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Channel: 山梨百名山から見る風景
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この水草はやはりタヌキモ  令和4年8月27日

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 8月初旬に訪れた際に池のほとりで見慣れない藻を発見した。葉の様子からタヌキモではないかと思っているのだが、ひょっとしたらそろそろ黄色い花を咲かせているかも知れない。花が確認出来ればタヌキモで間違いないはずである。


    池を再訪してみると、誰かが池の中に入ったようである。新しい足跡と池の底をさらったような跡があった。


    ヒメマツカサススキだが、この株の右にあったはずの株が消失している。他の草も無くなっており刈り払われたようである。


    ヒメマツカサススキの花はまだ咲いていないが、だいぶ膨れてきている。


    藻の一部も沼底がさらわれて無くなっているように見える。


    黄色い花を期待していたのだが残念ながら花は咲いていない。


    トリーミング画像。しかし良く見てみると花穂と思わしき穂のようなものが出ている。


    水量が少なく空気にさらされてしまいそうな部分がある。


    トリーミングして良く見てみると、丸い袋のようなものがたくさん付いている。


    一部を抜いて調べてみる。あまり大きな藻ではない。


    先頭部分。葉は細くて枝分かれし、側面に小さな突起がある。水を蓄えた小さな袋がたくさん付いている。


    袋のような部分の拡大。これはタヌキモの特徴である虫を捕える捕虫嚢という袋であることが判明した。


    捕虫嚢の拡大。袋によっては中に何か入っている。


    根の部分だが、土の中には入っていないようである。

 花は確認出来なかったが捕虫嚢が付いていることが分かったので、この水生植物はタヌキモと見て間違い無さそうである。池の周辺を散策してみたが発見できたのはこの1ヶ所のみだった。


    池の中にポツリと白いものが浮かんでいる。


    葉の見えないヒツジグサ


    こちらは葉が付いている。

 ヒツジグサはまだ葉を十分に展開しておらず、少しだけ咲き始めたところだった。この花がたくさん咲いている頃にタヌキモの花も咲いているのではないだろうか?また訪れてみたいと思う。


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