キツネノカミソリとオオキツネノカミソリ
キツネノカミソリとオオキツネノカミソリの花の違いをここで整理しておきたいと思う。 まずはキツネノカミソリ。 令和2年8月22日 石空川(いしうとろがわ)渓谷で撮影したキツネノカミソリ 雄しべは花弁より短いか同じくらいの長さで、花弁の中にほぼ収まっている。 令和4年8月6日 朝霧高原で撮影したキツネノカミソリ...
View Articleヒシの花が咲き出した 令和4年8月9日
ヒシが生育する河川の近くに出張があったので立ち寄ってみた。ミズアオイもそろそろ咲き出しているかと思ったのだがまだ全く咲いていない。 ヒシがたくさん生育している河川 アメリカミズキンバイの黄色い花が咲いている。 アメリカミズキンバイ。ミズアオイは葉だけで花はまだ見当たらない。 アメリカミズキンバイの黄色い花。葉は根元がやや広くて柄がない。...
View Article忍野の用水路周辺を散策 令和4年8月10日
都留市に出張があり、午後から忍野の用水路周辺に生育している水草を中心に散策に行ってみる。何ヶ所かまわる予定だったのだが早朝からの出張だったため、昼食後に睡魔に襲われ1時間ほど車中で寝てからの散策開始となった。あまりぐっすりとは眠れず、暑くて目が覚めた感じである。 まずは用水路に生えているミクリを見に行ってみる。...
View Article本栖湖パール富士・・・だが? 令和4年8月10日
忍野の用水路に生育する植物の観察を早めに切り上げて次の場所に移動する。途中で雨が降り出したが日が照っている。これはきっと虹が出ているのではないかと、精進湖に立ち寄ってみる。 思った通り虹が出ていたのだが、太陽があっという間に雲に隠れてしまい薄い虹が写ったのみだった。 富士山は綺麗に見えている。目的地に移動である。...
View Articleマツグミが咲いた 甲府市八王子山 令和4年8月11日
咲くのを楽しみにしているマツグミであるが、7月下旬に訪れた際はまだ蕾だった。そろそろ咲いているはずである。富士山も見えているので再び八王子山に行ってみる。 マツグミが寄生する木と富士山 咲いているだろうと思ったのだが・・・ まだ咲き始めたばかりで蕾が多い。このマツグミは花付きがあまり良く無さそうである。 こちらの木は咲いているが花付きがあまり良く無い。...
View Article雨の中のエゾミソハギ散策 令和4年8月12日
富士吉田に出張があり、午後から湖の周辺の植物散策に行ってみる。到着した頃には霧雨程度だったが間もなく土砂降りの雨に変わり、車の中で2時間近く待機することになってしまう。小雨になったところで車の外に出るとまままた雨脚が強くなりまた待機。時刻は4時になってしまい、結局3時間以上も待機することとなってしまった。少し小降りになったところでカッパを着て笠を差して花を見に行ってみる。...
View Article富士山麓の草原の花散策 令和4年8月14日
早朝に出発したかったのだがネットをいじっているとあっという間に時間が過ぎて8時を過ぎてしまった。天候は曇、これならばまだ花が咲いているかも知れない。日が昇ると花を閉じてしまう気難しい花が全開しているのを見てみたいのだが、昨年も探しに行ったもののやっと見つかったのはお昼頃で花はもう閉じていた。今年こそはと思っていたのだがまたしても出遅れである。...
View Article満開のヒメハッカ 令和4年8月14日
ネットで調べてみるとヒメハッカは富士五湖のほとりに比較的多く生育しているようで、竜ヶ岳の中腹にも生育しているようである。その中でも最も見つかりそうな湖に探しに行ってみる。休日で駐車場が混雑しているであろうから、午後4時過ぎを狙って行ってみることにしたのだが、途中で交通渋滞に巻き込まれ到着したのは5時になってしまった。探せるのは1時間ほど、うまく見つかるのかどうか?...
View Articleナツエビネは夏バテ 令和4年8月15日
昨年生育を確認したナツエビネを見に行ってみる。暑い日が続いているので今年は花を咲かせずに立ち枯れしてしまったものが多いのではないかと思う。雨が降って数日なので、おそらくヤマヒルもたくさん居るだろう。足元に虫よけスプレーを念入りに吹きかけ、アルコールスプレーを2個持って出陣である。 昨年初めて花の咲いているのを確認した個体だが、今年はもう花が終わっていた。...
View Article山梨県絶滅危惧の樹木類一覧
2018年版山梨県レッドデータブックに登録されている絶滅危惧の樹木類はおおむね以下の通りである。 絶滅危惧ⅠA類(CR) ヤツガタケトウヒ(マツ科) ヤチダモ(モクセイ科) 絶滅危惧ⅠB類(EN) ヒメバラモミ(マツ科) ミヤマビャクシン(ヒノキ科) レンゲイワヤナギ(ヤナギ科) ヨコグラノキ(クロウメモドキ科) モクゲンジ(ムクロジ科) ヘビノボラズ(メギ科)...
View Articleカラスザンショウ (ミカン科) Zanthoxylum ailanthoides Siebold et Zucc. var. ailanthoides
北海道を除く各地に分布し、日当たりの良い低地の二次林に生育する落葉高木である。樹高は6~8mだが、15mほどになるものもある。葉は互生して枝の上部に集まってつき、独特な笠状の樹幹をつくる。葉には臭気があり、葉身は奇数羽状複葉、小葉は 9 ~ 15...
View Articleフユザンショウ (ミカン科) Zanthoxylum armatum DC. var. subtrifoliatum (Franch.) Kitam.
関東以西の暖地山林や岩場に生育する常緑低木である。樹高は 1.5 ~ 3mになる。雌雄異株だが日本では雄株は見られない。葉柄の基部の茎に対生または単生する刺がある。葉は特有の香りがあり、互生し奇数羽状複葉で、葉軸には翼があるのが特徴である。小葉は被針形から被針状長楕円形。花は小さく黄緑色、円錐状につく。果実は 2 ~ 3...
View Articleヤツガタケトウヒ (マツ科 ) Picea koyamae Shiras.
亜高山帯の針葉樹林に生育する常緑針葉高木である。幹の高さ20m、径30~50㎝ぐらいになる。樹皮は灰褐色で鱗片状に薄くはがれ落ちる。葉は線形長さ6 ~ 12㎜で、断面は四角形、葉枕が良く発達する。球果はずんぐり形からやや長形の円筒形で先端部がやや尖る。雌雄同株で、花期は 5 ~ 6月、下向きに球果を付ける。八ヶ岳周辺に生育しており個体数は少ない。 2018年山梨県カテゴリー:絶滅危惧ⅠA...
View Articleヒメバラモミ (マツ科 ) Picea maximowiczii Regel ex Carrière
山地帯上部~亜高山帯下部の林中に生育する常緑針葉高木である。幹の高さ25 ~ 35m、径 50 ~ 80㎝になる。樹皮は灰褐色でやや厚く、古くなると不揃いな鱗片状にはげ落ちる。若い枝は黄褐色ないし赤褐色で、葉は線形で長さ10 ~ 13㎜、横断面は菱形をしていて、4面に白い気孔帯がある。球果は 3 ~ 6㎝でトウヒ属の中では最も小さい。良く似たアズサバラモミは球果はが7 ~...
View Article乙女高原に咲く花たち 令和4年8月19日
山上の草原ではそろそろマツムシソウが見ごろを迎えるシーズンになっている頃だろう。山梨市に出張があったので、仕事を終えた午後から乙女高原を訪れてみる。 山上の草原に青紫色のアクセントを添えている花 ヒメトラノオ 葉は対生し、葉柄は無いかあっても短い。ヤマトラノオの変種とされており、葉の幅が狭い。 シラヤマギク シラヤマギクは葉の形が三角形、茎が赤紫色。...
View Article身延町の田園と用水路を探索 令和4年8月22日
生育場所の情報がほとんど無い水草があり、山梨県レッドデータブックの分布図から推察すると身延町から南部町あたりの水田あるいは用水路あたりに生育していると推定される。広大な面積なので見つかる可能性はきわめて低いのだが、あるとすればそろそろ白い花を咲かせている時期ではないかと思う。身延町の田園地帯はどんな感じなのか、何ヶ所か見に行ってみる。...
View Article