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四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

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     9日の朝の竜ヶ岳ダイヤは場所を10~20mほど誤って白山岳で割れるダイヤモンド富士の撮影は失敗に終わってしまった。下山後パソコンでこの日の太陽軌道をカシミール3Dで計算し、軌道修正した位置で再度割れるダイヤに挑戦するため竜ヶ岳に登った。自分の車が故障してしまったため本日は代車で行くのだが、途中でガソリンが足りないのに気付き、さらに大部分の荷物を故障した車に積んだままにしてきたために山に持ってゆく水が足りない。コンビニにも立ち寄るとその2カ所で30分近く時間を費やしてしまい、本栖湖キャンプ場出発は5時40分になってしまった。撮影予定地は竜ヶ岳山頂に立つ山梨百名山標柱から2~5m右寄りのところだ。山頂までいつものゆったりピッチで歩くと2時間半ほどかかる。ここはただひたすらに歩かないと、ダイヤモンドになる7時43分に間に合わない。

     途中で明るい金星が輝いているのが見えたが三脚を出して撮影している余裕は無く、休憩無しに東屋のベンチまで歩いてここで休憩。ここまで1時間5分かかっており、時間は6時45分。なんとか間に合いそうだがギリギリだろう。ここから見る富士山は薄雲がかかり、朝焼けに染まった美しい富士山だった。ゆっくり撮りたかったがそんな余裕は無く手持ちで数カットとってまた黙々と登る。急いでいるつもりなのだが、後からやって来た若者たちにはことごとく追い抜かれ、7時30分、山頂に到着。しかしその頃には・・・


        薄雲が朝焼けに赤く染まった。東屋の休憩所から。


        ゆっくり撮りたかったが時間的に余裕無く、手持ちで撮って山頂に急ぐ。


        雲が富士山裾野に流れてきた。これまた願ってもいない絶景富士になってきた。


        ところが・・・7時10分ごろから今度は竜ヶ岳も雲に巻かれ始めた。


        山頂到着。富士山はどこ・・・??


        ダイヤモンド富士が終わった頃。もう皆撤収して下山し始めている。

     残念ながら富士山は現れず、割れるダイヤモンド富士はおあずけとなってしまった。まあ、こんなもんでしょう。山の天気は気まぐれだから。さっさと下山する。


        休憩ベンチのところから裏側の南アルプスは見えていた。その後も富士山は姿を現さず。



        今回の撮影場所からの太陽軌道。前回よりやや左側に寄ったところで白山岳の突起を利用して割れるはずだったのだが残念。

     またの機会に再挑戦。

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     本命は翌日23日の南部町佐野峠だったが天気予報思わしくなくほぼ絶望的。1日早いパールを朝霧高原から狙うことにした。しかし、この日のパール富士は日没の15分から20分前に山頂に現れてしまうため、よほど夕陽の条件が良く無ければ富士山は赤く染まってくれない。それと撮影し易いまかいの牧場駐車場だと若干右に出てしまうかもしれない。

     日中は富士山に雲が巻く決して条件の良い日では無かったが、午後2時ごろに本栖湖のライブカメラを見ると雲が巻いているものの富士山が姿を現していた。夕方6時半から会合が入っているがパールになるのは夕方4時45分ごろ、なんとか間に合う時間だ。行ってみることにする。パールの2時間ほど前にまかいの牧場に到着し、まずは周辺を散策して良さそうな場所を探すと、新しく建設中の道路の脇から富士山を見るのに良い場所が見つかった。30分前に三脚とカメラを担いでその場所に行き、2台設置してスタンバイする。


        駐車場からでは無くて歩いて探した別の場所。電線が気になるが暗めに撮ればさほど気にならなくなるはず。


        日没が近付く。手前の林に夕陽が射す。


        雲が巻いたり消えたりを繰り返すやや不安定な富士山だったが・・・


        運良くこの時間は富士山頂が見えてくれた。


        山頂に現れた月


        剣ヶ峰のちょうど真上


        やはり電線はちょっと邪魔。


        剣ヶ峰に昇るパール


        同上。


        トリーミング画像。200mm f2.8 レンズは十分に解像度は良いと思うのだが、彗星の尾を描出するほどの解像度は無い。


        やはりあまり焼けないうちに月は離れて行く。


        同上。55mmズーム。


        残照で富士山が色付き始めた頃には雲が湧く。これにて終了。

     条件が整えばさほど難無く撮れる朝霧高原のパール富士。今回の撮影には間に合わなかったが、300mm天体用レンズを新しく揃えたので、次の機会にはもうすこしくっきりした月の画像が提供出来るかもしれない。


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     天気図と雲画像から見てまだ朝には天候が回復していないだろうと見ていたのだが、朝6時に目が覚めて空を見上げれば雲はほとんど無い。本栖湖ライブカメラをチェックすると富士山も姿を現している。これは行くしか無いだろう。チェックしておいた朝霧高原のティアラ富士撮影が出来そうな場所に向かう。20分前に撮影予定地に到着したがGPS片手に場所を探すのに手間取り、セットできたのは富士山頂の剣ヶ峰に日が昇る時間のわずか5分前になってしまう。カシミールの座標とは若干ずれているがここで良いはず、きっと剣ヶ峰で割れるダイヤモンドが撮れる!と確信して撮影に臨んだのだが・・・!?


        カメラ2台セット完了し試射。雲があるが剣ヶ峰は見えているので撮れるはず。


        山頂から棚引く雪煙が輝いている。


        あとで見直してみれば、雲にわずかだが影富士が写っていた。


        200㎜望遠レンズ画像。富士山の右側に不明瞭ながら影富士。


     山頂に雲が広がり雪煙が棚引いてはいたが剣ヶ峰は見えている。これならば朝日は十分に撮影できるとファインダーを覗きながら待っていると、予定通りの7時55分に太陽が現れた。しかし現われた場所を見て愕然とした。完全に剣ヶ峰の右に外れている。座標を間違えたのだろうか??


        日の出。しかし朝日が現われた場所は剣ヶ峰の右側。


        ティアラ失敗。完全に右に外れている。20mくらいずれているように見える。


        全く割れてくれない。


        残念、失敗。


        もう完全に太陽が出てしまっている。




     この日に撮影した場所をGPSで記録しておいて後にその場所からこの日の太陽の軌道と剣ヶ峰に現われるはずの太陽をカシミール3Dで計算し直してみると、ほぼ予定していた通りの軌道を太陽が通過している。狙った場所は間違っていなかったことになるが、撮影しながら思ったことはカシミールの太陽よりも実際の太陽はもう少し小さいように見える。だとすれば、太陽の頂部はカシミールの計算よりももう少し低い位置を通過することとなり、今回の場所では剣ヶ峰の山頂には姿を現さないということになる。この結果を踏まえて、次は軌道修正して再チャレンジしたいと思う。

     休憩で立ち寄った朝霧高原道の駅から見上げる毛無山の山塊は凄い樹氷になっていた。こんな日はティアラにこだわらず、山の上で朝を迎えるべきであっただろうと深く反省した。


        朝霧高原道の駅から見上げる毛無山とタカデッキ。凄い樹氷になっている。

     暖冬の今年、このような樹氷の景色を見られる日はそれほど訪れないだろう。前日少しだけ頭を横切った三つ峠山荘泊りでの朝の三つ峠が良かったのだろう。完全に作戦ミス。少しばかり気分がへこんだ。


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     朝霧高原に朝のティアラ富士山撮影に出かけたが失敗し、後ろ側の毛無山塊が凄い樹氷になっているのを見て今朝は山に登るべきだったと深く反省した。場所を山中湖に移動し、今度は夕暮れのダイヤモンド富士を狙うため石割山に登ることにする。時間はまだ早いので、時間調整とへこんだ気持ちを洗い流すため石割の湯に立ち寄り山に登る前からまずは風呂に入る。しかしそれでもまだ時間は昼の11時半だ。昼寝すると心まで折れそうなので、ゆっくり登ることにして石割神社に向かう。

     駐車場には4~5台の車が止まっていた。既に下山してくる人たちが数人おり、皆軽アイゼンかチェーンアイゼンを装着している。神社の階段を見てスリップしそうなので私も軽アイゼンを装着して登ることにする。ダイヤになるのは午後4時15分ごろなのでまだ4時間もある。普通に登ると早く着きすぎるのでここは雪中行軍(?)トレーニング。階段の左側に踏み跡が着いているがこちらを使わずに故意に踏まれていない右側を登る。雪はくるぶしか、その少し上くらいまでしか無いが少しは雪歩きのトレーニングになるだろう。時間つぶしにもちょうど良い。階段の先も雪を踏みながら右に左にうろうろと歩き、2時間かけて石割山山頂に到着した。


        石割神社の鳥居。積雪は15~20㎝ほど。


        神社の長い階段。これを見て軽アイゼン装着することにした。


        時間つぶしと雪中行軍トレーニング。右側が踏み跡のある道、左が私のトレーニング跡。(物好きか、暇人か、ただのバカ!)


        雪の石割神社


        2時間かけて山頂に到着。

     午後2時半に石割山山頂に到着。ここのダイヤモンド富士はもう終わっており、今日は平尾山あたりが適地だ。しかしまだ時間はたっぷりある。風を避けて笹原の陰で昼食をとりながら富士山を眺めていると、富士山の上を流れて行く雲が虹色に輝いているように見える。ファインダー越しに覗いてみるとまぎれもなく彩雲だ。次々に流れて行く雲がちょうど富士山の真上あたりで綺麗な虹色に輝いている。


        石割山山頂の富士山。まだ踏まれていない雪が残っていた。


        石割山なのに石割山らしからぬ雪景色と富士山。


        富士山の上を流れている雲が色付いているような??


        彩雲ときめく富士山


        次々に彩雲が流れてくるが富士山山頂に霞がかかってきてしまう。


        美しい彩雲。しかし富士山が霞んだのが残念。


        同上

     3時20分ごろまで30分ほど彩雲を撮りまくり、太陽が富士山山頂に近付き彩雲が現われにくくなったところで撤収、今度はダイヤモンド富士の撮影地に向かう。平尾山あたりだとほぼ富士山の真ん中あたりに沈むのだが、この日狙ったのは白山岳で割れる夕陽だ。しかしカシミール3Dで計算したその場所はおそらく林の中で眺望は得られないはずだ。少し内側にずれると思われるが、平尾山側の登山道沿いならば眺望が得られるはずだ。


        ダイヤモンド富士は平尾山に下る登山道沿いから白山岳に沈む夕陽を狙う。


        霞が富士山頂をおおったために夕陽が丸く写った。


        さて、どうなるか、割れるか??


        もう少し・・・


        しかしわずかに左で割れず。残念。しかし・・・


        ここでもまた今まで撮影に成功したことが無い影富士が現われた。

     最後に平尾山に立ち寄り、夕暮れの富士山を眺めてから下山。5時半に駐車場に到着し、ヘッドライトを使わずに下山することができた。


        夕暮れの平尾山山頂。向こうに見える鉄砲木の頭に残照が射す。


        平尾山から見る夕暮れの富士山。


        夕映えの丹沢山系。


     ミッションは失敗に終わったがなかなか見られない彩雲や影富士の景色を見ることが出来た満足な石割山山行となった。へこんだ気持ちもだいぶ戻った。


     GPSで記録した撮影地の座標からこの日の太陽軌道をカシミール3Dで計算し直してみると、場所的にはかなり良かったように見える。白山岳山頂に夕陽の頂部がかかる計算になるのだが、朝霧高原で撮影した時と同様にこの軌道では夕陽は割れない。やはりカシミールの太陽よりも実際の太陽のほうが小さいと考えるのが妥当だと思う。


        本日のダイヤモンド撮影地から見る太陽軌道。白山岳の真上で夕陽が割れる計算だったが、実際は左寄り、ちょうど太陽軌道線の真上あたりになった。


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     一昨日ネットで注文したデジボーグ67FL 望遠レンズが届いた。天体撮影用ではあるのだが景色も十分に撮影可能で、6mから無限大の距離が撮影可能である。このレンズは2枚のレンズを張り合わせただけのきわめて単純な構造をしており、そのためおそらくはレンズ内での光の反射で起こるゴーストやフレアはかなり抑制できると予想される。さっそくの試写と軌道修正したうえでの朝日がどのように現れるのか試すべく朝霧高原に出かけた。

     富士山山頂からの日の出20分ほど前に到着してGPSにセットしておいた撮影予定地に真っ直ぐに向かうが、道沿いでは無いために雪を踏んで草地を進む。到着した場所は草むらで撮影には不向きでその少し右手に盛り上がった場所があったのでそこで三脚を構える。5mほど予定地から南にずれているがそれでも前回の朝霧高原の撮影時よりは剣ヶ峰に近いところから日が昇るはずだ。さっそくニューレンズをセットしてファインダーを覗きこみピントを合わせようとするが全く合ってくれない。別売の絞りをレンズに取り付けた分だけレンズ長が長くなりピントが合わないようだ。接続部分の金具を短いものに変えるのだが、手がかじかんでなかなかうまく交換できず、あっという間に太陽が現れる時間が近付いてしまう。部品を交換したがそれでもピントが合わず、もう時間が無いのでそのままシャッターを切ることにする。あっという間に日の出となりまたしても右にわずかにずれている。


        部品を交換したがピントが合わない。到着した時に試した範囲では大丈夫と思ったのだが・・・


        あっという間に日の出。しかしまた剣ヶ峰からわずかに右にずれている。


        またしても失敗。


        その後の画像を良く見てみると、小さいながら剣ヶ峰の左から光が出ている。


        暗く処理した画像。


        さらにトリーミング。確かに2カ所から光が出ているように見えなくもないが・・・


        狙っている画像とはかけ離れている。


        日が昇ってしまった後に部品を1個外してレンズ長を変えてみると、今度はピントが合った。なかなかの解像度。


        特筆すべきことはこれだけの明るさの太陽を撮影してもゴーストやフレアが出ないことだ。


        絞りを開けると写り方も変わる。しかしカメラ本体に絞りの数値は出て来ないので、絞りのF値がいくつになっているのかは全く不明。オートフォーカスも無く完全マニュアル撮影となる。


        GPSで記録した本日の撮影場所から見る太陽軌道。予定では剣ヶ峰の右端をかすめる軌道だったが、撮影適地が無く南側に寄ったことで軌道がずれてしまった。


     今回の撮影と前回の朝霧高原、そして平尾山の撮影を総合して考えると、太陽の現れる場所はほぼカシミール3Dで見る太陽軌道に一致した位置にあるということだ。おそらくは剣ヶ峰の山頂真ん中から太陽が現れる(あるいは沈む)軌道でティアラの撮影が出来るのではないだろうか。新しいレンズの性能を最大限に引き出しつつ、これからも挑戦は続く。


        新しく揃えたデジボーグ67FL望遠レンズ(300㎜相当)と愛用しているEos7D。


        67㎜径、F4.5 フローライトレンズと絞り。


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     現在5連敗(もっとか?)中のティアラ撮影にまたまた朝霧高原に出かける。

     この日は未明5時ごろに細い月と金星、水星が接近して昇って来る日だったので、前日11時に寝て3時20分起で朝霧高原に出かけるはずだった。ところが、かけたはずの目覚まし時計が鳴らなかったようで(最近この目覚まし時計はしばしばストライキを起こしている!)、目が覚めれば外が明るい。時計を見ればなんと6時を回っている。止む無し、ティアラの撮影だけでもと朝霧高原に出かける。GPSに記録しておいた場所に到着するとティアラ狙いらしき若者が一人、構えているレンズはタカハシ製の天体望遠鏡だ。その場所が剣ヶ峰の真上に太陽が昇る場所だそうだが、私はそこから10数メートル左に寄って剣ヶ峰の少し左から出る太陽を狙う。空には薄雲がかかって条件はいまいちだ。


        ボーグ300㎜レンズに今回はフラットナーという辺縁収差を改善させる装置を装着。ピントが合うか心配だったが大丈夫そうだ。

     レンズ越しに覗き込んでその時を待っていると、狙った通りの場所、剣ヶ峰の左手の平らな部分に太陽の上部が現われているのが見えた。チカッと光るはずだったのだが、薄雲が邪魔したせいか、円い太陽が見えた。即座にシャッタ-を連写するが撮れた画像は・・・???


        狙い通りの場所から太陽が出たがティアラには程遠い。


        そのまま連写していると剣ヶ峰の右側からも光が現われたが、割れている様子は全く無い。


        多分もう剣ヶ峰の上に太陽が昇ってしまっている。


        絞り込んでみると太陽軌道の中心は剣ヶ峰を通っていると思う。

     またしても失敗。帰り際に若者に様子を聞いてみると、彼はティアラのことはあまり知らないようで、単に剣ヶ峰から現れる太陽を狙っていたようだ。狙い通りの場所から現れても割れない太陽、もう少し右に寄れば剣ヶ峰山頂の建物で割れるかもしれないが、もう少し左に寄れば平らな部分の左側にある突起で割れそうにも見える。そもそも太陽の大きさが剣ヶ峰の湾曲に合っていないようで、もっと富士山に近付いたほうが良いのではないかとも思える。前途多難なティアラ撮影、もっと簡単に撮れると思っていたのだがそうは行かない。    


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     1月は竜ヶ岳から狙ったが満足な画像が得られなかった翌日に新月となる細い月。今回は雨ヶ岳から撮影するとちょうど富士山頂に現われ、しかも1月よりも時間的な条件が良いので1泊2日で撮影に出かけてきました。撮影したハイライト画像を掲載した予告編です。


        オリオン座と冬の大三角形。雨ヶ岳山頂下の展望地から。この時間になってもまだ山頂に到着できず。急登の連続で既にヘロヘロ。


        ダケカンバの空に輝く星たち。午後8時、やっと山頂。


        姿を現した富士山と天の川。


        金星輝く


        月齢28の地球照の月昇る富士山


        金星、水星、月が接近

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     先週は雨ヶ岳山頂でダイヤモンド富士になるため狙っていたのだが、天候不良だったうえに用事が入ってしまい行けずに終わってしまった。しかし本命はそれではなく、2月7日朝富士山頂に昇って来る月齢28の月だ。先週登っていればそのまま山頂にテントを置いて行く予定だったのだが今回はテントの他に新調したボーグ天体望遠鏡(フラットナーという装備を付けてさらに重くなった)、スカイメモ簡易赤道儀等を詰め込み、65リットルのザックでは入りきらないほどの荷物になってしまう。しかも今回挑むのはあの毛無山塊、途中からは見上げるような急登が続く。カメラは2台持って行くが三脚2本は持てなそうなので、今回は1本だけにするが、それでも何度も山頂泊している毛無山塊にあって今回が最も荷物が重い。果たして登れるのか?

     朝霧高原でティアラ富士撮影後にそのまま登り始めるはずだったのだが、先日ようやく車が修理から戻ってきたばかりで登山靴を積んでくるのを忘れてしまった。止む無し、一旦自宅に戻り態勢を整えて再出発。今回は静岡側の根原から端足峠経由で山頂に至るいちばん楽そうなルートを選択した。歩き始めたのは午後1時半ごろになってしまう。5時間を予定して6時半ごろに山頂到着の予定だ。


        A沢貯水池付近から見る富士山。空は霞んでいるが富士山は見えている。明日の天気予報では午前6時ごろから晴れ。


        端足峠から見る富士山。ここまでは予定通りの2時間。


        端足峠の樹氷。曇り空なのが残念。


        端足峠付近の樹氷。積もった雪が解けてまた凍り付いたのか、キラキラと輝く樹氷が出来上がっていた。


        凄い樹氷。八ヶ岳の樹氷とはまた違う。

     端足峠まではほぼ順調に歩いて2時間で到着した。しかし、ここまでで重い荷物に足はだいぶ疲れてきた。重いザックを下して小休止した後、この界隈の撮影場所をチェックするため一旦竜ヶ岳側に偵察に行く。樹林帯の中ではあるが、切れ間から富士山の見える場所が何ヶ所かあり、今後のダイヤモンド富士撮影の際に使えるかもしれない。

     端足峠の界隈は竜ヶ岳と雨ヶ岳の間にあり雪や風が吹き付ける気象条件の厳しい場所なのだろうか、この界隈には見事な樹氷が残っていた。特に雨ヶ岳側の樹林帯の中はまるで樹氷のトンネルのようになっていた。そのトンネルをくぐり抜けると、いよいよ雨ヶ岳への急登が始まる。


        始まった。雨ヶ岳の急登。トレースがあるのは良かったが緩い雪はアイゼンが効きにくく、踏ん張ってもずり落ちてしまい悪戦苦闘。


        急登の途中から見る富士山。


        もうすぐ中腹の平坦地だが、そこにたどり着く前に日が暮れてしまう。南アルプスの上に綺麗な夕焼け空が広がった。

     雪の積もった雨ヶ岳の急登はかなり厳しかった。荷物が軽ければさほど苦労しない登りなのかもしれないが、雪の締りが悪く軽アイゼン装着して踏ん張ってもずり落ちてしまう。体力を消耗して標高差100~150mを登るのがやっと、30~40分おきに休憩をとりながら必死に斜面を登る。体力に見合わない荷物を担いできただけに何度も「もう無理!」とつぶやいたが、明日の朝の景色を思い描いて「絶対に登る!」という気持ちを抱きつつ山頂を目指す。中腹の平坦地を超えてようやく富士山の眺望が得られる山頂直下の笹原に抜け出たのはもう午後の7時だった。もうオリオン座と冬の大三角形が富士山の山頂を超えて高く昇っている。雲の流れゆく空だったが星の輝きは美しい。山頂に到着した頃にはきっとオリオン座と冬の大三角形は富士山と一緒に撮影できない位置まで昇ってしまっているだろうから、ここで三脚とカメラをセットして撮影しておくことにする。


        富士山頂に昇ったオリオン座と冬の大三角形。時間は午後7時、雲が流れて行くが空は晴れてきた。


        冬の大三角形と駿河湾の灯り。横位置にすると10㎜広角レンズでもオリオン座が一部切れてしまう。

     午後8時、やっと雨ヶ岳山頂に到着した。ヘトヘトだし腹も減ったがテント設営の前にまずは撮影だ。富士山の裾野に雲が湧いており、いつ暴れ出して富士山を隠してしまうかわからない。見えるうちにまずは30分ほど撮影してテント設営し、ようやく夕食となる。


        やっと山頂に到着、午後8時。


        ダケカンバの空に輝く星々。右側の木の枝の間に輝くのがおおいぬ座シリウス、左の町灯りをおおった雲の上に昇って来たのが木星。


        食事を終えて10時ごろテントの外に出てみると雲が湧き、富士山は隠れてしまっていた。明るい星は木星。


        木星が富士山の上まで昇ったところでこの構図で撮りたかったのだが、残念ながら富士山は見えず。

     11時ごろまで待ってみたが空はますます雲が広がり星は見えなくなってしまった。オリオン座の大星雲でも追尾撮影しながらボーグ天体望遠レンズに新たに装着したフラットナーという装備の焦点微調整を行っておきたかったのだが出来ずに終わってしまった。明朝は4時半ごろに富士山の上に天の川が昇って来るはず、そして本命の月齢28の細月は朝6時ごろに富士山頂に現われる。明日の景色を夢で描きながら、目覚ましを4時20分に合わせて寝る。







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     氷点下10℃を下回る山上泊ではいつもならばシュラフ2枚を持って行くのだが、今回は荷物が多くてザックに入りそうもない。そこで今回はホカホカホッカイロ作戦。シュラフの中にホッカイロ6枚を貼り付け、さらに冷える肩の周りの衣服に2枚、足に2枚、計10枚のホッカイロを貼り付けて寝ることにした。これで寒ければテントの中でバーナーを焚いて温めるしかない。予想通り、-10℃まで測定できる時計の温度計は振り切っており、おそらく-12~13℃くらいまで冷え込んだのではないだろうか。しかしこのホカホカホッカイロ作戦はなかなか効果を発揮してくれて、3シーズンシュラフにシュラフカバーをかけた装備で比較的快適に寝ることができた。

     11時ごろに寝て目覚ましは4時20分にかけたので、5時間寝るはずだったのだが3時半ごろに目が覚めてしまう。テントの外を見ると雲が広がり星空は少し見えるだけだ。特に肝心の富士山は大きな雲が巻いて全く姿が見えない。朝まではまだ時間がある、きっと晴れる、と願いながら早目の朝食をとる。未明4時半にテントの外に出ると、富士山にかかっていた雲は少しずつ小さくなってきており、だいぶ星空が見えるようになってきた。5時、そろそろ富士山の上に天の川が現われている頃だ。カメラを持ち出して撮影してみると、うっすらだが富士山の雲の上に天の川が写っている。しかし肝心の富士山山頂はまだ見えてこない。


        未明5時、富士山にかかった雲の上にうっすらと天の川が現われた。


        駿河湾の灯りの上にはさそり座が尻尾を雲に隠しながら昇っている。


        そして遂に、富士山の山頂が雲の上に姿を現した。


        雲巻く富士山と天の川

     未明5時半、遂に富士山頂が雲の上に姿を現した。天の川も綺麗に写る。簡易赤道儀スカイメモはこの天の川を撮影するのが最大の目的で担ぎ上げたもので、急いでテントからスカイメモを持ってきてセットしようとしたその時、富士山の雲の中から明るい金星が姿を現した。ということは、月が姿を現すまではもうほとんど時間が無いということだ。スカイメモのセットを止めてボーグ天体望遠レンズを組み立てる。(このレンズは部品をつなぎ合わせて自分で組み立てるように設計されている。)まだ使い慣れていないしフラットナーの調整も済んでいないのでピント合わせに疑問が残る。しかも暗い中でファインダーを覗き込んでもピントが合っているのかどうかかなり疑わしい。セットしているうちに、あっという間に月が山頂に姿を現してしまう。


        薄明の富士に輝く金星と天の川


        薄明の富士山と金星


        薄明のさそり座と明の明星金星


        月が現われた、しかし使い慣れていないレンズはピントが合わない!!少しばかり焦る。


        月の輝いている部分でライブビューを使ってピントを合わせる。


        富士山頂に昇る月齢28の地球照の月


        ブログ上ではきっちり撮れているように見えるのだが、パソコンに取り込んで拡大するとまだ甘かった。


        山頂に出た薄雲のおかげでさらに雰囲気は良くなったが、大部分の写真はブレてしまっている。カメラの固定にも一工夫必要なようだ。

     素晴らしい地球照の月が富士山頂に姿を現した。今まで何度も地球照の月の撮影を行ってきたが今回の月が一番美しく、山頂に出た薄雲のおかげで雰囲気も抜群だった。しかし・・・まだ使い慣れていないボーグ天体望遠レンズはピントがいまひとつ合っておらず、しかも長尺レンズなので三脚の固定が悪く、わずかな風で画像がブレてしまっていた。折角の景色だったのに撮影は決して満足できるものではなかった。レンズに習熟することと、固定にもう一工夫必要なようだ。場所を変えてこの美しい月と接近した金星、水星をさらに追いかける。


        富士山頂に輝く月齢28の月と金星・水星。細い枝の間で明るく輝くのが金星、少し太い枝の突起の下で小さく輝いているのが水星。


        細月と金星。水星は枝の中に隠れてしまっている。


        月と金星・水星。水星は月と金星を結んだ線の中央部下に小さく輝いている。1等級の明るさがある水星も金星に比べるとこのくらいの輝きしか無い。


        アップするとなんとなく水星も見える。


        夜明けの光の中に月と金星、水星の輝きは消えて行く。

     苦労して担ぎ上げたスカイメモの出番は無かったが、苦労して登って余りある素晴らしい天体ショーを楽しむことができた。心残りなのは前述の如くボーグ天体望遠レンズがうまく使えなかったことだ。機会があれば、また山上からの撮影に挑みたい。

     雨ヶ岳山頂でのダイヤモンド富士はもう終わってしまっており、この日はタカデッキあたりで丁度真ん中あたりからのダイヤになるはずだ。しかし今から移動してもとても時間的に間に合わない。されど、白山岳あたりからのダイヤならば樹林帯の中で展望が得られれば撮影可能なはずである。朝食はもう摂ったことだし、カメラと三脚とGPSを持ってダイヤモンド富士の撮影に出かける。(2日目後編に続く。)





               

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     朝の富士山頂に昇った細い月は素晴らしい輝きだった。苦労して登ってきた甲斐があったが、撮影がいまひとつだったのが心残りだ。

     既に朝食は摂ったので、ダイヤモンド富士の撮影にカメラ2台と三脚だけ持ってタカデッキ側に移動する。時間は6時半、ダイヤモンド富士になる時間は7時20分ごろのはずなのでタカデッキまで移動するには時間が足りない。おおよその位置をカシミール3Dで見てきており、座標も手帳にメモしてきた。GPSを片手にその座標の場所を探すが、全くその座標にたどり着けず、タカデッキ側の遥か彼方を差している。どうやら計算を間違えたか、日にちを間違えたようだ。樹林帯の中であまり展望の得られる場所は無いので、木の隙間で富士山が見えるところを適当に探して三脚を構える。


        こちらがピントがきっちり合った本来のボーグ天体望遠レンズの解像度。


        白山岳の辺りが輝き出した。少し右寄りか?


        来た!と思ったがやはり右寄り。白山岳を狙っていたのだが座標の間違いと良い場所が無くこれも仕方なし。


        もう1台のカメラで撮影したダイヤモンド富士。これはこれでまずまずの画像と思う。


        同上。


        ダイヤモンド富士。絞り込んであるのだが、絞りがいくつになっているのかは全く不明。ファインダーを覗き込んだ時の明るさで適当に絞っている。


        樹氷とダイヤモンド富士

     あっさりし過ぎていた感があるが、とりあえずは毛無山塊のダイヤモンド富士の撮影に成功した。テントに戻って休む。あまり腹が減っているわけでは無いのだが、荷物を減らしたいので持って来たパンを食べる。


        雨ヶ岳山頂とテント。


        見上げる青空と樹氷が眩しい。


        もうだいぶ日の位置は高くなった。


        木で朝日を隠して撮影。

     テント撤収して10時に下山開始する。青空が広がり富士山がすっきりと姿を現したこの日は、昨日のキラキラ輝く樹氷を前景に撮影するには好条件だ。しかし・・・荷物はまだ重く、昨日の登りで足に疲れがたまり、全くピッチが上がらない。


        良い景色を見させていただきました。山にお礼を言って下山。いつかこの構図でダイヤモンド富士を。


        山頂直下の笹原と富士山。


        前日オリオン座と冬の大三角形を撮影した場所。この先が樹林帯の急下り。足に力が入らず、踏ん張れない。


        端足峠近くになると樹氷が残っていた。


        木にダイヤモンドが成ったようにキラキラ輝いているのだが、写真では表現できない。


        凄い樹氷。この輝きは是非自分の目で見ていただきたい。


        木に成ったダイヤモンド。


        端足峠に到着した頃には富士山は雲隠れ。

     A沢貯水池まで下りたところで時間は午後1時を過ぎ、駐車場まであと15分ほどだがここでラーメンを作って昼食をとり、大休憩する。あ~、疲れた。しかし、収穫の多い山行だった。駐車場には午後2時帰還。

     毛無山塊でティアラ、ないしは割れるダイヤモンド富士を撮影するならば2月いっぱいが勝負ということになる。しかしこの急登の毛無山塊、またテント担いで登るにはかなりの覚悟がいる。なにせ次は隣の毛無山になるわけで、雨ヶ岳よりもさらに標高差200m登らなければならない。登る時は次の毛無山は「絶対無理!」と思っていたが下山するとこの苦労を忘れてしまう。装備を考えてまた行くかどうか・・・深く考え中。


    0 0

     前日の月齢1の月は太陽に近過ぎてどう計算しても甲府界隈で撮影するのは難しかった。そして今回狙ったのは月齢2の細月。日没後40分前後が地球照の月の撮影に一番適した時間で、あれこれとカシミール3Dで場所を探していると籠坂峠界隈で夕方6時ごろ富士山の左隅に沈んでくれそうだ。雪の積もる籠坂峠の駐車場に車を止めてカメラ2台を持って撮影地に向かう。


        55㎜レンズで撮影した月齢2の地球照の月。


        こちらは200㎜レンズ。


        200㎜レンズだとシャッタースピードを5秒にすると月が少し流れてしまう。3秒以内で切る必要がありそうだ。


        こちらは300㎜天体望遠レンズ。


        シャッタースピード1.3秒


        5秒で切るとかなり流れて月が不鮮明に見えてしまう。こちらは2秒以内で切る必要がありそうだ。


        富士山に傾く月齢2の地球照の月

     富士山に沈む地球照の月をできるだけ大きく撮ってやろうという目論見で、ここでボーグ300㎜天体望遠レンズにキャノン製2倍エクステンダーを装着してみた。これはピント合わせがかなり難しくて手こずっている間に月はもう富士山の近くまで来てしまっていた。シャッターを切るとパシャッというシャッター音が響いたがしかし・・・カメラのモニターに接続不良のエラーメッセージが出ている。レンズ接続部を拭きなおし再度シャッターを切るがまたしてもエラー。これは使えないのではないか??エクステンダーを取り外して撮影した時にはもう月は富士山に沈み始めていた。しかも露出が合わず。


        エクステンダーが使えず取り外して撮影した時にはもう月は富士山に沈み始めていた。


        パソコンで明るさを調整した画像。こういう撮影法もありかもしれない。

     職場に戻ってエクステンダーの接続部をきれいに拭きなおして再写してみたがやはりボーグレンズとキャノン製のエクステンダーはこのままでは使えないようだ。いろいろと細工を施して、何とか使えるように調整することは出来たが、焦点距離が伸びるほどブレ易くなり、シャッタースピードも速く切らなければならなくなるため、星空の撮影には追尾装置が必須になってくるのであろう。これからやろうとしている富士山とオリオン座大星雲やアンドロメダ大星雲の同時撮影はそう簡単には行かなそうだ。



    0 0

     そろそろこのネタは皆さん飽きていることかと思うが、このしつこさが私の売りなのでお付き合いいただきたい。

     現在3連敗中の朝霧高原ティアラ、竜ヶ岳と石割山、さらに先日の雨ヶ岳を入れると7連敗である。朝霧高原のティアラにこだわるのは、ひとつの大きな疑問を持っているからで、それは富士山と太陽の大きさのマッチングである。富士山から距離が離れるほど剣ヶ峰や白山岳の尖りに対して太陽が大きくなるわけで、割れやすくなるのはわかる。そして富士山に近付くと、ちょうど剣ヶ峰の凹凸と山頂に立つ建物の湾曲に太陽が入り込んでティアラと呼ばれるいくつもに割れた光芒が出るのもわかる。それではその中間に当たる国道139号線富士宮道路ではどうなのだろうか?撮影してきた太陽の大きさから計算して理論的には撮れるはずなのだが本当に撮れるのかどうか?ここで撮れなければ1列後ろにある竜ヶ岳や毛無山塊でも撮れないのではないか?という疑問をずっと抱いていた。だから、朝霧高原139号線沿いからのティアラ、あるいは割れるダイヤモンド富士はなんとしても撮影してみたいのだ。

     今までの反省からカシミール3Dの太陽軌道を少しずつ変えながら、この日も朝霧高原に行く。空は雲ひとつない青空、ティアラ撮影には持って来いの条件だ。いつもはカメラ2本並べて望遠と中望遠の2種類で撮影するのだが、今回は剣ヶ峰頂点を通る軌道とやや左側から現れる軌道、距離にして約30m離れた位置でセットして、片方をタイマーコントローラ-セットして連続撮影、もう片方を自分でシャッターを押して撮ることにした。名付けて「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」作戦。


        EosM2に200㎜望遠レンズ装着して自分でシャッターを押して撮った画像。こちらが剣ヶ峰の中央を通る軌道のはずだ。


        出た!しかしわずかに右。


        トリーミングしてみると一応2つか3つに分かれているように見える。


        次のカット。しかしこれでは・・・。


        やはり失敗。

     GPSに記録しておいた場所の通りにカメラをセットし、この場所がいちばん割れる可能性が高いと思っていたのだが残念ながらまたまたまた失敗。

     もう1台のEos7Dのほうは最速秒速10コマ撮影可能なカメラなのだが、タイマーリモートコントローラーを使うと連写に設定しても秒速1枚強しか撮れなくなってしまう。しかも最大99枚までだ。それを承知で太陽が現れる予想時間の15秒前からシャッターを切り始めるように設定してあとはお任せ撮影にした。EosM2は右に寄ったのでこちらのカメラに期待がかかる。


        Eos7Dにボーグ300㎜天体望遠レンズを装着してタイマーリモートコントローラーお任せ撮影。


        こちらのレンズはピントが合うとかなりの解像度が出る。山頂の空気がよどんで辺縁がゆらめいているのが見える。


        始まった、しかしわずかに左。


        トリーミング画像。あと5mほど右だったか、と思ったがこれだけでは終わらなかった。 


        数カット後、剣ヶ峰の右からも光が現われた。


        トリーミング画像。割れている。


        次のカット。やっと撮れた、割れるダイヤモンド。


        トリーミング画像


        その次のカット。


        数カット後。もう終わっている。 

     ティアラと呼ばれる多数に割れるダイヤには程遠いが、課題であった割れるダイヤモンド富士の撮影にはなんとか成功した。ここで撮れるということはこの後ろの竜ヶ岳から毛無山の山塊でも確実に撮れるということだ。本日の撮影地からの軌道を良く見直して、今シーズンは無理としても次のシーズンには確実に山の上からの割れるダイヤモンド富士を撮影してみたいと思う。


    0 0

     1月に星見隊メンバーが偵察に歩いてくれたルートだが、座標から4月の月の位置を計算すると富士山の山頂から外れてしまう。他に無いのかどうか、林の中からの切れ目は無いのかどうか、探索と、もう一つ、石割山界隈で夕暮れの割れるダイヤモンド富士を狙ったが失敗に終わっているので、その目的もあって切通峠界隈を歩いてみることにした。

     時間的余裕があれば鉄砲木の頭から縦走したかったのだが天候の回復が遅く、山中湖に到着したのは12時半になってしまう。向かう途中で小雨に降られたが、この日は天候が回復して午後から晴れる予報、かつ気圧配置が冬型となり、空気が冷えて強い北風が吹いてくるはずだ。昼にはまだ大きな雲におおわれていた富士山だが、夕方にはきっと雲が飛んで富士山が姿を現すだろうと読んでいた。出発時間は午後1時になり、縦走するには時間が足りず、高指山直下から登るには時間が早すぎる。そこで時間調整を兼ねて山中湖のほとりのきららに車を止めて車道を歩いてみることにした。三国山・パノラマ台ハイキングコースの様子も見ておきたい。普通にハイキングコースの看板通りに歩けばよいものを、あっちの林道はどこにかに抜け出られるのだろうか?と興味本位で行ってみるとお決まりの途中で道は消失。しかしGPSで見ると斜面をひと登りすればすぐにパノラマ台に至る車道に抜け出られるはず。ということで雪の少し積もる藪を抜けて車道に抜け出る。


        三国山・パノラマ台ハイキングコースに入るが、看板を無視して別の道を進む。


        ひと藪抜けて車道に出る。この喫茶店の裏庭と思われる場所に抜け出てしまった。ごめんなさい、通らせてもらいました。

     アスファルトの車道歩きは思ったより長く感じた。30分ほど歩いて切通峠の登り口に到着。途中で軽く昼食をとって2時40分に切通峠に到着した。予想していた通り、ここは樹林帯の中で展望は無い。


        切通峠はもう目の前。テニスコートやサッカー場があって、駐車場もある。


        切通峠分岐点。右が切通峠、左は高指山のコルに出る。


        切通峠。向こう側に抜ける明瞭な道があるのを知った。


        なんとか富士山が見えるものの、木が邪魔でまともな眺望は得られず。

     まずは右方向(鉄砲木の頭側)の小ピークまで登って展望地を探すが、富士山は見えるものの木が邪魔してまともな展望は得られない。戻って今度は高指山側を道を外れて藪の中をうろうろしてみたが、かろうじて富士山山頂が見える隙間はあるものの、これではまともな撮影は出来そうもない。


        切通峠から鉄砲木の頭側に登った小ピーク。


        残念ながら展望は得られず。


        今度は高指山側の藪の中。かろうじて山頂は見えるが・・・


        この程度ではまともなパール富士の撮影は出来そうもない。木の上に昇れば・・・って、そんな猿真似は出来ません。


        やっと眺望が得られたのは高指山のコルあたり。ここだと月が山頂から外れてしまう。


        東海自然歩道分岐と案内板。帰りはこちらのルートを使う。

     残念ながら星見隊で探索していただいた展望地以外は良さそうな場所は見つからなかった。

     ちょうどダイヤモンド撮影に良い時間に目的地到着したが、予想が外れて富士山の上にかかった雲が晴れてくれなかった。それどころか、日没の時間が近付くとますます雲が広がってきた。昼間の気温が上がり過ぎて夕方までに冷え切らなかったようだ。これではダイヤモンド富士は無理だ。いちおう高指山山頂まで行って数カットとってダイヤモンド富士撮影地に戻るが、これは絶望的。


        白山岳に夕陽が沈むはずの撮影地に到着。しかし雲が晴れてくれない。


        ダイヤの前にちょっと高指山山頂に立ち寄り。この雲ではほぼ絶望的。


        撮影地に戻ってボーグ300㎜天体望遠レンズ装着したが、全く無理。


        もうすぐダイヤの時間。


        もう沈んでしまった。残念、心も沈んだ・・・?

     夕暮れの割れるダイヤモンド富士はまたしても不発。なかなか思った通りに撮らせてくれないが、それでも年が明けてからはかなり良い写真が撮れたほうだろう。撮れないことが多いほうが普通だ。

     東海自然歩道を下山してあとはアスファルトの道をテクテクと歩いて山中湖湖畔に到着した。裏の細い道を歩いてみたところ、綺麗な宿がたくさんあることに驚いた。暗くなって誰もいない湖畔の浜辺をヘッドライト点灯してブラブラと歩く。風が強く湖面はさざ波が立っていたが、砂で囲まれた小さな水辺ではなんとなくダブル富士が撮れそうなところがあったりして、なんとなく撮影イメージを湧かせながら歩いてきた。午後6時半、きららの駐車場に到着。


        なんとなくダブル富士山。深夜にオリオン座と冬の大三角形が富士山山頂あたりで輝いているので、ダブルで撮れると良いのだが・・・


     ということで、4月のパール富士は切通峠界隈からでは不可ということがわかった。そこで作戦を変更し、日の出の時間と月の沈む時間がズレてしまううえに、激混雑が予想されるが、山中湖の湖畔から狙うことにしたい。4月なので雲が増えて撮影の条件は悪いのだが、チャンスは土曜日と日曜日の2回ある。
        

    0 0

     予定では前日午後から登って山頂にテント泊だったのだがあいにく前日の天気は雨。結構な雨が降ってこれでは登れない。深夜12時を過ぎた頃から天候が回復してくるとの予報で、雲画像、気圧配置を見ても朝には富士山が姿を現してくれそうだ。深夜1時半に目覚ましをかけて起き、朝霧高原の毛無山登山口駐車場に向かう。甲府では雨が上がっていたが朝霧高原に行くとまだ小雨が降っていた。3時に登山口駐車場から出発できたのだが、まだ小雨が降っておりこれで急登の毛無山に登るには気が引けた。一旦あきらめて車で戻りかけたのだが、しかし・・・朝霧高原からダイヤを狙ったとしても、きっと毛無山に行かなかったことに後悔が残るに違いない。もはや時間が遅く山頂から7時ごろ昇るダイヤモンド富士には間に合わないだろう。しかし9合目下の展望台ならばギリギリ間に合うかも知れない。意を決して駐車場に戻り、3時30分に出発する。荷物を軽くすれば良かったのだが、既にザックの中にカメラ3台とレンズ3本を詰め込み、三脚2本を積んでおり今更詰め直す時間も惜しいのでそのまま担いで入山する。私としては急ぎ足で登ったつもりだったのだが・・・迷ってロスした30分は大きかった。

     4合目上のレスキューポイントから富士山が見え始め、朝霧高原は雲海の中に沈んでいた。荷物が重いのでここで水を500mlと食料を少しデポして行く。7合目あたりで夜が明けてもうヘッドライトは不要になった。目指す展望台は9合目の下、次第に山頂が輝き始めた富士山を振り返って見ながら必死で展望台を目指す。ふくらはぎが攣りそうになりつつ、ようやく展望台に着いた時には・・・3分及ばず、既に太陽は剣ヶ峰を超えて昇ってしまっていた。しかし富士山の後ろに薄雲が出ており、間に合ったとしてもおそらくはキラリと光るダイヤモンド富士にはならなかったであろう。展望台で撮影しながらここで30分ほど休憩し、あとは足に負担をかけないようにゆっくりと山頂に登った。午前8時、毛無山山頂に到着。


        毛無山9合目下の展望台から見る朝日。ダイヤの時間にはわずかに及ばず。


        富士山の後ろにある薄雲のため間に合ったとしてもおそらくはキラリと輝くダイヤにはならなかっただろう。それと、位置も剣ヶ峰から右にずれたはず。


        数分後には富士山裏側の雲は晴れた。朝霧高原を覆っていた雲海はほとんど消えてしまったが、駿河湾はまだ雲に覆われている。


        長者ヶ岳・天子ヶ岳に至る山並と雲海。そろそろのぞむ先生が田貫湖から登り始めた頃だろうか。


        地蔵峠ルートとの合流点。この季節に雪が無いのは初めて見た。


        毛無山山頂に到着。

     山頂に到着してまたまた休憩した後、富士山展望地の座標を記録するため三脚とカメラとGPSだけ持って大見岳に向かう。山頂から大見岳の間は草地が多く、富士山の眺望には事欠かないが狙っているのは剣ヶ峰か白山岳で割れるダイヤモンドなので正確な撮影場所の座標が必要になる。前日からテント泊していたならば、今回は白山岳で割れるダイヤを撮影する予定だった。撮影ポイントをGPSに登録してあったのだが残念無念撮影予定地までたどり着けなかった。


        山頂下の展望地から見る富士山


        大見岳側の大きな岩の上から見る富士山


        雲が流れて来たので彩雲を期待してしばらく眺めていたが、雲の出た位置が悪いらしく彩雲にはならず。


        白山岳で割れるダイヤモンドを狙うはずだったポイントから見る富士山。眺望はバッチリだったが到着できなかったことは本当に残念。


        毛無山最高点、大見岳山頂。
        
     大見岳から先は樹林帯になっていてぐっと下りになっていたため、そこまでで折り返して山頂に戻る。そろそろミスター毛無山さんが山頂に到着する時間だろうと見ていたのだが、珍しくこの日は姿が見えない。9時半に下山を開始し、9合目下の展望台でまた三脚とカメラをセットして撮影しながら30分ほど休憩する。


        毛無山山頂からの富士山。冬のダイヤモンドはまたおあずけ。雲海の上のダイヤもなかなか撮らせてくれない。


        9合目下の展望台からの富士山。やはり毛無山から見る富士山はこの界隈の山域でいちばん大きく見える。

     6合目付近でやはりあの方が登って来た。ミスター毛無山さんだ。一旦7合目まで登ったが所用で一度下りてまた登り返してきたそうだ。新たに7合目に展望台を造り、そこからの眺望がたいへん評判が良いと聞いた。知っていればそちらでダイヤモンドを狙ったのに残念。もう登り返して展望台を見に行く元気も無く、そのまま下山した。この日は下山後にもう1ヶ所撮影が控えている。


        4合目上のレスキューポイントから見る富士山。未明には朝霧高原が雲海に覆われていた。


        不動の滝。ここにも秋になると黄色い花が咲くらしいが、ルートが発見できず。


        1合目のスギ林の中でじっと私を見つめる黒い影、二ホンカモシカに遭遇。おいでおいでと手を差し出したが逃げて行ってしまった。シカたない。

     午後1時駐車場に到着。やはり毛無山の山塊は登るのに手強い。ふくらはぎに加えて膝も若干痛くなったが、意外と重い荷物を担いでも登れる自分に少しだけ自信を取り戻した。休日でこの山塊でダイヤモンドを撮影できる最後のチャンスだっただけに残念ではあるが、また秋に撮影の機会がやって来る。確実に撮影するにはやはり荷物は重くても山上テント泊が良さそうだ。


     この後朝霧高原道の駅で食事した後、田貫湖に向かう。のぞむ先生と合流だ。

    0 0

     ダブルパール富士を撮影する機会はあまり無く、今回は都合良く日曜日の夕方にその機会がやって来た。しかも場所を選べばほぼ富士山の真ん中から現れるパールを撮影することができる。ただ問題なのは日没の15分から20分前くらいに月が現われてしまうため残照の赤く染まった富士山とパールを撮るにはこの場所は適さず、もう少し富士山に近付いて人穴あたりが適地となる。しかし、朝霧高原から撮るパールはこれからも毎月のように機会が訪れるわけで、ダブルパールの撮影機会はそう頻回に訪れるわけでは無い。月の出の時間は悪いがここは田貫湖を選択する。パール富士の撮影に興味を持っていたのぞむ先生と星見隊メンバーにも声をかけたが、来られるのはのぞむ先生だけのようだ。

     毛無山から下山後、朝霧高原道の駅で食事を済ませた後、田貫湖に向かう。予定通り午後3時に田貫湖に到着したが既に駐車場はいっぱいで路上にたくさんの車が止められている。運良く手前にある神社の駐車場に空きがあったのでそこに駐車してまずはのぞむ先生に電話する。既に場所取りしてスタンバイOKのようだ。ほとりの撮影予定地に向かって行くとのぞむ先生が手を振っている。場所取りしてあったポイントは私が狙っていた場所とほぼ同じ場所。真ん中から月が現われるのはもう少し先だが、残照に染まった頃の月を撮るには少し白山岳寄りの場所から月を出したほうが有利と考え、少し左寄りに構えるつもりだった。のぞむ先生のすぐ近くにかめら2台を並べてセットする。


        田貫湖に到着した頃は雲が巻いていてこれはダメだろうと諦めていたが、やがて雲は飛んでくれた。湖面が揺れるのでダブルパールは止めてこんな構図でと思っていたが。


        ボーグ300㎜天体望遠レンズ試し撮り。ピント合わせが難しいがようやく使い慣れて来た。


        こちらはCanon200㎜試し撮り。脱着でピントのダイヤルがずれないようにセロテープでダイヤルを固定しておいて撮影に備える。

     風が強く湖面が揺れていたのでダブルパールは無理だと思っていたのだが、夕暮れが近付くと風が穏やかになり、なんとか湖面に富士山が映るようになってきた。そこで1台のカメラを移動してのぞむ先生の三脚の真横にセットさせてもらった。ここならば湖面に映る富士山を入れながらパール富士が撮影できる。離れた場所で2台のカメラのシャッタを押すことは困難なので、こちらのカメラはタイマーリモートコントローラーで時間をセットして1秒間のインターバル撮影をお任せで行うようにする。そしてほぼ予定時刻の5時14分、月が富士山山頂に現われた。


        月が現われた。ボーグ300㎜レンズ。


        現われたのは少し左寄りだったが、ちょうど真ん中で月が全景を現しそうだ。


        田貫湖のパール富士


        ダブルパール富士。情景は良いが月が小さくて地味な感じに写ってしまう。やはりこういう情景は自分の目で見たほうが素晴らしい。


        富士山が少し染まって来たが月はどんどん昇ってしまう。


        1秒間のインターバル撮影で撮っていた画像を良く見直してみると・・・


        月の中を飛行機が飛んでいだ(トリーミング画像)。


        200㎜レンズに換える。


        残照に染まって来た頃にはもう200㎜レンズでは追い切れない。


        夕陽に染まった頃のダブルパール富士。

     撮影の前に偶然同じ場所に居合わせたお二人は私たちと同じGooのブログ仲間で、お一人はのぞむ先生が読者登録をされているクリスタルさん(ブログ:初心者の写真+)、もう一人は私も何度か訪れたことのあるsaiya24さん(ブログ:デジイチLife)だった。saiya24さんのブログは箱根の大観山に彗星の撮影に行こうと計画した時に参考にさせていただいた記憶がある。

     残照が消える頃にはもう月は高く昇ってしまっていた。本日ここまで。毛無山は失敗だったが田貫湖はまずまずの景色が楽しめた。

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     平成28年2月11日に初めて朝霧高原から剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士の撮影に成功したが、これで満足したわけでは無くその後も3度朝霧高原に通っている。天候が悪くて撮影できなかった日もあったが、過去のデータを集積してカシミール3Dで太陽軌道と座標を割り出し、その座標をGPSに登録して撮影に行くことでかなりの確率で割れるダイヤの撮影が可能となってきた(と思う)。その中で富士山が撮影できた2日間の画像を公開する。


     2月17日

     朝霧高原道の駅に車を止めて三脚2本を担いでボーグ300㎜とキャノン200㎜レンズを装着してEos7Dと40Dの2台で撮影に臨んだ。この2台はタイマーリモートコントローラーをセットしてオートで撮影できるので1台にタイマーセットし、もう1台はその場所から約30m離れた場所で撮影を試みた。さらにもう1台、広角系のレンズを装着してEosM2を手持ちで撮るはずだった。ところが・・・日の出の時間を間違えたらしく、2台目をセットしてリモートコントローラーのタイマーを起動して数秒後、太陽が現れ始めてしまった。急いで1台のほうのシャッターを切りまくるがもう1台は起動するのにまだ1分半も時間が早い。こうして撮影できたのは200mmを装着した40Dのほうだけで、右に寄り過ぎてしまったがそれでも小さく割れてくれた。


        200㎜レンズ装着したEos40D試し撮り。


        タイマーをセットした途端に太陽が現われ、慌てて連写する。しかしわずかに右にずれている。


        数秒後の画像。小さく剣ヶ峰の左からも光が出ている。


        あと5~10m左だったが、とりあえずは割れるダイヤの撮影は成功。


        このレンズは光の出方は良いのだがフレアが出過ぎるのが難点。


        もう1台のEos7D+ボーグ300mm。タイマーのセット時間を間違えたため全く論外。剣ヶ峰の左側の突起で割れてその周辺の岩で多重分裂するはずだった。


        Eos40Dのほうの座標から再計算した太陽軌道。これよりももう少し左寄り。


     2月26日

     週末は毛無山で割れるダイヤを撮ろうとしたが失敗し、天候が回復したこの日に再び朝霧高原に行く。前回よりもやや左に軌道を修正してカメラをセットし、今度は太陽出現時間の約1分前からシャッターを切り始めるようにセットする。今回は場所がいまひとつで、両側に木のある間から垣間見る富士山を狙った。もう1台はそこから30m左のポジション、剣ヶ峰左から現れる多重分割ダイヤ(ティアラ)を狙う。2台目をセットして最初にセットしたカメラのほうを見ると・・・なんと、セットしたカメラの前にある建物から朝の炊事のためか、水蒸気がモクモクと上がり始めた。もはや場所を移動する時間は無し、そのまま撮影に臨む。


        Eos7D+ボーグ300㎜。山頂が輝きもうすぐダイヤが始まる。


        右から光が現われた。が、左の谷からも光が漏れている。


        割れるダイヤモンド富士。あと5mほど左で良かったがその位置は木があって撮影不能。


        トリーミング。


        その後は雲では無くて炊事の水蒸気が視界を阻む。


        この場所のGPS座標から再計算した太陽軌道。

     そしてもう1台のEos40D画像もほぼ狙った位置から太陽が現れたが、この日は富士山の山上に現われた霞の反射が強く、上向きに現われるはずだった光は霞の中に消えてしまった。


        これはもう始まっているはず。多重分割しているように見えるが、山上に現われた霞の光が強過ぎる。


        山上の光が弱ければ、おそらくいくつにも割れたダイヤになっていると思われる。


        トリーミング画像。下方向には4つか5つ光が出ているように見える。


        条件が良ければもう少しクリアに撮れたと思うのだが・・・いまいち。


        もう終わり。その間約5秒。
        

        撮影地点から再計算した太陽軌道。

     これにて一件落着とまでは行かないが、カメラ2台をセットすれば確率的に7割程度で割れる富士山を撮影できるレベルまで到達出来たかと思う。この7割という確率がこの割れるダイヤモンド富士を撮影するにあたっての当初の目標だった。確率7割ならば2回行けばまず撮影できるレベル、3人で2本ずつ三脚をセットすればほぼ確実に誰かが撮影できるレベルに到達できたと思っている。富士山までの距離や撮影する角度でまた状況は変わって来ると思うが、今期撮影出来なかった竜ヶ岳から毛無山山塊での割れるダイヤモンド富士撮影には大きく前進したと思う。 
        

    0 0

     低気圧が発達しながら北東に去り冬型の気圧配置となったこの日の朝は割れるダイヤモンド富士を撮影するには絶好の青空となった。朝5時に起床して朝霧高原に向かう。国道139号線沿いから少し離れて毛無山の裾野、ふもとっぱらあたりから割れるダイヤモンド富士が狙える今週いっぱいは富士山からの距離が遠くなるために撮影がし易くなり、うまくすれば3つ以上に割れるかもしれない。既に2つに割ることは三脚2台を使えば高確率で可能なレベルに達しており、この日も確実に撮れると信じて出かけたがその結果は・・・???


        なんでこんな場所から太陽が現れるのか??


        全く論外!


        ボーグ300㎜は30mほど離れて完全にティアラ狙い。しかし、だいぶ左側が光っている。


        全くダメ。しかし左のデコボコのところでも少しは光芒が出るらしい。

     どうみても1日分くらい軌道が狂っている。GPSに登録してある撮影場所は基本的に3ヶ所は入れてあるので、撮影地を間違えることはまず無いはず。あるとすればカシミール3Dの何らかのトラブルが考えられる。戻ってからカシミール3Dで再計算してみると驚きの事実がわかった。今年はうるう年で2月は29日まであるのだが、なんと、カシミール3Dにのカレンダーには2月29日が無い!そして3月1日の軌道で座標を計算すると、その日の座標は2月29日のものが表示されているということがわかった。こんなことがあるとは全く知らず、この日の出動は失敗に終わった。


     ということで、こちらは撮影に成功した2月28日の画像である。おそらく三脚2本で2つに割れるダイヤを狙うならば確率9割以上で撮影可能と思われる。しかし多数に割れるティアラとなると話は変わって来る。1年ほど前からティアラを追っているという方に偶然お会いしたが、山上に出る空気のよどみ(雪煙?)が強いと下向きには光芒が出るが上向きには出ないそうで、かつ、富士山に近付きすぎると撮影しにくいらしく、ふもとっぱらから東海自然歩道の一帯辺りが撮影には適していると伺った。


        Canon200mmレンズ。右から光が出現。


        2秒後左からも出現。


        さらに2秒後


        さらに2秒後


        さらに3秒後

     もう少し左寄りのポジションがベストだったが、この位置で約7秒間にわたって割れるダイヤの撮影が可能であった。さらにもう1台のカメラ画像。


        ボーグ300㎜レンズ。


        7時16分37秒


        7時16分38秒


        7時16分39秒


        7時16分40秒


        7時16分41秒


        7時16分45秒


        この日の空は若干霞んでいた。

     こちらの場所のほうが良かったが割れるのは約5秒間である。気に入らないのはボーグレンズの光の出方である。解像度は十分であるが光の出方がダイヤモンドのようなキラリという光では無くだらりとした多数に線を引くような出方をする。これは絞り込んでも変わらないようだ。帰り際に写ば写ばの栗林先生のところに立ち寄り相談したところ、貴重なアドバイスをいただいた。この光芒の出方はレンズの絞りの形に大きく依存しているそうで、角ばった絞りの角で反射が起こって光芒が発生するのだそうだ。確かにボーグ天体望遠レンズの絞りは24枚羽根でほぼ円形に絞るように設計されている。景色や星を撮るにはこれが適しているのだがダイヤモンドを撮るにはこれではダメなようだ。そこで早速絞りを改造して黒い紙を六角形に切り抜いて貼り付けてみた。これで本当に六角形の光芒が出るのかどうか?近日朝霧高原を再訪する予定。


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     案内をお願いして訪れてみました。ちょうど満開。


        頼もしい相棒


        咲いています。


        清楚な白い花


        ミスミソウ


        自生のもののようです。地元の方たちに大切に守られています。


        ピンク色がかった花も少し混ざっています。


        ピンクのミスミソウ


        もうすぐ花の季節。

     花の観察に、調査に、保護に、また忙しい季節がやって来る。

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     連日早朝5時起きで朝霧高原に通っていると体が慣れてくるようでこの日はあまり眠気を感じない。昨朝は予想よりも天候の回復が遅れて朝は富士山に雲が巻いて撮影できず。この日はふもとっぱらの池の左側で割れるダイヤになる計算だったが、先日のカシミール3Dのトラブルで心配が無きにしもあらずだった。連日計算している撮影地の場所を見直すと3月1日と2日の間隔が他の日よりも開いているように見えたので3月2日からの軌道のずれは無いだろうと見ていた。しかし、ふもとっぱらに到着すると既に大勢の人たちが三脚を立てて日の出を待っている。私の計算では本日の池のほとりからだと剣ヶ峰の真上か、若干右にずれて太陽が出現するはずだ。それにしてはこれほどの人が集まっているということは・・・おそらく軌道がまだ1日分ずれたままなのではないか?それでも良いので、GPSに記憶させてある場所にカメラを2台セット、さらにもう1台、EosM2を取り出し、これは三脚を使わずに手持ちで池のほとりからダブルダイヤモンド富士を狙う。割れるダイヤに失敗してもダブルダイヤモンド富士はゲットできる。昨日ミスミソウを案内していただいたうーさんも撮影に参加した。


        ダイヤモンド富士出た~! やっぱり軌道が1日狂っている。


        ふもとっぱらのダブルダイヤモンド富士


        切れた画像のすぐ下にはカメラマンの頭がいっぱい。

     やはり軌道が1日ずれたままだ。しかし、ダブルダイヤモンド富士は撮影できた。そしてこの日も大きな影富士が見えていた。


        ダイヤになる前に出現した影富士。肉眼でもはっきり見えた。


        影富士が富士山頂に迫り、もうすぐダイヤが始まる。


        やっぱり狙った剣ヶ峰から1日ずれた軌道。


        残念でした。


        そしてこちらが絞りを改造したボーグ300㎜レンズのダイヤモンド。


        見事に六角形にキラリ。


        多数の線を引くのはこのレンズの特性なのだろう。このくらいは許す。

     こうして今回も計算ミスで割れるダイヤの撮影は失敗に終わってしまった。しかし、ボーグ天体望遠レンズの絞り改造はうまくいったようで、軌道さえ合えば芸術的な割れるダイヤモンドが撮れそうな気がしてきた。この日は今までに無くダイヤモンドになる時に富士山裏側に舞い上がる煙が少なく、最高の条件だったのだが、貴重な1日を逃してしまったかも知れない。ふもとっぱら界隈で撮影できるのもあと2日間。ここで撮れるかどうか?

     戻ってからカシミール3Dを見直したがこのままで使用するのは困難なようで、位置のずれも生じるかも知れない。ネットで検索したところ新しいバージョンのカシミール3Dが無料でダウンロードでき、そちらに変えたところカレンダーには今年のうるう年が表示されており、どうやら古いバージョンのカシミールとパソコンの相性が悪かったようだ。軌道再計算して明日からの撮影に臨みたい。まだまだやります。



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     本栖湖の富士山ライブカメラでは霧が出ていて何も見えていない。しかし河口湖のライブカメラでは雲に巻かれながらも富士山が見えている。まだダイヤモンドの時間には2時間あるのでひょっとしたら撮影できるのでは?明日は雲画像から見てほぼ絶望的で、しかも町内会の河川敷清掃という行事が入っているので朝の撮影は困難である。おそらく朝霧高原ふもとっぱら付近で剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士を撮影できるのはこの日が最後になるだろう。ダメもとで出かけてみると、案の定精進湖から見上げる富士山には大きな雲がかかっている。これは絶望的だろう。朝霧高原道の駅まで行って空を見上げていたがダイヤの撮影は無理だろう。しかし少しずつ霧と雲が晴れ始め、笠雲を被った富士山が現れ始めた。予定した場所に移動するが、剣ヶ峰から太陽が現われる位置では太陽が右に寄り過ぎるため、場所を左に150mほど移動して富士山中央に近い位置から太陽が昇る位置で三脚を構える。大きな笠雲を被った富士山の上に大きな雲が出ているが少しずつ小さくなっている。そしてなんとなくその雲が黄金色っぽく輝いている。


        笠雲を被った富士山と雲。これではダイヤモンド富士は困難。朝霧高原らしく、木を入れたポジションでカメラを構える。


        次々に形を変えて行く山頂の雲。雲の辺縁が黄金色~虹色に輝いている。ダイヤは無理でも何か起こりそうな予感。


        富士山頂の笠雲の上に太陽が現れた。


        雲に隠れた太陽の周辺の雲が彩雲になっている。


        燃える彩雲富士


        彩雲の中に太陽が姿を現す。


        やがて太陽は雲から抜け出る。


        今朝はここまで。

     この日はふもとっぱらから西側の撮影地を視察するだけで終わってしまうだろうと思っていたのだが、思いもよらぬ良い景色にめぐり逢うことが出来た。状況が悪くてもやはり現場に足を運んでみないと何が起こるかわからないものだ。

     この後またまた写ば写ばに立ち寄って2時間ほどお邪魔させていただき、10時を過ぎたところで上九の湯にお風呂に入りに行く。そのまま撤退・・・と思ったがまだ時間は早いのでもう1ヶ所花見に立ち寄ってみることにした。

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