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四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

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     11月1日は長野県岡谷市の岡谷市文化会館カノラホールで1966カルテットを迎えてのカノラウィークエンドコンサートが開催された。コンサートだけに行くのはもったいないので、岡谷市界隈で簡単に登れそうな山に登ってからという計画で、まだ登ったことが無い守屋山山頂で昼食をとって下山、どこかの温泉でひと風呂浴びてからコンサートに出かける予定を立てた。しかし、この日の天候はあいにくの曇り時々雨。前日に山は中止してコンサートのみ行くことになった。メンバーはうーさん、高山君、大久保さんと私の4名。諏訪湖のほとりのソバ屋で夕食をとってから、開場30分前にカノラホールの駐車場に行くと、既に満車で車が止められない。隣にある市役所の立体駐車場に案内されてそこに止めるが、こちらも最上階しか空いていなかった。1966カルテットのコンサートの他にもうひとつイベントが行われていたらしく、そのための大混雑となったようだ。ニューアルバム『Abbey Road Sonata』の曲を中心に約20曲披露してくれたが、今度のアルバムは今まで以上に音楽性と芸術性の高い、ロックながらクラシック曲に近い仕上がりとなっており、あっという間の2時間だった。


        6月に銀座王子ホールで行われたコンサートの時にいただいたポスターにようやくサインが入った。


     長野からの帰り道、中央道で山梨県に入ったあたりで薄雲を透かして月が見え始めた。明日は天候が回復しそうだ。この空の様子だと、うまくすれば朝は雲海の上に浮かぶ富士山が見られるかもしれない。しかし、早朝起きられるかどうか・・・。


     朝7時に起床して三つ峠ライブカメラをチェックすると、予想した通り河口湖を雲が覆い、その上に富士山が立っていた。これから出発してもおそらくはもう雲海は消えてしまっているだろうが・・・どうするか考えている間に時間はどんどん過ぎて行く。準備して出かけることにして、一番手っ取り早い新道峠に行ってみることにする。


        雲に覆われた甲府盆地と釈迦ヶ岳。


        新道峠第2展望台から見る富士山。

     10時新道峠に到着。河口湖を覆っていた雲はもう消えてしまい、富士山山頂には不完全な笠雲がかかっていた。シンボルツリーのある第1展望台に行ってみてビックリ!お気に入りだったシンボルツリーが切られているではないか!!誰がこんな酷いことをするのか、展望を得るために切ってしまったのか?とこの時は憤りを感じたが、木を良く見てみると枝のところが折れ曲がっている。どうやら台風の影響で木が折れてしまったようだ。この木に霧氷が付いたところを富士山をバックに撮影するのが念願の夢だっただけに、倒れてしまって非常に残念である。


        新道峠第1展望台。ショック!お気に入りのシンボルツリーが切られている。


        左側の枝が折れ曲がっており、どうやら台風の影響で木が折れてしまったらしい。


        河口湖の上に現れたレンズ雲。

     ふと河口湖の上を見ると、面白い形の雲が現れていた。レンズ雲だ。いつも通り黒岳の展望台に行くか、それとも9年ほど前の悪天候の日に1度訪れただけでまだ富士山の姿を見ていない中藤山(なかっとうやま)方面に行ってみるか・・・。今後の撮影の事を考えて偵察の意味を兼ねて中藤山に行ってみることにする。小さなアップダウンがあるが、歩き易い尾根道が続く。


        ところどころに開けた富士山展望地がある。


        ここはいまいちだが、霧氷が付けば面白いかもしれない。


        手頃な展望岩が突き出ているが、右手の木が邪魔になって富士山の展望はいまひとつ。


        中藤山直下。好展望だが、中途半端に突き出たカラマツの木がちょっと邪魔。


        中藤山山頂と三角点。カラマツの林が切り開かれていて、やや窮屈な感じがする富士山だが、星の撮影には適度に河口湖の明りが遮られて良いかもしれない。


        中藤山先にある展望地。可哀そうなくらいに木が切られてしまっている。その先にある岩からの眺望は何も遮るものが無い好展望。


        左に河口湖と町、右に富士山というこの構図は中藤山界隈でいちばん良い(と思う。)


        カラマツの紅葉と十二ヶ岳・節刀ヶ岳。中央少し右寄りが十二ヶ岳、その右にチョンと尖っているのが節刀ヶ岳。


        この先は下りで大石峠に至る。ここまでで引き返す。

     中藤山近くの展望地で昼食をとる。富士山頂にかかった笠雲が少し成長し始め、その上にレンズ雲のようなものが出始めたので、もっと面白い形に成長するのではないかと待ってみたが、間もなく笠雲は縮み始めてしまった。本日これにて撤退。


        笠雲の富士山とレンズ雲の河口湖。


        笠雲とレンズ雲の富士山


     3年前だったか、釈迦ヶ岳の山頂で一夜を過ごしたふたご座流星群の夜、富士山の裾野ギリギリのところでカノープスらしき星が写っていた。ほぼ同じ標高で富士山裾野の展望が良い中藤山ならば、ひょっとしたら南の超低空に輝くこの星を捉えることができるかもしれない。

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     獅子座流星群のピークは前日の11月17日未明だったのだが、その日は山梨県は雲の多い空模様で流星群観察には不向きだった。翌日の18日、夕方は雲の多い空模様だったが、天気図、雲画像を見ると深夜には晴れてきそうだ。目覚まし時計を未明3時にセットして10時に寝る。

     予定通り3時に起きて向かう先は朝霧高原だ。この日は月齢26の細い月が獅子座の下に位置しており、朝霧高原からだと富士山の山頂あたりに昇って来るはずだ。月と一緒に流星が写せるはずだ。山頂ど真中に月が昇る場所を計算して出かけたのだが、その時間には富士山頂に雲がかかり、月が隠れてしまっていた。場所を変更、月がもう少し高い位置で富士山頂に昇る位置を探して移動し、朝霧高原道の駅の裏側にある広場で三脚を構える。時刻はもう4時40分、撮影できるのは1時間ほどだ。月を入れた構図で流星が流れてくれれば良いのだが・・・。1台のカメラEos7Dは構図を決めて固定し、20秒間露出の連続撮影でタイマーをセットしてシャッターを切り続ける。もう1台のEos40Dは固定せずに構図を変えながら撮影を試みる。


        固定したEos7Dの画像。ちょうど富士山頂に月が昇っている。このくらい星が写ってくれれば、流星も写るはず。


        富士山頂に現れた明るい星はおとめ座のスピカ。左手に明るく輝く星は牛飼い座アルクトゥールス。


        肉眼で1個も流星が確認できないうちに、あっという間に薄明の時を迎えてしまう。


        縦位置、E0s40Dの画像。


        Eos40D, 12mm f3.5, Iso640 上空に明るく輝く星は木星。その下に獅子座がいるのだが、薄明の空ではもはや確認は難しい。


        西の空に傾いたオリオン座と冬の大三角形


     5時半近くになると空が白々としはじめ、星の輝きは次第に薄れて行く。もはや流星を捉えるのは困難となってしまった。肉眼で見ていた空に流星は目撃できず、70カットほど撮影したEos7Dの画像の中にも、流星は一つも写っていなかった。
       

        薄明の空に昇る月


        露出を変える。もはや流星の撮影は困難。


        地平線が色付き始める。


        地球照の月


        200mm望遠で捉えた地球照の月


        夜明けの空に昇る月


     もはやここまで。場所を精進湖に移動して夜明けの景色を楽しむ。相変わらずのカメラマン人気のスポットで、7~8人の先客が三脚を立てて夜明けを待っていた。


        精進湖の朝。風が強く、湖面が揺れてすっきりしたダブル富士にはならない。


        上空にはもう消えそうな細い月。


        日の出


        精進湖の日の出


     なかなか流れてくれない獅子座流星群。調べてみると33年周期くらいで大きな宇宙の塵の中に突入するらしい。大流星群となるかもしれないのはまだ25年くらい先ということになるのだろう。生きているかどうか?

     次に狙う流星群は12月14日をピークとする双子座流星群だ。ここ数年は安定して1時間に30個以上流れているが、この流星群のピークは日曜日の夜となる。翌日の仕事を考えると行けるかどうか?1日早い前日の夜は山梨地方部会なる学会と重なってしまっている。さて、どうするか?天気図と雲画像を見ながら、日が近付いてからどう動くか考えることにする。




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  • 11/28/14--08:03: 喪中につき
  •  
     

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     この季節は山中湖や石割山界隈で夕暮れのダイヤモンド富士になる季節ではあるが、日没からまだ50分ほど早い明るいうちに富士山頂に陽が沈むため、夕暮れの雰囲気が全く出ないのであまり好きな景色では無い。今回の目的は石割山隣の平尾山から見る月齢2の地球照の月だ。石割山山頂からのダイヤモンド富士が午後3時50分ごろ、その1時間後に平尾山で富士山山頂に月齢2の細い月が沈んで行くはずだ。移動時間を考えてもちょうど良い時間だ。

     うーさんを誘って11時に甲府を出発。石割神社の駐車場に一旦は車を止めたが、どうせ周回するならばその先の林道脇に止めたほうが手っ取り早いので、林道を車で進むと・・・見慣れたバンダナを頭に巻いた叔父様が歩いていた。な・なんとみちほさんの旦那様。その少し後ろにみちほさんが歩いていた。山梨好きですね~。たぶん山中湖の星狙いだったのでしょうが、天候不順でダメだったでしょう。しかし、今日の富士山はなかなかで、頭の上に帽子をかぶっている。石割山界隈は良い景色が見られたことだろう。この雲の上に陽が沈むのであれば、かなり面白いダイヤモンド富士になるはず・・・との期待で林道先のほぼ廃道になっているルートを登るが、空はどんどん雲が増えて暗くなって行く。こんな空模様で富士山は見えてくれるのだろうか?


        石割神社の先の林道脇スペースに車を止める。


        ほとんど使われていない林道先の登山道だが、歩くには全く問題無し。


        石割神社


        石割山山頂到着。

     さほど急いだわけではないが、1時間かからずに山頂に到着した。時間は午後2時25分、ダイヤモンド富士の時間まではまだ1時間半ほど早い。丸木の上に座って空を見ながら時を待つが、富士山は完全に雲に巻かれて全く姿を現さない。時折陽が射しこむことはあるが富士山は見えず、ほとんど絶望的だ。


        すっかり雲に巻かれた富士山。


        時折太陽が見えるが富士山頂は見えず。


        ダイヤの時間は完全に霧の中。

     4時頃まで待ったが結局富士山は全く姿を見せず、平尾山には立ち寄らず下山する。同じ道を戻るはずだったが、廃道化しているルートの入り口を知らないうちに通り過ぎてしまい、階段のところまで行ってしまった。駐車場まで下りてしまうと車のところまで戻るのに手間がかかるので、階段の途中からスギ林の斜面を短絡させてもらって林道に下り立った。下山に要した時間は20分だった。


        石割神社の階段。途中で右の林に入ってルートを短絡。


     ということで見事にダイヤモンド富士と地球照の月は敗退した。1ヶ月ほどサボっていたのでリハビリのつもりもあったが、ほとんどリハビリにもならなかった。サボっていた間に年内中の月を撮影する良さそうな日と場所はほぼ計算済みなので、時間と天候と気力が許せば、撮影に出かけたいと思っている。

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     先日下見に行った新道峠の西側にある中藤山(なかっとうやま)。黒岳では確認できなかったあの星が、少し西側に位置するこの山からならば見えるかもしれない。富士山西側の裾野ギリギリの低空におそらくは姿を現すはずだ。撮影場所は下見して確認してあるので、あとは自分の目とカメラで確かめるだけだ。

     空気が澄んで星が輝いたこの日、嶺朋クラブの忘年会が行われたが9時前には閉会となった。一旦は自宅に帰ったがあまりにも美しい星空、西に傾いている月齢8の月を見て、あの星を見に行きたくなった。来週になると明るい月が夜半に空を照らすため、星は観察しにくくなってしまい、12月下旬までは星の観察には不向きとなってしまう。この日ならば・・・月が沈んだ後にオリオン座と冬の大三角形が南中し、あの星を見るには好条件となる。準備して深夜11時半に自宅を出発し、新道峠に向かう。林道の途中ですれ違った車のドライバーに新道峠はもう人がいっぱいで入れないと告げられた。今宵はそちらでは無いので大丈夫と思うのだが、車が止められるかどうか?運良く駐車場の車が1台帰ったばかりだったので、正規の駐車場に止めることができた。午後1時、テント装備と準冬山装備をザックの中に入れて出発。計算では午後2時頃にあの星が見え始めるはずだ。


        カラマツ林に昇ったオリオン座と冬の大三角形  中藤山手前で撮影。


        同上(縦位置)


        同上解説図


        別の場所からのカット


        同上

     予定通りの午後2時に中藤山山頂に到着した。撮影適地は山頂からもう少し先に行った岩の上だ。見ると、ヘッドライトの明りが点っている。ここならば誰もいないだろうと思っていたが、先客がいたようだ。その場所まで行ってみると、重さ4kgほどはありそうな大きな三脚2本に大型カメラを2台セットして富士山を撮影している若者が一人いた。撮影場所は踏み外すとその先は崖なので、ザイルで体を固定して撮影に臨んでいた。脇に入れさせてもらって私も撮影を開始する。夜景と夜明けの富士山を撮影に来たそうだが、星のことはあまり詳しくないようで、たぶん南の低空に一目見れば長生きできるという伝説の星が昇って来るはずだという話をしながら、その星が現れるのを待つ。


        河口湖の夜景と富士の星空  富士山の上に輝くのがおおいぬ座シリウス、その左にうっすらと立ちあがる帯が冬の天の川。


        まだお目当ての星は現れない。中央部上の赤い線は他のカットには写っていないことから、小さな流星らしい。


        富士山の右、雪の境目あたりに赤い星が現れた。お目当ての星かと思ったが高度が高過ぎる。

     待つこと20分ほど、富士山右側の雪の境目あたりに赤い星が見え始めた。これだ!と思ったのだが、富士山5合目と同じくらいの高さにあり、標高2400mほどの位置から現れている。現在地の高度が1650mくらいで、あの星は水平線から1度か2度くらいしか上がってこないはず。なので、この星は違うということになる。引き続きシャッターを切りつつモニターで確かめていると、午前2時25分過ぎ、遂に明るい星が富士山の裾野に姿を現した。


        撮影中は気付かなかったが、富士山の右裾野に明るい星が姿を現している。


        同上トリーミング


        遂に姿を現したあの星、南極老人星カノープス。


        同上解説図


        同上トリーミング


        河口湖の明りとおおいぬ座、そしてカノープス。


        別カットのトリーミング。富士山の裾野を転がるように移動して行く。


        空気の澄んだ夜ならば町灯りを入れてもこの程度は写ってくれる。白い帯は冬の天の川。

     あの星とは、南の超低空、冬の大三角形の真下に出る星カノープスだ。日本からだと低空に現れるため3等星ほどの明るさになってしまうが、本来はシリウスに次いで明るい1等星だ。日本と緯度が同じくらいにある中国でもこの星はなかなか見ることが出来ず、一目見ることができれば長生きできるという伝説があり、「南極老人星」と呼ばれている。カメラで捉えることができても肉眼では見えないことが多いが、この日は富士山の裾野を転がるように移動して行くこの星を肉眼で捉えることができた。満足な一夜だった。


        河口湖に昇った木星


        同上解説図


        中藤山山頂からの夜富士


     元気な若者はそのまま夜を徹して撮影していたが、体力が無く、南極老人性を見ても生活態度が悪くて長生きできなそうな私は中藤山山頂に移動してテント設営して一旦寝る。2時間ほどウトウトしたところで、日の出前の6時15分に起床して朝富士の撮影にとりかかる。


        中藤山からの朝富士


        同上


        日の出


        日の出と富士山


        夜明けの富士山と河口湖


        朝日射す富士山


        朝日射すカラマツ林と十二ヶ岳・節刀ヶ岳


        朝日射す紅葉の山裾と富士山


        雲が巻き始めた富士山


        中藤山からの富士山。この後テントに戻って爆睡。

        
     河口湖の湖面に朝日が射しこむあたりまで撮影するが、次第に雲が増えて霞も多くなってきた。テントに戻って朝食をとって7時過ぎにまた寝る。今度は爆睡、目が醒めれば時刻は12時半だった。その頃には山の上はすっかり霧におおわれ、富士山は全く見えなくなっていた。テント撤収し、下山する。


        すっかり霧に覆われた中藤山


     黒岳、釈迦ヶ岳、中藤山界隈からだと、富士山はほぼ南側に位置するためにカノープスを観察することは難しい。おそらくは黒岳、新道峠からでは見えないだろうと思われる。釈迦ヶ岳ならばなんとか見えるかもしれない。三ツ峠ならば確実に見え、御坂山からもおそらくは見えると思われる。しかし、この2つの山からだと河口湖町や富士吉田市の町灯りが邪魔になってなかなか見えにくいという不利なところがある。新道峠から西側ではこの中藤山がギリギリの場所で、ここから西側にある大石峠、節刀ヶ岳、十二ヶ岳あたりでは条件さえ良ければ容易に観察できるだろう。甲武信ヶ岳山頂からだと富士山山頂を越えて輝くカノープスが観察できるが、その手前の山でいつか一夜を過ごしてみたいと以前から思っている山がある。鎖場が何ヶ所かある山なので雪が降ってからだと難しくなってしまう。年末年始、雪が降る前に行けるかどうか・・・検討中。


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     毛無山塊や石割山などの山中湖周辺の山から見る月も悪くは無いのだが、富士山に近過ぎるためにどうしても富士山の大きさに対して月が小さくなってしまう。やや離れた丹沢や箱根の山から見る月のほうがバランスは良いのだが、良い日に休みが当たらず、なかなか撮影には行けない。今回はきわめて都合良く、7日の日曜日早朝、金時山から見ると富士山山頂に月が沈んでくれそうだ。しかし、難点がひとつ、沈む時間がやや早く、私の計算上では日の出の20分ほど前に月が沈んでしまいそうだ。この時間だと、富士山に露出を合わせるとおそらくは月の模様は消えてしまう明るさだろう。しかし、このような機会は滅多に巡って来るものではない。当日早起きして出発する自信は無いので、御殿場に宿をとって前泊し、早朝4時から金時山を目指して登ることにする。

     夕方5時にホテルチェックインし、さっそく寝たが数時間寝て8時に目が覚めてしまう。眠れそうも無いので近くの居酒屋に行って夕食(夜食?)を食べて10時にまた床に入るが全く寝つけず、結局寝たのは11時過ぎ。携帯電話のアラームで未明3時に目を覚まし、出発する。金時神社の駐車場に到着すると、車内泊らしき車が1台、その他に出発準備をしている車が1台。おそらくは私と同じくパール富士狙いの車だろう。予定通り、午前4時少し過ぎた頃に金時神社を出発する。


        金時山中腹で捉えた十五夜の月。月の下に見えるのは長尾山だと思う。


        山頂1番乗りだったが、カメラセットしている間に後続者が到着。ヘッドライトで照らされた山頂。


        未明の金時山山頂と月。

     途中で1組の登山者を抜き、1時間半ほどで1番乗りで山頂に到着した。カメラセット中にすぐに後続者がやって来て、その後も続々とパール富士目当ての登山者がやって来た。良さそうな岩の上に三脚をセットする。御殿場の宝石を散りばめたような町灯りと明け行く薄明の空に輝く月、そして雪を湛えて冬らしくなった富士山の景色を感動しながら眺める。


        10㎜超広角レンズで見る薄明の月と富士山。御殿場の町灯りも甲府盆地に劣らず美しい。


        富士山に傾く月。毛無山塊のちょうど反対側に位置する箱根の山は、宝永火口があまり目立たず均整のとれた格好良い富士山が見られる。


        箱根の町灯りと箱根の山。


        御殿場の町灯りと富士山に近付く月

     待つこと40分ほど、遂に月が富士山山頂にやって来た。ちょうど中央の絶好の場所に月が沈んで行く。肉眼では金色の月に餅つきウサギの模様が見えていたが、やはり写真に撮ると写らない。この月は、撮るよりも自分の目で見たほうが遥かに感動的で美しい。


        富士山頂の月


        月の紋様を写すために‐2EV補正するが、それでも月の紋様は写らない。


        パール富士


        200mm望遠レンズを忘れてしまったので、トリーミングしたパール富士。


        ちょうど中央に沈んでいった月。


        月光残照

     素晴らしい天体ショーだった。予想通り時間が若干早ったが、それでも見ごたえ十分の満足なパール富士を見ることができた。ここで帰って行く人もいたのだが、朝焼けの富士山を期待して待っていると、鮮やかなアースシャドウの空が富士山の裏側に現れた。近くにいた若者が天体現象に詳しく、ヴィーナスラインと呼んでいた。


        富士山の向こうに現れたアースシャドウ(ヴィーナスラインとも呼ぶらしい)。


        空気が澄んだおかげで綺麗に現れたヴィーナスライン


        箱根の山にたなびくヴィーナスライン


        朝日射す富士山頂


        同上


        同上。アースシャドウがまだ残っている。


        金時山の山頂にも朝日が射し始めた。


        裏側にスカイツリーが見えると言っていたので行ってみると・・・


        確かに(トリーミング)。近眼の私の目でようやく見える程度。

     時間は午前7時を回った。朝食のパンを食べて下山だ。時間が早いので、まだ歩いていない乙女峠経由のルートを歩いて下りることにする。少し雪のある稜線歩きだが、アイスバーンにはなっておらずアイゼン無しで歩くに問題無し。葉の落ちたブナの木越しの富士山が美しい。御殿場の富士山もなかなかのものだ。


        ブナの木越しの富士山


        こちらはシャラの木


        途中の長尾山山頂は霜柱ザクザク。もちろん踏んで歩きます。


        乙女峠への下り。向こうに見える鉄塔が丸岳。


        休憩ベンチのある乙女峠。その先には廃墟となった山小屋があった。


        乙女峠展望台。


        展望台から見る富士山。伸びた木が邪魔になって御殿場の町は見えない。

     良さそうな展望地を探しながら右左うろうろしながら歩いたが、思ったよりも早く8時10分ごろに乙女峠に到着した。私の前を歩いていたグループが丸岳まで行くと言っていたので、私も後ろをついて丸岳まで行ってみることにした。道標には35分と書かれているので、私の足だと45分くらいだろうか?登って下ってまた登って下って・・・タンコブ2つほど越えて40分で丸岳山頂に到着した。


        山頂手前から見下ろす仙石ゴルフ場と芦ノ湖、神山山塊。煙が立ち昇るのは大涌谷。


        丸山山頂。ここからは富士山が見えない。


        山頂の先から見下ろす相模湾。


        山頂の乙女峠側に富士山を展望できる草地があった。


        展望地から見る富士山。

     乙女峠に戻って下山する。こちらのルートは普通の登山道、石がゴロゴロしていてやや歩きにくい。どこに出るかと思いきや、金時神社から乙女峠側に10分少々行ったところの道路に出た。アスファルトの道をテクテクと歩いて駐車場に到着すると、手前の有料駐車場も含めて車がいっぱい。さすがに人気の山だけのことはある。時間は10時45分、お昼時の山頂はきっと座る場所も無いほどにごったがえしていることだろう。


        乙女峠からの下山道。


        道路脇に出た。


     富士山は山梨の富士山が均整がとれた美しい三角錐を描いていちばん格好良いと思っていたのだが、箱根の富士山も、そして丹沢の富士山もまた素晴らしいことを改めて思い知った。山の上の富士山も良いが、帰りの車の中から見る御殿場の富士山は裾野から立ち上がるように聳え立ち、富士五湖から見る富士山とはまた一味違った迫力を感じた。

     来週は双子座流星群、その次の週は地球照の月と、夜の山を歩くゴキブリ登山が続きそうだ。



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     双子座流星群の極大日は12月14日だが、3日間くらいは飛んでくれるので1日早い13日深夜に精進湖を訪れてみた。この日は午後から山梨県地方部会なる学術集会が催され、意見交流会と2次会が終わると時間は夜の10時を回っていた。外に出て空を眺めるとオリオン座と冬の大三角形が昇っていた。そしてひときわ明るい木星が東の空に輝いている。流星が流れるところは確認できなかったが、空気が澄んで星の輝く空になった。これは撮影に行くしか無いだろう。もうすぐ下弦の月が昇って来るだろうから、やるとしても午前1時ごろまで、それを過ぎると月明かりが邪魔になって富士山を入れた構図で流星を撮影するのは難しくなってしまう。

     深夜11時50分、精進湖湖畔に到着する。三脚が何本か立っていたが、撮影している様子は無く、どうやら日の出狙いのようだ。Yシャツにネクタイとブレザー、その上にオーバージャケットを羽織るという奇怪な格好で撮影に取りかかる。もうオリオン座が高く昇り、おおいぬ座シリウスは富士山の上を越えてしまっている。三脚2本にカメラ2台をセットして撮影に取りかかるが、目視する限りではほとんど流星は流れていない。


        夜の精進湖ダブル富士。風が無く湖面にも星が輝いている。富士山の右上にいるのがおおいぬ座。


        1台のカメラは縦位置で固定し、おおいぬ座を入れた構図でインターバル撮影する。


        もう1台のカメラは超広角レンズを装着して、構図を固定したりしなかったり、思いのままに撮影する。月が昇り始めた。


        固定カメラが捉えた双子座流星群。運良く構えた構図の中を横切ってくれた。


        こちらは広角レンズ装着のカメラ。月に向かって流れる流星。


        こちらも縦位置の広角レンズカメラ。左端を流星が流れた。


        おおいぬ座シリウスが視野の外に消えてしまいそうになったのでセットしなおす。しかし、この後はこの視野に流星は流れなかった。

     17㎜レンズの視野でおおいぬ座と富士山を1視野に入れることができなくなった0時45分で撮影を終了した。1時間ほどの時間で目視できた流星は4~5個ほど、197カット撮影した画像で流星が写っていたのは3個のみ、約65カットに1個ということになる。1カットの撮影時間を20秒で計算すると、約20分に1個という計算になる。地道な作業であるが、タイマー付きレリースが装着できるカメラだと構図を決めてあとはカメラ任せなので、楽と言えば楽である。セットが終わった後はゆっくり流星の観察が楽しめる。

     明日の流星群はどうするか?翌日の仕事を考えるとあまり遅くまではやっていられない。


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     夕方6時ごろから11時まで本栖湖湖畔で流星を観察しました。前日の精進湖よりはたくさん流れましたが、例年に比べると少し寂しかったように思います。


        富士山上を流れる双子座流星群


        雲間を流れる流星


        今回のベストショット。大きな流星でしたが、肉眼で確認していなかったのが残念。


        場外ホームラン


        冬の大三角形と双子座流星群  狙い通りの構図で冬の大三角形中央を流星が流れる。


     詳細は後日。

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     前日の雨と霧は御坂山塊あたりで霧氷になっているのではないかと期待していたが、朝の三つ峠ライブカメラを見るとそうでは無さそうだ。とりあえずは行ってみようということで6時半に自宅を出発すると、見下ろす甲府盆地には面白い光景が広がっていた。駅周辺のビル街に霧が湧いて、ビルの中ほどまでが霧に隠れ、上のほうが霧から飛び出している。数年に1度見る光景ではあるが、休みの日に当たることは無く撮影したことは無い。行く先を変更し、甲府盆地を見下ろしながら富士山が見える好展望地、千代田湖の上にある白山展望台に行くことにする。

     途中で朝日が昇り始めてしまい、少し赤く染まった富士山が見える。千代田湖のほとりに車を止めて展望地に向かうが、途中でカメラにメモリカードが挿入されていないことに気付き引き返し、15分ほど時間をロスしてしまう。展望地に7時半到着すると、先客が1人いた。装備から見てそれなりのカメラマンと見受けられる。岩の上に昇って撮影開始するが、若干時間が遅く、霧は少し引き始めてしまっており、朝日が若干邪魔になる高さまで昇っていた。20分ほど遅かったかもしれない。


        甲府盆地を包んだ霧


        霧の中にビルが浮かんでいるが、少し霧が引き始めている。


        別カット


        朝日が昇り、撮影にはやや邪魔になる。山裾に昇り始めた頃がベストの時間帯だっただろう。


        南アルプス


        1段上の八王子神社に移動して見下ろす。


        同上

     この時に居たのは私と前述のカメラマンの2人だけだった。翌日行きつけの喫茶店に行ってお茶を飲んでいると、新聞に綺麗な写真が載っていると言って見せてもらうと・・・まさにこの時の写真が山梨日日新聞に投稿・掲載されていた。私が到着する前のちょうど駅周辺ビル街に朝日が射しこんだ時の画像だった。この時間に到着していれば、このような景色が見られたのに、ちょっと残念。(後日記事をスキャンして掲載します。)


     時間はまだ8時を回ったばかりだ。いったん千代田湖に下りて、湖畔を歩きながらどこに行くか考えるが、まだ霧の残る甲府盆地を見下ろしながら歩ける場所がベストだ。興因寺山の尾根も近くて良いが、いちばん近いのは千代田湖を隔てて白山の反対側にある武田健康の森だろう。ここは途中の管理棟あたりまでは行ったことがあるがその先は歩いたことが無い。湯村山・白山界隈と同じ環境にあるので、おそらくは春になると様々なスミレやシュンラン、キン・ギンランなどが咲くのだろう。春の下見を兼ねて歩いてみることにする。


        武田健康の森入り口。この上の駐車場まで車で行けるのだが、途中で鎖が張られて入れないこともある。本日は歩く(といっても駐車場まで10分ほど。)


        案内板。上は遊歩道が整備されていて展望台も数か所ある。


        春の小道を行く。


        桜の木が立つ展望地。


        春には桜を前景に富士山が撮影できる。


        同じ場所から見る甲府盆地と富士山。中央下の円い山が湯村山。


        分岐を上に行く。


        整備された立派な遊歩道がある。


        さらに進むとベンチの設置された好展望地。


        展望地から見る甲府盆地と富士山。


        夜景を見るにもこの場所は非常に良い。曲がりくねった川は釜無川。

     千代田湖のほとりから一番向こうにある展望地までは約1kmの行程だ。さらにその先にはバードウォッチング用の小屋が設置されており、休憩所としても利用できる。整備が行き届いた健康の森だが、あまり利用する人(歩く人)がいないのは残念である。

     道を戻って管理棟の立つ片山というピークに登る。ここには森林学習展示館という立派な建物がある。どの程度活用されているのかは知らない。


        森林学習展示館


        片山山頂。ここからの眺めもなかなかのものである。


        茅ヶ岳と八ヶ岳


        茅ヶ岳・曲岳・黒富士山塊


        南アルプス


        金峰山


        富士山は雲が湧き始めた。朝の雲のような霧も消えてしまっている。

     2時間半ほど健康の森を散策し、時間は11時を過ぎていた。富士山の眺望も悪くなってきたことだし、帰ることにする。今度はスミレや桜が咲く春に散策してみたい。


    0 0

     月齢2以上の月の撮影はさほど難しくは無いのだが、月齢1の月は高度が低く、なかなか撮影する機会は無い。しかし、冬至の日が早く沈むこの季節だと、夕暮れが早く訪れるために撮影が可能となる。12月23日の日没は午後4時35分ごろ、そして月齢1の月が沈むのが午後6時ごろなので、その間約1時間25分の時間がある。これだけの時間があれば、富士山頂に沈む月を撮影することが可能なはずだ。アストロガイドとカシミール3Dで場所を計算してみると、山中湖外輪山の大平山、そして菰釣山が良さそうである。大平山は昨年の12月に月齢2の月を撮影に訪れているが、富士山に近過ぎて月が小さくなってしまう難点がある。今回は菰釣山に行こうと1ヶ月ほど前から計画を立てていた。

     先月の石割山のように午後になると雲が増えてくることが多いので、午後1時まで自宅で富士山ライブカメラを見ながら行くかどうか検討していたが、午後1時を過ぎてもすっきりした富士山が見えているので行くことにする。高速を使って都留まで行き、道坂トンネルを越えて道志村に入る。林道を歩いて行くだけの時間的余裕は無いので、林道詰めまで車で行って歩き始める。時間は15時20分、日没には間に合わなそうだが、月が富士山山頂に来るのは17時20分ごろなので、これには十分間に合うはずだ。


        林道詰めに車を止めて出発。向こうには林道法面工事のダンプカーが止まっている。


        かつては不明瞭だった沢沿いの道がすっかり綺麗になっていた。


        橋を渡って崩れた手前の沢を右折。テープと明瞭な道がある。


        枯れた沢沿いを稜線に向かって登る。ところどころ凍っていた。


        稜線に登り着き、もう少し登ると避難小屋がある。時間は16時10分。山頂は裏側に見える山のもう少し先。


        青空に雲が流れて行くが・・・


        途中から雪道に変わる。アイスバーンにはなっておらず、そのまま歩く。


        霞のかかる山頂付近。富士山は見えるのか?


        16時40分山頂到着。富士山はいずこへ?

     途中1回休憩で1時間20分で予定通り菰釣山山頂に到着した。しかし・・・富士山の裾野と山中湖の一部が見えるものの、富士山の姿は暗い雲に隠されて見えない。綺麗な夕焼けの空が見えているところをみると、どうやらこの雲は手前の山の上にかかった雲のようだ。月が沈むまでにはまだ40分ある。雲が通り過ぎるのを期待して待つことにする。


        雲に隠れてしまった富士山。


        裾野と山中湖が見え、綺麗な夕焼け空が広がっているところを見ると、どうやらこの雲は手前の山にかかっているらしい。


        17時24分、そろそろ月が富士山頂にかかっている頃だろうが・・・残念。

     時計の針がそろそろ17時30分を指す頃、一瞬だけ雲の裏に富士山の陰が見えたので撮影し、その後はまた雲に隠れてしまったので撤収、下山することにする。肉眼では月は全く見えなかったのだが、帰って来てからパソコンで画像を開いてみてビックリ!富士山頂ほぼど真中に細い月が写っていた。


        一瞬だけ富士山のシルエットが見えたので撮影すると、山頂には細い月が写っている。


        同上。撮影できていたのは3カットのみ。


        同上、トリーミング。

     暗い夜の登山道をスリップに注意しながら下山していると、次第に空が晴れて星が輝き出した。きっと今頃は富士山が見えているのだろう。ほんの少しのタイミングの差で今回は良い画像が撮れなかったが、いつかこの細い月を撮影してみたいと思う。帰り際に山中湖に立ち寄ってみると、霞んではいるものの富士山が見えていた。石割山や大平山界隈ならば月齢1の細月を撮影できたのかも知れない。


        山中湖と富士山。

     これからも挑戦は続く。

    0 0

     早朝5時半に目を覚ましたまでは良かったが・・・出かけるかどうか、どこに行くか迷っているうちに時間は過ぎ、すっかり夜は開けて7時半になってしまった。三つ峠ライブカメラを見ると夜明けの富士山が綺麗だ。迷った時、体調を試しに登る山と言ったら決まって釈迦ヶ岳だ。年末・年始も短時間ながら出勤しなければならない状況が発生してしまい、遅くとも午後4時までには職場に行かなければならないという時間制限があり、あまり遠出が出来ないため、短時間で行ける御坂山塊あたりが都合が良い。自宅を出発すると甲府盆地は深い霧に包まれていて、視界は30mほどしか効かない。鳥坂トンネルを目指して坂を登って行くと、トンネルの手前あたりで霧が晴れ、山並みが見えるようになってきた。途中のカーブで甲府盆地を振り返ってみると、盆地は雲海のような真っ白な霧に覆われていた。先日は白山から同じような景色を見下ろしたが、今回はビル街をすっぽりと覆ってしまうような厚い霧が発生している。これならば、甲府盆地を眼下に見下ろせる展望地が良さそうだ。行き先を変更して春日山に行くことにする。途中の春日沢の頭は甲府盆地の好展望地だ。

     鳥坂トンネルに9時過ぎ到着。トンネル出口は現在工事中で広い駐車場は車が止められず、狭いスペースに駐車する。9時半出発。


        トンネル出口は現在工事中。


        雪の積もった旧道を行く。早朝単独登山者が歩いたらしい足跡があった。


        登山口


        鳥坂峠


        甲府盆地を覗いてみるとまだ厚い霧が覆っている。


        雪の積もった登山道を行く。アイスバーンにはなっておらず、アイゼンは不要。


        中腹から見下ろす甲府盆地は少し霧が晴れ始めている、急がねば!

     急いだつもりではあったが、標高差約250mの春日沢の頭まで1時間少々かかり、10時半過ぎに到着した。見下ろす甲府盆地は・・・凄い!まるで雲海のような霧が覆っている。風がほとんど無く、霧はほとんど動かずにじっとしているように見える。南アルプスや八ヶ岳には雲がかかってしまっているが、なんとか間に合った。


        春日沢の頭、標高1,235m。


        見下ろす甲府盆地は、厚い霧に覆われている。


        すっぽりと霧に覆われた甲府盆地。まるで雲海を見ているようだ。

     写真を撮って小休憩し、その先に進む。ここから先の山梨百名山標柱が立つ場所には1度しか行っておらず。果たしてそこが春日山山頂なのかどうかずっと気になっていたが、訪れる機会が無かった。できればこの日に決着を着けたい。


        春日沢の頭から先は標高差で100m強ぐっと下る。


        コルに立つ道標。


        また登る。


        着いたところは電波塔が立つピーク。こんな林道あったかどうか、記憶が定かではない。8年前は林の中のピークだったと思うのだが・・・?


        この看板はここが春日山の山頂では無いということなのか?


        そのすぐ先の林の中に山梨百名山標柱があった。以前はもう少し先の斜面の脇に立っていたような記憶がある。

     電波塔のすぐ先の林の中に山梨百名山標柱が立っていた。鑑札に書かれている標高は1,235m、しかし、先程の春日沢の頭より低いこのピークが1,235mあるとは到底思えない。その先に見える高いピークはいったい何なのだろうか?行ってみることにする。


        あのピークは何なのだろうか?行ってみることにする。


        林道に下り立つ。その先は防火帯尾根の急斜面。


        階段道を登る。


        その先は雪の積もった防火帯の雪斜面。しかもトレース無し。ラッキー!


        まだまだ続くスキーゲレンデのような尾根。雪の感触を楽しみながら登る。


        もうすぐ山頂。


        山頂到着。そこには春日山最高点と書かれていた。その脇に小さく「名所山」と書かれている。眺望は良くない。

     雪の感触を楽しみながら12時15分ごろに山頂到着した。そこに立つ看板には「山梨百名山 春日山最高点 1,236m」と書かれていた。その中に、サインペンで小さく「名所山」と記されている。どうやらここは春日山最高点ではあるが、地図上では名所山と記されているピークらしい。春日山はここと先程の春日沢の頭、その間の電波塔のある3つの大きなピークから成っており、真ん中の電波塔が立つ低いピークを春日山と呼んでいるようだ。カシミール3Dの地図もそのように記されている。

     昼食をとって下山する。午後2時ごろまでには下山したいので早く歩きたいが、登り返しの斜面がきつくなかなか早くは歩けない。なんとか2時10分に鳥坂トンネルに到着した。


        戻りながら見る春日沢の頭。その下に見える電波塔が春日山。


        林道近くまで下りたところで見上げる春日山。右手に見える三角錐のピークが釈迦ヶ岳。秀逸な形をしている。


        春日沢の頭への登り返し。結構辛い。


        春日沢の頭から甲府盆地を見下ろす。霧はすっかり消え、霞に変っていた。


        林越しに見えた節刀ヶ岳と富士山。



        今回歩いた行程。


        標高差217mだが、アップダウンを累積すると420m。さらに帰りの登りを累計すると630mほどになる。往復6.2㎞ほど。


     気になっていた春日山界隈はこれで決着という事で良いだろう。春の花の季節には訪れたことが無く、日当たりの良い防火帯尾根はきっと様々なスミレや花が咲くことが期待される。機会があれば訪れてみたい。

    0 0

     大晦日は年越し蕎麦を食べ紅白歌合戦を見て平凡に過ごしたが、それにしても出場しているグループは知らない人たちばかり、しかし歌を聞くと聞き覚えのある曲が多く、こんな人たちが歌っていたのかと驚くことばかりだ。一昨年は替え玉大車輪でビックリしたが、今年は本当に頭を丸刈りにしたあのグループ(名前忘れた)にはまたまたビックリ!!。年が明け、録画してあったドラマを見ているうちに眠りについてしまい、目を覚ませば未明の5時半。せっかく目を覚ましたのだから初日の出を見に行こうと思ったのだが、時間が時間だけに行ける場所は限られてしまう。今から山の上までは行けないので、短時間で行ける好展望地、ということで先日訪れた白山にある八王子神社にお参りを兼ねて初日の出を見に行くことにした。おそらく神社の周辺は人がいっぱいだろうから、その下の展望岩で初日の出を迎えることにする。

     千代田湖のほとりに到着すると、予想通り車が多いが駐車できないほどでは無い。「酒を持ったか?」などという声が聞こえて来るので、神社で初日の出を迎える地元の人たちがたくさん来ているようだ。ここから10分ほどで展望岩に到着できるが、何故にこんなに息が揚がるのか?たかが10分、されど10分。


        地元の人たちが神社にたくさん初詣に訪れるらしい。


        日の出にはなんとか間に合った。富士山にはもう日が当たっている。


        夜明けの甲府盆地と富士山


        200mm望遠レンズ画像。いまいち。


        あっという間に日の出になる。


        神社からは「バンザーイ!」という声が聞こえる。


        朝の南アルプス。右が鳳凰山、左が櫛形山。


        8時少し前、甲府の市街地に朝日が少し射し込んだところで撤収。


        大半の人たちが帰った後だったが、まだ残っている人たちがいた。その中にはアウトドアショップELKの店長の姿もあった。


        神社の先にある展望台に立ち寄り、下山。


        朝の千代田湖。向こうに見えるのは手前が羅漢寺山(昇仙峡)の岩峰群、その向こうは黒富士・曲岳山塊。


     今年は昨年撮影できなかった皆既月食が4月に再びチャンスが訪れる。既にシュミレーションを済ませて行く山もほぼ決めている。今度こそ晴れてくれるのを願うばかりだ。もうひとつ、11月にどうしても訪れてみたい3,000m峰がある。11月とはいえ、雪と岩のミックスした難しい登山となることは必須で、しかも山小屋は既に営業を終えているのでテントを担ぎ上げなければならない。今のレベルでは到底無理。11月に向けてレベルアップを図りたいと思っている。

     本年も良い年でありますように。

    0 0

     八王子神社で初日の出を拝んだ後、近場の山へと考えていたがなかなか決まらず、迷った時の第一候補、釈迦ヶ岳に行くことにした。一番心配なのは登ることではなくて芦川のすずらんの森に至る林道だ。ここは何度も痛い思いをしている。スタッドレスタイヤは履いているものの、かなり擦り減って劣化しておりまともに機能してくれるのかどうか?いざという時のためにタイヤチェーンを積んではいるが、これを使うようならばもはや登山は時間的に無理になる。

     精進湖ラインを走り、芦川に左折したところで恐れていた雪道になった。スリップしないで普通に走れそうなので一般道は大丈夫だが、林道に入るとさらに雪が多くなった。アイスバーンはほんの一部だけだったので、無事にスズランの森駐車場に到着できた。新雪が積もったばかりの駐車場は真っ白だ。山歩きには手ごろな雪だ。


        新雪で真っ白になったスズランの森駐車場。


        折角の新雪なので、登山道を外れて新雪の森の中を歩く。


        尾根に到着。


        尾根はトレースあり、駐車場で挨拶した2人組が先行している。


        目指す釈迦ヶ岳が見えてきた。


        中間点の府駒山。


        迫る釈迦ヶ岳。霧氷を期待していたのだが残念。


        ロープの急斜面。いつもならばロープに頼らずに登下降するが、さすがに雪で滑るので使わせてもらう。


        山頂下、最後のロープ場。先行者に追いついた。


        山頂到着。青空は消え、小雪が舞い始めた。

     急いでいたわけではないが、休憩するに良い場所(雪で座る場所)が無く、結局休憩せずに歩いて2時間弱で山頂到着した。出発の時は青空が見えていたが、山頂に到着した頃には雲が巻き、小雪が降り出した。富士山は全く見えない。例年だと冬衣裳を纏っている夫婦地蔵だが、今年は毛糸の帽子は被っているが体はエプロンだけで、寒そうに見えた。


        今年はエプロンだけしか纏っていない夫婦地蔵。寒そうだ。


        時折青空が見えるが一瞬だけ。


        芦川の谷


        歩いて来た尾根にも雲が巻き始めた。

     先行していた2人組のご夫婦は同業の医療関係の方で、私の勤務先を訪れたこともあるそうで、廊下の壁に写真が飾ってあったのを見たと言っていた。それは私が撮った写真。山と写真談義ですっかり盛り上がり、30分近くも話し込んでしまった。

     軽食をとって下山する。登り以上にロープ場の急斜面は滑って怖い。ロープに頼り切りで下りた。駐車場に到着した頃は空はすっかり灰色の雲に覆われていた。


        天候が悪化。帰り道で振り返ってみた別の山の山頂は霧氷になっていた。


     雪の御坂山塊は、車さえ入れればなかなか楽しい雪山歩きができる。

    0 0

     星見隊の皆様、2日間ご苦労様でした。年始から食べ過ぎ、腹いっぱいです。(詳細は後日。)




















    0 0

     星見隊第2弾はパール富士。時間と場所が特定できれば撮影はあまり難しくないが・・・しかし、下から仰ぎ見るのはいまいちかと・・・思ってしまう。(詳細は後日)
















    0 0

     星見隊第三弾は精進湖のほとりから見るしんぶんぎ座流星群。3大流星群のひとつではあるが、あまり飛んでいるのを見たことが無い。今年は夜明け近くまで月明かりがあるので観察条件はあまり良く無い。さて、撮れますかどうか?


        月光照らす富士山とおおいぬ座。前夜(1月3日)午後10時頃の精進湖の風景。


        1月4日未明4時。月明かりが明るいうえに雲が出てしまった。条件はかなり悪い。


        車のライトが凍った湖面を照らす。富士山左裾にさそり座アンタレスの赤い星が昇って来た。    


        アンタレスと土星、そしてしんぶんぎ座流星群。なんとか狙った場所を1個だけ流れてくれた。


        薄明に流れた流星。(画面右下)


        夜明け

     (詳細は後日)

    0 0

     夕暮れの空で徐々に高度を上げつつある金星は1月11日に水星と大接近する。数日早いが、あまりにも晴れ渡って空気が澄んだ9日の午後、一足先に見に行ってみることにした。石割山山頂あたりからだと日没30分後くらいに富士山頂で見頃になると予想されるので、午後5時ごろに山頂到着を目指して午後3時20分、石割神社の階段を登り始める。


        石割神社鳥居をくぐる。


        いつ登ってもこの階段は長くて辛い。


        石割神社の手前で夕陽が富士山に沈んで行く。山頂にいれば、富士山左角に沈んだはず。

     いつも辛い階段だが、いつもに増して今日は辛い。突然行くことに決めたので冬用のズボンとジャケットを持っておらず、とりあえず車に積んであったスパッツを下着代わりに2枚穿いてその上にズボンを穿いた。スパッツの抵抗が大きくて足が上がらないのだ。おかげで手頃なトレーニングにはなったが、ちょっと上り坂になるとあっという間に息が上がってしまう。


        石割神社。本日は誰にも会わず。


        石割山山頂到着。


        既に日は沈んだ後。


        澄んだ空、夕暮れのグラデーションが美しい。

     夕方4時40分ごろ石割山山頂に到着した。既に日没の後で、澄んだ空気と夕暮れの空が美しい。暮れ行く夕暮れの空のグラデーションを楽しみつつ、待つこと45分ほど、5時15分ごろにようやく富士山頂に輝く星が見えてきた。


        暗闇の空が次第に富士山に迫って来た。そろそろ見えるはずだが・・・


        うっすらと光が見え出した。


        200mm望遠レンズ。2つの星の輝きが見える。


        上の明るいのが金星、下の小さいほうが水星。一眼レフのファインダー越しに見ると金色の素晴らしい輝きを放っていたのに、写真に撮るとショボい。


        通常レンズだとほんのわずかな輝きにしか見えない。


        再度望遠レンズ。あっという間に水星は富士山頂に沈んでしまい、金星だけになってしまった。


        剣ヶ峰で輝く金星。(焦り過ぎ、ピントが甘い!)


        夕暮れの富士山と山中湖。既に金星・水星は沈んだ後。

     ファインダー越しに見る金星と水星は黄金の輝きを放って凄い景色に見えたのだが、写真に撮ってみるとその輝きは全く表現できず、ただの点にしか写ってくれなかった。星は写らずとも、夕暮れの富士山の景色は素晴らしく、神々しさを感じた。

     隣の山からの夜景も見てみたくなった。夕闇の中を平尾山まで行ってみることにする。


        平尾山山頂。直下に山中湖を見下ろす。


        この季節のこの時間は富士山側の空に目ぼしい星は無い。


        富士吉田側(西側)の景色。白鳥座と夏の大三角形が沈み始めている。


        東側の空に昇って来たオリオン座。低空に輝く明るい星はおおいぬ座シリウス。飛行機が頻回に飛んで行く。

     時刻は6時半になった。さて、下山だ。


     夕暮れの月が金色に輝くように、金星や彗星などの惑星も金色に輝いていた。しかし、それを写真で表現するのは難しいことがわかった。星の輝きを表現するにはもう少し星が高度を上げた夕闇の時間に撮るか、あるいはもっと高い山の上から狙う必要がありそうだ。


    0 0

     5等級以下の明るさにしかならないだろうと思っていた彗星が思いのほか光度を増し、4等級まで明るくなった。富士山の山頂を舞う彗星を撮影に御殿場まで出かけたが・・・(詳細は後日。)


        凄い強風と霧。待っていると町灯りが見え始めた。


        富士山も見え始めたが、この霞では彗星を捉えるのはほとんど困難。


        今頃山頂あたりに沈みかけている頃だろうが、やはり無理。


        もう彗星は沈んでいる頃だ。残念、撤退。

    0 0

     雲の無いすっきりとした星空が広がった深夜10時。この空ならば4等級の明るさの彗星を捉えるのはさほど難しく無いはずだ。目印になるのはプレアデス星団、スバルだ。オリオン座よりも高い位置に昇っているこの星団を見つけるのは簡単である。まずはレンズの焦点距離を33mmほどにしてプレアデス星団を撮影してみると、その真下に緑色の彗星を捉えることができた。


        33mmレンズで捉えたプレアデス星団とラブジョイ彗星。


        55mmレンズ。条件さえ良ければ撮影するのはさほど難しく無い。


        さらに200mm f2.8


        同上。


        3枚をフォトショップで合成してトリーミング。


        別画像3枚を同様に合成してトリーミング。合成することでノイズを軽減することができ、トリーミングしてもノイズが目立たなくなる。

     今回の彗星は尾があまり目立たないようで、ほうき星なのに私の持っているカメラとレンズではほうきの柄は写ってくれなそうだ。しかし、今の輝きならば条件さえ揃えば富士山山頂を飛んでいるところを捉えることは十分に可能だ。

     条件の良いこの日、再び御殿場に向かう。


    0 0

     前日の金時山の夜は彗星不発に終わったが、この日の夜は雲が晴れてすっきりとした星空が広がった。夕方から5時間ほど寝て9時半に起床、外に出てラブジョイ彗星を試し撮りしてみると容易に撮影できた。今日ならば富士山山頂を舞う彗星が撮れるかもしれない。彗星は1日の移動距離が長く、昨日は金時山だったが今夜は乙女峠あたりになる。それほど何度も訪れるチャンスでは無いので、前夜に続いて再び御殿場に足を運ぶ。

     深夜0時20分ごろに乙女峠のトンネル手前の展望地に到着した。夜景を見に来ている車が何台かいたが、三脚を構えて彗星を狙っている人はいなかった。甲府の空は澄んでいたが、御殿場から見る富士山は白く霞んでいた。条件はいまいち、しかし、彗星を撮るのはなんとか可能だろう。Eos7DとEosM2 の2台のカメラをセットして彗星を追いかける。



        プレアデス星団の下に緑色の輝き。容易にラブジョイ彗星を捕捉できた。しかし、富士山は白く霞んでいて撮影条件は悪い。


        富士山とラブジョイ彗星(C2014 Q2)


        200mm望遠レンズ


        富士山に向かって沈んで行くラブジョイ彗星。

     自宅前で彗星捕捉の練習をしてきた通り、緑色に輝くラブジョイ彗星は容易に捉えることができた。しかし、それにしても霞んだ富士山だ。富士山頂付近で鮮明な彗星を捉えることは難しそうだ。200mmレンズ視野で捉えられる位置近くまで沈んで来たところでEos7Dに200mmレンズを装着して固定、オートインターバル撮影に切り替え、もう1台のEosM2 に17-55mmレンズを装着して彗星を追う。


        こちらはEosM2 画像。だいぶ富士山に近付いて来た。


        さらに接近。


        もうすぐ沈むところ。

     こちらはEos7D 200mm 望遠レンズの画像。


        視野の中にラブジョイ彗星が現れた。霞んだ画像をコントラストやトーンカーブを調整してやっとこの画像になった。


        富士を舞うラブジョイ彗星(C2014 Q2)


        富士山に沈むラブジョイ彗星


        既に彗星は沈んだ後。

     なんとか富士山に沈むラブジョイ彗星の撮影には成功したものの、富士山が想定した以上に霞んでいて画像としては全く満足できるものではなかった。チャンスを見て、再挑戦したいと思う。



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