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Channel: 山梨百名山から見る風景
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八ヶ岳を再訪する(前編)  平成30年7月14日

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 先週訪れた八ヶ岳であるが、雨に濡れてカメラが故障してしまいほとんど花の撮影が出来ないまま終わってしまったのでもう一度訪れてみることにした。おそらくは終わってしまっている花が多いであろうが、まだ蕾だった見ておきたい花もあった。早朝に歩き始めて上のほうまで行ってみようと思っていたのだが案の定寝過ごして出発が大幅に遅れてしまう。予定していた山頂までは行けなかったが、それでもそれなりの花を見ることが出来た。


    先週はそれなりの数を見たヤマトキソウだったが今回はこの株しか発見できず。一人だとなかなか見つけられない。


    前回は見なかったラン科の植物を発見。


    花はまだ蕾。葉の形と花期を考慮するとミヤマモジズリと思われる。

 見たかった花の咲いている場所に到着した。先週は見頃だった何種類かは予想通りもう終わりかけていた。


    写真記録を撮っておきたかったひとつがこのタカネアオチドリ。まだ十分に見られる株もあった。


    最大の株はもう終わりかけていた。この界隈は有名になってしまったのか踏み跡が目立つ。


    こちらも花が痛み始めているがまだ十分に見られる。ニョホウチドリ。


    こちらはもう完全に痛んでいる。コハクラン。


    マクロ接写。


    別の場所で見た株ももう終わりかけだった。


    ヒメムヨウランも終わりかけていた。

 さて、ここからが見たかったツレサギソウ属の花だが、花の同定が間違っているかも知れないので参考程度に見ていただければと思う。


    いちばん見ておきたかったのがこの花。タカネサギソウ。


    もうひとつが先週はほとんど蕾だったこの花、ミヤマチドリ。


    タカネサギソウ(右)とミヤマチドリ(左)が豪華に並んで咲いている。


    タカネサギソウ。長い距がある。


    ミヤマチドリはほとんど距が無い。良く見ると丸い突起があるのだが写真では見えない。


    樹林帯の中で見つけたミヤマチドリは色が緑色で別物のように見える。


    もうひとつ、気になっていたのがこの花である。当初はキソチドリと思っていたがちょっと違うし、生育環境も草地の中である。


    萼片が反り返らない、距が長く、花の色がやや黄色っぽい。


    近くに咲いていた別株。この長く伸びた距はホソバノキソチドリだろう。


    こちらは樹林帯の中で見た典型的なキソチドリ。


    萼片が長くて反り返る、ないしは曲がる。距はほとんどが前方に湾曲し、やや短い。花の色も薄い緑色。

 こうして2種類を並べてみると、やはり前者はホソバノキソチドリと見て良いと思う。生育環境も草地の中と樹林帯の中と違っている。ツレサギソウ属は判別が難しく、間違っているかも知れない。

 今回取り上げたのはラン科植物であるがそのほかにもいろいろな花に出会うことが出来た。(後編に続く)







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