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Channel: 山梨百名山から見る風景
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富士山麓探索するが花は見つからず  令和3年7月18日

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 富士山中腹の探索を終えてスバルラインを下ってきたが、まだ日没には時間があるし、夕立は無さそうな晴れた空が広がっている。富士山麓に広がる草原およびその近傍を散策してみる。


    ニッコウキスゲが咲いている。


    普通にありそうだが山梨県では個体数が少ない。


    樹林の中に入ってみる。ガンクビソウの蕾


    サワギク


    結実したヤマシャクヤク


    昨年はこのあたりで数株咲いているのを見つけたが、今年はテンニンソウだらけで花は見当たらない。


    辛うじて見つけたのはこの葉っぱ1枚だけだった。今年はオオバナオオヤマサギソウは咲いていないようである。

 期待していたオオバナオオヤマサギソウは昨年見かけた周辺も散策してみたがとうとう発見出来なかった。鹿の食害とテンニンソウの増殖で危機的な状況に陥っているかも知れない。

 もう花が終わってしまっている可能性が高いが、別の場所のランを見に行ってみる。


    何か保護対策をしてあるかと期待していたのだが昨年同様に無法地帯になっていた。


    花はもう終わっていた。昨年は2本咲いていたはずだが今年は1本だけ。奥の木の根元にあった株が見当たらない。


    花は咲いていない個体があるのを確認した。

 踏み跡が明瞭になってしまい地面が固くなりつつある。踏み荒らされた個体がありそうだが盗掘もあったのではないだろうか?保護対策を行うと聞いていたのだが何もされていないのは残念だった。

 さて、もう1ヶ所、そろそろ満開になっているであろう花を見に行ってみる。


    ユキノシタがまだ咲き残っていた。


    用水路に生えるバイカモ


    水路一面に咲いているのを期待していたのだが咲いているのは水路の両脇だけだった。


    バイカモの花。ほぼ満開である。


    小さくて撮影が難しい。

 朝から1日中花を追いかけた1日となった。昨年見た花が今年は無くなっていたり、保護すべき花が放置されていたりと残念な現状を垣間見た1日だった。行政に働きかけてもなかなか動いてくれないのが現状である。個人的に保護に乗り出すかどうか、また検討しなければならなそうである。

(追記 後の情報でキンセイランの場所は保護柵とロープが設置されることが決まったらしく、近日中に工事が始まるようです。)


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