3年ぶりの訪問となる山梨県最大の甲斐の姫君自生地である。武田神社の桜が満開で今年は花付きが良いように見受けられ綺麗である。おそらくこちらの山の甲斐の姫君も満開を迎えている頃だろう。その後どうなっているのか?数は増えているのか?それとも斜面が崩落して減ってしまっているのか?楽しみでありながらちょっと心配でもある。登り始める前に、ちょっと登山口周辺の梅の木を覗き込んでみると・・・やはり、この界隈は着生ランの宝庫である。
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クモランが固まって着生していた。種を飛ばしたガラが残っている。
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こちらはカヤラン。昨年のガラと今年の蕾が付いている。まだ蕾は固く、咲くのは2週間くらい先になるだろうか。
今回歩く登山道は今やほとんど歩く人は居らず、ところどころ崩落していて現在は廃道になっている。ところどころ看板が付いてはいるがほとんどあてにならない。GPSを片手に入山する。
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満開のミツマタに朝日が差し込む。
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スギ林の林床にはテンナンショウ属。これは広義のマムシグサと思われる。
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この山域には多いナガバノスミレサイシン。葉はたくさん見かけるが花は少ない。
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4年前に訪れた際にも見かけた正体不明のスミレの葉。葉の裏が茶色で、当時は斑入りのゲンジスミレかと思ったが違う。花が咲かないとわからないがフモトスミレではないかと思う。
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日当たりの良い斜面に咲いていたキランソウ。
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ここのキランソウは紫色が鮮やか。
予定していた3時間ほどで目的地の直下までやって来た。ふと斜面を見ると笹のような葉っぱが出ている。良く見れば甲斐の姫君の葉ではないか。後ろを歩いていたメンバーが花が咲いているのを見つけてくれ、さらに周辺を探してみたらそれなりの個体数が発見された。以前にはこの辺りには無かったか、見落としていたかも知れないが、これだけ咲いていると気付かなかったとは思えず数が増えたと思ったほうが良いだろう。
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目的地よりも下の場所で新たに見つかった甲斐の姫君。
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それなりの個体数も花数もあった。
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個体数を増やして生育域を拡大したとみて良いだろう。
現地に到着。以前並んで咲いていた場所は葉っぱしか見つからなかったがその先に進んでビックリ!邪魔をしていた笹がほとんど枯れて日当たりが良くなっており、斜面だけでなく登山道の中まで甲斐の姫君が咲いている。開花している花数、小葉の数を含めて明らかに数を増やしている。しかもちょうど満開の良い時期に訪問することが出来た。再会に感激である。
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3年ぶりに訪問した甲斐の姫君、カイコバイモ。
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個体数を増やしており、さらに時期的に満開。
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こちらは咲き始めたばかりのカイコバイモ。
しばし写真撮影して花を楽しませてもらい、その先の谷に下りて昼食となる。谷の中はハナネコノメソウをはじめとする谷間を好む花たちがたくさん咲いていた。
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谷に咲いていたハナネコノメソウ。
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ハナネコノメソウ
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イワボタン
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8本の黄色い葯があり花は平開しない。ツルネコノメソウもあったが撮り忘れた。
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ユリワサビ
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ツルシロカネソウ
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ヤマルリソウ
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メンバーが双眼鏡片手にこんなにたくさん着生している木を発見してくれた。
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トリーミング。圧巻のカヤランの木。こんなにたくさん着生しているのは初めて見た。
谷の中に咲く花たちも存分に楽しませていただき下山である。ちょっとだけルートを変えて下山してみると、また登りの時とは違う花たちに出会えた。
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カンアオイ。固い蕾が付いているが、この山域だとカギガタアオイだろうか?
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登りの時とはちょっと違うテンナンショウ属に出会えた。
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真ん中に出ている付属体の先端が丸くなっている。スルガテンナンショウ。
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大株のエビネにも出会えた。花芽はまだ少し出たばかりだった。
カイコバイモの個体数が増えていたことは何よりも嬉しかったが、今回は同行したメンバーにも恵まれて想定していなかった様々な花たちとの出会いも楽しむことが出来た。天候にも恵まれて素晴らしい花見山行となった。

クモランが固まって着生していた。種を飛ばしたガラが残っている。

こちらはカヤラン。昨年のガラと今年の蕾が付いている。まだ蕾は固く、咲くのは2週間くらい先になるだろうか。
今回歩く登山道は今やほとんど歩く人は居らず、ところどころ崩落していて現在は廃道になっている。ところどころ看板が付いてはいるがほとんどあてにならない。GPSを片手に入山する。

満開のミツマタに朝日が差し込む。

スギ林の林床にはテンナンショウ属。これは広義のマムシグサと思われる。

この山域には多いナガバノスミレサイシン。葉はたくさん見かけるが花は少ない。

4年前に訪れた際にも見かけた正体不明のスミレの葉。葉の裏が茶色で、当時は斑入りのゲンジスミレかと思ったが違う。花が咲かないとわからないがフモトスミレではないかと思う。

日当たりの良い斜面に咲いていたキランソウ。

ここのキランソウは紫色が鮮やか。
予定していた3時間ほどで目的地の直下までやって来た。ふと斜面を見ると笹のような葉っぱが出ている。良く見れば甲斐の姫君の葉ではないか。後ろを歩いていたメンバーが花が咲いているのを見つけてくれ、さらに周辺を探してみたらそれなりの個体数が発見された。以前にはこの辺りには無かったか、見落としていたかも知れないが、これだけ咲いていると気付かなかったとは思えず数が増えたと思ったほうが良いだろう。

目的地よりも下の場所で新たに見つかった甲斐の姫君。

それなりの個体数も花数もあった。

個体数を増やして生育域を拡大したとみて良いだろう。
現地に到着。以前並んで咲いていた場所は葉っぱしか見つからなかったがその先に進んでビックリ!邪魔をしていた笹がほとんど枯れて日当たりが良くなっており、斜面だけでなく登山道の中まで甲斐の姫君が咲いている。開花している花数、小葉の数を含めて明らかに数を増やしている。しかもちょうど満開の良い時期に訪問することが出来た。再会に感激である。

3年ぶりに訪問した甲斐の姫君、カイコバイモ。

個体数を増やしており、さらに時期的に満開。

こちらは咲き始めたばかりのカイコバイモ。
しばし写真撮影して花を楽しませてもらい、その先の谷に下りて昼食となる。谷の中はハナネコノメソウをはじめとする谷間を好む花たちがたくさん咲いていた。

谷に咲いていたハナネコノメソウ。

ハナネコノメソウ

イワボタン

8本の黄色い葯があり花は平開しない。ツルネコノメソウもあったが撮り忘れた。

ユリワサビ

ツルシロカネソウ

ヤマルリソウ

メンバーが双眼鏡片手にこんなにたくさん着生している木を発見してくれた。

トリーミング。圧巻のカヤランの木。こんなにたくさん着生しているのは初めて見た。
谷の中に咲く花たちも存分に楽しませていただき下山である。ちょっとだけルートを変えて下山してみると、また登りの時とは違う花たちに出会えた。

カンアオイ。固い蕾が付いているが、この山域だとカギガタアオイだろうか?

登りの時とはちょっと違うテンナンショウ属に出会えた。

真ん中に出ている付属体の先端が丸くなっている。スルガテンナンショウ。

大株のエビネにも出会えた。花芽はまだ少し出たばかりだった。
カイコバイモの個体数が増えていたことは何よりも嬉しかったが、今回は同行したメンバーにも恵まれて想定していなかった様々な花たちとの出会いも楽しむことが出来た。天候にも恵まれて素晴らしい花見山行となった。