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Channel: 山梨百名山から見る風景
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剣ヶ峰から昇る多重分割ダイヤモンド富士「ティアラ」 小田貫湿原  平成29年4月14日

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 一晩中空が晴れ渡ったこの季節にしては珍しい好天だったが、朝霧高原からの彗星の撮影は不満足に終わった。朝霧高原で車中泊した目的は前夜の月、未明の彗星、そしてもうひとつ狙っていたものがあった。星の明かりが朝の空に消える頃、小田貫湿原に移動する。

 駐車場に車を止め、GPSに登録しておいた場所に三脚とカメラを担いで移動する。狙ったポジションは川沿いの土手の斜面で三脚が安定せず、平らな場所で最も座標点に近い場所にセットする。ところが、エクステンダーを車に置き忘れてきたことに気付き、取りに戻ってカメラをセットし終えたのはダイヤ10分前になってしまう。久しぶりの剣ヶ峰ダイヤモンド富士、うまく撮れますかどうか?


    ダイヤ前の影富士。200㎜レンズ。


    始まりました。まずは1つ目。


    2つ目+α


    真ん中に小さく3つ目


    さらに多重分割?

 これを600㎜望遠で捉えた画像だと、なかなか面白い画像が撮れていた。


    2分割+α


    5分割+α


    6分割+α


    もうこれは多重分割ダイヤモンド富士「ティアラ」と言って良いと思う。


    ようやく撮影に成功したティアラ。

 しいて言えばあと1歩右寄りで良かったかも知れない。さらに、富士山との距離をもう少し近くすれば、左右の大きな光がもう少し小さくなってもっと均等に分割できたかも知れない。しかし、おおむねこの方角での太陽と剣ヶ峰の大きさがこの界隈でマッチングしてくれるようだ。とりあえずは撮影成功、ということにしたい。

まだ蕾のベニカヤラン 富士山麓  平成29年4月15日

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 昨年の今頃は満開を迎えていたベニカヤラン。何度か撮影に出かけたが満足に撮影出来たものは無かった。600㎜望遠を使うと現在のカメラシステムでは撮影時にブレが生じてしまうことに難点があった。そこで今回は三脚2本を使用してレンズを固定する新しい手技を試してみた。


    ベニカヤランが着生した木。300㎜望遠。


    600㎜望遠。ブレているように見える。


    600㎜、三脚2本でレンズを固定。さほどブレていないはずなのだが、どこにもピントが合っていないように見える。

 おそらく、このブレているように見えるのはカメラ側のブレでは無くて風で揺れる木にあるのだろうと考えられる。画像が荒くなるのを覚悟でIso感度を上げるか、高価な明るいレンズを購入するか・・・今のところ新レンズを購入するほど入れ込んでは居ないし、金銭的余裕も無い。


    位置を変えて日が当たるところでシャッタースピードを早めに切る。


    トリーミング画像。これくらい撮れていれば上出来。ベニカヤランはまだ蕾だ。


    少しだけ開き始めたものもある。

 開花はあと1~2週間先になりそうだ。撮影システムをもう少し考えてみたい。 

富士山に昇る木星 朝霧高原  平成29年4月15日

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 明朝からのスミレ観察会+αのため花見隊が前夜に朝霧高原道の駅に集結した。寝過ごすと大変なので私も車中泊することにして、夕方7時半に道の駅到着。皆さん車が止まっているが・・・既に車内は真っ暗で寝ているらしい。ご年配(?)の皆様は寝るのが早い。空が晴れて月明かりも無く素晴らしい星空になった。明朝は早いので早く寝ないといけないが・・・折角の星空、富士山の上にはひときわ明るい木星が輝いている。ちょっとだけ星空撮影に、ついでに彗星が撮れないかどうか、スカイメモSも持って行く。


    富士山頂に昇った木星。朝霧高原道の駅に隣接するヘリポートから撮影。


    近くには1等星のスピカとアルクトゥールスが輝いていて、夕暮れの東の空は華やか。


    明るい木星。


    スカイメモで追尾。真ん中の赤っぽい星は土星。

 レンズを150㎜くらいにして空を狙うが彗星は捉えられない。考えてみれば、撮っているのは南東の空、しかしそっちじゃなくて彗星が居るのは北東の空ではなかったか??パソコンで位置を確認して来なかったので当てずっぽうに撮ってみるがやはり捉えられず、時刻は8時半となり撤退となる。明朝も早い。さっさと寝なければ。

6人並んで剣ヶ峰ダイヤモンド富士を狙う 朝霧高原  平成29年4月16日

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 春のスミレ観察のため花見隊が朝霧高原に集結し、前日から車中泊した。まず狙うのは・・・花では無くて剣ヶ峰から昇る割れるダイヤモンド富士だ。早朝5時過ぎに朝霧高原道の駅を出発し、撮影地に向かう。GPSで位置を確認し、横一直線に6人、約10mの幅で7本の三脚を並べてダイヤの時間を待つ。カメラの設定等を調整してもらって、さて、秒読み開始、5・4・3・2・1で一斉にシャッター連写を始めるが・・・ここで一人電池切れとなってまさかの脱落。若干時間計算が狂い、連写開始から約20秒後に太陽が現れ始めた。


    いちばん右の位置で構えた私のカメラだと太陽は剣ヶ峰の右から現れてしまった。


    それでも割れるダイヤモンド富士は撮影成功。


    若干春霞が出て光芒はいまひとつだったが、光が3つは出ている。


    あっという間に終わり。


    600㎜望遠レンズ


    右から太陽が現れた。


    一応は4分割


    5分割?はちょっと無理。


    わずかに位置が右にずれて、ティアラにはならず。


    惜しかった。

 しかし、この日は6人横並びで撮影したので必ず撮影に成功している人が居るはずだ。全員の画像を確認すると全員剣ヶ峰で割れるダイヤの撮影(脱落者を除く)に成功しており、いちばん良く割れていたのはいちばん左側の位置のカメラだった。GPSの座標を記録して後にカシミール3Dで軌道を再計算してみると、このくらいの距離だと思っていたよりも左側の軌道でティアラになるようだ。しかし、GPSの座標は衛星の補足状況によって5mくらいずれることはしばしば起こるので、この軌道が全て正しいとは言い切れない。


    いちばん右寄り、私の位置からの太陽軌道。


    いちばん左寄り、最も均等に多重分割した位置からの太陽軌道。

 1昨年から始めたこの割れるダイヤモンド富士の撮影だが、始めたばかりの頃はこの軌道データ取りに多大な時間を費やした。しかし大人数でやると1回の撮影で一気にデータが揃ってしまうという利点がある。次回からのティアラ狙いに今回のデータを参考にさせてもらおう。

朝霧高原のスミレ 平成29年4月16日

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 先日下見に出かけた時はまだ蕾で1輪も咲いていなかったスミレがようやく咲き始めた。


    朝日を浴びて咲き始めたヒナスミレ


    ここのヒナは葉に斑が入ったフイリヒナスミレが多い。


    フイリヒナスミレ


    咲き始めたばかりのエイザンスミレ


    エイザンスミレ


    こちらも咲き始めたばかりのキスミレ


    お見合い中。


    まだ少しだけ。


    ヨゴレネコノメソウ


    ニリンソウも葉っぱだけ。

 例年よりも開花が遅れている。見頃を迎えるのは来週以降だろう。

北杜市のスミレを散策  平成29年4月16日

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 朝霧高原から北杜市に場所を移動してスミレの観察に出動する。現地の入り口でさらに3人が合流し、総勢9人という大人数での観察会となる。


    アケボノスミレが咲き始めていた。これが咲いていれば、他のスミレも咲いているはずだ。


    アケボノスミレ。もっと色黒のタイプがあるはずだが、まだ咲いていなかった。


    エゾアオイスミレ。春の早い時期に咲くスミレ。


    エゾアオイスミレ。あまり数は無い。


    イブキスミレが姿を現した。清涼感あふれるスミレ。


    イブキスミレがたくさん。


    日当たりの良いところでは元気にアカネスミレが咲いていた。


    アカネスミレ


    アカネスミレもたくさん。


    ニオイタチツボスミレはあまり数が無かった。


    そしてお目当てのスミレが登場。


    ゲンジスミレ


    6輪咲いた欲張り株。もっとたくさん咲かせていた株もあって、今年は大当たり。


    ピンク色の株


    こんな虫が媒介するのだろうか?


    ゲンジとアカネのコラボ。しかし交雑種は見つからなかった。


 場所を移動してもう1ヶ所。


    ミツバツツジが咲いている。これが咲いていればおそらく咲いているはず。


    居ました。フイリシハイスミレ。


    まだ咲き始めたばかり。葉はたくさん出ている。


    山梨県ではおそらくここにしか咲かない貴重なスミレだ。

 予定ではもう1ヶ所だったのだが、なにせ花見隊の観察会なので納得できる写真が撮れるまでは次に進まない(進めない)のが花見隊だ。ピッチが遅いがその代わりに見落としも少ない。この日は想定外の場所にもゲンジスミレが咲いていて(おそらく分布を広げたと思われる)足が止まってしまった。朝の割れる剣ヶ峰ダイヤモンド富士良かったのでこの日は運を使い果たしただろうと思っていたのだが、その後も驚くほどのゲンジスミレに出会えた素晴らしい1日だったと思う。

花咲かじじい作戦 ネット張り  平成29年4月某日

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 咲かなくなってしまった花を咲かせようと、テンニンソウを除去し木の枝を掃って日当たりを良くし、肥料を撒いてやったが昨年はとうとう姿を見ることは出来なかった。それどころか、世話した場所はシュロソウをはじめとする今までに生えていなかった草が増殖してくれたにもかかわらず、それらは全て鹿に食われてしまった。つまり、やって来た努力は鹿の餌を増やしただけという結果に終わってしまった。順番を間違えたのであろう。先に保護ネットを張るべきだったのだ。しかし、そうすることによって花の在り処がわかってしまうというためらいがあってネットを張らなかったのだが、もはやそんなことは言っていられない状況となった。待った無し、ネットを張ることにする。


    伐採が進んで森が明るくなっていた。


    標高が高いだけあって、まだ雪が残っていた。


    荷揚げしておいた荷物を取り出して、さらに今回持ち上げた資材を使ってネットを張る。


    草むしりの効果はある程度出ているようだ。


    資材にいろいろと問題があることもわかったが、作業3時間にしてなんとかネット張り完了。


    日当たりも改善している。さあ、出てくれ!と祈るばかりである。

 今年は保護活動を実際の行動に移す始まりの年と位置付けている。最低でもあと2ヶ所、4月と5月のうちに囲わなければならない場所がある。どこまでやれるのか、どこまで守れるのか、全くわからない。

越野の君を再訪  平成29年4月初旬

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 4月8日に訪れた時にはまだ蕾だったアズマイチゲはもうそろそろ開花している頃だろう。数を増やしているように見える越野の君のその後も見てみたいが、それ以上に気になっているものがある。


    沢沿いにヒナスミレが満開。


    今年は当たり年なのか、ブーケのようになっている。


    シロバナエンレイソウも咲き出した。


    しかしアズマイチゲは・・・一旦は開いたようだが、空模様が悪くなり閉じてしまったようだ。


    残念。


    越野の君は新しい株も出ていた。


    越野の君をパトロール。盗掘は無いかどうか? 大丈夫そうだ。


    登山道沿いで踏まれそうな株は石で囲ってあげる。


    不運にも踏まれてしまった株は添え木で修復してやる。


    そんなふうに花に愛情を注いでやると、花のほうから姿を現してくれることがある。前回は蕾だったこの花。


    今度はしっかりと開花してくれていた。


    シロバナの越野の君、今年も出会えました。1年限りのものと思っていただけに、出会えて嬉しい。

 「私たちを守ってください」と花が告げているような気がしてならない。

「山と花と星の奏でる音楽会」予告  平成28年4月20日

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 4月22日開催予定の音楽会、兼上映会まであと2日と迫りました。ちょっとだけ上映する画像の予告をします。

 『雪化粧』
 「Bring the Snow」という曲に合わせて上映します。この曲はこの冬に上映されたディズニー映画『Moomins at Christmas』の主題歌です。


    雪庇が発育した金峰山


    雪化粧した甲府市の里山 積翠寺


    樹氷の三ツ峠の夜明け


 『忘れられない空』
 山上で見た思い出の空を集めてみました。曲は宮本笑里の「Sola」です。


    巻雲が流れた南アルプスの空 6月の鋸岳から


    青い空を映す姫池 9月の平ヶ岳から


    夕焼けの空 夕暮れダイヤモンド富士の後に広がった高尾山の空


    雲海上のダイヤモンド富士 雲海だけでなく空に流れた雲が良いアクセントを添えてくれました。 雨ヶ岳から


 『絶滅危惧の花たち』
 「竹田の子守歌」のピアノ演奏に合わせて上映します。今回は山梨県の絶滅危惧ⅠA類に限定して画像を集めてみました。


    ウチョウラン 御坂山系の山


    カイコバイモ 南部町の山


    ホソバノツルリンドウ 山梨県東部の山


    カイジョウロウホトトギス 山梨県南部の山


 上映予定のビデオ編集はほぼ終了しましたが、歌手の歌に合わせて上映するパワーポイントの編集はまだ完了していません。毎度のことですが、出来上がるのは当日の朝になるかと思います(笑)。

 山に登る方も登らない方も、音楽が好きな方もそうで無い方も、きっと楽しめる音楽会&上映会になるかと思います。皆様のご来場をお待ちしております。

『山と花と星の奏でる音楽会』 盛況に開催終了しました。

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 平成29年4月22日(土)に開催された『山と花と星の奏でる音楽会』ですが、声楽家2名とピアニスト1名をゲストにお迎えし、約60人ほどのご来場者をお迎えして盛況に開催終了しました。


    メンバー5人


    ご協力いただいたスタッフらとともに


 今回上映したプログラム





 歌とスライド(パワーポイント)の切り替えタイミングが合わなかったり、捜査を間違えたりというミスもありましたが、声楽家と行う音楽会としては初めての試みの割にはうまく出来たのではないかと満足しています。

 機会がありましたらまた開催したいと思っております。ご来場の皆様、ありがとうございました。



 今回の上映の目玉、割れるダイヤモンド富士

未だ咲かず 甲府市北部林道のスミレ  平成29年4月23日

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 昨年見つけたスミレだが、交雑種のカクマかどうか決着が着いていなかったスミレ、そろそろ咲いている頃かと思い訪れてみたが・・・未だ咲かず。


    日当たりの良い場所でようやく咲いたタチツボスミレ。


    このスミレはもうそろそろ終わり。エゾアオイスミレ。


    アケボノスミレは咲き始めたばかり。


    色黒のアケボノスミレ。


    エイザンスミレも咲き始めたばかり。


    葉が細くて一見ヒゴのようにも見えるが、薄く色付いておりこれもエイザンスミレ。


    こちらは葉が細くて花弁も白い。ヒゴスミレ。毎年咲く場所が移動しているのが面白い。


    一株だけ気の早いマルバスミレ。


    日当たりの良い斜面に少しだけアカネスミレ。


    今盛りなのがこのシハイスミレ。


    しかし昨年に比べるとかなり数が少ない。これからまだ咲くのかも知れない。


    葉を立てたこの姿はマキノのようにも見えるが・・・花の色はシハイスミレ。

 昨年問題のスミレを発見した場所を訪れてみたが、まだ花も葉も出ていなかった。たくさんあったアカネスミレも咲いていないが、早い時期に咲くはずのゲンジスミレが全く見つからない。斜面がもろいこの林道、ひょっとしたらと心配をしていたのだが、土が崩落して崩落止めのネットが露出してしまっているところが随所に見られ、斜面の雑木林が切られて環境が変わってしまっているようにも見える。まだ時期が早かったようだが、無事に咲いてくれることを願う。


    気になるこの崩落した斜面。木も切られている。


    桜もまだ満開になっていない。少し早かったようだが、スミレが無事に咲いてくれることを願う。

ベニカヤラン開花  平成29年4月23日

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 昨年も何度か撮影に出かけたベニカヤラン、今年も1週間ほど前に訪れてみたが、まだほとんどが蕾だった。そして再訪してみると、8部咲きというところではあるが、午後の遅い時間で陽が射し込まなかったこともあり、やはりうまく撮影出来ない。


    開花したベニカヤラン。400㎜望遠でIso640まで上げて撮影するが、全くまともに写ってくれない。


    比較的近いところにあったものを200㎜で撮影。


    400㎜にすると、やはりまともには写らず。


    何度トライしても高い木の上に居るこの花は撮れる気がしない。


    トリーミング。やっとこの程度。

 日の当たる条件の良い日に、出来るならば再トライしてみたい。

花が咲き始めた甲府市の里山  平成29年4月26日

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 そろそろ日当たりの良い場所では咲き始めた頃ではないだろうか? 昨年は大規模な盗掘に遭って楽しみにしていたあの大株の花は見ることが出来なかった。その後何ヶ所か自生している場所を見つけたが、無事に育っていてくれているのかどうかも心配だ。花の観察とパトロールも兼ねて甲府市郊外の里山を訪れてみる。


    ジシバリ。これは普通の地面にも咲くが・・・


    こちらは何故かこのようなアスファルトの隙間のような、厳しい場所を好んで咲く。


    タカサゴソウ。ちょうど見頃。これでも絶滅危惧種。


    ギンラン。だいぶ数を減らしている。


    ショカッサイ


    ジュウニヒトエ。今日は修理から帰って来たばかりの超広角レンズ10-20㎜をフル稼働。周辺環境を一緒に写し込んでみた。


    シュンラン


    チゴユリが満開。


    ツクバネウツギ


    たくさん花をつけたツクバネウツギ


    ガマズミ


    アケボノスミレは葉っぱがたくさんあるが花はあまり咲いていない。


    シャガ

 そして今日も藪をかき分けてあの花を探す。いつもと違う藪をかき分けて登ると、道の無い岩の上に祠が立っていた。道は無いが赤テープが点在しているということは、誰か来ているということなのかも知れない。


    こんな藪の中に祠が・・・


    発見。こちらはまだ咲き始めたばかり。


    こちらは八部咲きといったところか。


    しかし日当たりの悪い林の中はまだ固い蕾。


    こちらはまだ土から顔をだしたばかり。

 昨年見つけてGPSに登録しておいた場所に行ってみると、森林管理用に設けられた細い道の脇にあったはずの株はいくら探しても見つからない。昨年秋には葉が残っているのを確認したはずだが・・・どうやら盗掘に遭ってしまったようだ。数にして5~6株といったところだろう。残念。これで管理歩道、遊歩道を含めて、道らしきところから見える株は全て消失してしまった。比較的簡単に入山できる里山ゆえに、盗掘が後を絶たず残念である。何も成すすべが無いことも悔しい。盗掘だけでなく、昨年大規模な下刈りが行われた場所は次第に笹が覆いはじめ、この花の数自体が減少してきているように見受けられる。年々危うい状況になりつつあるように見える。


    人の行かない藪の中で咲いていた貴重な一株。こちらは激減しており、既に消滅カウントダウンの状況に陥っている。

甲斐駒ケ岳に沈む夕陽を狙うが・・・失敗 甲府市白山  平成29年4月27日

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 夕方からは天気が崩れる予報だったが、午後4時を過ぎても甲斐駒ケ岳が見えている。雲が広がってはいるが、雲を突き抜けて太陽が見える。これならば夕暮れの甲斐駒ケ岳に沈む赤い夕陽が見られるのではないだろうか? カシミール3Dで場所を探し、急いで出かける。


    こんなところにスミレが。


    カイイワカガミは満開。この場所だけでは判断できないが、今年はたくさん咲いているように見える。


    カイイワカガミ。


    目的地はこの東屋。しかし、ここからは甲斐駒ケ岳が見えず。

 甲斐駒ケ岳に夕陽が沈む10数分前に目的地の東屋に到着したが、想定外にこの東屋から甲斐駒ケ岳は見えなかった。急いでその先にある岩のピークに登ると、そこからは甲斐駒ケ岳が見えた。しかし、到着した時には甲斐駒ケ岳に雲が巻いてしまい、山頂は見えなくなってしまっていた。


    ここからならば甲斐駒ケ岳が見える。


    しかし・・・あと10分というところなのだが甲斐駒ケ岳は雲が巻いてしまっている。


    山頂の雲が赤く染まってくれないかと願うが・・・。  この位置だと山頂の真ん中には沈まないが、雲で拡散して円い夕陽が甲斐駒ケ岳の上で輝くはずだった。


    今頃は山頂あたりに夕陽が差し掛かっている頃だ。

 雲に巻かれて甲斐駒ケ岳に沈む赤い夕陽は残念ながら見られなかった。


    アオダモ満開。


    色が赤紫だが、これはトウゴクミツバツツジなのか?


    それなりの夕焼け空になったが、甲斐駒ケ岳には相変わらず雲が巻いている。


    夕暮れの甲府盆地。


 実は、この日の本命は夕暮れのダイヤモンド甲斐駒ケ岳ではなくて、その1時間後に甲斐駒ケ岳に沈んで行く月齢0.6の地球照の月だったのだ。この雲なので見える可能性はきわめて低いが、ひょっとしたら雲の切れ間に一瞬だけ見えるかもしれない・・・という淡い期待を抱いて、7時過ぎまで待ってみることにした。


    あの雲の切れ間に一瞬だけでも見えてくれれば・・・


    今頃あの雲の切れ間に姿を現しているはずだが・・・


    時刻は午後7時1分。もうそろそろ山頂の左側に沈む頃だ。残念、見えず。

 残念ながら月齢0.6の細月は捉えることが出来なかった。この失敗は次の成功に繋がると信じている。また挑戦。

Silent Star Night ~『山と花と星の奏でる音楽会』から~

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 去る平成29年4月22日に開催された『山と花と星の奏でる音楽会』の際に上映した作品です。

 この曲の美しさとその詩を読んで感動し、上映会の前日にこの作品を作りました。Silent Star Night という英語が正しいかどうか分かりませんが、静かな夜に広がった星空という意味でこのような題を付けました。10-20㎜超広角レンズを使って撮影した星空の世界です。


    星の大河を 渡れたら

    旅が終わり 始まりに


 詩も曲も素晴らしいですが、歌っているサラ・オレインの歌唱力が凄いです。



 Silent Star Night




    本栖湖に昇った冬の大三角形とオリオン座。左側の小さな筋はふたご座流星群。



    カラマツの林に昇る冬の大三角形。中藤山からの富士山はほぼ真南に位置し、真上に冬の大三角形が南中します。



    北岳に昇る天の川。5月連休に仙丈ケ岳から撮影したカットです。



    木星・金星と冬の大三角形。平ヶ岳直下から撮影した未明の星空です。上が木星、木の間に見えるのが金星です。冬の大三角形を左上がりに貫く筋が冬の天の川、右上がりにうっすらと見えるのが黄道光です。



    金峰山五丈岩に輝く冬の大三角形と木星。ハーフ拡散フィルターという手製のフィルターを使って星の輝きを強調して撮影したカットです。

深草観音界隈のコガネネコノメソウ  平成29年4月28日

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 何年前のことか記憶が定かではないが、まだ花にあまり詳しく無かった頃だと思う。深草観音から岩堂峠の界隈を訪れた時に斜面一面を黄色く覆い尽くすほどの黄色い花の群落を見た。しかしその時の写真は撮っていなかった。いつかあの黄色い群落を写真に収めに行こうと思いつつ、もう何年も過ぎた。一昨年も訪れているはずだが、花期がずれたのか、群落はお目にかかっていない。おそらくそろそろ咲いている頃だろう。


    ここはイブキスミレがたくさんあった場所だが、伐採作業のため削られてしまった。もはや復活は困難だろう。


    少し離れた場所で生き残っていたイブキスミレ。花はもう終わっている。


    ニリンソウが咲いている。しかしこの花もだいぶ数を減らしたように見える。


    キケマン


    深草観音

 コガネネコノメの咲く付近に到着した。沢の流れる岩にそれらしきものが見えたので近付いてみると・・・ちょっと違う。さらに探すと、それなりの群落はあったが、かつて一面黄色になるほど咲いていた斜面にはそれほど咲いていなかった。


    それらしきものを発見。しかしこれは・・・ツルネコノメ。


    こっちが探し物のコガネネコノメ。


    それなりには咲いている。


    コガネネコノメソウ。


    これでも山梨県では絶滅危惧種ⅠB類。


    黄色く染まっていたのはこの斜面。しかし、斜面が乾燥してしまってかなり数を減らしてしまっている。残念。

 もうひとつ気になっていることがあった。仲間のブログでこの界隈にあったスミレをシハイスミレだと言い張っていた女性が居たそうだ。先生と呼ばれる方がそう言ったから間違いないと言っていたそうだが、スミレの中ではそれほど判別が難しくないスミレを先生が間違えるとは考えにくい。本当にこの界隈でシハイスミレを見たのではないだろうか? 兜山側にはシハイスミレがあるのは知られているが、深草観音や岩堂峠あたりではまだ確認していない。そこで、日当たりが良くて咲いていそうな斜面を登って行くと・・・雑木林とアカマツ林の混在する林床に紫色の小さなスミレが咲いていた。


    ルート上ではないが、岩堂峠に近い斜面に咲いていた。


    シハイスミレ。


    葉が立って少し切れ長に見えるのは甲府市北部の林道に咲くシハイスミレとそっくり。

 GPSで位置を確認し、ルートを短絡して下山しようと目論んだのだが・・・この界隈は切り立った崖が点在しており。もろに崖の上に出てしまった。短絡失敗。


    左手に見えるこの岩の感じは・・・おそらく深草観音周辺の崖。


    案の定岩の上に出てしまい、下りられない。

 時間はもうすぐ午後5時半になる。登り返して岩堂峠に戻り、ここでヘッドライト装着して下山するが、ライト点灯するギリギリの6時半に車を止めた林道脇まで戻ることが出来た。

 まだ満開にはなっていないが、コガネネコノメソウは数を減らしているように見える。おそらくは環境の変化か、鹿の食害による斜面の乾燥化が原因なのであろう。先行きが心配である。シハイスミレはスギ・ヒノキやカラマツの林床とは相性が悪いようで、どうやら雑木林やアカマツの林を好んで咲くようだ。兜山から帯那山にかけての山域には広範囲に分布していることが推定される。

朝霧高原で出会った花たち  平成29年4月29日

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 富士山麓にベニカヤランの撮影に出かけたのだが、残念ながら車がいっぱいで駐車できず、スルーして朝霧高原に出かけた。一番の目的は今真っ盛りを迎えているはずのコガネネコノメソウだ。


    居ました。コガネネコノメソウ。


    ちょうど満開。先日訪れた深草観音界隈よりもこちらのほうが元気そうに見える。


    他にもいろいろな花が咲いている。ヤマエンゴサク。


    同上。今回も10-20㎜超広角レンズを駆使して撮影。


    水仙のような葉がたくさん。これはキツネノカミソリ。下に生えている緑の葉はアズマイチゲ。


    咲き残っていたアズマイチゲ。


    一週間ほど遅かった。山梨県ではこれほどのアズマイチゲ群落は見たことが無い。


    道路脇にあったこのスミレは園芸種のスミレ。こんなところに生えていて植生が変わってしまうのでは?と少し心配になる。


    もうひとつ奇妙なスミレに出会った。葉っぱはイブキスミレ、花はニオイタチツボスミレのようだが・・・


    側弁に毛が生えていてニオイタチツボでは無い。ネットで調べてみると、これも園芸種のニオイスミレというスミレだった。


    こちらは普通の野生のスミレ、アケボノスミレ。


    こちらは先週見たスミレ。ここのヒナスミレは花弁の縁がピンクに染まっていて上品に見える。


    そしてこちらが初めて見ておったまげたスミレ。


    おったまげたオクタマスミレ。

 オクタマスミレは昨年も探しに出かけたが、とうとう出会えなかったスミレで、ようやく今年出会うことが出来た。情報をいただいた花友さんと探し当ててくれた花仲間に感謝である。



キクザキイチゲ咲く山へ 長者ヶ岳  平成29年4月29日

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 昨年はダイヤモンド富士を見るためにテント担いで山頂泊したこの山だが、残念ながら富士山は雲に隠れてダイヤは不発に終わている。しかしその時にこの山で見たたくさんのトウカイスミレや満開のキクザキイチゲは素晴らしいものだった。花期が遅れている今年はダイヤの時期にはまだトウカイもキクザキも咲いていなかったようで、そろそろ見ごろを迎えている頃だと思う。混雑する時間を避けて昼過ぎの12時40分ごろから登り始める。


    スギ・ヒノキの林床ではフモトスミレが真っ盛り。


    こちらは葉に筋が入ったフイリフモトスミレ。両者が仲良く咲いている。


    日当たりの良いベンチの脇にはニョイスミレ。田貫湖ほとりの遊歩道沿いにもたくさん咲いていた。


    ヒノキの林床に咲いていたコミヤマカタバミ。


    富士山は雲に隠れてご機嫌斜め。

 休暇村への分岐点あたりから、目的の花のひとつであるナガバノスミレサイシンが姿を現した。そのあたりから山頂まではこの花がたくさん咲いている。さらに高度を上げるとキクザキイチゲとトウカイスミレが姿を現した。しかしいずれも昨年よりは数が少ないようだ。キクザキイチゲは花数は少ないものの、小さな葉は昨年以上にたくさん出ているように見受けられ、おそらくは数が減っているのではなくて今年の花付きが悪い(昨年が良すぎた)のではないかと思われる。中腹で小雨が降り出してしまいカッパを着たが、通り雨でこの時はすぐに止んでくれた。しかしその後・・・!


    カタクリが満開。


    こちらはエイザンスミレ。この山では意外と少ない。


    姿を現したナガバノスミレサイシン。標高1,000m付近の中腹から山頂にかけてたくさん咲いている。


    小さな小さなスミレ、トウカイスミレ。撮影してくださいとばかりに良い場所に咲いていた。


    小雨が降ったが、雨が上がった時には富士山の裾野に虹が出た。展望が悪かったのが残念。


    シロバナナガバノスミレサイシン


    花弁の中まで真っ白。


    ナガバノスミレサイシン群生


    キクザキイチゲがお目見え。


    満開のちょうど見頃を迎えていた。


    3兄弟


    夕陽を背に咲くキクザキイチゲ


    小さくて地面を這うように咲いているトウカイスミレは撮影が難しい。


    ナガバノスミレサイシンとトウカイスミレ。


    長者ヶ岳山頂から見る富士山。一時は青空が広がったが再び雲行きが怪しくなってきた。


    山頂付近にはこんな変なものも。ピンク色をしたキクザキイチゲの葉。成長はしないと思うのだが、もし花が咲いたらどんなのが咲くんだろう?

 存分に花を楽しみながら4時15分山頂到着。コースタイム2時間のところを3時間半かかって登ったことになる。もう誰も居ないだろうと思っていた山頂にはテント泊の若者4人組が歓談中だった。山頂周辺を散策して4時半ごろから下山を始める。5時半ごろから空が暗くなってきたので早めにヘッドライトを装着した。その直後、小雨が降り出してきたかと思ったら・・・ゴロゴロゴロという雷鳴が轟いた。ほぼ頭の真上である。早く高度を下げねば・・・と小走りに登山道を下りるが、傾斜の緩いこの尾根はなかなか高度が下がらない。そのうち頭上で閃光が走ったかと思ったら5秒もしないうちに雷鳴が轟くようになってきた。雷雲が少し下がってきたようだ。毛無山の山塊は既に真っ黒な雷雲がひっかかっている。雨はあられが混じるようになってきた。


    空が真っ暗になってきたかと思ったら・・・ゴロゴロゴロと雷鳴が轟き出した。まずい!小走りに下山。

 早く尾根から離れなければ危ないので、休暇村分岐点からは距離が遠くなるが傾斜が急な休暇村側の登山道をひたすら下りた。標高800mあたりまで下りたところで雷鳴は遠のき、空が明るくなってきた。6時10分、休暇村の登山口に到着、ここまで来れば安心だ。あとはゆっくりと田貫湖湖畔を歩いて駐車場に戻った。


    田貫湖から見る富士山は雲の中。下に巻く黒い雲は稲妻が走っていた。

 まだ4月だというのに既にゲリラ豪雨の季節を迎えてしまったような空だった。数年前の5月連休に大菩薩連邦をテント泊縦走した時も同じような雷雲に捕まったことを思い出した。あの時はもっと高度が高くて隣の山に稲妻が落ちるのが見え、生きた心地がしまかった。まだ春だからといって、山の天気は侮れない。



    こんな上品な色をした花にも出会えた。


    薄ピンク色のキクザキイチゲ



オキナグサ保護作戦 茅ヶ岳へ  平成29年4月30日

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 昨年は鹿(と思われる)の食害に遭ってひとつも花を咲かせることなく終わってしまった茅ヶ岳のオキナグサ。その状況を見て、その時に来年は必ず守ってやるとこの花に誓った。そして今年に入ってから保護柵のポールを20本荷揚げしたが、心配していた予想が的中してしまい、オキナグサが咲くザレ地は地盤が固くて(おそらくザレ地の下が岩盤になっている)ポールが全く刺さらなかった。今回は金槌と金属杭を持って行って地面にポールの穴を空けてから刺しこもうという作戦である。一人ではとてもやり切れそうもないのでうーさんに助っ人をお願いして二人で出かけた。

 町内会の清掃活動が想定していたよりも時間がかかり、大明神林道の登山口から歩き始めたのは午後1時半になってしまった。しかも、前日の長者ヶ岳の下山で雷に遭い、小走りに下りた足の疲れが抜けておらず全く足が進まない。カメラ2台と三脚2本を詰め込んだ重さよりは遥かに軽いはずなのだが、とてつもなくザックが重く感じる。何度も登っている茅ヶ岳の中で今回が一番辛かったのではないかと思うほどに疲れ切って、なんとか現地に到着した。それでも、かかった時間は2時間くらいでいつもとそれほど変わらなかった。


    ヘタれているアカネスミレ。この日の自分を見ているようだ。


    こっちは元気なアカネスミレ。うらやましい・・・。


    アケボノスミレ


    アケボノいっぱい。しかし・・・この日はしゃがみこんで撮影すると立ち上がるのに一苦労。足に力が入らない。


    やっと現地に到着。予想していた通り、試しに立てておいたポールは半分が倒れてしまっている。


    まだ葉が出たばかりのオキナグサ。花は咲いていない。


    おそらくこれは鹿の足跡。

 鉄杭をハンマーで地面に打ち込み、通路を作ってポールを立てるが、やはり岩盤に当たってしまってせいぜい10㎝くらいしかポールが刺さらない。とてもではないがこれでは雨風に耐えられないだろう。とりあえずはポールを立ててネットを張るが、斜面の上部は岩になっていてポールが刺さらず樹林の縁に立てざるを得なかった。四苦八苦して3時間ほどかかってなんとかネットを設置したが・・・あと3mほどネットの長さが足りず、全部は囲い切れずに作業は終了となってしまう。ポールの強度もいまいちで、補強のための鉄杭を打ち込む必要がある。


    もうすぐ日没。ネットの長さが足りず囲い切れなかったが、本日はここまで。


    素人丸出しの保護ネット。鉄杭を補助に打ち込むとかなりしっかりとポールが固定できる。次回はこの鉄杭を荷揚げして再作業だ。


    日没過ぎの6時半に山頂に立つ。南アルプスの上に月が輝く。


    富士山も姿を見せてくれた。ヘッドライト点灯し夜景を見ながら下山。

 花期が遅れたことが幸いしてゴールデンウィークに入ってもまだオキナグサは咲いていない。連休中に鉄杭と不足分のネットを担いで再訪し、保護ネットを完成させる予定である。今年こそはこの花を守ってやりたい。

甲斐駒ケ岳に沈む夕陽 大笠山  平成29年5月2日

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 朝から気持ち良い青空が広がったこの日だったが、さすがに季節が季節だけに1日中青空というわけには行かない。夕方になると薄雲が広がってしまったものの、富士山と南アルプスの山々は雲がかからずにすっきりと見えている。これならば・・・甲斐駒ケ岳山頂に沈む夕陽が見られる。狙うのは割れる甲斐駒ケ岳ダイヤモンドだが、場所が確保できるかどうか・・・? カシミール3Dで調べると愛宕山の上にある大笠山の中腹あたりが良いのだが、この山があまり人気が無いのは折角の眺望なのに大きな電線が通っていて邪魔になることだ。たぶん割れるダイヤの位置は確保できないであろうが、甲斐駒ケ岳に沈む夕陽ならば十分に狙えるだろう。


    大笠山の展望地に到着するが・・・予想通り電線が邪魔。甲斐駒ケ岳で割れるダイヤはもう少し下だが、眺望が得られない。


    夕陽が甲斐駒ケ岳に傾く。


    300㎜望遠だと電線がカットできる。


    甲斐駒ケ岳に沈む夕陽。可能ならば赤くて丸い夕陽を撮りたかったが、この日の空模様では無理。


    200㎜望遠にすると電線が視野に入ってしまう。


    綺麗な夕暮れの空だったが・・・電線は邪魔。


    大笠山山頂。下から20分ほどで登れる。


    噴水の跡のようなものがあるが、眺望は無い。


    展望地に戻る。夕暮れの明かりが灯る甲府盆地。


    暗くなったので電線は目立たなくなったが、やはり邪魔である。

 この下の愛宕山からでも撮影できる日がもうすぐやって来るが、やはりもう少し高度のある山の上から狙いたい。そのほうが夕陽が赤くなるからだ。季節を変えて冬の茅ヶ岳の山塊からでも良いのだが、摩利支天が目立って来て甲斐駒ケ岳の形が三角錐を描かなくなってしまうのが難点だ。
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