成功した。


        平成29年12月17日竜ヶ岳から撮影した剣ヶ峰ダイヤモンド富士。割れてはいるが完全に右が大きく、こんなはずでは無かったと頭を抱える。


        平成29年12月23日剣ヶ峰の左右から光芒が出て多分割する剣ヶ峰ダイヤモンド富士撮影に成功。


        上のトリーミング画像。


        さらに平成30年1月1日再訪。同じ軌道で多分割に成功。

     こうして、2年越しの課題であった高下ダイヤ、竜ヶ岳ダイヤとも年末年始で一気に片付けることが出来た。出来過ぎだった年末年始だが、天候に恵まれたことが大きかった。

     そしてさらに、撮りたいと思っていたキャッツアイの撮影にも成功した。


        忍野村農道公園からのキャッツアイ。富士山との距離が近いこの場所で撮れれば、同じような軌道で他の場所も撮れるはず。


        神奈川の県境近い鳥井立からのキャッツアイ。昨年は失敗しているので、1日日程をずらして撮影に出かけ成功した。


        高尾山からのキャッツアイ。昨年は冬至の頃が良いだろうと出かけてみたが雲に阻まれ失敗。軌道を再計算して今年は撮影に成功した。

     これにて、課題だった剣ヶ峰、白山岳で割れるダイヤモンド富士、さらにはキャッツアイの撮影にも成功した。全ては過去の失敗からのデータ蓄積と解析による成果、さらに天候に恵まれて神様が微笑んでくれたことによるものだ。一気に片付きすぎてしまい拍子抜けした感が無きにしもあらずであるが、もっと綺麗な画像が撮れるはずなのでこれからも追いかけて行きたいと思う。

     


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