亜高山帯から高山帯の日当たりの良い草地に生育するピンク色のランである。小型の花を総状に多数付け、開花している時には良く目立つ。八ヶ岳、南アルプス、御坂山系、富士山に生育しているがいずれの場所も個体数は多くは無い。櫛形山では一時減少していたが、保護柵の効果が現れて著しく復活した。しかし平成26年をピークに同じ場所に咲くアヤメの勢いに押されてやや減少傾向にある。自然界では熾烈な生存競争が繰り広げられている。
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テガタチドリ 平成30年7月 八ヶ岳で撮影。鹿の食害と笹の侵入によりだいぶ数が減ってしまっている。
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ピンク色の小さな花を総状に多数付ける。
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平成29年7月 北岳で撮影。こちらも個体数が減っているように思う。右側に咲いているのはハクサンチドリ。
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平成27年7月 櫛形山で撮影。保護柵の効果が現れてたくさん咲いてくれたテガタチドリ。
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同上
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平成27年7月に撮影した櫛形山裸山のテガタチドリ。この年が最も多く咲いた。アヤメがちらほらと混ざっている。
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平成30年7月に撮影した上記と同じ場所。アヤメの復活が著しいが、反面テガタチドリは減少している。熾烈な生存競争が繰り広げられている。
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テガタチドリ 平成30年7月 八ヶ岳で撮影。鹿の食害と笹の侵入によりだいぶ数が減ってしまっている。

ピンク色の小さな花を総状に多数付ける。

平成29年7月 北岳で撮影。こちらも個体数が減っているように思う。右側に咲いているのはハクサンチドリ。

平成27年7月 櫛形山で撮影。保護柵の効果が現れてたくさん咲いてくれたテガタチドリ。

同上

平成27年7月に撮影した櫛形山裸山のテガタチドリ。この年が最も多く咲いた。アヤメがちらほらと混ざっている。

平成30年7月に撮影した上記と同じ場所。アヤメの復活が著しいが、反面テガタチドリは減少している。熾烈な生存競争が繰り広げられている。
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