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四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

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     平成24年4月15日

     甲府市武田通りの桜はもう散り始めていた。前日の雨でだいぶ花が傷んでしまったようだ。御坂界隈の山ではカタクリが咲く季節、かつ、あのカイコバイモもこの季節、カタクリが咲く少し前に咲く。数年前にこの花の情報を提供していただき、2年前に一度訪れているが、その時は既に時期が遅く、カタクリの花が散った後だった。思親山でこの花を見つけ、生育環境がおおよそわかったので、今度こそ見つけられるかもしれない。
     前日の雨は標高の高いところでは雪だったようで、三つ峠ライブカメラの映像を見ると朝の三つ峠は薄く雪化粧し、雲海の上に富士山が浮かんでいた。4月にしては珍しい光景だった。朝は山に行くかどうか迷っていたうえに、前日携帯電話を紛失してしまい、それを探さなければならないこともあって、10時過ぎまで自宅にいた。職場に携帯電話を探しに行き、それから出発て登山口に向かい、着いたのは午後1時になってしまう。

     この道はほとんど歩く人がいないようで、しっかりした道ではあるがあまり歩かれた様子が無い。ここから最も近い山梨百名山は滝戸山だが、地味な山であまり人気が無く、かつ林道を車で行くと登山口から1時間とかからずに山頂に到着してしまう。ほとんどマニアの人しかおそらくは歩かないのだろう。登山道に入って10分ほどでカタクリの花が咲いているのを見つけた。さいさき良いスタートだ。


        新鮮なカタクリの花が咲く。


        道脇にお地蔵さんが立つ。

     さらに登って行き途中休憩したところであたりを見回してみると・・・あった!幻の花、カイコバイモ。今年こそは見つけることができた。思親山のように固まって咲いているわけではないが、あたりにぽつりぽつりと3株、さらに登って行くと並んで2株、登山道のすぐ脇、間違って踏みつけてしまいそうなところに1株、計6株咲いているのを発見した。


        ヒナスミレ


        アズマイチゲ(だと思う)


        ミヤマエンレイソウ


        発見!カイコバイモ


        2株並んで咲いたカイコバイモ




        登山道脇に咲いていたカイコバイモ

     さらに登って尾根に出て尾根沿いに進んで広い峠にたどり着く。途中カタクリの蕾が何株かあったが、何かおかしい。咲いたと思われる株の先に花がついていない株がある。おそらくは鹿に食べられてしまったのだろう。途中の林の中にあったカタクリの群落も以前よりも数が減っており、花が全くついていなかった。


        蕾のカタクリ


        花が無くなってしまっている株があり、葉も食べられたような跡がある。おそらくは鹿の食害。

     時間は午後4時、実に3時間もかかった。日蔭山はすぐそこに見えるが、時間を考えると・・・下山しようと思ったのだが、前回来た時に心残りだったのが日蔭山よりも滝戸山に登る道だ。5時半までにこの峠に戻ってくれば十分に下山できる。日蔭山までは30〜40分、反対側に下りて滝戸山の道を探して戻るとおそらく1時間半くらいになるだろう。意を決して行くことにする。


        途中で登山道を左に逸れて尾根に取り付く。


        日蔭山への最後の登り。一応テープが付いている。

     この先の道は不明瞭なところが多い。日蔭山に登る明瞭な道は無いが、登山道を逸れて尾根に撮り付けば登るのは容易だ。一応道らしくなっており、テープが付いている。登り付いた日蔭山山頂は落ち葉の中にぽつんと三角点が立っていた。眺望は無い。テープが一つだけ付いていたが明瞭な道は無い。


        日蔭山山頂の三角点。


        小さな看板が付けられている。

     落ち葉の斜面を登ってきたと反対側に下りて行くとカラマツの広場に出た。ここは前回来た時に雪がうっすらと積もっており、道を見失って滝戸山にたどり着けなかった場所だ。テープも何もないが、うっすらとある踏み跡を滝戸山の見える方向に進むと、その先にテープの着いた明瞭な道があった。その先に滝戸山が見える。時間は4時半、十分に戻れる時間だ。


        カラマツ林。この広場には名前がつけられていたが、忘れた。踏み跡薄く、方向を見失いやすい。


        カラマツ林から振り返って見る日蔭山の斜面。

     カラマツの林からの帰り道はこれまた不明瞭でわかりにくい。以前に一度来ているから帰れるが、初めてだと道に迷うかもしれない。木の枝につけられた小さな赤テープのところを右に入って日蔭山山腹を巻いて進むのだが、真っ直ぐにも行けそうに見えた。ここは色気を出して10分ほど下りてみたのだが、その先には道らしきものは無かった。戻るのに15分かかり、ここで30分ほど時間を消費してしまう。そして峠に到着したのは5時20分、まだ十分に明るい。小休憩した後、足早に下山し、登山口に6時ちょうどに到着した。下山途中で本日7株目のカイコバイモにも遭遇できた。


        真っ直ぐ進んでしまいそうだが、ここの木の枝に付いている小さな赤テープを右に進んで日蔭山山腹を進む。(見えますか?中央右寄り、太めの枝。)

     これで情報をいただいた思親山、日蔭山の2ケ所はこの花があることを確認できた。おそらく、御坂山塊の他の場所も探せばあるのだろう。


        地味な花だが、出会えて良かったカイコバイモ。最後に見つけた一株。


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     平成24年5月5日〜6日にかけて大菩薩嶺から大蔵高丸まで縦走し、米背負い峠から天目温泉に下山しました。2日目は稜線上で雷に遭い、大変な思いをしました。

    大菩薩嶺〜小金沢山〜大蔵高丸縦走

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     いつかは縦走してやろうと思っていた大菩薩−小金沢連邦だが、日程がなかなかとれず、かつ縦走となると車1台では回収が厄介となる。今年の連休は当初八ヶ岳を考えていたが、4連休前半の天候が悪く、結構な雨が降ったため沢筋を行く八ヶ岳を変更して大菩薩連邦に行くことを連休に入ってから決めた。植田さんは最初から参戦を希望していたが、高山君は前日の4日にお誘いしたところ、突然ながら行くとのことで、3人で出かけることとなる。
     甲府市の山梨病院駐車場に8時集合し、車2台で出発する。登山口の長兵衛山荘前に10時ごろ到着したが、駐車場は全て満車で大菩薩湖の北側にある臨時駐車場に行くことになる。さらに装備のトラブル等で、駐車場を出発したのは11時になってしまう。しかし、テント持ちなので焦る必要無し。稜線の上ではどこでも寝られる。植田さんが5リットルという大量の水を持ってくれ、テントは高山君が持ってくれたため、いつもの1人テント泊に比べると今回の私の荷物は軽くて済んだ。それでもなお、カメラ・三脚関係で5kg弱の負荷は結構な重さだ。

        大菩薩湖北側の臨時駐車場。ここから長兵衛山荘までは歩いて10分ほど。


        福ちゃん荘前を通過。軽装の人ばかりの中で、我々だけ異様な重装備。

     大菩薩峠を経由したほうが傾斜が緩くて楽だが、たかが大菩薩嶺、ここは急登の唐松尾根を登る。されど大菩薩嶺、かつ重い荷物、全くピッチ上がらず、たっぷり休憩を交えながら2時間少々かかって午後1時15分にようやく雷岩に到着した。ここから山頂までは10分ほど、お昼は過ぎているが雷岩周辺はまだ人がたくさんおり、さらに続々と登って来る。若い女性の登山客がたいへん多くなったのには驚く。

        雷岩への最後の急登。お昼を過ぎて続々と下山者がやって来る。こちらの尾根を登っているのはほんの数組だけだった。


        雷岩。眺望良い広場になっており、休憩には最適。


        雷岩から見る大菩薩湖と富士山


        大菩薩嶺山頂。まずは山梨百名山1座目。

     雷岩で昼食をとり、いよいよ縦走本番が始まる。本日の幕営予定は小金沢山山頂。月光の富士山を見ながら寝ようという計画だ。3時間くらいで到着できるはずだが、この遅足で果たしていかに?? 大菩薩峠に向かって下りて行くと、途中で同じ職場の女性山仲間が登って来たのにばったり出くわす。山男ではない彼氏よりも山岳部だった彼女のほうが大きなザックを背負っているのがいかにも彼女らしかった。

        これから歩く小金沢−大蔵高丸の山並み。真ん中あたりにあるのが小金沢山、その向こうの一段低くなっているのが大蔵高丸。


        途中の岩は富士山を撮影する前景に最適。


        賽ノ河原と避難小屋。しっかりした小屋で、中は非常にきれいに清掃されていた。

     午後2時45分、大菩薩峠の介山荘に到着、ここでまたしばし休憩し、甘酒をいただく。時間が時間だけに少し急がなければならないのかもしれないが、まあ、日没までには小金沢山に到着できるはず。いざとなったら途中で幕営するか、あるいは得意の夜歩きをするだけだ。熊沢山への登りは若干きつかったが、その先は笹原の広がる眺望の良い快適な稜線歩きとなる。丸川峠から狼平あたりの笹原は広大で、昼寝でもしたらさぞかし気持ち良いことだろう。その先再び樹林帯に突入し、小金沢山への最後の登りを登り着くと視野が開け、眺望の良い小金沢山山頂に到着した。想定していたよりも早く到着でき、5時15分ごろに着いた。

        熊沢山から見る小金沢山


        丸川峠付近の広大な笹原。小金沢山と富士山が並んで見える。


        小金沢山への樹林帯の登り。若干道のわかりにくいところもある。


        小金沢山山頂


        山頂から見る夕暮れの富士山


        牛奥ノ雁ヶ腹摺山と川胡桃沢ノ頭のコルのところに富士山が見える。距離が遠く、面白い前景も無く地味な富士山に見える。

     連休を利用して私たちと同じような事を考えている人がいるようで、山頂から1段下のところに既にテントが一張設営されていた。私たちもテント設営し、夕食をとる。東の空には月が登って来ていた。本日の月は本年最も地球に接近する月で、大きく見えるので「スーパームーン」と名付けられていたが・・・いつも山上で見る月とあまり変わり映えがしない。あいにく空には雲がかかりはじめてしまい、星空は期待できなくなってしまった。夜8時まで月や東京都の明かり、甲府盆地の明かりなどを眺め撮影して寝ることにした。翌朝、もし空が晴れれば、富士山の上に立ち昇る天の川が見られるはずなのだが・・・目覚ましは午前3時にセットする。(5月6日に続く)

        東の空に昇ったスーパームーン


        スーパームーンと東京の明かり


        小金沢山山頂に設営したテントと甲府盆地の明かり


        小金沢山から見る月光富士  霞がかかって鮮明には見えてくれない。


        月光照らす立ち枯れの木々 

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     前日大菩薩嶺から縦走し、小金沢山山頂でテント泊となった。富士山の上に立ち上がる天の川を狙っていたのだが、空は霞んでいて星は見えなかった。

     
     5月6日

     予定通り未明3時に起床する。テントの外に出てみると、スーパームーンは西の空、甲府の夜景の上に傾いていた。星は全く見えず、富士山も見えない。狙っていた天の川は不発に終わる。

        甲府盆地に沈む月


        富士山は霞んで見えない。

     一旦テントに戻って横になり、今度は5時少し前に他のメンバーを起こして朝食をとる。テント撤収し、6時10分、小金沢山を出発する。この先、牛奥ノ雁ヶ腹摺山、川胡桃沢ノ頭と越えて行くが、展望の良い笹原の斜面が広がる気持ちの良い場所がいくつもある。危険個所は無いが、倒木が何本もありやや歩きにくいところもあった。そして黒岳の森に入るとツガ林となり、一旦景色は見えなくなる。快適な稜線を2時間ほど歩いて、8時15分、林の中にある黒岳山頂に到着した。

        山梨百名山2山目、小金沢山山頂。出発前に記念撮影。


        笹原の中の道を行く。向こうに見えるのが牛奥ノ雁ヶ腹摺山。


        牛奥ノ雁ヶ腹摺山


        牛奥ノ雁ヶ腹摺山の笹原。向こうに見えるのがこれから登る黒岳。富士山が並んで見えるはずだが、この日は姿現さず。


        気持ちの良い笹原の稜線。向こうに見えるのが川胡桃沢ノ頭。


        川胡桃沢の頭。読みは「くるみさわのかしら」だが、字の頭には「川」が付いている。


        黒岳山頂。林の中で眺望は無い。

     山頂から少し下ったところにある黒岳の広葉樹林帯はやまなしの森100選に選ばれているきれいなところだが、4年ほど前の雪の積もる冬に来た時に道に迷った思い出がある。その時は白谷ノ丸側に林を抜けて、膝上ほどある雪を強引にラッセルして進み、白谷ノ丸ピークに登り着いたことがある。雪の無い季節に来てみると、林の中を登って小ピークを越えて進む道がついていた。その先で見下ろす白谷ノ丸周辺の草地は広大で綺麗だった。道の無いこの草地の中を突き進んだのかと改めて思い知る。青空が見えてはいるが富士山は雲隠れしており、白谷ノ丸は立ち寄らずに湯の沢峠に下りる。

        やまなしの森100選、黒岳の広葉樹林


        黒岳稜線から見下ろす白谷ノ丸とその周辺の草原。膝上ほどの雪の積もる中、この草地を進んだということだ。


        湯の沢峠。すぐ下に避難小屋があり、5分ほどで水場に到着できる。

     水が足りなければここで水場に立ち寄るつもりだったが、植田さんが多量に水を担いで来てくれたおかげで十分あったため、そのまま大蔵高丸に向けて進む。緩い登りだが、前日からだいぶ歩いてきたので結構疲れる。10時、大蔵高丸到着。ほぼ予定通りの時間だが、相変わらず富士山は見えず、空には少しずつ雲が増え始めてきた。

        大蔵高丸山頂。山梨百名山3山目。


        ハマイバ丸への草地の稜線。初夏にはお花畑になる。


        もうすぐハマイバ丸。空には黒い雲が広がり出す。そして遂に・・・ゴロゴロという雷鳴が・・・。

     小休憩してハマイバ丸への稜線を進む。植生保護のためにロープが張られ、笹が刈り払われていて快適な稜線だ。しかし、しだいに空には黒い雲が広がり出し、遂にはゴロゴロという雷鳴が轟き出す。とにかく標高を下げなければ。休憩無しにハマイバ丸を越えて急ぎ足で斜面を下り、米背負い峠に向かう。しかしその途中、標高1,600mあたりで遂に雷雲につかまる。向こうに見える大谷ノ丸の上に大きな稲妻が落ちるのが見えたかと思ったら、冷たい雨と風が吹きつけるようになる。そして、見渡す空一面、稲光と雷鳴が轟きわたる。稜線上にザックを置いて笹原の低木斜面に下りて身を潜めて雷雲が通り過ぎるのを待つ。大粒の雹がザーッと降り着け、向かいの山に稲妻が2〜3発落ちるのが見えた。こうなると、もうこっちに来ないでと祈るしかない。幸いにして雷雲中心部の直撃は避けられ、20分ほどで天候は回復した。

        ハマイバ丸。空はあっという間に真っ暗、雷鳴が轟き出す。


        雷雲去った後に、地面からモヤが立ち昇る。

     雷雲が通り過ぎるとあっという間に青空が広がった。温まった地面からはモヤが立ち昇った。米背負い峠までは少し下れば到着すると思っていたが想定外に長く、小ピークを2つ3つ越えてようやく到着した。スミレの花が咲き始めており、アケボノスミレ、エイザンスミレ、タチツボスミレなどの他に、またしてもヒゴスミレを見つけることができた。茅ヶ岳で見たよりもこちらのほうがたくさん咲いていた。さらに、咲き始めたばかりにオキナグサにも出会うことができた。

        アケボノスミレ


        エイザンスミレ


        ヒゴスミレ  茅ヶ岳に続いて発見。


        こちらのほうが茅ヶ岳よりたくさんあった。


        オキナグサ


       咲き始めたばかりのオキナグサ。周囲には蕾が頭を持ち上げている。

     雷雲の避難と想定していたよりも長かった距離で、1時間ほど予定時間より遅れて11時50分に米背負い峠到着した。もう目の前に大谷ノ丸が見え、あと2時間も歩けば滝子山に行けそうだ。しかし、本日は天候が不順、かつ時間制限があり、米背負い峠から沢を下って大蔵林道に下りる。かつて林道が崩落する前はこの道を歩く人も多かったが、林道が閉鎖されてからはほとんど歩く人がおらず、だいぶ荒れてしまっている。道標の看板がついてはいるが、ところどころわかりにくい場所もある。45分ほど沢伝いに下り、午後1時林道に出た。

        米背負い峠からの下山道。黄色い杭の向こうに行くと左手に明瞭な道がある。


        朽ちかけた橋を渡る。ところどころ道が壊れている。


        大蔵林道に出る。ここからが長い。

     ここからはくねくね曲がった長い林道をひたすら歩くだけだ。5〜6kmくらい距離があるのではないだろうか。林道下部で本日2度目の雷雨に遭い、ヒノキ林の中で再び身をかがめて雷雲が去るのを待つ。そして午後3時、ようやく天目温泉のトンネル脇に停めた車に到着した。午後からの雨はそのまま止むことは無く、大菩薩湖の臨時駐車場に車を回収に行った頃には本降りの雨になっていた。
     かつてから行きたかった大菩薩ー小金沢連邦の縦走、全山縦走では無かったが、これで滝子山までの稜線は繋がった。雷に遭った時は生きた心地がしなかったが、無事に歩くことができ、花にも出会えて満足できる山行だった。

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     新潟市で学術集会なるものがあり、5月11日、甲府を車で出発してお昼頃に会場到着した。講演聴取もそこそこに、秋田時代の同僚たちと会食し、さらに夕方から山仲間と会食して再び車に乗り、埼玉県秩父市まで戻ってホテルで1泊、11時半ごろにホテル到着し、翌日に備えて早々に寝た。
     翌日の5月12日は早朝5時に起床、両神山の登山口に向かう。人気の山で駐車場が満車になることを予想していたが、やはり3つある駐車場のうち2つは満車で、一番下の駐車場に車を止める。(ここに止められたのはまだ良いほうだったようで、帰り際、もっとずっと下の路上に止めてある車がたくさんあった。)眠気が残る中、6時15分出発。

        3番目の駐車場に車を止める。両神山荘まで歩いて15分ほど。


        両神山荘。ここで左に曲がる。右の道は昭文社地図では点線の籔道らしい。

     両神山荘のところで左に曲がって登山道に入る。神の住む信仰の山らしく、入口には鳥居と神社が立つ。しばらくは平坦な山道、若干の下りとなり、渡渉したあたりから徐々に登りになる。何度か渡渉を繰り返し、左側に沢を見るようになってからやや傾斜の強い登りになる。

        入口のところの鳥居と神社


        何度か渡渉する。増水していなければほとんど靴を濡らさずに渡れる。花はムラサキケマン。


        信仰の山らしく、石仏が道沿いに何体も並んでいる。


        石仏

     道沿いにはニリンソウの花がたくさん咲き、御坂節刀ヶ岳裏道でしか見たことが無かったフタバアオイの葉がたくさんあった。根元を見ると、ドングリの尻のような花が恥ずかしそうに咲いていた。

        フタバアオイ。根元のところに小さな花が咲く。ここの花は薄ピンク色。(御坂山塊は赤い花だった。)


        登山道脇に咲いたミヤマエンレイソウ


        ニリンソウ群落

     2時間ほど歩いたところで「白藤の滝」と書かれた分かれ道があった。時間もあることだし、ちょっと立ち寄って・・・そっちの道に行くと川までかなりの急勾配を下り、これが滝??というような渓谷に降りた。滝といえば滝だがずいぶん小さい。休憩しながらひとまず撮影して帰ろうとすると、下りてきた道(らしきもの)とは別の斜面にピンクのテープが付いているのが目にとまる。あのテープは・・・道無き斜面をテープに向かって直登すると、そこには明らかな道があった。どうやら急斜面を下りずに右に曲がってこの道を行くらしい。その道沿いに進むと・・・あった!白藤の滝。落差30mほどの立派な滝だ。道を誤ったおかげで、往復30分のところを1時間以上も費やしてしまう。

        降り立った渓谷にあったのは・・・小さな滝??


        別の道を見つけて進むと・・・滝があった。


        白藤の滝

     分岐に戻り20分ほど進むと弘法の井戸という水場があった。冷たいおいしい水が流れており、顔も洗わせてもらう。さらに20分ほど歩くと清滝小屋に到着した。綺麗な立派な小屋で、トイレの新築工事中だった。現在営業はされておらず、避難小屋として使われている。中は広くて快適な小屋で、営業していないのがもったいない。時間は10時だった。

        弘法の井戸


        清滝小屋。綺麗で立派な建物。中も綺麗に片付いている。

     休憩して出発すると、小屋のすぐ上に半球ドームのような岩場があった。これが清滝なのだろうか?少量ながら水がしたたっている。近付いてみると鎖が設置されて上に登れるようになっている。ザックを下して登って見ると、一段上には石碑が、さらにその上には石仏が立っていた。かつては修行僧が修練した場所だったのだろう。

        半球ドーム状の岩場。これが清滝?


        鎖を登ると石仏があった。

     その先は鈴が坂と呼ばれる斜面になるが、道がジグザグにつけられていて歩きやすい。道脇にはいつも見かける大きさの2倍はあろうかという大きなエイザンスミレが何株も咲いていた。尾根に登り着いて進むと、さらに傾斜が増し、鎖場やロープ場が何ヶ所も出現する。たくさんの登山者が訪れており、渋滞する鎖場もあった。そして、ちらほらとお目当てのアカヤシオツツジが咲き始める。鎖場を越え、ヒノキの根が露出する斜面を登ると、その上には大きな神社が立っていた。社は2棟立っており、奥の社には繊細な竜の彫刻が施されていた。

        鈴が坂。道はジグザグにうまくつけられている。


        鎖場


        渋滞する場所もあった。アカヤシオツツジが見え始める。


        ヒノキの根が露出した道を登る。


        神社が立つ。ベンチやテーブルが設置され、休憩に適所。

     先に進むとヒノキの樹林帯を抜けて視野が開けるようになってくる。アカヤシオの花が道沿いに咲き始めるが、まだ咲き始めたばかり、かつ、花数が少ない。おそらく今年はハズレ年なのだろう。周辺の山々が見えるようになってくるが、山梨県外に出るとコンパスを見ても山の同定が全くできなくなってしまう。両神山が1,724m、茅ヶ岳と同じくらいの高さなので、近くに見える同じくらいの高さの山はおそらくそれほど有名な山ではないのだろう。

        稜線沿いに咲いたアカヤシオ。花の付きが悪い。


        向こうに見える山は??山梨県外に出ると山の同定が全くできない。勉強不足です。


        アカヤシオツツジと両神山山頂。

     続々とやって来る登山者、下山者に道を譲りながら、三脚を肩に担いで最後の斜面と岩場を登る。山頂は尖った岩場で狭く、そこには入りきれない人であふれていた。三角点を触りたいにもそこまで行けないほどの混雑ぶりだ。岩のいちばん端に寄って山頂が空くのを20分ほど待って、ようやく山頂の岩の上に登ることができた。時間は午後1時、実に7時間もかけてこの山頂まで登って来たことになる。

        両神山山頂


        山頂から見下ろすアカヤシオ


        果敢に山頂の岩に咲くアカヤシオツツジ

     山頂で出会った茨城県某山岳会のグループは、鎖場が連続する八丁峠からの道を登って来たそうで、ルート状況を聞くとザイル無しでつうかできるそうだ。しかし、落石しやすいのでヘルメットはあったほうが良いと教えてくれた。その後も次々に登山者がやって来るので、山頂での休憩は避け、三脚をたたんで下山し、神社のところで軽食をとる。あとはひたすら下るだけ。途中で再び山岳会の人たちと一緒になり、あまり知られていないフタバアオイの花をお礼に教えてあげると、山岳会の人たちだけあってたいへん喜んでくれた。
     午後4時、両神山荘到着、4時15分駐車場に到着した。帰りに道の駅に併設されている両神の湯に立ち寄ると、またしても山岳会の人たちに出会う。大型バスで来ており、帰りの高速道路が混むので急いでいたのか、あっという間に入浴して出発していった。両神山に登って思ったことは、たくさんの登山者が訪れるために道が何本も出来てしまっていて山が傷んでいることを感じた。古くからの道がすぐ下に見えるのに、その道を歩かずに尾根通しの道がメインルートになってしまっている場所があり、そこはすっかり木の根が露出してしまっている。山を愛し、自然を愛し、そしてそれらを守って行くにはどうするべきなのか。登るたびに考えるが、何の答も見つからない。

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     歩くのが遅いことを逆手にとって、登山道脇や周辺の花を見ながらいつも歩いている。両神山でもコースタイムから2時間の遅れて山頂到着。初めて見る花や名前のわからなかった花もあった。


        フモトスミレ(だと思う)  山梨で見ているものよりもずいぶん大きい。


        こちらは葉に筋模様が入ったフイリフモトスミレ


        ラショウモンカズラ


        ヒイラギソウ  初めて見る花で名前がわからなかった花。葉がクリスマスの時に飾るヒイラギに似ている。


        クワガタソウ  ピンクの小さな花が可愛らしい。


        フタバアオイ  葉が水戸黄門のミツバアオイに似ている。御坂山塊は赤い花が咲くがここは薄ピンク色。


        ミヤマエンレイソウ


        ニリンソウ群落


        エイザンスミレ  ここのエイザンは大きな花のものが多かった。御坂山塊の1.5〜2倍はある。


        エイザンスミレ(白花)


        ヒメイチゲ  群落とまでは言えないが、山頂近い林の中にたくさんあった。


        アカヤシオツツジ


        山頂付近の岩場に咲いたアカヤシオツツジ

     標高1,700mほどの山なので、高山植物と言えるほどのものは咲いていないが、種類が豊富で花を探すにも面白い山だった。それにしても・・・人が多い。こういう山は苦手です。

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     関東地方でこの金環日食が見られるのは、私が生きている間にはこれが最初で最後となる。かつ、富士山と一緒にこの日食を撮影できるのは、次は300年も先になるらしい。天気予報では曇りだが、雲間から日食は見られるだろうとの予報だった。雲が多いとなると下から見上げる富士山は不利。そこで富士山外輪山の中で最も標高の高い毛無山で朝を迎えることにした。標高1,945mの三角点ならば雲が出ても富士山山頂は見えるのではないか、うまくすれば雲海が広がるかもしれない、そんな思いを抱きつつ、前日の5月20日、毛無山に登る。

     5月20日
     河口湖周辺でトレイルランの競技会が行われると聞いていたので、朝霧高原側のルートを避けて久しぶりに下部側ルートから登ろうと思い、下部温泉から猪ノ頭林道に入ると、かなり手前のゲートで林道が閉鎖されていた。登山口までは1時間以上はかかってしまう。林道の崩落があったらしく、いつ復旧するかは未定のようだ。あきらめて本栖湖をまわって朝霧高原に向かう。ところが、本栖の交差点を曲がって国道に出たところで車は大渋滞。トレイルランの影響かと思ったらそうではなく、本栖ハイランド、芝桜公園に右折する車で渋滞しており朝霧高原通過に30分も費やしてしまう。そして、ふもとっぱらの草地のところを通過すると明朝の金環日食観察のために訪れたテント泊の人たちがたくさんいた。麓の毛無山登山口駐車場は10数台車が止まっていたが、それほど混雑していなかった。今回はカメラ2台、三脚2本、レンズ3本にテント泊装備、水3.5リットルという重装備で、久しぶりに20kgを超える重さとなる。しかも出発は午後1時を回ってしまい、午後6時山頂到着を目標に歩き始める。


        新緑の不動の滝


        9合目付近の富士山展望台から望む富士山

     足に疲れを残さないように2合目登るごとに休憩しつつゆっくりと登る。そしてほぼ予定通りの午後6時10分、毛無山山頂に到着した。空は曇っていたが、富士山はくっきりと見えており、明日の日食への期待がふくらむ。テント設営の前に明日の撮影構図を考えつつ場所を下見する。そして三角点ピークの少し下で2本の木の上で金環日食となる構図で撮影することに決める。


        毛無山山頂


        明日はこの構図で金環日食を狙う。


        就眠前、午後8時過ぎの富士山

     空は曇っていて星は見えないが、富士山ははっきりと見えていた。明日の相手は太陽なので、このくらいの雲ならば十分に観察できるはず。明日の朝を楽しみに、8時半に眠りにつく。


     5月21日

     日の出前の午前4時起床し、テントの外に出る。そして空を見て唖然とした。前夜とは全く空模様が変わり、真黒な雲が富士山に巻いている。裾の一部が見えるだけで富士山山頂は全く見えない。それどころか、この厚い雲では日食の観察すら危うい状態だ。一瞬でも良いので、日食と富士山が写し込めることを期待してカメラをセットする。1台は広角レンズにND8+ハーフND4フィルター装着し、前日の構図でカメラ固定、タイマーで20秒〜10秒間隔でシャッターが切れるようにセットする。そしてもう1台は望遠レンズ、300?までズーム可能だが、最大300?はピントがやや甘くなるようで、250?にしてピントを合わせセロテープで固定、こちらにはND400フィルターを装着する。広角で景色を入れて撮影、望遠で日食だけを切り抜くという2段構えだ。あとは日食と富士山が出てくれるかどうか・・・パンで軽く朝食を済ませ、空模様を心配しながら時を待つ。


        朝の空。富士山方向から真黒な雲が続々と流れてくる。


        そろそろ日食が始まっている頃だろうが・・・雲で光が拡散、見えない。

     7時を過ぎた頃、ようやく望遠レンズの視野で欠けた太陽が見えた。一瞬だけですぐにまた黒い雲に隠れてしまう。広角レンズ側の画像を確認してみると、光が拡散して太陽が見えない。シャッタースピードを上げて露出を下げる。しかし、なかなかうまく映ってくれず、かつ、富士山はますます雲が増え、ほぼ絶望的だ。広角側はほぼあきらめてタイマーにお任せしてシャッターを切り続け、望遠レンズ側は太陽が現れた時だけシャッターを切る。風景写真には程遠く、日食の記念撮影程度にしかならないのは承知だったが、これしか撮れなかったというのが本音だ。
     

        7時過ぎ、ようやく捉えた日食


        露出を切り詰めてなんとか映った日食


        広角レンズ側で捉えた金冠日食。欠けて行く様子を空に合成する予定だったのだが、全く無理。

     富士山が全く見えず、あきらめて位置を変えて何枚か撮影したが、その時には金環日食は既に終わっていた。その後は再び厚い雲に空が覆われ、太陽はほとんど姿を現さなくなってしまった。隣の大見岳付近にテント泊していた若者が一人おり、金環食が終わって間もない頃に「ダメでした」といって下山していった。


        

        場所を変えて撮影。金環は既に終わっている。


        金環日食の推移  望遠レンズで撮影できたものを合成。

     映像を期待していた方も多いかもしれないが、今回の日食は残念ながらお見せできるような映像は皆無といって良い。山の上よりも平地のほうが今回は良い条件で観察できたのではないだろうか。私の山仲間が素晴らしい映像を撮っているので、下記でお楽しみいただきたい。
        
     「望の富士山:金環日食

     8時半下山開始。この頃から若干空模様が回復しはじめ、富士山展望台から少しだけ富士山が見えた。11時半、駐車場到着。意外と足取りは軽かった。



     残念な結果に終わってしまったが自然相手の写真とはこんなもの。またいつか、どこかで日食撮影の機会が来るだろう。

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     望君グループのオフ会に誘われたのだが、その2日前が当直で徹夜に近い状態になるため、まだ体調が回復していない状態の可能性が高い。返事を保留して体調見て参加という返事をしたのだが、行き先が行き先だけに同行しないのも申し訳ない。その行き先とは・・・我らが守る山梨百名山標柱が立つ茅ヶ岳。ヨッシ−隊メンバーも数人に声をかけ、参加することに決める。
     林道を短絡して大明神林道中腹の駐車場で待っていると、望隊が到着。いつもホームページで見ているメンバーの食うかいさん、ダマチョさん、sanpoさんのほかにもうひと組、お顔を拝見して驚いた。あこがれのsanaeさんととしちゃんではないか。5年ほど前に北岳に行くバスの中でお会いして以来だが、ブログでは時折やり取りしていたので久しぶりというよりも仲間といった感じがした。9時少し前に駐車場を出発し、普通ならば女岩経由の道を登るところをあえて花を探しながら尾根道を登ることにする。


        オフ会参加メンバー。皆さん顔出しでよろしかったでしょうか??

     さっそく紫色のスミレ登場。この花は??花に詳しいsanaeさん、sanpoさん、そして私で議論を始める。

     「普通のスミレじゃない?」
     「でもこんなところには普通は咲かないし・・・」
     「じゃあノジスミレ。」
     「マキノスミレってのもあるけど」
     「そんな高級なスミレはこの山には咲きません!!(ヨッシ−)」
     私の答は・・・ノジスミレ(たぶん)


     「桜の仲間だと思うけどこの花は何?」
     ただいま調査中です。


     「センボンヤリ」
     これは全員一致。別名ムラサキタンポポ。調べてみると、秋になると高さ30〜60?になり毛を密生したタンポポのようなそう果(実)を付け、その長い茎と秋の実の様子を千本の槍に見立ててこの名前がついているそうです。


     「チゴユリ」
     これはご存知の方も多いと思います。この季節たくさん咲きます。


     「ジュウニヒトエじゃなくて、何だっけ?」
     「前に調べたことあるけど、名前忘れた。」
     結論出ず。私を含めて皆さん認知症が少し始まっているようです。
     名前は「ニシキゴロモ」。この季節甲府界隈の低山でもよく見かけ、何度も調べている花ですが、すぐに忘れてしまいます。良く似たキランソウは花が紫色です。


     「これは何?ワチガイソウみたいだけど花に切れ込みがある。」
     「良く似たのでワダソウってのがあるけど・・・(sanaeさん)」
     帰って来て図鑑で調べてみると、さすがsanaeさん、正解でした。ワダソウは花弁が5個で倒卵形、先がへこむ(切れ込んでいる)と記載されています。初めて見る花。


     「フデリンドウ」
     「良く似たのでハルリンドウっていうのがあります(sanpoさん)」
     「このあたりに咲くのはまとめてフデリンドウっていうことにしておいてください(ヨッシ−)。」
     大ざっぱな性格丸出しの私。


     マイヅルソウ群落。花はまだつぼみ。


     新緑が気持ち良い茅ヶ岳の森。向こうに見えるのが茅ヶ岳山頂。

     途中でオキナグサの咲く秘密の場所に皆さんを連れて立ち寄る。予想通り、5月連休にほぼ満開だった花は終わって綿毛になっている。一輪だけ咲き残っている花を見ることができた。しかし、何かおかしい。もっとたくさん綿毛がついていて良いはずなのだが・・・良く見ると花のところだけ切られているようだ。考えられるのは、盗掘を防ぐために花を摘んだ、栽培のために種だけ摘んでいった、綿毛が既に吹き飛んだ、などだが、どうみても人為的に取られているようにしか見受けられない。だとしたら、残念なことだ。


        綿毛になったオキナグサ


        一輪だけ咲き残ったオキナグサ  周辺の花は綿毛がついておらず、摘み取られているように見受けられる。

     花談義を楽しみつつ、約3時間で山頂に到着した。予想通り、山頂は人がいっぱい。なんとか全員の食事するスペースを確保して昼食となる。のぞむグループはこの先金ヶ岳を縦走して明野に下山するが、ヨッシ−隊は夕方からの行事の予定で茅ヶ岳まで、ここでお別れする。


        大賑わいの茅ヶ岳山頂


        彩雲が出たが、予想通りうまく写らない。


        Twin Towerとともに記念撮影。今年3度目となる茅ヶ岳。


        金峰山とミツバツツジ。私は初めて知りましたが、このあたりはトウゴクミツバツツジなのだそうです。おしべの本数が多く、葉が出てから花が咲きます。

     のぞむグループを見送り、ヨッシ−隊3人も下山。今度は女岩に下りるほうの尾根を下るが、女岩側に曲がるところを真直ぐに進み、「通行不可」の看板のある廃道を下る。前回もこの道を下りているので迷うことはなく順調に下山。こちらのルート(廃道ですが)はあの混雑する茅ヶ岳」なのにまず人に遭うことは無く、静かに歩くことができる。


        茅ヶ岳直下、富士山とトウゴクミツバツツジを写真に収めることができた。


        廃道の尾根には絶好の金峰山展望所がある。


        「通行不可」の看板


        籔っぽい尾根道はトウゴクミツバツツジのドームのようになっている。


        隣のピークにある祠。後ろが茅ヶ岳。


        気持ちの良い新緑の森。このあたりから一部道が不明瞭。


        大明神林道の伐採地の横を通って、無事林道到着。

     一人山行が多い私にとって、このような花談義をしながらの山行は初めての経験で、たいへん楽しめた。私も花には詳しいほうと思っていたが、実際には知らないことのほうが多く、sanaeさんやsanpoさんの足元にも及ばないことが良くわかった。最近新たに3冊の植物図鑑を購入したので、また新たな気持ちで勉強し直したいと思う。足の速い、他のメンバーの人たちにはご迷惑をおかけしてしまい申し訳ない。またいつか、どこかの山でご一緒しましょう。



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     平成24年5月27日

     前日の茅ヶ岳に次いで、sanae隊と日向山をのんびり散策してきました。錦滝のユキワリソウ、予想通り満開の見ごろを迎えていました。

     ユキワリソウ咲く尾白川錦滝、日向山散策


     (記事詳細は後日。)

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     毎年恒例のように訪れている尾白川錦滝に咲くユキワリソウ、花期が遅れている今年は今頃見ごろを迎えているに違いない。この場所は北東方向を向いており、午後になると日が陰ってしまうため、写真を撮るならば午前のほうが適している。本日見に行こうと思っていたところ、前日茅ヶ岳をご一緒したsanaeさんご夫婦が日向山に行くとのことで、合流することとなった。
     朝6時、山梨病院駐車場に集合。登山口の矢立石は駐車場が狭く、混雑するので私の車に乗り換えていただき出発。7時に矢立石駐車場に到着した。この時間にはまだ駐車場は空いており、容易に止めることができた。さっそく出発、まずは錦滝のユキワリソウ目指して林道を行く。
        矢立石駐車場。朝7時では楽勝で駐車できたが、帰る時には林道のかなり下に止めてある車もあった。

     さっそくこのあたりではあまりお目にかかれない花に遭遇。クリンソウだ。咲いていたのは一株だけだった。林道は年々崩落が進んでいて、昨年よりもまた酷くなっていた。春の空気を満喫しつつ、花を探しつつ、そして山談義を楽しみながら、ゆったりペースで林道を歩く。

        一株だけ咲いていたクリンソウ


        この花は?帰って来てから調べたが名前わからず。


        雲の切れ間から残雪の甲斐駒ケ岳がちらり。


        甲斐駒ケ岳を激写するとしちゃん


        ますます崩落が進んでいる林道。

     1時間半かけて林道を歩き、錦滝に到着。滝の横を見ると、予想通りユキワリソウが満開だ。紫ピンク色の花が可憐で可愛らしい。例年と同じくらいの花の付きに見える。三脚を立てて心行くまで撮影する。sanaeさんご夫婦と一緒なのだが、いつも一人で来る時と全く変わらないペースで存分に撮影させていただいた。

        尾白川錦滝。滝の両側にユキワリソウが咲く。(山梨県ではここだけ。)


        滝のしぶきとユキワリソウ


        ユキワリソウ


        同上

     錦滝で1時間ほど時間を費やし、9時半、日向山山頂目指して出発。ここからはきつい急登となるが、後から来た登山者には追い抜いていただき、変わらぬゆっくりペースで登る。雁ヶ原下の林の中にハナネコノメの群落があるが、もうほとんど花は終わっていた。

        急登りの階段を登る。


        雁ヶ原下の登山道脇に咲くハナネコノメ。もうほとんど終わっている。


        雁ヶ原の草地に生えるこの草の名は?

     11時に雁ヶ原到着。山頂ではなく、まず祠のある岩峰に向かう。この場所は日向山で唯一富士山が見えるところだが、この日は残念ながら雲隠れ。岩峰の下で休憩していた若者3人組に声をかけ、6人で祠の前で記念撮影した。3人はsanaeさんのことを知らないようだったが、山ブログをやっている人でsanaeさんを知らない人はほとんどいないはず。きっとこの3人も良い記念になることと思う。

        祠のある岩峰に向かうとしちゃんとsanaeさん


        近くにいた若者3人組を誘って祠の前で記念撮影。


        残念ながら富士山は見えず。鳳凰山の裾に遠く富士山を望むことができる場所。

     山頂でゆっくりと昼食をとる。北に望む八ヶ岳は残雪がもうわずかだ。雁ヶ原の白い砂、風化花崗岩と露出した花崗岩は何度見ても美しく、そして簡単に登れる割には眺望の素晴らしいこの山は登り得な山だと思う。この日も20人ほどの団体客を含めて、茅ヶ岳以上にたくさんの人が訪れていた。月光がこの雁ヶ原の白砂を照らす夜、いつかこの山の上で一夜を過ごしてみたいと思っている。

        山頂の標柱とともに、3人で記念撮影。


        雁ヶ原と八ヶ岳

     さて、下山。今度は矢立石からの通常ルートを下りる。花を探しながら、山・花・世間話をしながらのんびりと下山する。2日間で唯一みかけた白花のスミレ、フモトスミレや、このあたりではあまり見かけないツバメオモトに出会うことができた。

        フモトスミレ  もう終わりかけている。


        ニオイタチツボスミレ。ハート形の三つ葉はコミヤマカタバミ。一輪だけ花が残っていた。


        ツバメオモト


        もうすぐ林道。ヤマツツジの赤い花が鮮やかだった。

     2日間sanaeさんたちとのんびり山歩きできて、そして山・花談義を楽しめて本当に楽しく有意義な2日間だった。歩くのが遅い私に急ぐ催促も無く、存分に写真を撮らせていただきながら歩けたのは本当に良かった。錦滝のユキワリソウが咲く頃は八ヶ岳のあの花も咲く頃だ。次はsanaeさんご夫婦と一緒にあの人をお誘いしてあの山とこの山であの花を・・・。6月、雨が降らないことを祈る。

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     花仲間のHさんがホテイランを見に行くと言っていたので、その情報を聞くべく、お昼過ぎに電話してみると・・・
     「今、小淵沢にいる。南沢のホテイランが見ごろになっている。16本見つけた。」との話だ。
     本日は当直明けだが、珍しく昨夜はあまり起こされること無く比較的良く眠れた。夕方からにわか雨の予報ではあるが、なんとか持ちそうな空模様だ。では、行ってみよう、南沢ではなくてもうひとつの秘密の場所へ。
     林道を行かずに沢沿いを歩いてみると、細い道がついていた。清流の川岸に白い花の群落あり。ニリンソウかと思いきや、これは葉の付き方が違う。サンリンソウだ。周辺にはイカリソウも咲いていた。

        沢沿いに咲いていたサンリンソウ。


        ニリンソウは茎から直接葉が出るのに対して、サンリンソウは茎から分岐して葉が出る。


        先日の日向山でも見た花だが、名前わからず。
        
     このまま沢沿いを歩けば目的地に行けると思ったのだが、この沢は目的地とは別の沢で、林道からどんどん離れてしまう。林を横切って林道に戻り、素直に林道を歩いて再び林に入って秘密の場所に行く。足元にはコケが生え、タチツボスミレ、バイカオウレンなどが咲いている。獣道のような踏み跡を、森を傷めないように、花を踏まないように、そして何よりもお目当てのホテイランを踏まないように細心の注意を払いつつ、そっと歩く。ホテイランは花が咲いていなくとも葉だけ出ていることがある。最近は目が慣れてきて、葉の区別もできるようになってきた。そして双眼鏡で探しつつ進んで行くと・・・発見。まずは2株。

        森の中に可憐に咲く妖精ホテイラン。


        同じ株。側面から。


        もう一株はもう終わりかけている。後ろの白い花はバイカオウレン。

     さらに同じように差し足忍び足で、まるで泥棒のようにそっと歩いて行くと・・・4〜5株、あるいはそれ以上固まって咲いている場所を発見する。近付いて写真を撮ろうとすると、その横に日付の付いたマークが付いているのに気付く。12 5/30とは、昨日のことだろう。調査が入っていると思われる。葉だけの株にも全てマークがついている。おかげで花を発見するのは容易だが、逆に言うと盗掘者も簡単に花を見つけられることになる。来年までマークをこのままにしておくとしたら、雪や雨で流れて山のゴミにもなりかねないという気がする。この場所はあたりを傷めつけないように、全て手持ちで撮影した。

        発見、新鮮なホテイラン。横にマークの札が刺してある。


        別株。これはもう終焉。


        こちらもしっかりマークあり。周辺には小さな葉だけ出ているものもあり、それらにもマークが付いていた。

     さらに進んで行くと、マークの付いていない新鮮な2株を発見。こちらは周辺に別の葉が出ていないことを確認の上、三脚を立ててしっかり撮影した。

        この株は背が高くてすらっとしている。


        近くに咲いていたもう一株。

     もう少し先まで調べようと思ったのだが、ここで強烈な腹痛が襲う。まさか、こんな神聖な場所で催すわけには行かず、ここで撤退することにする。

        タチツボスミレの群落。


        紫がかった花が鮮やかだったので別のスミレかと思ったが、葉がやはりタチツボスミレ。

     今年も咲いてくれたホテイラン。当たり年だった2年前に比べると並んで咲いている株が無いことから少ないのだろうが、数が減っているわけでは無いように見受けられた。調査と保護は大いにやっていただきたいが、山の中に異物を残して行くのはちょっといただけない気がする。

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     先週は尾白川のユキワリソウを見に行った。そしてもうひとつ、この季節に咲く可憐な花、クモイコザクラに無性に会いたくなった。予定ではUさんと2人で鶏冠山だったが、当直明け2日目にどっと疲れが出て、とても早起きできそうもない体調になってしまう。難峰鶏冠山は中止させていただいた。そしてクモイコザクラを見るに良い場所を探すが、例年山岳連盟の花調査が地獄谷に行っているのを思い出す。工事のために美しが森のところで林道は閉鎖されているが、2〜3時間もあれば出合小屋まで到着できるはずだ。未だに冬のスタッドレスを履いている愛車のタイヤをノーマルタイヤに変えた後、八ヶ岳美しが森に向かう。
     午前11時、美しが森駐車場に到着。レンゲツツジやヤマツツジの季節には若干早く、駐車場は余裕で停まれた。川俣林道に進むと、予想通りゲートが閉じていて車は乗り入れできない。林道を道端に咲いている花を見ながら進むと、お決まりのタチツボスミレの他にニョイスミレ、フモトスミレ、ニオイタチツボスミレなどが咲いていた。水の流れる側溝の脇にはサンリンソウも咲いていた。

        閉鎖されている川俣林道


        ニョイスミレ


        ノジスミレかと思ったが、葉を見なおしてみるとニオイタチツボスミレ。

     林道脇にコケの生い茂る森が広がっているところがあり、ホテイランが咲く環境に似ているので、荒らさないようにそっと入ってみると、もう実を結んでいるヒメイチゲがぱらぱらと生えている。そっと進んでみると、イチヨウランが数株咲いていた。双眼鏡を取り出してその先を観察すると、イチヨウランらしきものは数輪見られたが、赤紫色の花は見当たらず。八ヶ岳東側は来るたびにホテイランを探しているが見かけたことが無く、南麓とこちら側では植生が異なるようだ。

        苔生した森


        結実しているヒメイチゲ


        ひっそりと咲いていたイチヨウラン


        イチヨウラン

     さらに林道を進むと八ヶ岳横断歩道と交差する。この道は美しが森から天女山に至る遊歩道で途中に天然記念物のオオヤマツツジの木がある。昨年一度歩いているが、赤岳からキレット・権現岳・三ツ頭を越えて歩いてきたヘトヘト状態で、川俣川を横切ったこと以外はほとんど覚えていない。川俣川林道を歩く人は見かけなかったが、遊歩道を歩いている人はたくさんいた。

        八ヶ岳横断歩道と交差する。

     さらに林道を進むが、この先は誰も歩いていなかった。クモイコザクラが目当てで行く人が少しはいるだろうと思っていたのだが、通常の人はこの谷には入らず、沢登りかバリアンスルートを歩く上級者しか入らない場所だけに、あまり知られていないのかもしれない。このあたりは鹿の食害が酷く、木の幹を保護するために防護網巻かれている林が見かけられた。そして砂防工事が行われているところに到着する。右側にある大きな岩を見ると、お目当てのクモイコザクラが咲いている。

        防護網が巻きつけられたカラマツ林


        網が巻かれていない場所は鹿の食害で木の幹はひどい状態になっている。


        砂防ダム工事現場


        右側(左岸)の水がしたたる大岩。ここにクモイコザクラが咲く。


        クモイコザクラ咲く岩


        クモイコザクラ


        それほど大きな花ではなく、指先よりひとまわり大きいくらい。

     ここで昼食、大休憩する。対岸の岩場も調べたが、そちらにもたくさん咲いていた。

     これで半分は目的を達成した。しかし、小屋はどこにあるのだろうか?地図では林道沿いにあったように思ったのだがそれらしきものは無い。さらに進むと、砂防堤を越えたところで林道は終わり、河原を歩くようになる。ちょうど一人下山してきた作業員らしき方と出会ったので、小屋までどのくらいか聞くと、まだ1時間くらいかかるという。思ったよりも小屋までは遠いらしい。時間はもう午後2時半をまわっている。しかし、この先にクモイコザクラがたくさん咲いていたと聞いたので、4時まで歩いて折り返すこととして、先に進むことにする。

        その先にもクモイコザクラがたくさん咲く。

     砂防ダムの脇には道を示す矢印がつけられており、その印やテープサインに沿って沢を何度も渡り返し進む。確かに、その先は両岸の岩にクモイコザクラが咲いており、砂防ダムの隙間にもたくさん咲いていた。途中の岩場には群生してたくさん咲いていた。

        砂防ダム脇につけられた道を示す矢印。


        こんなところにもクモイコザクラ。


        クモイコザクラだが、ここに咲くものはずいぶん葉が大きい。


        クモイコザクラがたくさん咲いていた岩。


        クモイコザクラ群生


        地獄谷の沢。ところどころ道がわかりにくいところもあるが、テープや目印がついている。


        沢の向こう岸に目印。

     そして午後3時40分、出合小屋に到着。掘っ立て小屋のように見えるがしっかりした小屋で、中には薪ストーブが設置されており、使用するには全く問題無い。小休憩後、もう半分の目的、それはツルネ尾根への取り着き口だ。小屋の先に進むと赤岳沢と本沢の看板はあるがそのほかは何も道標はない。本沢の上流に向かって左側の尾根がツルネ尾根のはず。登れそうなところは・・・と、露出した松の木の根っこを踏んで急斜面を登ると、赤テープ1個発見。さらにその上に行ってみると、半籔コギ状態ながら先までテープがついている。しかし、道と言えるようなものではなく、獣道状態だ。今後登る機会があるかどうかはわからないが、ひとまずルートは発見できた(と思う。登ってみなければその先どうなっているか・・・)。

        出合小屋。外見は掘っ立て小屋だが中はきれい。普通に使える。


        赤岳沢と本沢を示す道標

     4時20分、下山開始。下りはあまり写真も撮らずに下り、30分ほどで林道終点に到着した。登りの時とは別の岩にクモイコザクラがたくさん咲いているのを発見し、三脚を立ててまた撮影を始め、20分ほど時間を費やす。あとはひたすら林道を歩き、美しが森6時10分到着した。


        存分に楽しませていただきました、雲居小桜様。来年もたくさん咲いてください。


     日が延びてまだ明るかったので、ついでに美しが森に立ち寄る。ここの道は観光化され、全て木道になっていた。山頂には展望台の建物があるが、この時間には既に閉鎖されている。誰もいない山頂のベンチでゆっくり休み、薄暗くなってきた頃に駐車場に下りた。午後6時50分、駐車場到着。

        美しが森山頂


        レンゲツツジは一部だけ咲いており、ほとんどが蕾。ヤマツツジは蕾が少し膨らみ始めている。


     想定外に時間がかかった(それほど遠くないだろうと思って途中で寄り道や写真撮影し過ぎた)が、以前から見に行きたかった地獄谷出合小屋界隈を調べることができて良かった。それにしても、クモイコザクラがこんなに咲いているとは思わなかった。

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     平成24年6月16日(土) 山梨県立科学館(愛宕山)スペースシアターに於いて、「美しい写真と音楽と星の時間」というテーマで、上映会が開催され、私も参加させていただくこととなりました。



     
     以下が予定されているプログラムの内容です。

     まず、本日画像を提供して下さった3名の写真家の紹介。
    (出演者 3名挨拶)

     今日はこの3名が撮影した写真と共に、山梨から宇宙まで旅をしてゆくというプログラムです。

     ?甲府のスカイラインから日没
     ?山梨から見える星の特徴<杉原>
     ?ライトダウン
     ?吉野さん お気に入りの写真1枚
      <山梨の山の魅力と写真への思い>
     ?DVD上映
      緯度変化→南十字星
     ?沖縄のスカイライン
     ?小野さん お気に入りの写真1枚
      <南国の魅力と写真への思い>
     ?スライドショー
     ?星空解説
     ?平野さん お気に入りの写真1枚
      <星への魅力と写真への思い>
     ?星の写真 
     ?ユニビューで宇宙へ
     ?あまの川
     ?地球に戻る
     ?翌日の朝まで日周


     終了18:00ごろ


     いつも私がやっている上映会は音楽に合わせて映像を流すだけですが、今回は宇宙まで旅する壮大なプログラムの中の一部として映像を流します。私の今回上映予定している映像は「星のささやく森」、もし森に妖精が住んでいたら、きっとこんな星空を見上げているのだろうというイメージで編集したものです。曲は最近私の超お気に入り、1966カルテットという若手女性演奏家が奏でる「Let It Be」です。もう1本は山の上から見る夜の山梨県の美しさを堪能していただくため、「月光の情景」をリメイクします。(現在作成中です。)曲はジャズのゴールデンディスク賞を受賞した寺井尚子さんの妖艶漂うヴァイオリン演奏、「ジャズワルツ(原曲はショスタコービッチのワルツ2番)」です。お楽しみに。
     ちなみに、大人のためのプラネタリウムなので、小学生の入場は原則お断りですが、父兄同伴ならば前方の座席を特別に準備してくださるとの事です。
     皆様のご来場、お待ちしております。

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     群馬県、および神奈川県からお客様をお迎えして花を見に行くことになった。お目当ては絶滅危惧種ホテイラン、森に咲く可憐な妖精だ。私が知っている場所は2ケ所だけ、そのひとつの南沢は写真家の新井和也さんが中心となって保護活動が行われていて、生息地にはロープが張られて踏み込めないようになっている。しかし、さすがは写真家がやっているだけのことはある。ホテイランがうまく撮影できるように配慮されており、接写が可能な位置にロープが張られている。さらに、一株ずつ調査の札が刺されているが、これも撮影の邪魔にならないように花の位置から30〜50?ほど離れた位置に刺してある。
     仕事の都合で早立ちはできず、9時半に甲府出発、お客様2方は既に小淵沢界隈に到着している。小淵沢道の駅で一組と待ち合わせし、私の車に乗り換えて美濃戸に向かいそこでもう一組と合流する。その2組とは・・・先日茅ヶ岳をご一緒したsanaeさんご夫妻、そして初めてお会いするみちほさんご夫妻だ。(いずれも私のブログにリンクしてあります。)空模様がいまひとつで、普通ならばカッパだろうが、今回は登山ではないので傘を持って出発。その前に・・・車を運転しながら嫌な予感が・・・三脚は積んであるがカメラが・・・案の定またやってしまった。カメラを持ってくるのを忘れた。なので、三脚を置いて出発するが、あれが無いと何か自分のザックでは無いような違和感がある。


        南沢に咲くホテイラン

     やや時期を過ぎているのではないかと心配していたが、ちょうど良かったようで20株以上のホテイランに出会うことができた。カメラを持たない私を可哀そうに思ったsanaeさんが、予備のコンパクトデジカメ1台を貸してくれ、それで撮らせていただく。しかし、いつもの一眼レフとこれは全く別物で、軽い分ブレやすく、ほとんどがブレて使い物にならない写真ばかり。(予想通りでした。)


        ホテイラン


        ホテイランの葉。来年は4株まとめて咲いてください。

     思ったよりもたくさん咲いていたホテイラン。しかし、2株や3株並んで咲いているものは無く、おそらくは花数が少ないのだろう。

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     毎年恒例のようになっているシャクナゲの季節の瑞牆山・小川山界隈だが、今年もその季節がやって来た。ピンク色の美しいアズマシャクナゲもお目当てのひとつだが、そのほかにクリンソウ、カモメラン、そして瑞牆山ではなかなかお目にかかれないクモイコザクラを見るのが今回の目的だ。前日に引き続いてsanaeさんご夫婦、みちほさんご夫婦、そしてヨッシ−隊メンバー2人を加えて計7人で瑞牆山を目指す。
     8時に瑞牆山荘のところの駐車場に到着すると、もう駐車場は満杯で一台も止めるスペースが無い。大型バスも駐車している混雑様で、止む無く道端に3台縦列して車を停める。8時20分出発、まずはクリンソウの群落に行く。例年ならばシャクナゲの咲く頃には見ごろを迎えているクリンソウなのだが、今年は雪解け水が冷たいのか、ようやく葉が出てきたところで、まだ花芽は出ていなかった。


        クリンソウ群落はまだ葉っぱだけ。


        新緑がすがすがしい瑞牆山低部の森

     次にカモメラン生息地に行く。2ケ所のうちの最初の場所はほとんど知っている人がおらず、見に来ている人に会ったことが無い。森に入って抜き足差し足、花が咲かず葉っぱだけのものもあるので、足元に十分注意しながら探すと、新鮮な2株をまず発見。さらに周辺を探すと、10株近い花を見つけることができた。そのほかに葉だけのものがだいぶ見つかり、これからまだ咲きそうだ。ここで30分ほど撮影会を行い、さらにもう1ヶ所の生息地に行く。こちらはまだ時期が早く、蕾の株数株を見つけるに留まったが、葉はたくさん確認できた。広範囲に探せば他にもあるのだろうが、踏み荒らすのは避けて登山道に戻る。今回のゲストは花好きな人たちばかりで、花の保護にも理解を示してくれる人たちなので、花に配慮しつつ足元に気をつけながら散策した(つもりだ)。


        可憐に咲くカモメラン


        カモメラン2株

     富士見平の小屋に到着したのは10時半を過ぎてしまう。2時間以上もかかったことになるが、その半分は花の観察と撮影に費やしている。普通の登山に来た人たちならば、このペースにはうんざりしてしまうだろうが、今回のメンバーはそうではなく、目的は山頂では無く花を楽しむことで一致している。私が単独登山で花を探しながら歩くのが今回とほぼ同じペースだが、それにつきあってくれる人はほとんどいない。しかし、今回は全く違和感無く、焦ることも無く、存分に撮影しながら歩けることが本当に楽しい。ヨッシ−隊の若手2人は登りたいタイプの人たちなので、先に山頂に行ってもらうことにして、ゲストと私の5人はゆっくり花探ししながら登る。天鳥川のところで既に時間は11時半となり、ここで昼食にする。


        天鳥川下降点付近のアズマシャクナゲ。もうすぐ満開。


        アズマシャクナゲと雲巻く瑞牆山


        達磨岩付近のシャクナゲ

     花と山の話題もさることながら、髪の毛が薄くなった男3人はそちらの話題でボケまくる。道端に咲いていたボケの花を撮影していると、「ボケたハゲがボケを撮っている」とか、「頭の上に後光が射している」とか、「上から撮ると反射するから下から撮ってくれ」とか、そちらの話題で盛り上がり、大笑いしながら道を進む。天鳥川から先が急登りとなるが、中腹辺りまでシャクナゲの花が咲いていたが上部はまだ咲いていなかった。オオヤスリ岩の根元付近はコイワカガミの群落があるが、こちらはまだ蕾で、咲いているものはほんの数輪しか無かった。例年よりも2週間近く遅れているようだ。


        中腹のコヨウラクツツジとシャクナゲ


        コイワカガミはまだ蕾。数日で咲きそうだ。


        コイワカガミと見上げるオオヤスリ岩

     登山道を左右に逸れながらあの花を探すが、葉だけは見つけられるものの花が見つからない。すると、先行していたsanaeさんが登山道脇に咲いているのを見つけてくれた。瑞牆山では数が少なく、なかなか間近ではお目にかかれないクモイコザクラだ。以前に見つけた場所は土砂が流れて花が無くなってしまっており、間近で見るのは3年ぶりになるだろう。なつかしい親友に出会ったような気分だ。


        瑞牆山のクモイコザクラ

     山頂直下で先行した2人と合流する。1時間ほど待ったらしく、山頂に登らないで下山したのではないかと心配していたらしい。そしてまた裏道を通って瑞牆山山頂へ行く。山頂到着は午後2時20分、6時間かけて登ったことになる。お昼時間を等に過ぎ、山頂はだいぶ空いて来ていた。全員で記念撮影し、一段下の岩峰脇にあるテラス状のところで休憩する。


        山頂直下、蕾のアズマシャクナゲと隣の岩峰。茶色いテラス状になったところで休憩した。


        見下げるオオヤスリ岩


        ひとまず山頂到着。といっても山頂はおまけで、それよりも花の収穫が大きかった。


        山頂の林の中に咲いていたタケシマラン

     午後3時15分、下山開始。相変わらずのボケとハゲの話題で大笑いしながら楽しく下山する。富士見平で休憩し、小屋のご主人に挨拶し、私の写真を今度持ってくることを約束した。近々、金峰山五丈岩と甲府盆地の夜景(平成23年山梨山岳連盟カレンダーに採用された作品)と八丁平のアズマシャクナゲの森の写真を富士見小屋に届けたいと思っている。


        瑞牆山のアズマシャクナゲ。下山時のほうが花が開いて綺麗に見えた。

     林道を歩いて途中の瑞牆山展望台に立ち寄り、瑞牆山をバックに記念撮影する。皆さん満足気な顔だった。一時はヘッドライト点灯して下山になるかと思ったが、まだ明るい6時過ぎに瑞牆山荘到着した。


        瑞牆山をバックに記念撮影(瑞牆山林道脇の展望台にて)


        存分に楽しませていただきました、瑞牆山。来年もたくさん花が咲きますように。

     遠路お越しいただきましたsanaeさん、みちほさん、2日間おつきあいいただき、ありがとうございました。自分のペースで歩き、心行くまで撮影を楽しめる数少ないメンバーだと思います。次の機会を楽しみにしております。

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     平成24年6月14日

     先日瑞牆山を訪れた際に富士見平小屋に寄らせていただき、小屋主さんとお話しした際に写真を飾っていただけるとのことで、近日お届けすることを約束した。登山口まで取りに来てくれるとのことだったが、ここはトレーニングがてらに背負って持ち上げることにした。週末は上映会の予定あり、天候も悪そうなので平日午後の空き時間に荷揚げすることに当日決め、出発。
     3枚の額入り写真を補助ザイルで念入りにザックに固定する。この時にもやはり三脚は持って行かないと落ち着かない。重さはいつものテント装備とあまり変わらないが、しっかり固定したつもりでも体が揺れると額も揺れて背負いにくい。


        荷揚げする額入り写真3枚を固定したザック

     花も探さずに今回はひたすら荷揚げ、だが、小屋に納めるものなので途中の里宮神社に寄って挨拶して行く。写真は自分で頑張って撮って来るものでは無くて、山の神様からのご褒美だと思っている。山を愛し、山の素晴らしさを表現しようと頑張って山に登った時、山の神様が祝福とご褒美に良い景色を見せてくれるのではないだろうか。だから、写真は山の神様に感謝をこめて、登山者が喜んでくれるところに飾っていただくのが一番良いと思う。


        マムシグサと新緑の森


        里宮神社


        水場到着。ここに来るとほっとする。


        荷揚げ完了!

     途中3回ほど休憩したが、1時間15分ほどで富士見平小屋に到着した。荷物を下ろしていると作業服とヘルメットを被った若者3〜4人が下りてきた。てっきり測量かルート整備の作業員と思っていたらそうではなく、山頂直下で滑落事故があり小屋主さんに救助を依頼されて行く途中だった一般登山者だった。この日は既に瑞牆山に登って来たそうだが、体力がありそうな若者だったので救助を引き受けたそうだ。しかし、途中でヘリコプターが救助に向かうこととなったので、連絡を受けて引き返して来たそうだ。感心な若者たちである。


        山頂付近で救助にあたるヘリコプター

     小屋の前で休憩していた5人組の方をお誘いして、林道経由で一緒に下山する。お目当ては瑞牆山展望台から見る瑞牆山、そしてカモメランだ。先日は蕾だった花はほぼ全開、ちょうど見ごろとなっていた。ついでにクリンソウ群落地も回ってきたが、こちらも花が咲き始めていた。


        カモメラン全開


        同上


        咲き始めたクリンソウ


        クリンソウ


     今回荷揚げした写真は以下の3枚。(1枚は手元のパソコンにデータが無いので、後日アップします。)


        奥秩父の森、アズマシャクナゲ林

     山梨百名山制覇を目指して平成18年6月に訪れた小川山八丁平付近のシャクナゲ林です。富士見平からのルートは長く、道が不明瞭なところもありますが、人が少なく静かな山行が楽しめます。シャクナゲ林のドームになっており、上から撮影できる場所はないかと籔をかき分けて探した場所ですが、意外と登山道のすぐ近くでした。



        金峰山五丈岩と甲府盆地の夜景

     平成20年3月の強風吹き荒れる中を登って撮影した1枚です。山梨県山岳連盟の平成23年カレンダーに採用していただいたものです。五丈岩の右横に写っている山は白根三山、右から北岳、間ノ岳、農鳥岳です。


    (写真は後日アップします。)
        千代の吹上と白雪の金峰山

     初めて冬の金峰山に行った時の写真です。新雪が膝上まで積もっており、先行していた2人は樹林帯の中腹でリタイア、さらにもう1人のこのあたりに慣れているベテランの登山者は樹林帯を抜けて眺望が開けたところで引き返し、私一人、その上まで行こうとしましたが、この眺望のところまでであきらめました。雪の着いている千代の吹上の岩は、なかなかお目にかかれません。


     富士見平小屋にお立ち寄りの際は是非ご覧ください。

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     富士山写真の師匠から情報をいただいた。1株だけだが、毎年アツモリソウが咲くところがあるという。しかも意外な山だ。時期的に見ごろになっているだろうが、週末は天気が悪そうで、その後の日程もどうなるか・・・強行して金曜日の午後に行くことにした。山頂までは1時間半くらいで登れる山だ。
     その山とは・・・山中湖を見下ろす石割山だ。石割神社の赤鳥居を3時半近くに出発。最初の階段が最大の難関で、404段あるセメントの階段は遥か見上げる彼方まで続いて見える。この階段で一気に100m以上の標高差を稼ぐが、そのかわりに体力の消耗も激しい。昼食を食べ過ぎたのか、それとも体調が悪いのか、汗だく、ヘロヘロになって階段を登り着き、上の休憩所でしばし休憩する。


        石割神社登り口の赤鳥居


        長い階段、どこまで続く?

     その先は歩きやすい林道になっていて、呼吸を整えながらゆっくりペースで進むが、階段を張り切りすぎたのか足に疲れが出る。林道が終わり少し進むと石割神社到着。割れた石の間を3度回ると幸福が訪れると言われており、記念に1回だけ回る。


        石割神社。右の岩の隙間を通ることができる。

     この先山頂までがまた急登りとなり、段差の広い場所が何ヶ所かあってロープがつけられている。1時間20分ほどで山頂に到着、霞んではいるが富士山が出迎えてくれる。


        石割山から見る富士山  山中湖から霧が湧き上がる。

     情報をいただいた場所に行くには山頂を越えなければならず、時間が時間だけにここは休憩せずに目的地に向かう。そして草むらの中を注意しながら探すが・・・あったのは盗掘ではないかと思われるような穴が一つ。これはもう盗まれた後なのではないかと、半ばあきらめかける。


         盗掘と思わしき穴。動物が掘ったものとは思われない。

     山頂に戻りかけた時にピンク色の花が目に入る。近付いてみれば・・・お目当てのアツモリソウだ。しかも3株咲いている。初めて見る花に感動し、情報をいただいた富士山写真の師匠に電話する。いつもは1株だけらしいが、3株咲いているのは増えたのだろうと言っていた。存分に写真を撮らせていただき、あたりを散策したが、葉も含めてこの3株しか見つけられなかった。


        アツモリソウ


        同上


        同上

     こんな花がこんなところに咲くとは思ってもいなかった。情報をいただいた師匠に感謝だ。周辺は鹿の踏み跡がたくさんあり、食害が心配だ。稀少植物は人間だけでなく動物にも狙われている。これからもずっと咲いてくれることを願う。

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     平成24年6月18日 

     16日に行われた「大人のためのプラネタリウム」上映会の後、ヨッシ−隊のメンバーが集まってイタリアンレストラン「BOBOLI」で食事会を行った。7月連休の山行をどうするかの相談をしたが、ひとまず予定は2泊で白馬岳、宿泊は半分テント、半分山小屋、食事は山小屋にお願いしようということで調整することになった。このレストラン「BOBOLI」は超おすすめなお店で、イタリアで修行して来たシェフの味は何を食べても絶品だ。ついつい食べ過ぎてしまう。そして週が明けた18日の月曜日、内科受診の予定になっていたので、採血をしてその値を見ると・・・驚くべき中性脂肪の値!正常値の3倍以上もある。これはもう歩くしかない。曇り空だが雨はなんとか大丈夫そうなので、花の師匠からいただいた情報の、あの花を探しに杓子山に向かう。
     まずは山頂へ。不動湯先の林道ゲートで車を止めて歩き、ハングライダー発射場に到着すると、ちょうど一機が飛び立つところだった。この発射を見ながら休憩し、そしてまた山頂目指して登る。


        富士吉田の町に向かって飛び立ったハングライダー

     登山道を進めばたやすく登れる杓子山だが、ふと見れば直登できそうな尾根道が真直ぐに続いているのが見えた。たぶん、これは旧道、しかし踏み跡のようなものもついている。どうせ今日は花探しで籔歩きするだろうから、ついでにこの道の捜索も・・・ということで、この直登道を登る。急登だがペンキサインがついている。上部では少々籔っぽくなってはいるが普通に歩ける。そして抜け出たところは、ちょうど樹林帯が切れるあたりの山頂近くの登山道に合流した。足元に気をつけながら歩いたが、目ぼしい花は見つからなかった。


        左が通常の登山道。真直ぐに行く切り払われた草原のようなところを登った。

     ひとまず山頂到着。ヤマツツジが開花し始めており、山頂裏側ではレンゲツツジが真っ赤に咲いていた。アヤメも咲いている。休憩後、目指す林のほうに進んで中を探す。ジグザグに歩いて標高差で100m近い範囲を探したが見つからず、一旦山頂に戻って花の師匠に電話する。どうやら林を間違えたようだが、私が探しまわったところにあってもおかしくない環境だった。


        杓子山山頂。ヤマツツジが咲き始めている。


        山頂裏側に咲いていたレンゲツツジ


        アヤメ


        山頂に咲いていたヤグルマソウ(さくらすみれさんに教えていただきました。)

     時間はもう6時近くになってしまったが、花の師匠に詳細に教えていただいた林に入ってみると・・・やはり見つからない。しかし、それらしき葉は見つけることができた。花は盗掘を避けるために摘まれているか、あるいは動物に食べられてしまったかのように不自然に無くなっている。それらしきものはこれだけ。来年こそは花に出会えることを期待する。


        林の中を右往左往する。先日アツモリソウを見つけたような環境の草むら。道のように見えるのは鹿による獣道。


        生えていたのはこの花、クサタチバナ。(さくらすみれさんに教えていただきました。)


        林の中で見つけたランらしき葉。花は終わっているか、誰かに摘まれたか、動物に食べられたか・・・不自然。

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     平成24年6月24日

     この山にアツモリソウが咲くという話はずいぶん前から聞いていた。年によっては登山道のすぐ脇に咲いたこともあったと聞く。昨年も連絡をいただいたのだが、日程がとれずとうとう行かずに終わってしまった。そして今年こそはと、花期が遅れているのを計算に入れて、かつ花の師匠からおおよその場所を聞いて山に向かった。


        ロープの張られた草地の中を双眼鏡で探す。

     梅雨の真っ最中で空は曇り空だが、なんとか夕方までは持ちそうだ。登山口の駐車場には車が5〜6台、しかもほとんどが山梨ナンバーだ。おそらく、目的は私と同じくアツモリソウだろう。双眼鏡を首にぶら下げて、注意深く草むらを観察しながら歩くが・・・見つからない。それらしき葉っぱは全てスズランかキボウシの葉だ。


        キンポウゲの群落


        葉が似ているが、これはスズランの葉。


        スズランはもう終焉。


        ササバギンラン。花はまだ咲き始めたばかりだったが葉はそれなりに発見できた。

     稜線を歩いていると私と同じように双眼鏡を首からぶら下げている女性4人組とすれ違う。お互いに一見して花探しとわかったようで、話をすると、今年は一株も見つからないそうだ。この日、周辺を3往復して探した人と出会ったそうだが、やはり見つけられなかったらしい。3年前に来た時はそちらに2株、こちらに1株、その向こうにも何株か咲いていたと教えてくれた。双眼鏡と、さらに300?ズームレンズを付けたカメラで探すが、花はおろかそれらしき葉すら見つけることができない。


        この草地を再三探したが見つからず。


        大きなミツバツツジの木。花はもう終わっている。


        ズミももうすぐ終わり。

     ロープの途切れる林から草地の脇まで下りて同様に探すが空振り。さらにロープが張られていない草地を細い踏み跡をたどって下りてみたが、それらしきものは全く見当たらなかった。


        草地の中で見つけたのはこの花くらい。


        ムラサキ(たぶん)  根が紫色で、染料や薬に使われるそうだ。

     普通に歩けば2〜3時間の行程だが、4時間以上も山をうろつき、とうとう1株も出会えなかった。花の師匠、サクラスミレさん、ヨッシ−と、時期を変えて探しているが、今年は発見した人がおらず、咲かなかったと思われる。盗掘とは思いたくないが、鹿の食害の可能性は多分にあると思う。午後3時を過ぎた頃から霧が立ち込め、小雨がぱらつき出す。雨が降り出すぎりぎりの午後4時、下山。


        霧に巻かれたヤマツツジ


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     昨日の○○○丸で撮影している時に撮影器具のある部品が無いのに気付く。その前に行った山は杓子山で、その後は撮影器具は使用していない。忘れてきたのは杓子山に間違いない。カメラのキタムラで部品を調達することも考えたが、手に入るかどうかわからない。やはり、取りに行こう。天気予報、今後の予定を見るとこの日しか行ける日はなさそうだ。午前中の業務を終えて午後から出発する。
     不動湯の林道に入ろうとすると、林道が崩落したのか不動湯のすぐ上で通行止めになっている。ここから歩くと杓子山まで3時間近くかかってしまう。往復5時間というところだろうか。下山は7時過ぎになってしまう。帰ることも考えたが、ひとまず高座山の登山口まで行ってみることにする。林道はこんなに荒れていただろうかと思うようなデコボコ道で、RV車でなければとても走れない道だった。ゲートの前に車を止草地の中に延びている道を歩いてみる。ここに来たのはもう6年も前の秋のことで、以前来た時とはずいぶん変わった印象を受けた。カヤト野原の脇の急登りを滑りそうになりながら登った記憶があるが、それらしき道は草におおわれてあまり歩かれていないようだ。少し戻ったところに駐車できるスペースがあり、そこに杓子山登山道の看板があった。以前来た時はおそらくこの看板を見落としてカヤト野原の脇を登ったのだろう。時間はもうすぐ3時だが、ここからだと頑張れば2時間少々で杓子山に到着できるはず。霧に巻かれて雨が降りそうな天候だが、ここは行くしかない。準備して出発する。

        高座山を経て杓子山に至る登山道入り口


        霧に巻かれた林を行く。


        林を抜けると広大なカヤト野原が広がる。霧が巻いて真っ白。

     林を抜けると広大なカヤト野原が広がる。広い道だが、雨で道がえぐれており、スリップしやすくて決して歩きやすい道とは言えない。道端やカヤト野原の中にはポツポツとアヤメが咲いている。オオバギボウシがたくさんあり、花芽を出している株もあったがまだ咲いてはいなかった。それどころか、花芽の先が無くなっており、おそらくは鹿に食べられてしまったものだろう。

        登山道脇に咲いたアヤメ


        オオバギボウシの花芽は無くなっている。おそらくは鹿の食害。

     そして高座山への急登りとなり、ここは滑りやすい土の斜面でロープが張られている。登りはなんとかなるが、下りはロープにつかまらないと滑り落ちそうだ。そして1時間ほどで高座山に到着。時間が時間だけに水分を補給しただけですぐに出発する。

        高座山の急登。滑りやすい土の斜面で、補助ロープがある。


        高座山山頂。富士山の眺望が良い山だが、この日は辺り一面真っ白で何も見えず。

     ここからは少々のアップダウンがある尾根道だ。鉄塔の立つコルの手前に若干の岩場があり、ここは滑りやすくロープが張られている。鉄塔を越え、さらにひと登りして下りになると、ハングライダー発着所の手前で林道からの道と合流する。予定通り1時間半で到着した。

        鉄塔の下をくぐる。


        コアジサイ


        ハングライダー発着所。さすがにこの日は誰もいない。

     おそらく忘れ物はランを探した中腹の林の中だろう。小休止後、山頂目指して登り、途中で林の中に入って忘れ物を探す。思った通り、前回探したスズムシソウと思わしき葉の近くに忘れ物があった。無事回収を済ませ、スズムシソウの葉が無事であることも確認した。なにせ長年愛用している撮影器具だけに愛着が深く、買い替えるのもあまり良しとしない。

        忘れ物はこれ。三脚の中央の柄の部品。花の撮影で三脚を低くセットする時にこの部品を外す。

     任務完了、あとはひたすら帰るだけ。急ぎ足で帰り、鉄塔先の岩場でロープにつかまりながらもスリップして尻餅をつくというおまけがあったが、6時を少し回った頃に下山した。

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