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Channel: 山梨百名山から見る風景
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椹池の植物観察会に参加 令和3年5月16日

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 椹池で植物観察会が開かれるということで、ほぼ飛び入りで参加させていただいた。春まだ早い椹池は水生植物はまだあまり生えておらず、主に池の周辺に生えている樹木を中心とした勉強会となった。ほとんど樹木の知識の無い私には新鮮な観察会だったが、解説していただいた話は1分も経たないうちに記憶の中から消えて行く・・・。


    椹池近傍の近傍に咲いたヤマツツジ。池のほとりに咲くレンゲツツジもほころび始めている。


    いろいろ教えていただいたが、今回はカエデの仲間だけ覚えることにする。これはウリハダカエデ。


    伐採地などに群生しているカエデ、カジカエデ。


    大きな木もある。カジカエデの葉はカナダの国旗の紋章と同じ形をしている。


    コミネカエデの葉。5裂してさらに切れ込む。


    コミネカエデ


    こちらは少し葉が大き目でヤツデの葉を小さくしたようなハウチワカエデ。


    エンコウカエデ。花が上向きに咲き、葉は5裂してやや深く切れ込む。


    マルバアオダモ。マルバと名が付くが葉の先は円く無い。

 他にもマルバカエデ(ヒトツバカエデ)や葉柄に年輪状の層が出来るアオハダなどいろいろ見せていただいたが、頭は飽和状態を越えてしまったので今回はカエデだけにしておきたい。


    湿地に咲いていたクリンソウ


    ハリスゲの仲間がたくさん生えていた。


    上部の雄花部が短く、これはヒカゲハリスゲか?


    ヤチボウズがあった。


    さて、このスゲは何?


    先端部が雄小穂、その下に雌小穂が3~4つ付いている。


    鱗片は縁が黒紫色で先端部が尖り、果胞は嘴が長い。これはタニガワスゲであろう。乙女高原のヤチボウズと同じものだ。

 観察会を終えて昼食をとった後に解散となった。その後、再度池のほとりに行って花満開となっているスゲの仲間を存分に撮影してきた。


    水量が少なくカンガレイの根元が見えてしまっている。


    花満開、雄しべと雌しべを伸ばしているスゲ。


    実になって鱗片と果胞を良く観察しないと正体は確定できないが、おそらくヌマアゼスゲと思われる。


    もう1種類別のスゲが生えている。


    黄緑色の花を咲かせているのは何だろうか?茎に小さくて細い葉が付いている。シズイか?実になってから確認したいがその頃には水量が増えて近付けない。

 移動して別の花を見に行ってみる。


    イチリンソウが咲いていた。


    ヤマルリソウ


    ラショウモンカズラ


    見たかったのはこの黄色い花。


    少し時期が遅かったうえに天候が悪く花はあまり開いていない。


    今年は復活して咲いてくれたヤマブキソウ

 ヤマブキソウが咲いていた斜面は一昨年の台風による大雨で斜面が流出してしまい昨年は一株も発見出来なかった。今年は咲いているとの噂を聞き確認に行ってみたところ、以前とあまり変わらないくらいに復活してくれていた。一安心である。


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