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Channel: 山梨百名山から見る風景
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青々と葉を展開するヒメウラジロ 令和2年10月24日

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 本日3ヶ所目の訪問地である。山中湖のダイヤモンド富士が撮影できる季節となり、冠雪した富士山もなかなか美しい。しかしスマホのライブカメラで見てみると富士山は雲隠れしている。本日は当初の予定だった道志村・山中湖方面に行くのは止めて、今年1月・3月・6月と3度訪問しているが元気に葉を展開しているところをまだ見ていないヒメウラジロを見に行ってみる。冬になると乾燥から身を守るために葉を丸めてしまうヒメウラジロはまだ大丈夫なはずである。


    どっさりのハキダメギク。いつも見ているのは小さな個体ばかりだがこんなに大きくなる。


    石垣の隙間から生えているイヌシダ


    そしてこれが目的のヒメウラジロ


    たくさん生えている。しかも青々とした葉を展開している。


    こんなにたくさん、凄い。


    4度目にしていちばん良い状態のこのシダを見ることが出来た。


    昨年の丸まった葉はそのまま枯れたようである。


    名前の通り裏側は真っ白。


    葉の辺縁に胞子嚢を付ける。


    青々とした元気なヒメウラジロ。


    やがて雲が晴れて富士山が姿を見せてくれた。


    しかしやはり富士山と一緒にこのシダを撮影するのは難しい。しかし、これだけ撮れれば上出来である。


    トラノオシダかと思ったがちょっと違う。


    円形ソーラスが葉の辺縁寄りに付着しており、これはオウレンシダのようだ。


    トキワトラノオ。このシダも青々として光沢を放っており元気である。


    裏側にはこれでもかというくらいの山盛りソーラスが付着。


    石垣の上から見下ろすトキワトラノオ


    同じくヒメウラジロ


    もう日没である。

 本日はあまり歩かなかったが、初めて見るシダや状態の良いヒメウラジロなど、良いものをたくさん見ることが出来た。運動不足だったことを除けば、本日はとても有意義な1日だった。


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