平成23年11月16日
いったい今年の天気はどうなっているのか?9月終わりに少し雪が降って、富士山や南アルプスが少しだけ雪化粧したかと思ったらその後は雪ではなくて雨ばかり。雪はすっかり解けてしまった。南アルプス林道バスの運行が終了する11月中旬になってもまだ雪化粧していない南アルプスなど今までに見たことがない。甲府盆地から見る農鳥岳は少し白くなっているように見えなくもないが、実際はどうなのか?夜叉神峠まで登って白根三山の様子を見に行った。
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夜叉神峠登山口の紅葉 色付きはいまひとつ。
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晩秋の夜叉神の森
11時、夜叉神峠登山口に到着。秋晴れのすがすがしい空が広がる中を、11時半出発。しばらくぶりの山歩きですぐに息が上がるが、順当に1時間、休憩無しで峠まで登り付く。夜叉神峠から見上げる白根三山は・・・やはり雪が無い。キタダケソウはだいじょうぶなのだろうか?来年きちんと咲いてくれるのだろうか?氷河期の生き残りのその花は雪無しでは生きて行けない花だ。
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晩秋の夜叉神峠
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夜叉神峠から見る白根三山 まだ雪を纏っていない。
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夜叉神峠から見る晩秋の北岳
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晩秋の陽 向こうに見える尖った山が高谷山
登りながら5〜6人とすれ違ったが、峠に着くと平日ということもあって誰もいない。軽食を取りつつ40分ほど休憩し、今度はすぐ向こうに見える尖った山、高谷山に向かう。まだこの山には登ったことが無いのだ。夜叉神峠から見ると山頂直下が急峻に見えたが、登ってみるとさほどきつくなく、20分ほどで山頂に到着した。北岳側の林にぽっかりと穴が開いていて、北岳が良く見える。反対側はカラマツの林の隙間から櫛形山の上に立つ富士山が見えた。さほど眺望が良いとは言えないが静かで居心地の良い山頂だった。20分ほど休憩して下山、1時間ほどで登山口駐車場に到着した。
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高谷山中腹から見下ろす夜叉神峠登山口、芦安、そして甲府盆地
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高谷山山頂から見る北岳
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カラマツの林の隙間から見る櫛形山と富士山
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同上(ズーム)
この季節になっても雪のない白根三山は異常としか言えない。高谷山の気温は5℃くらいだったので、暖かいとは言えないが、その後、20℃を越える暖かい日が1日あった。そして、11月23日の夕方から夜にかけて降った雨で、ようやく白根三山は雪化粧してくれた。このような天候が続くと、鹿の食害以上に植生に影響が出てしまうかもしれない。特にキタダケソウは、いつ絶滅するかも知れない危機的な花だと思う。
いったい今年の天気はどうなっているのか?9月終わりに少し雪が降って、富士山や南アルプスが少しだけ雪化粧したかと思ったらその後は雪ではなくて雨ばかり。雪はすっかり解けてしまった。南アルプス林道バスの運行が終了する11月中旬になってもまだ雪化粧していない南アルプスなど今までに見たことがない。甲府盆地から見る農鳥岳は少し白くなっているように見えなくもないが、実際はどうなのか?夜叉神峠まで登って白根三山の様子を見に行った。

夜叉神峠登山口の紅葉 色付きはいまひとつ。

晩秋の夜叉神の森
11時、夜叉神峠登山口に到着。秋晴れのすがすがしい空が広がる中を、11時半出発。しばらくぶりの山歩きですぐに息が上がるが、順当に1時間、休憩無しで峠まで登り付く。夜叉神峠から見上げる白根三山は・・・やはり雪が無い。キタダケソウはだいじょうぶなのだろうか?来年きちんと咲いてくれるのだろうか?氷河期の生き残りのその花は雪無しでは生きて行けない花だ。

晩秋の夜叉神峠

夜叉神峠から見る白根三山 まだ雪を纏っていない。

夜叉神峠から見る晩秋の北岳

晩秋の陽 向こうに見える尖った山が高谷山
登りながら5〜6人とすれ違ったが、峠に着くと平日ということもあって誰もいない。軽食を取りつつ40分ほど休憩し、今度はすぐ向こうに見える尖った山、高谷山に向かう。まだこの山には登ったことが無いのだ。夜叉神峠から見ると山頂直下が急峻に見えたが、登ってみるとさほどきつくなく、20分ほどで山頂に到着した。北岳側の林にぽっかりと穴が開いていて、北岳が良く見える。反対側はカラマツの林の隙間から櫛形山の上に立つ富士山が見えた。さほど眺望が良いとは言えないが静かで居心地の良い山頂だった。20分ほど休憩して下山、1時間ほどで登山口駐車場に到着した。

高谷山中腹から見下ろす夜叉神峠登山口、芦安、そして甲府盆地

高谷山山頂から見る北岳

カラマツの林の隙間から見る櫛形山と富士山

同上(ズーム)
この季節になっても雪のない白根三山は異常としか言えない。高谷山の気温は5℃くらいだったので、暖かいとは言えないが、その後、20℃を越える暖かい日が1日あった。そして、11月23日の夕方から夜にかけて降った雨で、ようやく白根三山は雪化粧してくれた。このような天候が続くと、鹿の食害以上に植生に影響が出てしまうかもしれない。特にキタダケソウは、いつ絶滅するかも知れない危機的な花だと思う。