Quantcast
Channel: 山梨百名山から見る風景
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2943

割れる月光ダイヤモンド富士撮影失敗 朝霧高原  平成29年4月13日

$
0
0
 この季節にしては珍しく、日没前から雲ひとつない快晴の空が広がった。今宵は16夜の月が昇る日だ。前日の15夜の月のほうを狙っていたのだが、残念ながら富士山は現れず、この日は風も少なく撮影には絶好の条件が揃った。朝霧高原道の駅付近で剣ヶ峰から月が現われるのは午後9時11分ごろだ。座標をGPSに転送して午後8時半に現地に行く。ところが、登録した座標点は木が邪魔になって富士山の眺望が悪い。その先には見晴らしの良い広場が広がっており、そこで三脚を構えることにしたが、衛星の補足状況が悪いのかGPSの座標が軽く10mほどずれてしまう。何度か位置を修正して良さそうな場所に2台のカメラをセットしたのはもう月の出の5分前になってしまった。


    もうすぐ月の出。月でも影富士が出る。200㎜望遠レンズ。


    600㎜は三脚2本で固定したが、ピントが合っていなかった。


    出た!と思ったら月は剣ヶ峰の右から出てしまった。


    剣ヶ峰の右から現れた月。完全に立ち位置がずれた。


    あと10~15m左だった。なんとなく割れて見えなくもない。


    もう剣ヶ峰を越えている。


    残念。今回も失敗。


    シルエット剣ヶ峰


    600㎜で捉えた月


    エクステンダー外して300㎜で捉えた月

 今回はGPS座標点で視野が得られなかったための立ち位置の失敗である。600㎜望遠には改造8角形絞りを装着し、Iso感度6400まで上げてシャッタースピード1秒~2秒の間で撮影を行ってみたが、月光の光芒の出方はこの設定で良さそうである。月齢15か16の月に限定される月光ダイヤモンド富士だけに、撮影の機会はさほど多くは無い。これからも挑戦が続く。          

Viewing all articles
Browse latest Browse all 2943

Latest Images

Trending Articles