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四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

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     先日保護ネットを立てに行ったが未完成のまま終わってしまった茅ヶ岳。ポールの補強と不足した部分のネット張のために再び茅ヶ岳に登った。

     予定では前日の3日に片付けたかったのだが、まだ足のだるさと膝の痛みが若干残っており、大事をとって1日全休した。この日はすっかり疲れが抜けて快調である。補強用の鉄杭11本にネットとペグ20本をザックに詰め込む。前回よりはザックの重さは重くなっているはずだが、今回はあまり重さを感じない。快適に歩いて現地に到着、しかしかかった時間は前回と10分ほどしか変わらなかった。


        未完成に終わっている保護ネット。なんとか倒れずに立っている。


        今回持って行った荷物。ハンマーは前回持って行って現地に置いて行ったもの。

     時刻は午前10時半、たっぷり時間はある。本日の作業は硬い地盤に鉄杭を打ち込んでポールを補強すること、そしてネットが足りなくなって囲えなかった部分にネットを張ること、さらに浮き上がってしまうネットの裾をペグで固定すること。2時間少々の作業で完成した。


        鉄杭を打ち込んでポールを補強する。


        万全とは言えないがかなり補強が出来る。


        裾の部分をペグで固定するが、こちらは地盤が固くて完全には打ち込めず。若干浮いてしまった場所もある。


        完成!果たしてこれで花が守れるのかどうか? 結果が出るのは花が咲く2週間を過ぎてからだ。


        オキナグサはまだ葉を出したばかり。


        75㎜レンズでこのくらい撮れる。望遠レンズを使えば十分に撮影可能なように配慮したつもりだ。

     これにてオキナグサ保護ネットの設置は完了した。素人丸出しのこのネットで、果たして本当に花が守れるのかどうか?花が咲くのはおそらくあと2週間くらい、1ヶ月を過ぎるとこの作業の結果がわかる。はたしてどのような結果が出るのか?期待と不安が入り混じる。

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     今回の目的は保護ネットの設置だったが、春を迎えてスミレをはじめとする花が咲き出した茅ヶ岳の春も同時に満喫してきた。


        ミツバツツジが見ごろを迎えていた。


        こんな岩の隙間にアカネスミレ


        アケボノスミレがたくさん。


        色黒のアケボノ兄弟


        ヒゴスミレは以前とは場所を変えて咲いていた。


        ヒゴスミレ。数は少ない。


        色の良いエイザンスミレ


        紅花のセンボンヤリ


        フデリンドウもたくさん咲き始めた。


        ヒメスミレサイシン。これもこの山ではレアもの。


        山頂直下にもヒメスミレサイシンが咲いていた。


        保護ネット張りの作業を終えてから山頂に行く。人気の山だけあって人がたくさん。


        金ヶ岳と八ヶ岳。

     保護ネット張りの作業を終えて1時ごろに山頂に到着した。天候に恵まれた連休の茅ヶ岳山頂だけあってたくさんの人が休憩中だった。写真だけ撮って休憩せずにそのまま女岩側に下山する。


        深田祭が行われたばかりで、花束と好物だったあんぱんが供えてあった。


        こちら側の斜面はエイザンスミレがたくさん咲く。


        赤紫色のエイザンスミレ。


        こちらはヒナスミレ。満開を少し過ぎていた。


        ヤマエンゴサク


        ピンク色のニリンソウ


        コガネネコノメソウ。だいぶ数を減らしていると思ったのだが・・・


        樹林帯の中に入ってみると林床に大群落が形成されていた。


        エイザンスミレと・・・??


        何これ?花はゲンジ似だが葉っぱはマルバスミレのようだが?? 良~く見てみれば、花弁がピンク色のマルバスミレ。


        こちらが普通のマルバスミレ。


        キケマン

     花咲く春の茅ヶ岳を満喫しながら、登り以上に下山に時間をかけて周回してきた。今年は雨が少なくいちだんと山肌が乾燥してしまっていて、植生に影響が出るのではないかと心配ではあるが、それ以上に深刻な鹿の食害からなんとか花が守れないものかと思う。

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     年々数を減らし続けていて消滅の危機にある甲府市の里山に自生するキンキラキンらん、まだ数はあるものの、ギンギラギンらんも目に見えて数が減っている。盗掘も然ることながら、動物の食害と環境の変化も大きく関与しているように思う。4月下旬にエビネの様子を見に行った時に見つけた一株がずっと気になっていて、囲って保護してやろうとずっと考えていた。茅ヶ岳から下山し、まだ日没には時間があったので園芸用の保護柵を持って現地を訪れてみた。


        例年よりだいぶ遅れてようやく咲き出した大輪の白花。


        ギンギラギンらんも目に見えて数が減っている。盗掘とは思えない。


        4月下旬に見つけたキンキラキンらんの場所を訪れると・・・嬉しい悲鳴、分裂して2株になっていた。忍者か、はたまたバルタン星人か?


        何が悲鳴かというと、一株だけのつもりで柵を持って行ったので・・・


        2株囲うには大きさが足りない。

     どうやらもう一株蕾だったものがあったようで、今回持って行った柵では囲い切れなかった。仕切り直しだ。

     帰り際にふと笹薮の中を見ると・・・あれま~、こんなところにも隠れていた。私たちも囲ってくれって~? しょうがない、一緒にやることにしよう。さらに進むと、もう1本笹に飲み込まれそうになりながら咲いている。さらには、3~4年前に咲いているのを見てからは何年も姿を見せていなかった株が突然花を咲かせていた。


        近くに咲いていた2株


        さらに笹に飲み込まれそうになりながらもう1株、別の場所にももう1株。

     守ってくれと言わんばかりに次々と姿を現すキンキラキンたち、まとめて面倒見ることにして、さっそくホームセンターに行って機材を買い込み、花仲間に連絡して明日の午後から作業を行うことにする。


        機材を揃えて、花仲間3人でいざ出陣。


        3~4年前に見てからは葉も確認出来なかった場所に突然咲いた。盗掘されたのではなかったようだ。金網の柵で囲ってあげた。


        花が開いているところを見るのはおそらく今回が初めて。風で首を振ってなかなか記念撮影させてくれない。


        人避けと食害避けのためネット設置する。今回のモデルさん、なかなかの名演技でした。


        笹に囲まれつつあるこちらの株は周辺の笹を刈り払ってから保護ネットを設置。


        元気に育って、大分身の術を見せてください。

     在り処を示しているだけのようにも見えてしまう保護ネットだが、このまま何もしなければ消滅して行くのは目に見えている。この方法が正しいのかどうか、判断するのは現在の私たちでは無くて100年後の花たちだと思う。

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     日没を過ぎた頃、雲がすっかり晴れて甲府盆地からもくっきりと富士山が見えるようになってきた。春霞が広がりやすいこの季節にしては異例の空である。半月頃の明るい月が未明まで空を照らして天の川の撮影は難しいかも知れないが、月が沈む未明の2時半ごろからは月明かりに邪魔されず星空が楽しめるだろう。しかも未明3時から4時ごろにかけてはみずがめ座η流星群のピークを迎える。1時間で10個くらい見えれば良いところだろうが、金星が昇り始める薄明の空に流れる流星を運が良ければ捉えられるかも知れない。日没過ぎから山の上まで登る元気は無いので、車で行ける猪之頭林道で夜を徹して撮影することにする。7~8等級ではあるが彗星もまだ4つ輝いている時期である。

     コンビニで夕食を済ませて現地に到着したのは午後9時近くになってしまった。明るい月が富士山を照らして肉眼でも良く見える。その上に天の川がそろそろ昇って来るはずだが、やはり月明かりが明る過ぎて天の川は見えない。さっそく簡易赤道儀スカイメモSをセットして彗星の撮影を試みる。こと座ベガの横あたりに 41Pタットル・ジャコビニ・クレサーク彗星が居るはずなのだが???全く写ってくれず、スカイメモSのセットとこの彗星を捉えるのに2時間近くもかかってしまった。


        半月頃の明るい月が富士山を照らす。右側にはさそり座が頭を持ち上げている。


        2時間近くかかってようやく捉えた41Pタットル・ジャコビニ・クレサーク彗星。8等級くらいか?左下の明るい星がこと座ベガ。


        Borg67FL(300mm)、30秒追尾、Iso2000で捉えた同彗星。加算処理をすればもう少し綺麗に描出できるのだろうが、ステライメージの使い方が良くわからない。

     月が西の空に傾いた深夜1時ごろから天の川が見えるようになってきた。狙っていたみずがめ座η流星群も数個飛ぶのを目撃したが、いずれもカメラの視野の外だった。


        うっすらと見え始めた天の川


        富士山の上を横切る天の川。まだ月が明るくてうっすらとしか写らない。


        月が西に傾き、次第に見えてきた天の川。


        夏の大三角形を横切る天の川


        そろそろ月が沈む時間で、朝霧高原にもう月明かりは射していない。


        駿河湾の上に架かる天の川


        富士山と天の川。月の沈む残照で富士山が少し赤く染まっている。

     未明2時40分ごろ、そろそろもう一つの彗星、C2015 ER61パンスターズ彗星が富士山山頂に姿を現すはずだ。富士山山頂に2台のカメラの照準を合わせてシャッターを切るが、想定した以上に小さくてIso感度を6400まで上げてもワンショットで撮るにはかなりの無理がある。現在7等級くらいの明るさらしいが、富士山と一緒に撮影するには明るさが4等級くらい無いと難しそうだ。


        富士山剣ヶ峰に昇って来たパンスターズ彗星。うっすらとボヤけている光が彗星。


        300㎜望遠だと、シャッタースピード3.2秒にすると星が流れてしまう。 
        

        200㎜F2.8でもあまり良い画像は得られない。


        300㎜、Iso2000で30秒追尾。なんとなく尻尾が伸びているように見える。


     1台のカメラは赤道儀で彗星を追尾し、もう1台のカメラは天の川と富士山を中心に撮影していた。晴れ渡った空で、流星が写るのではないかとずっとシャッターを切っていたため、1台のカメラEosM2のほうの電池2個を使い切ってしまい、バッテリー切れになってしまった。止む無し、以前に使っていたEos40Dを取り出して撮影を続けるが、こちらもバッテリーが放電してしまっていていつまで撮れるかわからない。とにかく撮れるだけ撮ることにする。


        Eos40Dで捉えた富士山と夏の大三角形を貫く天の川


        駿河湾に立ち昇る天の川


        富士山の上に小さな流星

     そして本日夜明け前の星空のお楽しみ、金星が富士山山頂に現れた。    


        薄明の青い空。もうすぐ金星が現われる。


        ダイヤモンド金星富士


        明るい金星は光芒の線を放つ。左上の雲の横に流星が流れている。


        金星の上を流星が流れた。この日のベストショットになるはずだったが・・・これは10㎜超広角レンズの画像。


        トリーミング画像。流星をメインに狙っていたもう1台の17㎜レンズのほうは、ちょうど1秒のインターバルの間に入ってしまったようで写っていなかった。残念。


        もうすぐ夜明け。星の明かりは夜明けの光りの中に消えて行く。


        富士山の山頂には綿飴のような雲が現われた。やがてこの雲が成長し・・・続く。

     結局一睡もせずに一晩中星空を追いかけて撮影に熱中した。この季節にこんな星空が見れる日など滅多にやって来るものでは無い。予定では3時間くらい仮眠するつもりだったのだが、そんなことを許してくれるような空では無かった。現在夜空を4個の比較的明るい(といっても7~8等級だが)彗星が舞っており、そのうちの2個をなんとか捉えることが出来た。もう1個は夜明けの低空なのでまず撮影は困難、さらにもう1個はほぼ頭の真上を飛んでおり、簡易赤道儀でカメラを真上に向けるのは難しくとうとう捉えることが出来なかった。いつか良い日があれば、もう1個の彗星もカメラに収めてみたい。

     星が見えなくなった頃に富士山山頂に綿飴のような雲が広がり始めた。そして形を変えながら成長し、やがて大きな笠雲になった。(続く)
           

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     夜を徹して星空の撮影に熱中した猪之頭林道の夜明け。明るく輝いていた金星が夜明けの明かりに消えかかって行く頃から富士山の山頂に雲が現れ始めた。形を変えながら少しずつ成長し、やがて笠雲になった。さらに成長し、笠の上にチョンマゲを付けた二重笠になった。


        金星の輝きが夜明けの空に消えかかる頃、富士山の山頂に雲が現われた。


        剣ヶ峰にかかる小さな笠雲


        生き物のように形を変えながら成長し、山頂を覆うようになる。


        朝焼けの空と笠雲


        下から朝日が差し込み、笠雲が赤く染まった。


        さらに成長して多重笠になった。


        日の出

     富士山の裾野から朝日が昇って来た。陽の光に負けてしまって笠雲は霞んでしまう。この場所はここまでだ。

     眠い目をこすりながら急いで朝霧高原に移動する。狙うは滅多にお目にかかれない笠富士の上に昇るダイヤモンドだ。天気が良ければ剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士だったが、場所を変更して太陽が富士山山頂の中央からやや左寄りでダイヤになる位置を狙う。しかし・・・ダイヤの10分前に撮影場所に到着したものの、空には暗い雲が広がってしまった。


        朝霧高原の高台、YMCA。


        しかし空に雲が広がってしまった。一瞬でも雲が切れるか、薄雲になってくれればと待つ。


        もうそろそろ富士山の山頂に太陽が昇っている時間。雲が薄ければ彩雲も期待できたのだが・・・


        残念。ダイヤと彩雲は不発に終わる。

     一晩中あれほど素晴らしい星空を見させてもらったのだから、これは止む無し、だろう。思う存分楽しませてもらった一夜一朝だった。

     この後朝霧高原道の駅に立ち寄り、ちょっと休んだらあっという間に時間は2時間経っていた。激疲れ、激眠、必死に運転して・・・ついでにもう1ヶ所立ち寄る。

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     徹夜で星の写真を撮り続け、朝霧高原道の駅で2時間ほど仮眠してから向かった先は、今季3度目のベニカヤランだ。もう満開になっている頃だろうが、花に朝日が差し込んで明るく風の無い時でないと撮影が難しいことがわかっている。眠い目と体をたたき起こして現地に到着すると、空は曇り空なうえに風が吹き出して木が揺れている。条件はあまり良くない。今回は三脚2本を使ってカメラとレンズを固定する方法を試みた。この方法ならばシャッターを切った時のブレは最小限に抑えられる。あとはレンズの解像度の問題と被写体の揺れの問題になる。


        300㎜望遠。まずまずの画像のように見える。


        エクステンション装着し、600㎜望遠にするとやはり鮮明な画像は得られない。こんなものか。


        しかし、まずまずの写りをしているものもあった。Iso感度を上げてシャッタースピード1/160で撮影した画像。


        トリーミング。鮮明とは言えないが、花弁の模様も判別が出来る。


        こちらは300㎜望遠、シャッタースピード 1/160秒。


        トリーミング画像。上が黄色いタイプ、下は紫色のタイプ。

     もう少し撮る予定だったのだが、風で木が揺れて撮りにくいうえに眠気で集中力が出ない。1本の木だけで撤退する。

     ベニカヤランをうまく撮影しておきたいという思いもあるのだが、さらにその先のこれから観察しに行くであろう着生植物の撮影に向けて、良い画像を得るための方法をこの場所で考えておきたかった。未だに明確な回答は出ないが、揺れる被写体に対してはシャッタースピードを1/100より速く切る工夫が必要なようだ。

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     保護柵設置に明け暮れたゴールデンウィークだったが、最終日は連休中にどうしても訪れておきたかった山にようやく行くこととなった。昨年も訪れているが、どうやら私が探し当てた赤紫のスミレが咲く場所では無くて、他の場所にも咲いているところがあるらしい。目の良いうーさんとるたんさんを引き連れ(引き連れられて?)花を探しに出かける。


        登山道脇に咲いていたネコノメソウ。花はもう終わっている。


        こちらは沢沿いに咲いていたヨゴレネコノメソウ。


        コチャルメルソウが満開、たくさん咲いていた。


        沢沿いに咲くコチャルメルソウ。


        クリンユキフデ


        フタバアオイ。今年は少なく感じる。


        スミレもいろいろ。沢沿いに咲いていたシコクスミレ


        山の斜面に咲いていたヒナスミレ。時期を少し過ぎていた。


        エイザンスミレ。思ったほど数は無かった。


        ミヤマスミレ。小さくて撮影するのが大変。


        ミヤマスミレ。

     昨年花を見つけた場所に到着した。あたりを良く探すと、葉はたくさんあるが花がほとんど咲いておらず、あっても蕾だ。ようやく咲いている株を発見した。


        お目当ての赤紫色のスミレ。ミヤマに比べて花弁がふっくらして見える。

     別の場所を探しに行くが、1本目のルートはそれらしきものが見当たらず失敗。くじけて帰ろうかとも思ったのだが、時間はまだ1時を過ぎたばかりだ。次の道を探しに入る。こちらは見事にヒット!しかも満開だ。


        咲いてました。葉っぱがギザギザの〇◎〇ミヤマスミレ。


        こんなに咲くものなのか? 驚きと感動。


        満開の赤紫色鮮やかなスミレに感動。

     お目当てのひとつはクリア。さて、もうひとつは?


        ヒメイチゲ。ちょっと似ているがこれでは無い。


        沢沿いに咲いていた。


        まだ咲き始めたばかり。


        昨年よりも数を増やしていた〇〇◎シロカネソウ。

     目的の白い花と赤紫のスミレに出会うことが出来た。特に赤紫のスミレは想定を上回る数が咲いていて驚きと感動を覚えた。今月はこれでもう運を使い果たした気がする。シロカネソウのほうはまだ咲き始めたばかりで、こちらは昨年を遥かに上回る数の葉が出ている。すべての葉に花を咲かせるとは思わないが、数が増えていることは嬉しいことである。どちらの花もこれからもたくさん咲いてくれることを願う。        

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     数年前に偶然ハナネコノメを見つけた沢があった。ヒナスミレが咲く少し前の時期に咲いていたのでおそらくはもう終わっているだろうが、その後どうなっているか気になっていた。見つけたのは沢の上流のほうだったが、久しぶりに訪れてみると下流のほうでニリンソウが満開になっており、しかもかなり数を増やしているように見える。登山道を外れて沢筋を登ってみることにする。


        沢沿いに咲いていたニリンソウ。数を増やしている。


        ニリンソウ。その手前に居る黒っぽい葉の群落は?


        近付いてみれば咲き終えたハナネコノメ。


        沢沿いに咲くニリンソウ


        とにかくニリンソウだらけ。踏まずに歩くのは難しい。


        そのニリンソウの群落の中にハナネコノメの群落が隠れている。


        咲き終えたハナネコノメ。


        花の咲いている季節に訪れたらさぞかし素晴らしかったことだろう。山梨県では絶滅危惧ⅠB類に属している花。


        この沢にはコガネネコノメソウも共生している。


        もうすぐ咲きそうなコガネネコノメソウ。これもⅠB類。


        8弁のニリンソウ


        ワチガイソウ


        ムラサキケマン

     上流のほうならば咲き残っているハナネコノメがあるかと思ったが全て終わっていた。これほどの数が突然増殖したとは到底思えず、おそらく以前歩いた時は見落としていたのだろう。来年の花の咲く頃に再訪してみたい。

     もうひとつのお目当てはフイリヒナスミレである。日当たりの悪い杉の林床に咲くこの場所のヒナスミレは、葉の数こそたくさんあるものの、きわめて花付きが悪い。かつ、日照が悪いためか、普通のヒナスミレに比べて葉の大きさが1.5倍くらい大きいという特徴がある。もう終わっているかと思ったが、数輪咲いているものを見つけた。


        暗い杉林の林床に咲くフイリヒナスミレ。


        日照条件が悪いためか、葉が大きくて花付きが悪いという特徴がある。

     想定外のニリンソウとさらに想定を遥かに外れるハナネコノメの群落に出会うことが出来た。この山域ではコガネネコノメが主体と思っていたのだが、意外とハナネコノメも多く生育しているのかも知れない。今後は気をつけて観察してみることにしよう。    

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     先日保護ネットを設置した場所の花が気になって仕方ない。設置したは良いが、反面、ここにありますということを教えていることにもなる。最初から盗掘を目的として入山する人にとっては探す手間が省けてこんな親切なことは無いわけである。果たしてどうなっているだろうか?そろそろ花は終わっている頃だろう。


        金網を張った場所。ランは無事でもうすぐ花が散りそうだ。


        ネット設置場所。こちらも無事でもうすぐ花は終わり。


        無事に結実して種をつけてくれれば良いが・・・


        この場所も問題無し。


        おかしいのはこの株。種になって落ちたのかと思えばそうでは無いようだ。


        これは盗掘を恐れて誰かが花を摘んだらしい。


        柵を設置していない別の株でも同じようなことが行われていた。


        株の下に摘まれた花が散らばっている。

     盗掘されないように花を摘んで隠すという意図もわからないではないが、これをやってしまうと種が付かないために長い目で見ると結局は花が廃れて行くことになってしまう。この方法ではその時は良いとしても、結局は花の保護につながらないのである。しかし、2ヶ所、少なくとも4本以上はあったはずの場所を聞いていたのでその界隈を探してみたが花は見つからなかった。盗掘なのか、花を根元から摘まれたのか、はたまた食害なのかはわからないが、穴が開いている様子は無い。消滅した事だけは確かである。自分で見つけた花だと自分の花のように思ってしまい、積んで行く人が居るのかもしれない。柵で囲って誰かが保護しているということを示すのも保護のためのひとつの手段と言えるだろう。


        前回囲い切れなかった小さな株はもう花が終わっていた。


        新たに囲う。


        さらにもう一株。


        少し広めに囲う。

     これで囲った場所は6ヶ所、花は8株となった。おそらく花仲間の情報や湯村山でお会いした人たちからの情報を総合しても、今年咲いた株は20株には満たないだろう。今年はもう花が終わってしまうので囲い込み作戦はここまでである。来年もまたこの作戦を展開したいと考えている。

     時間は5時を過ぎてしまった。もうひとつ見ておきたい花がある。探しているのは白では無くてピンク。昨年発見した色の良かった株は今年は前年の葉ごと消滅していて、おそらくは盗掘だろうと思われる。もう道沿いで見られる株は消失してしまい、藪の中でしか見られなくなってしまった。急いで移動するが、現地に到着したのは午後6時、日没の時間にこんな藪の中を歩いているのはいかがなものかと思うが、全てGPS頼りである。


        前回訪れた時は蕾だったが今度は咲いている。これは白。


        大株だがこれもほぼ白。


        今度は探していたピンク。


        この株が生きていてくれれば、盗掘で消滅してしまった場所の再生が可能になるかも知れない。

     まずまずの色の良い花を咲かせてくれた。数ヶ所でピンク色の花を咲かせている株を確認している。再生に向けて、別の作戦始動である。


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     甲府市北部の林道に咲くシハイスミレはもう終わっている頃だろう。初めてこのスミレを見つけた時の驚きは未だに良く覚えている。こんなスミレが山梨にあったのか・・・そして兜山で群落を見た時もこんなに咲くものかと驚かされた。さらに今年の4月下旬に訪れた岩堂峠の界隈でシハイスミレに出会い、兜山から帯那山にかけての広い範囲でこのスミレが分布していることが予想された。ほぼ似たような環境のところに咲いていることもわかってきた。おそらくはこのあたりにも・・・と予想をつけて、まだ歩いたことが無い、あまり人が歩かない山道を歩いてみた。おそらくはもう花は終わってしまっているだろうが、特徴的な葉を見ればだいたい見分けがつく。


        ほとんど車が止まっていることが無い林道脇のスペースに車を止めて出発。祠があった。


        アカマツと雑木林が混在するような環境、こんなところに居るはずだ。


        間もなくそれらしき葉を発見。ほとんど結実しているが、散りかけた紫色の花が付いている株もある。


        この葉っぱ、この花の色、シハイスミレで間違い無いだろう。


        近くにはこの山域ではあまり見かけないフモトスミレが咲いていた。


        フモトスミレ

     思った通り、こちらの尾根にもシハイスミレが分布していた。そして林道に降り立ち、昨年見た問題のスミレがあった場所に行ってみる。斜面が崩落し、昨年はあれほどたくさん咲いていたアカネスミレがほとんど見当たらない。ゲンジスミレに至っては葉も含めて皆無である。


        少しだけ咲き残っていたシハイスミレ。


        4月下旬には咲いていなかった場所。


        法面が崩落し、昨年はたくさん咲いていたアカネスミレが見られなくなってしまった。


        かろうじて残っていた問題のスミレ。花はもう終わりである。異様に長いこの葉茎を見てカクマスミレではないかと思ったのだが・・・


        確かに少し丸みを帯びていてゲンジスミレに似たような葉もある。


        しかし改めてこのスミレが咲いている環境を見れば・・・こんな上から枯れ木や草がかぶさったような環境で花を咲かせるには、花茎も葉茎も伸ばさざるを得ないだろう。

     決着が着いたとは言えないが、おそらくはこのスミレが咲く環境が悪く、花茎と葉茎を伸ばしたアカネスミレと見るのが妥当であろう。引き続き経過を見たいと思う。

     さらに山頂方向に登ってみる。


        ニリンソウが咲き始めていた。


        あまり気にかけていなかったが、モミジガサの群落があった。


        マルバコンロンソウ


        ポツポツと咲いているワダソウはまるでイチゲの仲間のようだ。


        バリアンスルートを登ると、奇妙な葉っぱに遭遇。


        葉の裏が黒い。以前にも登ったことがあるはずだが気付かなかったのだろう。ゲンジスミレの葉。来年が楽しみだ。


        下りもバリアンスルート。テープを追いかけて下る。


        防火帯の尾根に出た。このイバラの尾根を強引に下れば登山道に出るはずだが・・・とてもそんな気になれず、尾根を変えて下りる。


        林の中にあったアケボノスミレはもう痛んでいるが、隣にヒゴスミレの葉が並んでいる。


        道無き急下り。しかし、ここに生えている木にはことごとくロット番号のテープが付いていた。


        その先はフイリヒナスミレの住処だった。花は終わっていた。

     GPS便りに林道に抜け出た。林道を渡り、来た道とは違うルートで車を止めた場所に戻る。すると・・・そこには驚くほどのシハイスミレが生えていた。


        終わっていて残念だが、結構な数のシハイスミレがある。


        さらに進むと・・・足の踏み場が無いほどのシハイスミレ。尾根がシハイスミレに支配されている。

     予想を上回るシハイスミレの大群落に出会うことが出来た。おそらくはこの山域で最大級の群落であろう。以前にも途中まで歩いたことがあったが、これほどの群落は見かけていないことから、おそらくは急速に数を増やしてきたのではないかと思う。こちらも来年訪れるのが楽しみになってきた。

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     山梨県山岳連盟の自然保護グループ有志メンバーによる山梨県東部の山の植物観察会が開催された。開催が告知された当初は参加メンバーが3人しか集まらず、静かな山行になるかと思いきや、開催2日前から参加者が集まり始め、総勢10人となった。天気予報では晴れるはずだったのだが、高度を上げると小雨となり、カッパを着ての山歩きになってしまう。


        沢沿いで咲いていたシコクスミレ。途中から小雨となりカッパを着る。


        ヒナスミレはもう終わり。雨にうなだれている。


        ツルネコノメもほとんど終わっていたが、咲き残っているものも一部あった。


        ワチガイソウとイワボタン


        ミツバコンロンソウ


        雨に濡れるミツバコンロンソウ


        ヒメイチゲも雨でうなだれている。


        居ました。ミヤマスミレ。


        思ったよりもたくさん咲いていた。


        山中の林床に咲いていたヒナスミレ。ほとんどが終わっていた。


        ザレ地に咲いていたアカネスミレももう終わりかけている。


        どっさり咲いていたフモトスミレ。


        色の濃いフモトスミレ


        山頂で記念撮影。

     本降りにこそならなかったものの、1日中天候に恵まれず湿度に弱い一眼レフカメラはレンズが結露して撮影もままならなかった。三脚を出す機会もほとんど無く、使ったのは山頂での記念撮影くらいだった。


        奇妙な葉っぱの群落に遭遇。沢沿いでしか見たことが無いが、山の上でも咲くのか?


        花を見ないとわからないが、これはアズマイチゲの葉だろう。花が咲いた様子は無い。


        バイオリン型のアザミの葉。これはタカオか、コウシュウか?花が咲かないとわからないヒゴタイの仲間。


        満開かと思いきや、以外にも散り始めていた秩父のシロカネソウ。


        皆さん速過ぎ。帰り道は毎度のことながら私が最後尾でした。

     植物観察会とは名ばかりで稀少な花の情報を拡散しているだけではないのか?とご批判される方も多くいらっしゃるかと思う。案内役を買って出た私自身もこのような会の全てが良いと思っているわけでは無い。しかし山梨県の自然保護グループは観察だけでなく保護の面においても熱心な方が多い。昨年何度も通った南アルプス前衛の山に咲く貴重な花は同じような観察会を開催したことにより、山岳連盟からの自治体や山梨県への強い働きかけがあって、その年の秋にはもう保護柵で囲うこととなった。そのほかにもカモメランの咲く御坂山塊の山も保護柵で囲われることがほぼ決まっている。信頼できるメンバーであり案内することにより必ず保護に繋がって行くと信じているからこその植物観察会である。

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     この日の午後からは内科の受診予約あり、午後3時ごろの予約だったのだが・・・茅ヶ岳のオキナグサ保護作戦がうまくいっているようで、一株も食われずに花が咲き出したとの連絡を受けた。明日は空き時間なく明後日から学会で広島(たぶん真直ぐは行きませんが・・・)に出張である。来週は当直が入っていておそらく疲れ切っているだろう。ならば本日!ということで予約を無理矢理昼休みの時間に割り込ませてもらって、診察終了後に茅ヶ岳の登山口に向かう。1時半ごろに到着したのは良かったが、見上げる空は真っ黒な雲がかかっている。今にも茅ヶ岳山頂に巻き付きそうである。服を登山用に着替えながら、天気予報と雲画像を見て20分ほど考えたが、どうみても上は雨が降りそうだ。下手をすると雷雲につかまってしまう。中止して高度を下げて沢沿いのニリンソウと、先日の沢で見つけたハナネコノメがそちらの沢にもあるかも知れないので探しに行ってみようと移動する。現地に到着すると、今度は小雨が降ってきてしまった。ここもダメそうだ。もはやこれはドライブしか無いだろう。林道を進んで行くといつもは閉鎖されている林道のゲートが開いている。確か崩落していたか何かで出口側は開いているのを見たことが無かったが、通行止めとは書かれていない。行けるところまで・・・と入ってみると以外にも全面舗装で終点の向こう側の林道まで抜け出ることが出来た。ではもう少し先まで・・・行って散策路が付いている森の中に入ってみた。


        サクラスミレが咲いていた。大きくて紫色鮮やかなこのスミレ、王様の風格である。


        ちょうど見頃だった。しかし、この笹薮の中で生きて行けるのだろうか?


        エイザンスミレの咲き残り。


        こちらはニョイスミレ。


        ニョイスミレ

     さらに森の奥に入ってみると、驚きの光景が広がっていた。


        タチツボスミレの群落。これくらいは普通にある。


        目を疑ったのがこちらのスミレ群落。こんなに咲くものなのか?何かの間違いでは??とすら思った。


        ミヤマスミレの大群落。パラパラと咲いている光景しか見たことが無かったので、この群落には驚いた。


        ミヤマスミレ。紫色が鮮やかな可愛らしいスミレ。


        ヒメイチゲが現われた。


        結構な数がある。と思ったが・・・。


        何じゃこりゃ~?! 何かの間違いでは?? 驚きの大群落があった。

     散策路を周回して反対側の森に入ってみると、そちら側にもミヤマスミレの群落があった。


        同じような紫のスミレだが、こちらは小ぶりのアカネスミレ。


        反対側の森の中にもミヤマスミレの群落があった。

     驚きのミヤマスミレと驚きのヒメイチゲ群落に出会うことが出来た。サクラスミレを見られただけでもラッキーと思ったのだが、この2種類の大群落に圧倒されて印象が薄れてしまった。鹿の食害で荒れた林床ばかり見てきただけに、山の奥深くでこのようなしっとりとした森と花たちが咲き続けていてくれることに深い感銘を覚えた。

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     出張で関西方面に行く機会があり、仕事を後輩に任せて1日早く出かけさせてもらった。このような機会でもないと、県外の山に行く機会はなかなか無い。仕事を終えて甲府を出発したのが午後7時になってしまい、行けるところまで行ってサービスエリアで車中泊することにする。目指すは滋賀県の山(谷?)である。朝5時半に起床し、登山口に到着したのが7時半、8時から歩き始めるが、予定していた谷は現在通行止めになっており谷に入れない。では上からならばどうなのだろうか?とりあえずは山頂まで行ってみることにする。


        歩き出すとすぐにキンランがお出迎え。何本も咲いていた。


        見ごろは若干過ぎていたが、開いている花もあった。


        タニウツギが沢沿いを彩っていた。


        タニギキョウはちょうど咲き始めたばかり。


        ヤマルリソウにしてはほとんど毛が生えていない。葉も波打っていない。これはルリソウか?


        沢沿いの道に小さな滝があり、近付いてみる。


        もう花が終わってしまっているが、コチャルメルソウだろう。


        別の滝の脇にはもっと大型のものがあった。葉の形も、毛が生えているところも違う。初見のチャルメルソウ。


        わずかに咲き残っていたシハイスミレ。


        この山には葉の黒いタイプもある。


        山頂付近にはヒカゲノカズラがたくさん。

     展望の良い山頂で小休止して問題の谷への分岐に行ってみる。そこには「イクナ!」と書かれてあり、木でバリケードが作られていた。さすがにこれだけ厳重に通行止めにしてあるのにこのルートを行くのはまずいのでは?その場所でしばし休憩しながら作戦を考える。おそらく崩落しているのは谷の下流のほうだろう。谷まで下りてそのまま通過せずに登り返して来るならおそらくは大丈夫だろう。どのくらい下りれば谷に出るのかわからないが、バリケードを越えて下りてみることにする。しかし、かなり下りたはずなのだが谷に出ない。標高差にして約250mほど下ってようやく水の流れる谷に降り立つことが出来た。しかし、その清涼な流れ、そして緑の美しさ、下りた甲斐があったと思った。


        「イクナ!」と書かれた看板とバリケード。さすがに気が引けたが、谷まで下りてみることにした。


        標高差にして約250m、20分ほど下ってようやく谷に出た。清涼感あふれる美しい谷。


        滝の脇には大きなチャルメルソウ。


        花は終わってしまっているが、見たかったのはこの植物とこれが生育する環境。


        時期的に遅いので花は見られないだろうと思っていたが、奇跡的に1輪だけ咲き残っていてくれた。


        黄色いサバノオ。

     時期的に1ヶ月ほど遅いので、花はまず見られないだろうと思っていたのだが、奇跡的に1輪だけ咲き残っていてくれた。ごく限られた沢の中に咲くこの花、出会えただけでも幸運である。小一時間の登り返しは結構辛いものがあったが、行ってみて良かったと思った。

     山梨県ではまだお目にかかっていないトウゴクサバノオという花がある。こちらの黄色いサバノオに比べるともっと簡単に見つかるはずなのだが、何故か見たことが無い。おそらくはこの黄色い花が咲いているような清涼な谷にひっそりと咲いているのではないだろうか。




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     関西出張の帰り道、京都府の北部にある山に立ち寄らせていただいた。おそらくこの界隈に未だ見たことが無い貴重な花があるらしい。運が良ければ出会えるかも知れない。

     登山口に最も近い道の駅の到着したのが午後9時半、速攻で寝ようとするが寝付けず、11時ごろに寝て朝4時半に起床、登山口に移動して朝6時から歩き始める。長い稜線を歩いてずっと奥深い森まで行く予定である。


        足元にはイワウチワの葉があちらこちらに生えている。


        木の上を見上げればヤドリギがたくさん。


        この森には見事なスギの巨木が散在している。足元が空洞化しているスギの巨木。


        別の木と融合しているスギの大木。


        これはエビネの葉だろうか?この界隈ではこの1株しか見つからなかった。


        この山も相当な鹿の食害に遭っているようだ。一面バイケイソウの森。


        花の色がピンク色に近く、ヒナスミレかと思ったが・・・


        どうやらこれはシハイスミレらしい。

     4~5時間ほど歩いた森の奥深い林床に見たかったサル顔の花がひっそりと咲いていた。


        なんとか出会うことが出来た。


        スギと雑木林が入り混じる林床にひっそりと咲いていたサル顔のエビネ。


        しかしこのエビネ、葉を良く見ると何枚か食われた痕跡がある。きわめて危険な状態に置かれている。


        こちらの株は元気いっぱい。


        奇妙な形をしているが美しい花。サル顔と言うには花に失礼な気もする。

     株数は少なかったがなんとか見たかった花に出会うことが出来た。盗掘も然ることながら、動物にも狙われているこの花、もしもここが山梨県だったならば、即刻保護ネットで囲いに行くところだろう。近年減少が著しいと聞くこの花、これからも咲き続けてくれることを願う。

     山梨県でもかつてはこのサル顔のエビネが咲いていたらしいが、野生絶滅している可能性が高い。しかし、人が近寄らない奥深い山の中や谷の源頭あたりには、ひょっとしたらまだ生き続けているかも知れない。可能性があるならば、いつか探索に出かけてみたいと思う。


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     オキナグサ保護のために保護柵を設置して約2週間が過ぎた。先週無事に開花したという報告を受けたので、今頃はそろそろ満開か、少し過ぎた頃だろう。果たしてこの保護作戦はうまく行っているのか?素人の我々が設置しただけに柵の強度に不安があり、倒れたり破損したりしていないだろうか?鹿の仕業ならばこの柵で大丈夫なはず、しかしもしウサギなどの小動物の仕業だとすると、10㎝角の升目のネットでは網目をすり抜けられてしまう。結果を確かめに茅ヶ岳に行く。


        アカネスミレはまだ咲いていた。


        同じ紫の花だが、こちらは葉が長く立っており、普通のスミレ。


        咲き残っていたアケボノスミレ


        ワダソウももう終わりで、少しだけ咲き残っていた。


        ツクバキンモンソウは咲き始めだが、小さな株ばかり。

     約2時間ほどで柵を設置した現地に到着した。破損は無く保護柵はしっかりと立っていた。中を覗いてみると・・・咲いている。


        しっかりと立っていた保護柵。


        花数は多く無いが、しっかりと咲いてくれたオキナグサ。昨年はひとつも花を咲かせることなく全て食われただけに、感激である。


        茅ヶ岳のオキナグサ。


        面白いことに、ツン立ちして咲くこの場所のオキナグサ。


        200㎜望遠レンズだとこのくらいアップで撮影できる。


        網の外に顔を出している元気な株もあった。


        花の咲いていない場所は食われていないかチェックする。食害は皆無である。

     オキナグサ保護作戦は見事に功を奏したようで、食害は全く観察されず、花を咲かせてくれた。前年の食害のダメージがあるのか、花数はあまり多くないが、きっちりと花を咲かせてくれれば、きっとそのうちもっとたくさん花を咲かせてくれると信じている。ひとまずは保護作戦、成功である。

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     昨年存在を確認した大きな葉の植物がその後どうなっているか、おそらく花を咲かせるほどの元気は無いであろうが、放置された状態になっているため鹿の食害が心配である。今回は昨年とは違う尾根筋のルート(道は無い)を使って現地に行くことを目論んだ。しかし、出発時間があまりにも遅く、歩き始めたのは午後4時を過ぎてしまった。GPSを頼りに尾根筋を登ろうと取り付き口を確認していると、驚いたことにその場所に2人連れの人が登って来た。山頂とは違う方向なので明らかに花探しである。話をしてみると、コアツモリソウの群落があるとのことで、案内していただくこととなった。予定していた方向とは別の方向に進むこととなる。


        案内していただいたコアツモリソウの群落。かなりの数があった。


        ちょうど咲き始めたばかり。


        開花したコアツモリソウ。


        スズムシソウは満開だった。

     予定していた尾根とは違うが、そちらの尾根も登り詰めれば予定した場所の近くに抜け出るはずなので、案内していただいた場所からそのまま尾根に登ることにした。時間がかなり危うくなってきた。


        道無き斜面を登る。道のように見えるのは鹿の獣道。


        尾根に着くとギンランらしきものが何本か咲いていた。


        接写すると距が無い。これはクゲヌマランか?と思ったが・・・


        近くに咲いていたのは距のあるササバギンランだ。

     クゲヌマランを疑う花が咲いていた場所はツガと雑木林の混合した森の林床、クゲヌマランが咲くような環境では無さそうだ。おそらくは距の無いギンラン、あるいはササバギンランと思われる。

     さらに尾根を進んで目的地近傍に到着した。昨年見つけた大きな葉の植物があったはずの場所に行くが・・・いくら探しても見つからない。GPSに座標を登録してあったと思ったのだが、登録してあったのは古いほうのGPSだった。30分ほど斜面を登ったり下りたり、横にトラバースしたりと探したがとうとう出会えずに時間は午後6時を過ぎてしまった。もはや本日出会うのは困難、ルートを変えたために方向オンチの私はまたしても尾根を間違えたようだ。GPSに頼りきりなのも間違える元なのかも知れない。


        偶然見つけた盛りを過ぎたサカネラン。


        コウシュウか、タカオか?この界隈にも正体不明のヒゴタイの葉がたくさんあった。

     正規ルートに抜け出て下山している途中で夕陽が沈んでしまった。ヘッドライト点灯直前になんとか車に到着した。機会を見て再トライである。  

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     年々数を減らしているように見える御坂山塊某山の空飛ぶランだが、一部盗掘もあったと聞くが昨年見に行った様子では踏み倒しも目立っていた。それよりももっと深刻なのはこの山の環境の変化である。10年ほど前に初めて訪れたこの山は直下の斜面がお花畑になっていて、カイフウロやアザミ、タムラソウ、ミヤマオダマキなどがたくさん咲いていたはずである。しかし、今ではテンニンソウのはびこる斜面と化し、さらにそのテンニンソウまでが鹿に食べられている。レンゲショウマも数を減らし、大群落があったユキザサも姿を消してしまった。そして始まってしまったのが下草が減少することによって起こる山肌の乾燥化である。シカの食害を受けている山のほとんどがこのような環境の変化を受けているであろう。この山はまだ笹が繁殖していないから良いものの、もし笹がはびこり始めるとあっという間に笹薮の山と化し、もはや植生の復元は困難となってしまうだろう。

     そのような山の環境の変化によってラン科植物は共生する菌の衰退を招き数を減らすこととなってしまう。今回のカモメっち保護作戦は根本的にはこの環境の変化に対応できるものではない。しかし、少ない範囲でも囲ってあげることによって、その場所だけでも食害から逃れることができ、人の踏み荒らしにも対応できるかも知れない。個人でできることはわずかではあるが、それでもやらないよりはやったほうが遥かにましだろう。本年4ヶ所目の保護柵設置に向かう。


        本日の荷物。1.5mポール30本と保護ネット約50m、ペグ20本、その他設置用の小道具類。


        ミツバツツジが満開だが、今年は花付が悪いようで、まともに咲いていたのはこの木だけだった。


        下草がわずかしか生えず山肌が乾燥したこの環境が花の衰退する大きな原因になっていると考えている。


        このデコボコはイノシシの掘り返した痕跡。いつ花のある場所がやられるかわからない。


        昨年設置した保護ロープだが、一応の効果はあるようで、葉がだいぶ出ている。


        もうすぐ咲きそうなカモメっち。


        しかし、群落内に出来てしまったこの踏み跡は改善する兆しが無い。

     今回保護ネット設置の予定個所は2ヶ所である。7~8か所に分散して群落を形成しているこの花だが、とてもではないが一人で囲いきれるものではない。とりあえずは株数が比較的多く、昨年の踏み跡が目立った2か所を囲うことにする。


        予定地に到着。ここには50株ほど葉が出ている。


        数株はもう数日のうちに咲きそうである。


        3時間弱の作業で設置完了。


        さらにもう1ケ所。しかしこちらはタイムリミットとなってしまい、作業は不完全のまま下山となる。

     午後から出かけたこの作業は、時間との戦い、夕方7時から自然保護グループの会合が入っていて行事の打ち合わせのために出席しなければならない。移動時間を考えると5時半がタイムリミットだ。さらにもうひとつは・・・襲い来るブヨの群れとの戦い。防虫スプレーを再三服と肌にかけたがほとんど効果無く、ヤマヒル対策に持っていたアルコールスプレーを群れに向かって吹きかけたが全くひるまない。10ヶ所以上食われまくった。6時まで作業を行ったが終えることが出来ず、ネットを仮止めした状態で作業を終え下山となった。会合には40分遅刻で出席することとなってしまった。


        ショウマの葉がたくさんあるが、無事に咲いてくれるかどうか?


        ルイヨウボタンは数を増やしているが、実はこの植物は鹿があまり食べない。


        ツルシロカネソウも激減している花のひとつ。

     不完全な作業なので花の咲く頃に再訪して作業を完了させる予定である。これでこの2カ所に限っては食害からも人の踏み荒らしからも逃れることは可能であろうが、根本的な山の植生の変化には全く対応が出来ないわけで、あくまでもこの作業は一時凌ぎのものということになる。根本的には山頂付近を広範囲に保護柵で囲って植生の再生を待つしか無いだろう。6月開催される予定のこの山の植物観察会には役場の職員も参加するらしい。案内役と講師を仰せつかっているので、植生の変化と保護の重要性をアピールすることが出来ればと思っている。

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     情報をいただき、あの長い尾根を中腹までですが登って見てきました。


        見上げる甲斐駒ケ岳


        黒戸尾根のクモイコザクラ


        石碑とクモイコザクラ


        崖に咲くクモイコザクラ

     詳細は後日。

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     この季節の旬の花、クモイコザクラをどこかの山に見に行こうと算段していた。候補はいくつかあり、簡単に行くならば八ヶ岳の地獄谷か、尾白川の上流、ちょっと歩く気ならば鞍掛山が有名で、数は少ないながら乾徳山にもある(今は絶えているかも知れない)。そんな時、1週間ほど前に黒戸尾根にもクモイコザクラが咲いているという情報を花仲間からいただいた。そして6月2日の午後、決定的な方から電話をいただいた。その方とは、今年から甲斐駒ケ岳7丈小屋の小屋番をしている世界的に有名なクライマーの花谷泰広君だ。途中の岩にたくさん咲いて見ごろを迎えているからいかがですかという連絡だった。その場所までは単純に標高差で1,500mくらいあるロングルートだ。しかしその場所に咲くことは今まで知らなかったし、初めて見る場所なので是非とも見てみたくなった。朝4時半に起床して竹宇駒ケ岳神社を6時ごろに出発する。


        いざ、出陣!本日は花探しと撮影時間を含めて12時間の予定。


        途中の林から見上げる残雪の甲斐駒ケ岳。う~ん、遠い。(山頂まで行くわけではないが・・・)


        笹の平付近の笹薮の道


        古い信仰の道だけあって、随所に石仏や石碑が立っている。


        高度を上げるとやがて苔生したツガの森に変わる。


        この尾根で有名な難所のひとつ、刃渡り。鎖があるので普通に通過できるのだが、滑落事故は強風で体ごと吹き飛ばされて起こるらしい。


        刃渡りのミツバツツジと鳳凰山


        刃渡りの岩の斜面にはコイワカガミがたくさん咲いていた。


        岩場に咲くコイワカガミ。怖いのでさっと撮って撤退。


        刃渡りを過ぎると今度は階段と急なハシゴの急登になる。


        4合目の刃利天狗

     刃利天狗に到着したのが11時10分、ここまではコースタイムより若干遅い程度の私としてはきわめて快調なペースだった。さて、この山の植物が面白いのはこの刃利天狗界隈から黒戸山にかけての苔生した樹林帯の中である。小さな植物が多いだけに、苔の斜面を目を凝らしながらゆっくりと進む。


        タケシマラン。普通にある。


        イチヨウランも葉は見かけるが花が咲いていたのはこの一株しか見つからなかった。


        ニョキニョキと花芽を出しているイチヨウラン。


        バイカオウレン。もうほとんど終わっていた。


        圧巻なのがマイヅルソウ、ではなくてそれに混じって出ている小ぶりな葉。これは全てコイチヨウランの葉。


        コイチヨウランの前年の花帆


        葉の紋様が美しい。標高2,000mを越えるこの高度だと、ヒメミヤマウズラになるのだろう。


        山梨県では初めて見る花。


        葉が2回3出複葉(と言うらしい)なので、セリバオウレンと思われる。下に出ているシダのような葉はオサバグサ。

     12時半、情報をいただいた現地に到着する。岩を覗き込むと点々と咲いている。花数をカウントしてみると40輪くらいある。さらに裏側の岩を覗いてみると、そちらにも20輪くらい咲いている。花を付けていない株も含めると100株は軽くあるだろう。個体数を維持して行くには十分な数である。


        5合目小屋跡


        その脇にはミヤマハタザオがたくさん。


        足元にはヒメイチゲ。


        見上げる甲斐駒ケ岳。右に見える尖ったピークを越えれば七丈小屋はすぐそこ。真ん中あたりまで登って根性を無くして撤退した。


        そして、居ました、クモイコザクラ。この株はもう花が散り始めている。


        こちらは少し痛んでいるがちょうど見頃。


        可愛らしい花。


        上から見下ろすとこんな急な岩壁に張り付くように咲いている。


        まだ蕾の株もちらほら。


        石碑とクモイコザクラ。黒戸尾根らしい風景。


        サルオガゼと蕾のコイワカガミとクモイコザクラ


        見上げる岩場に咲くクモイコザクラ

     もう少し撮りたかったのだが、風が吹き始めて花が激しく首を振り、全く撮れなくなってしまう。さらに続々と登山者がやって来て、登りのハシゴを撮影のために占拠するのは難しい状況となってしまう。昼食を含めて1時間半ほどこの可愛らしい花を楽しませてもらい、午後2時から下山を始める。急ぐと明日以降の行動に支障が出るので、ピッチをあげずにゆっくりと下りる。ちょうど刃渡りを渡っているところで情報を提供していただいた花谷君がトレランスタイルで登って来た。この日は七丈小屋にヘリの荷揚げをやったそうで、下で積む荷物の確認が花谷君の担当で、4回飛ばしたヘリの荷揚げを見届けて午後から登って来たそうだ。慣れれば黒戸尾根も楽だと言っていたが、私にはそんなことは絶対にあり得ない。ヘロヘロになりつつ、午後6時半に竹宇駒ケ岳神社に到着した。予定通りの12時間だった。

     昨年の8月にもこの黒戸尾根を下っているが、上部の高山植物も素晴らしいがそれ以上に黒戸山界隈の森が素晴らしかった。なんといっても圧巻のコイチヨウランの数である。そして今回は見つけることが出来なかったが、ミヤマフタバランという珍しい植物も確認している。夏か秋に再訪できればと思う。次は七丈小屋にお世話になることにしよう。

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     もうすぐ梅雨を迎える季節なので、春と呼ぶには遅いが、山の上はまだ春を迎えたばかりで花はまだ一部しか咲き始めていない。昨日黒戸尾根の五合目小屋跡地で見たミヤマハタザオが気になっていた。あれは私が山に登るきっかけを作ったクモマツマキチョウの食草である。10数年前に櫛形山のアヤメ平で一度その美しい蝶に出会ってからは、何度も訪れている櫛形山であるがその蝶を見かけたことが無い。植物は根が残っていれば花が咲かずとも何年かして復活することはある。しかし虫はそうは行かず、1年ごとに生まれ変わるので一度絶えてしまったものが復活することはまず期待できない。しかし、植生が復活してきたアヤメ平や裸山ならば、ひょっとしたらまた飛んでいるのではないか?そんな淡い期待を抱いて、櫛形山を訪れてみたくなった。

     前日累積標高差1,600m、往復距離約16㎞を歩いたので、きっと足が痛いだろう、と思ったが意外とそうでもない。しかし、歩けばきっと足が上がらないだろう、と思ったがそうでもない。若干の足の疲れは残っているが、むしろ前日よりも快適に歩ける・・・気がする。池の茶屋から櫛形山の山頂に至るやや急な斜面を登るが、自分でも驚くほどに足が進む。これならば大丈夫そうだ。三角点手前から櫛形山の藪の中に踏み込んで植生の様子を見ながら、まずは櫛形山山頂を目指す。(写真が超多量なので、前編と後編に分けます。)


        登山道の入り口からいきなりこんな花が咲いている。


        ホソバノアマナ。山梨県では絶滅危惧種Ⅱ類に入っている。


        保護柵の中は緑が豊かである。花は終わっているがこれはコセリバオウレンではないだろうか?


        イワセントウソウ


        ズダヤクシュ


        ツバメオモト。どれも元気いっぱいという感じで咲いている。


        櫛形山三角点への登りではシロバナノヘビイチゴがたくさん。


        振り返って見る荒川・赤石・聖岳


        途中の休憩ベンチから見る白根三山。夜に星の撮影に来るにも良さそうな場所だ。


        北岳はどこから見ても格好良い。


        大きなダケカンバが出迎えてくれる。


        ルートを外れて樹林帯の中に入る。シダの生える森。


        圧巻のトリカブト群落。これだけ生えていると花の時期に再訪してみたくなる。


        お決まりのマルバタケブキ群落。これらは鹿が食べない植物ばかり。


        正規ルートに戻る。山頂付近のコメツガ大木。


        櫛形山山頂に到着。

     当初は保護柵の中と周辺だけ観察して帰る予定だったので、自宅を出たのが9時過ぎ、池の茶屋から歩き始めたのが11時20分だったので、櫛形山山頂で既に時間は午後1時20分である。山頂の看板には裸山まで50分、アヤメ平まで1時間20分と書かれている。あまりゆっくりも歩いていられなそうだ。足は問題無さそうなので少しピッチを上げて歩き、40分で裸山山頂に到着、昼食を軽くとった後、裸山裏側のバリアンスルートを下って西側(モミジ谷側)の入り口からアヤメ平に入った。アヤメ平のゲートには2時半に到着した。


        バラボタン平。ここも鹿の食害でマルバタケブキの森になってしまっている。


        スイカズラ科アオバヒョウタンボク(スルガヒョウタンボク)。鹿の好物で、保護のため柵で囲われている。山梨県絶滅危惧種ⅠB類。


        裸山。まだ春早く、花は咲いていない。茶色い穂は昨年のアヤメ。


        裸山山頂と白根三山。ここで10分ほど休憩して昼食。


        鳳凰山と早川尾根に挟まれた甲斐駒ケ岳がエベレストのような三角錐を描いて格好良く見える。


        裸山のミヤマハタザオ。花が咲くこの季節にクモマツマキチョウが飛ぶはずだが、全く姿は見えず。


        裸山裏側のバリアンスルートを下ってアヤメ平に向かう。途中のタカネフタバランは小さな花穂が出たばかり。


        ミヤマスミレの群落があった。


        ミヤマスミレ。若干時期を過ぎている。


        アヤメ平到着。まだ春早く、花はほとんど咲いていない。

     アヤメ平に到着した。ミヤマハタザオがちらほらと咲いているが、お目当ての蝶が飛んでいる様子は無い。たまに飛んでいるのはモンキチョウだった。やはり櫛形山のクモマツマキチョウは絶滅したと考えたほうが良さそうだ。どこからかまた飛来して住み着いてくれるのを期待するしかないのだろう。

     花はまだほとんど咲いていないがスミレならば咲いているはず、と見渡すが、咲いているのはタチツボスミレくらいだ。しかし、先に進むと紫色鮮やかな大きなスミレが目についた。期待していたサクラスミレだ。しかも想定していた以上にたくさん咲いている。


        タンポポがあった。萼片は開いておらず、二ホンタンポポだ。


        居ました。期待していたサクラスミレ。距離が遠い、望遠レンズを持ってくるんだった。


        足元にも咲いていた。


        ゴージャスなサクラスミレを満喫。


        ミツバツチグリがたくさん咲いている。ミヤマハタザオはちらほら咲いているが蝶はモンキチョウくらいだった。

     アヤメ平の避難小屋前で小休止する。時刻は3時15分だ。周回して池の茶屋に戻るには十分な時間だ。しかし、今回は以前から歩いてみたいと思っていたルートがあった。あまり人が歩くことが無い櫛形山南側を回る巡視歩道である。コースタイムでは1時間半で歩けるようだが、花を探しながら2時間かけて歩いてみたい。逆算すると4時半までに管理歩道の入り口に到着すれば良いことになる。そこまでの移動時間は1時間くらいだろう。ピッチを上げて管理歩道入り口に移動する。


        林の中ではもうすぐ咲きそうなマイヅルソウのお花畑


        いつもと葉の形が違うテンナンショウ


        別の場所でも見かけた。数は少なそうだ。


        樹林帯の中を急ぎ足で進む。


        4時5分、管理歩道の分岐に到着。道標ではここから池の茶屋まで90分、時間的には楽勝で日没までに到着できる・・・はずだ。

     ここから先は今までに歩いたことが無い櫛形山の道だ。どうなっているのか?あまり歩かれている様子が無いので荒れているのでは??といろいろ考えつつ、初めて歩く道に進む(後編に続く)。


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