丹沢山系の神奈川県側では存在が知られているが山梨県側にもあるらしいヤシャイノデという珍しいシダがある。ネットで調べると道志村にあるらしいという情報はあるがどこかは全く分からない。たぶんどこかにあるのだろうが、あるとすれば渓谷の中の可能性が高い。いちばん大きな山が大室山であるが、まずは下見で林道を奥まで車で走ってみて、渓谷の様子を下調べしてきたいと思う。今回は道志の湯の脇を走る林道をいちばん奥まで行ってみたい。
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道志の湯の脇を走る林道を行くと、耳にしたことはある的様(まとさま)があった。
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遊歩道を下に下りてみる。
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これが的様の滝だろう。確か川底に弓の的のような円形の模様が見えるはずだが、どこだか分からない。
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岩壁に生えていたのはヤマイタチシダ。滝から吹く風で揺れる。
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ここにあったのはオオハナワラビだった。
さらに車を奥まで進め、ところどころに現れるシダの生えた岩壁を調べながら進むが目ぼしいシダは見つからない。ブナの森キャンプ場を過ぎたところで車を止めて渓谷に下りてみる。
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下に平らな広場があり、たき火をしたような跡があった。ここもキャンプ場の一部なのだろう。
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清涼な沢の流れ。水が澄んでいる。対岸にあるテープは何?
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植林帯のテープに沿って奥に進んでみる。
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これは畔ヶ丸方面に行ける登山道だった。ほとんど歩かれている様子は無く、GPS上にはルートが出て来ない。
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渓谷沿いには道があったので進んでみる。
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流れは穏やか。苔の生えた美しい渓谷が続いている。
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たぶんこれはツルシロカネソウの葉。
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小さな二段滝
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滝の脇にはオウレンシダ
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登れそうだが・・・ザックも何も持たずに空身で来たのでここまでで折り返す。
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戻ると右岸に赤テープがあったのでそちらの沢に入ってみる。
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イワタバコが付着した岩
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渓谷は荒れている。赤テープはこのあたりから尾根に登るように誘導しているが無視して沢を進む。
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水量はあまり多く無い。
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水量が減り渓谷はだいぶ狭くなってきた。登れそうだがここまでにして尾根に登り上げる。
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尾根にはしっかりと道があった。道を確認したところで戻る。
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手前にあった小ピークに登ってみると、ひのき前頭という山名が付いていたのにはちょっと驚いた。
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向こうに見えるのはたぶん鳥ノ胸山だろう。
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道を引き返して来たら案内板があった。川沿いを歩いたので見落としたようである。
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右が畔ヶ丸コース、左が先ほどのひのき前頭コース。周回できるようだが、まともな道では無いように思う。
綺麗な渓谷で、GPSの地形から見て渓谷の傾斜はあまりきつくはなく、尾根まで登り付けそうな感じがする。尾根にエスケープすればあまり使われてはいないがルートがあるということであろう。美しい渓谷ではあるがしかし、目的のヤシャイノデが生育して居そうな感じは無い。
さらに林道を奥まで行ってみよう。(後編に続く)

道志の湯の脇を走る林道を行くと、耳にしたことはある的様(まとさま)があった。

遊歩道を下に下りてみる。

これが的様の滝だろう。確か川底に弓の的のような円形の模様が見えるはずだが、どこだか分からない。

岩壁に生えていたのはヤマイタチシダ。滝から吹く風で揺れる。

ここにあったのはオオハナワラビだった。
さらに車を奥まで進め、ところどころに現れるシダの生えた岩壁を調べながら進むが目ぼしいシダは見つからない。ブナの森キャンプ場を過ぎたところで車を止めて渓谷に下りてみる。

下に平らな広場があり、たき火をしたような跡があった。ここもキャンプ場の一部なのだろう。

清涼な沢の流れ。水が澄んでいる。対岸にあるテープは何?

植林帯のテープに沿って奥に進んでみる。

これは畔ヶ丸方面に行ける登山道だった。ほとんど歩かれている様子は無く、GPS上にはルートが出て来ない。

渓谷沿いには道があったので進んでみる。

流れは穏やか。苔の生えた美しい渓谷が続いている。

たぶんこれはツルシロカネソウの葉。

小さな二段滝

滝の脇にはオウレンシダ

登れそうだが・・・ザックも何も持たずに空身で来たのでここまでで折り返す。

戻ると右岸に赤テープがあったのでそちらの沢に入ってみる。

イワタバコが付着した岩

渓谷は荒れている。赤テープはこのあたりから尾根に登るように誘導しているが無視して沢を進む。

水量はあまり多く無い。

水量が減り渓谷はだいぶ狭くなってきた。登れそうだがここまでにして尾根に登り上げる。

尾根にはしっかりと道があった。道を確認したところで戻る。

手前にあった小ピークに登ってみると、ひのき前頭という山名が付いていたのにはちょっと驚いた。

向こうに見えるのはたぶん鳥ノ胸山だろう。

道を引き返して来たら案内板があった。川沿いを歩いたので見落としたようである。

右が畔ヶ丸コース、左が先ほどのひのき前頭コース。周回できるようだが、まともな道では無いように思う。
綺麗な渓谷で、GPSの地形から見て渓谷の傾斜はあまりきつくはなく、尾根まで登り付けそうな感じがする。尾根にエスケープすればあまり使われてはいないがルートがあるということであろう。美しい渓谷ではあるがしかし、目的のヤシャイノデが生育して居そうな感じは無い。
さらに林道を奥まで行ってみよう。(後編に続く)