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四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

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     盛岡2泊目の朝もまたまた早起きできず、起床したのは7時。天気予報の通り、曇り空が広がり、いつ降り出してもおかしくないような空だ。高速道路を南下して一ノ関で下りた頃にはザッと雨が降り出した。間もなく止んだが、果たしてこの天気で登れるものかどうか? 午後にはもっと天気が悪くなる予報だ。行くか、このまま甲府まで帰るかどうか、迷ったがひとまずは登山口の栗駒山荘まで行ってみることにした。時折雨が混じる中を、須川温泉に到着したのは10時半を過ぎていた。

     相変わらずのどんよりとした空、山の上は雲が巻いていて、どこが山頂なのかわからない。登って行く人たちの姿も見えるし、さほど難しい山でも無いので登ってみることにした。今回の目的は山頂では無くて途中に咲いているであろうヒナザクラという白いサクラソウ属の花だ。前日早池峰山で会えなかったヒメコザクラはこの花の蛇紋岩土の変性種と思われる。東北の山ではヒナザクラはさほど珍しいものでは無いようだが、ヤマケイの高山植物図鑑に載っている朝日岳の群落が素晴らしく、是非見てみたいと思っていた花である。

     11時、出発。素直に他の人たちが登って行く登山道を行けば良いものを、人の少なそうなコースを選んだところ、ルートを間違えたようで途中で道が無くなってしまっていた。取水管ホースが通っているところをみると、これはどうやら取水口に行く道らしい。途中で向こう側の禿げ山の上に人がいるのが見えたのでおそらくそちらが正規の登山道だろう。途中から道無き斜面を適当に登ってそちらに行ってみると、登山道を示す棒が立っていた。


        須川温泉。ここは岩手県と秋田県の県境。


        小川を渡ってその先までは道があったが、途中から道は消失。中央に見える禿げた山の上に人の姿が見えた。


        咲き残ったミズバショウの咲く湿原が脇にあった。向こう側にある土の露出した場所にも行ってみたが道は見つからず。


        イワイチョウとハクサンチドリが咲く草地で道が消失。左下に見えた沢を登らないとこの先には進めない。


        戻ってウラジロヨウラクの咲く斜面を登って禿げた山の上に出る。


        禿げた山の上。(おそらくは硫黄山)


        その先には登山道を示す棒が立ち、案内標もある。

     樹林帯の中を抜けると硫黄の臭いがする広場に出た。そのあたりにはイワカガミがたくさん咲いていた。さらに進むと広大な湿原に至り、木道が整備されていた。


        道脇に咲くイワカガミ


        ミネズオウ


        賽ノ河原。硫黄の臭いがする。


        イワカガミと賽ノ河原


        木道が整備された湿原。


        イワカガミがたくさん


        ワタスゲ


        イワイチョウとウラジロヨウラクツツジ


        広大な湿原 名残ヶ原

     この道間違えで1時間ほど時間を消費してしまう。下山してくる人たちと続々とすれ違うが、この時間から登って行く人の姿はあまり見かけない。空模様もますます悪くなってきた。


        地獄谷付近。さらに硫黄の臭いが強い。


        地獄谷を見下ろす。


        人の休憩している向こう側が昭和湖。


        青白い神秘的な水を貯える昭和湖。

     昭和湖のほとりで休憩し、昼食をとる。時間は午後1時20分、山頂までは十分に行ける時間だが、天候が心配だ。やがて小雨が降り出し、この先でカッパを着用する。木の階段道を登って行くと、いよいよ本降りの雨となってきて、風も強まって来た。お目当てのヒナザクラは昭文社の地図では向こう側の秣岳(まぐさだけ)側に記されているが、とても行けそうに無い。雨の中、山頂まで行くかどうするか?迷いながら歩いていると右側の土の斜面の白い花が目についた。近付いてみると・・・これは会いたかったヒナザクラではないか。三脚を出して撮影を試みるが、雨でレンズが濡れるうえに結露がおこり、さらに風で揺れてなかなか撮影できない。なんとか撮って先に進むと、その先の登山道脇にもたくさん咲いていてくれた。小降りになったところで存分に撮影させてもらって山頂に向かう。


        登山道脇の斜面に咲いていたヒナザクラ。今回の一番の目的の花。


        ヒナザクラ群生。しかし、雨でいまいち撮影できず。


        その先にもたくさん咲いていた。


        ヒナザクラ群生


        可愛らしい花、ヒナザクラ。

     再び雨足が強くなった中を登って行くと、稜線に抜けた天狗平というところで強烈な風と横殴りの雨に見舞われる。山頂まであと20分だが、さすがにこうなると登る気も失せる。お目当てのヒナザクラには出会えたことだし、ここは山頂はあきらめて引き返すことにした。


        強烈な風と横殴りの雨に見舞われた天狗平。ここで引き返す。

     名残ヶ原まで下りると雨は小降りになり風も止んでいた。振り返って見る栗駒山山頂方面は真っ黒な雲におおわれていた。おそらく上はまだ強烈な雨と風が吹いているのだろう。湿原の景色を楽しみながらゆっくりと下山した。

     もっと凄いお花畑が広がる山を想像していた栗駒山は、想定とは違って火山の山だった。硫黄の臭いがする砂礫の近くに湿原が広がる光景は少し奇異に感じる。標高差は500mほどのコース整備が行き届いた歩き易い山なので、今回は山頂を踏めなかったがまた立ち寄る機会があるだろう。

     (栗駒山荘のお風呂に入って雨で冷えた体を温め、汗を流して長い帰路についた。順調に行けば深夜2時頃に自宅到着のはずだったが、あまりに眠く、中央道藤野サービスエリアまで来てひと眠りして、結局はそこで夜を明かすことになってしまった。雨に打たれた Canon Eos7D は故障して電源が入らなくなってしまった。)


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     昨年花見隊隊員が発見した御坂山系の蜂の舞う草は、今年のブログでも開花した花が掲載されている。私も昨年探しに出かけたが、既に花が終わった後で、葉だけ確認してきた。そろそろ満開の頃だろう。どんな花が咲いてくれるのか楽しみにしていた。

     盛岡帰りのこの日、夜のうちに自宅に到着しているはずだったのだが、未明1時過ぎ、あまりの眠さに中央道藤野サービスエリアで仮眠をとったが、眠さがとれず車の運転に支障がありそうだったので、結局朝7時ごろまで車内でウトウトしながら夜を明かしてしまう。運転を再開すると、雲が晴れて青空が広がり出した。これならばきっと・・・富士山も姿を現すだろう。あの花と一緒に富士山を眺めて・・・という目論見で、眠い体をたたき起こして御坂山塊に車を走らせる。晴れた日曜日だけあって、この日は登山者が多そうだ。


        アヤメが咲く。


        トンボソウかキソチドリだと思うのだが、昨年開花したところを見ても花の名前はわからずじまい。


        登山道を少し外れて林の中に踏み込むと、イチヤクソウの葉がいっぱい。

     目立たないように林の中をこっそりと歩いて昨年葉を見つけた場所に行ってみると、一株も見つけられない。場所を間違えたのか?ひとまずは富士山の見える場所まで行って引き返して再び探すが・・・場所が間違っているとは思えない。しかし、少なくとも7〜8株はあったはずの蜂の舞う草は全く見つからない。ようやく見つけた1株はまだ蕾で、これ以外には見つけることができなかった。


        青空に富士山が姿を現した。梅雨のこの季節にしては良く見えるほうだろう。


        昨年見つけた場所を念入りに探すが、発見したのは小さなこの株1株のみ。


        まだ蕾。


        盗掘の跡か?穴が掘られたように見えなくも無い。


        こちらの花は健在。

     自宅に帰って花見隊のブログを見ると、この前日に花が咲いているのを確認したばかりだった。どうやら別の場所のようだ。私が発見したこの場所は登山道から少し離れており、人目に付きにくい場所にある。盗掘らしき痕跡はは既に葉でおおわれており、もしやられているとしたらかなり以前に盗まれたものだろう。鹿の食害にしてはその周辺には食害の痕跡が少なく。盗掘の可能性が高いだろうと思っている。

     いつかはこういう目に会ってしまうのではないかとブログを書きながら恐れていたのだが、遂に起こってしまったという気がして残念でならない。山名は伏せて、花の名前も検索でひっかからないように工夫をしなければならないのではないかと痛切に感じさせられた。いつ絶えるやも知れない稀少な花だけに、咲いているうちにできるだけ多くの人に見てもらいたいという思いとは裏腹に、盗掘という卑劣な行為に怯えて窮屈な記事を書かなければならないのは悲しい。

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     三つ峠の植生保護活動に続いて、この日は山梨県山岳連盟自然保護グループが主観となって山梨県東部の山に花を観察に行く計画があった。前回の三つ峠はメンバーの歩くピッチが速く、三脚を出して撮影しているとあっという間に見えなくなるほど遠くまで行ってしまっているため、今回は先に入山して存分に撮影して、途中で他のメンバーを待つという作戦に出た。山岳連盟の報告書を見ても、他の人のブログを見てもおそらくは探すにはあまり苦労はいらないだろうと予想していたのだが・・・、そううまくは行かなかった。

     1時間早く登り始める換算で、8時に登り始める。途中でルートを少し外れて樹林帯の中を歩いたりもしてみたが、目ぼしいものは見つからない。樹林帯を抜けて草地に入ったあたりから、双眼鏡を片手に草地の中を再三覗き込むがそれらしい花は見つからない。


        笹の多く繁る登山道脇。


        森の中に入ってみるが目ぼしいものは見つからず。


        草地の中を双眼鏡を使って再三覗き込むが、それらしき花は見当たらない。


        2時間ほどで稜線の岩場に抜ける。霧が深く視界が悪い。

     稜線の岩のところにザックを置いて、三脚とカメラと双眼鏡を持って再度草地に下ってもう一度探してみるが・・・やはり見つからない。しばらくうろついていたが、そろそろ到着するはずの山岳連盟グループが待てど暮らせどやって来ない。メンバーに連絡しても電話がつながらない。これは逆ルートで登って来るのか?と思って先に進むが、そちら側にも姿が見えない。時間が12時近くになったので、途中の広場で食事しているとメンバーから電話が来た。私と同じルートを登って来たが、見つけたのは蕾の一株だけだったそうだ。私はもはやあきらめていたので、先に下山することを告げてその先は一気に下りた。途中で再度電話があり、別の場所で4株見つけたそうだが、既に行程の半分ほど下りたところだったので、本日はあきらめる。


        レンゲツツジはもう終わっている。


        ベニサラサドウダン


        ここの草地はカヤツリグサ科の草ばかりになってしまっている。改めて見直せば、ここも相当の食害に遭っている山なのだろう。


     午後1時下山。駐車場をプラプラと歩いていると、見慣れた車が停まっていた。後部座席は寝られるように改造してある。この車ってひょっとして・・・電話してみるが通じず、メールを送ったところ、しばらくしてから電話がかかって来た。別の場所で本日お目当てだった花を10株ほど見つけたそうだ。さすが! 

     今回見つからなかった花はこちらのブログでご覧ください。

     山梨のとある山で(2014.7/6)レポ

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     御坂山塊の別の場所にもあの蜂の舞う草があるとの情報をいただいた。今シーズンはこの機会を逃すと見頃を過ぎてしまうので、午後遅い時間になってしまうが訪れてみることにした。訪れた森は鹿の食害もあるのだろうが、木々に適度に光が遮られて山肌は湿度が保たれており、草地が広がっている。道を外れて森の中に入ってみると、クモキリソウ属の小さな葉が数株、花は付いていない若い葉だ。足元に注意しながらあたりを探すと、さらに数株発見できた。こちらは咲いている株もあるが、やや遅い。


        花芽のついていない小さな葉を発見。


        ようやく出会えた蜂の舞う花。


        別株とその向こうに咲き終えた株がひとつ。若干遅かった。

     これとは別の場所にもあると聞いていたのでそちらに行ってみるがどうしても見つからない。情報をいただいた方に電話してさらに詳細に場所を聞き、再三探してようやく探し当ことができた。


        森の中にひっそりと・・・ではなくて大きな株がどっしりと生えている感じ。


        ようやく咲いているところに出会えたジ・ガ・バ・チ・草


        別株


        まさしく蜂が舞っているような花。


        これから咲くであろうこちらの草も楽しみ。おそらくハンマーヘッド鮫が舞う草だと思う。


     先日訪れた山では消失していて、かなりのショックを覚えたが、まだ咲いている場所があって一安心である。盗掘と食害から逃れて咲き続けて欲しい。

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     先日はお目当ての花を発見できなかったが、同じ日にその界隈を花見隊メンバーが歩いており、見頃を迎えた花を10株ほど見つけたと連絡を受けた。ブログを拝見して見事な花に感激した。日程がとれればすぐにでも・・・と思っていたが、あいにくの雨とさらに台風接近となってしまった。ところがこの台風8号は遥か南の海上を通過してくれたおかげで、山梨県は雨も風もさほどのことはなかった。台風去って青空が広がり始めたこの日、午後から訪れてみることにした。

     沢を横切り笹の森を抜けて歩くこと3時間弱、笹と草の入り混じる草原に到着し、斜面を念入りに探しながら歩いて行くと・・・あった!しかし、雨の降った後で花弁が痛み始めている。


        沢を渡る。台風の後だが、あまり増水していない。


        笹の繁る森を抜ける。


        苔の生した森の中を横切る。


        そして到着した笹と草の入り混じる草原で、お目当ての花を発見。


        ニョ・ホウ・チ・ド・リ。


        満開だが、雨風のためか花弁が少し痛んでいる。


        こちらの花はもう終わりかけ。


        笹に隠れるように、10株近く咲いていた。


        ガレ場を登って別の場所を探してみると、2〜3株発見。


        笹原から懸命に顔を出しているといった感じ。


        赤紫色鮮やかで愛らしい花。

     目的の花を見ることが出来て、十分満足だったが、先日発見できなかったあちら側の斜面も気になる。さらに、台風が過ぎた後で空気が澄み、この季節にしては珍しく夕暮れの富士山が見られそうな空模様だ。富士山の眺望も良い山なので、花を探しながら日没の6時半ごろまで展望地で待ってみることにする。2時間近く歩くが、なんとか間に合いそうだ。

     この日は平日だけあって、こんな夕暮れ近い時間に山の上を歩いている人は誰もいない。完全に独占状態だ。双眼鏡片手に斜面を覗き込みながら登って行くと、意外と登山道から近い場所で2株咲いているのを発見した。しかし、だいぶ花が痛んでしまっている。さらにその近くにもう1株。


        先日発見できなかった場所で見つけた花。上部はまだ蕾だが、開花した花弁は既に痛んでいる。


        同上、接写。


        その近くでもう1株。


        夕暮れ間近な富士山


        残照で赤くなるのを期待したが・・・染まらず。

     富士山の残照が消えたところでヘッドライト装着して下山開始する。もう1ヶ所、咲いている場所を聞いていたが、夕暮れで探せないだろうと思っていたところ、以外にも登山道のすぐ脇に咲いていた。手持ちで撮影できる明るさでは無いので三脚でカメラ固定して、本日最後の花を撮影する。ふと見上げれば、西の空が真っ赤な夕焼けに染まっていた。そして、夕焼けの東の空の雲の上に満月が昇って来た。


        登山道脇に咲いていたニョ・ホウ・チ・ド・リ。


        満開、見頃のはずだが、これも若干痛んでいる。


        東の空の雲の上、満月が昇る。

     樹林帯のまで下りたところでヘッドライト点灯し、あとは黙々と下る。林道近くまで下ったところで、林の中でゴソゴソと動いているものがいる。ライトを照らしてみれば鹿の群れ。5〜6頭で笹籔の中を移動中だった。さらに下るとまた数頭。この山はかなり鹿が多いようで、稜線上の広大な草地は甚大な被害を被っていることだろう。

     食害や他の雑草・笹に負けず、これからもずっと咲いて欲しい。女・峰・千・鳥。


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     今年の花探しの筆頭に挙げていたこの花、危ない岩場をザイル下降して探しに行くのを覚悟していたが、以外にもホームグラウンドの御坂山塊にもあることがわかった。相棒のうーさんはこの花を探しに三度この山を訪れ、三度目の正直でようやく開花しているのを確認したと連絡を受けた。おそらくは見頃を迎えていることだろう。台風の影響で傷んでいなければ良いのだが・・・。

     午前の業務を片付けて登山口に到着したのは11時を過ぎていた。蒸し暑い天気、大汗をかきそうなので水は2.5リットル持って行く。樹林帯の尾根を登り、ロープの張られたスリップしそうな急斜面を登り、3時間ほど歩いて大きな岩壁に突き当たる。登山道は岩の裾を巻くようにつけられているが、この岩壁の周辺を念入りに探すと、清楚な薄紫色の花が目に着いた。これだ。以前は御坂山塊にも普通にあったらしいが、盗掘にあって今では自生のものにお目にかかれる機会はほとんど無くなってしまっている。


        笹の生えた樹林帯を登る。笹の中や斜面を覗き込みながら歩くが、目ぼしいものは見つからず。


        ロープのついた急斜面。スリップに要注意。


        日当たりの良い岩壁に突き当たる。この場所は花たちの天国のようだ。


        イワキンバイ


        ノイバラ


        ヤハズハハコ


        ウスユキソウ


        シモツケ

     お目当ての花は昨日山梨県東部の山で見た女峰・チドリに似ているが、こちらの花のほうがか弱そうで色は薄紫色だ。下唇の切れ込みがあちらのチドリよりも深い。


        岩の隙間から生えている花


        初見参、紫の蝶が舞う花 ウ・チョウ・ラ・ン。


        背丈より高い場所に咲いていた株


        さらに高い位置にも数株


        岩壁によじ登ってその上を覗いてみると、かなり高い位置にも咲いていた。

     全部で10株ほど咲いているのを確認することができた。

     大満足。このまま下山でも良かったのだが、山頂にも立ち寄ってみることにする。もう時間は午後3時半を過ぎているので誰もいないだろうと思っていたのだが、この時間に一人登山者がやって来た。途中でルートを見失い、1時間半ほど時間をロスしてようやく到着したらしい。この山の裏側ルートは歩く人が少なく案内板も無く、ところどころわかりにくい場所がある。私はここで遅い昼食をとってゆっくり休憩し、一足遅れて下山した。


        山頂にはシモツケがたくさん咲く。


        ヒメウツギ


        下山しながらもう一度この清楚で美しい花を眺める。また来年会いましょう。


     今年見たい花の中で最も難しいだろうと思っていたこの花は御坂山塊という意外と近場に咲いていた。先日この界隈を訪れた際に麓に住まれている方とお話しする機会があり、かつてはたくさんあったそうだが盗掘で今では見られなくなってしまったと言っていた。ア・ツ・モリ・草もかつては咲いていたそうだが、完全に絶滅してしまっている。残念なことだ。

     さて、課題をひとつクリアし、次なる課題は寅狩りだ。8月の下旬ごろだろう。


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     広大な草原が広がるこの山は、かつてハクサンフウロやキンポウゲ、オオバギボウシなどが咲き誇る豊かなお花畑が広がっていたが、ここ数年の鹿の食害は酷く、すっかりイネ科の雑草が生い茂る草地になってしまった。鹿保護柵が設置されたのはおそらく昨年であろうと思われるが、もはや既に時遅しといった感もある。人から山を保護するために私が登山を始めたばかりの8年前には既にロープが張られていたが、草地に入り込むのは人間だけでは無い。残念ながら、このロープだけでは山は守れなかったということになるだろう。


        かつては草原を彩る様々な花が見られたお花畑だったが、今ではイネ科の雑草ばかりが目立つ。


        設置された保護柵は雪の影響で一部壊れていたが、添え木がつけられてすっかり修理されていた。


        ひっそりとノコギリソウ。まだ咲いていない。


        これから咲くヤマハハコ。


        まだ蕾のシモツケ


        キバナノヤマオダマキがちらほら。


        かつてはこのキンポウゲがたくさん咲いていた記憶があるが、今ではまばら。

     今回はこの草原の様子を見に来たことがひとつ。数年前に来た時は確かクルマユリやハクサンフウロが咲いていたように思ったが、まだ時期が早いのかもしれないが全く見かけない。ササバギンランも見かけなくなってしまっていた。もう一つの目的は樹林帯の中に咲いているであろう、地味で小さなランだ。目を凝らして林の中を覗きながら歩くと、本当に小さなノッポの花を見つけることができた。写真を撮っていると後ろからご夫婦の方が登って来て、このような珍しいものが咲いていると教えてあげると、その先の林の中で次々に見つけてくれて、在り処を教えてくれた。おかげでこちらは探す手間がかなり省けた。


        目を凝らして探さないと森に同化して見つけられないような、緑色の小さなラン。


        初めて見る花 ハ・コネ・ラ・ン。


        花も小さいが葉も小さく、これでは花が咲いていないと葉を探すのは至難の業。


        2株並んで咲く。


        ハ・コ・ネ・ラン


        こちらも2株。


        コ・イ・チ・葉・ランに似るが、こちらは下唇の横にギザギザがある。

     展望地まで行き、軽食をとって下山する。空模様が悪く、下山途中で雨が降り出してしまい、カッパを着て下山することとなってしまった。


        以前に設置された保護柵の中は黄色いニガナの花が増えているように見える。果たしてこの山、再生できるのだろうか?


        下山途中で見つけた株。


     樹林帯の中のお目当ての花は見つけることができたが、この草原はこの後いったいどうなってしまうのか?アヤメが咲かなくなってしまった櫛形山に良く似ているように思う。いちはやく保護に乗り出し、成功している三つ峠の取り組みはやはり素晴らしいと思う。


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     梅雨前線の影響で3連休前半は天候が不順だが、この日の午前中はなんとか天気が持ちそうだ。珍しく早朝4時に目が覚め、ネットで三つ峠の富士山ライブカメラをチェックしてみると富士山が見えていた。これならば雲海の上の富士山にひょっとしたらお目にかかれるかもしれない。行くならば御坂山塊だ。しかし、登山口までの移動時間と登頂時間を考えると、山に登っている間に雲が湧いてしまう可能性が高い。ならば最短で富士山の眺望を得られる場所、新道峠ならば駐車場から歩いて10分ほどで展望台に到着できる。

     6時に新道峠駐車場に到着すると、先客の車が3台ほど止まっている。シンボルツリーのある第一展望台に行ってみると、三脚を立てたカメラマンが2人、撮影を終えて下山していった人に1人会った。予想通りの雲海上の富士山に出会うことはできたが、やはり季節が季節だけに空気が霞んでいる。


        登山道沿いのもうすぐほころびそうなレンゲショウマ


        木漏れ日の森


        新道峠から見る雲海に浮かぶ富士山。季節が季節だけに霞んでいる。


        雲海に浮かぶ夏富士  PLフィルターとパソコンで画像調整を行ってようやくこの程度。

     2人のカメラマンはまだまだ粘りそうな雰囲気だったが、私は10カットほど撮影して黒岳山頂に向かう。今回の目的は8月に入ると咲くであろうレンゲショウマの状況と以前に訪れた時に気になっていた葉っぱにどんな花が咲くのか確認しておきたい。草むらの中を覗き込みながら、珍しい花や葉が出ていないかどうか探しながら歩く。


        キヌタソウの群落


        クガイソウ


        ウスユキソウ。朝露が付いて鮮やか。


        シモツケ


        森の中で一株だけ発見したクモキリソウ。あたりはイノシシの仕業か、土が掘り起こされていた。

     今年はレンゲショウマが当たり年のようで、登山道脇のあちらこちらに蕾のついた茎が出ていた。黒岳の北側斜面(芦川の谷に面した斜面)にはレンゲショウマやサラシナショウマの葉がたくさんあるのだが、花が咲いてくれるわけではない。しかし、今年は花をつけた茎がたくさん出ているように感じる。


        レンゲショウマの群生と蕾。


        もうすぐ咲きそうなモミジガサの花。


        テンニンソウとトリカブトばかりになった森の草地。この山もかなりの食害に遭っていることが予想される。


        森の中に入ってみると、予想通り鹿の食害の跡。

    (途中ですがタイムアップ。)

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     鹿の保護柵でこの山が囲われて3年ほどになるだろうか。今年の大雪で柵がだいぶ破損し、修理が大変だったという話を耳にした。昨年は6月下旬にこの山を訪れ、キンポウゲがだいぶ咲いているのを見たが、まだ植生の再生というには程遠い状態だった。今回は山岳レインジャー調査のためにこの山を訪れることとなり、しかもリーダーという大任を仰せつかった。昨年の状況から想像するに、おそらくはあまり見るべきものは無いだろうと全く期待はしていなかった。しかし・・・!

     今回のコースは昨年新しく出来上がった池の茶屋からアヤメ平に至る新ルートをどんなものなのか歩いてみることにした。参加メンバーは5人だったが、池の茶屋の駐車場に到着するとそのすぐ後ろから櫛形山登頂回数がもうすぐ300回という同じ山岳会所属の秋山さんが友人を連れてやって来た。今回の山行には都合で行けないはずだったのだが、予定が変わってたまたまこちらのコースにやって来たら我らレインジャーメンバーとばったり出くわしたのだ。櫛形山を知り尽くしたこの方がいれば鬼に金棒、この山に咲く花についても知り尽くしており、50年もこの山に登っていて、山の変化も花の咲いていた場所も知り尽くしている。あとはこの方の後ろに付いて行くだけだ。


        コース入り口に立つ案内板。赤い新ルートを行く。


        南アルプス展望台までは車椅子でも行けるように設計されている。


        植生保護ネットが張られた斜面。いずれは青々とした草が茂ることだろう。


        道脇の林の中にあったセンジュガンピ。


        北岳展望台に到着。


        この日はあいにくの天気。北岳は見えない。


        小さな花、タニギキョウ。


        ?


        ゆっくり歩いて1時間ほどで休憩所に到着。


     1時間ほどで休憩所に到着した。高度計は1,950mあたりを指していたが、この先のモミジ谷まではぐっと高度差200m以上の下りになる。モミジ谷からまた200mほど登り返して、高度1,900mほどのアヤメ平に至るが、道は大変良く整備されておりさほどの急登も無い。休憩所から2時間ほど歩いてアヤメ平に到着した。案内板のコースタイムでは2時間半だが、そこを3時間かけて歩いたことになる。


        休憩所下に咲いていた赤みがかったイチヤクソウ。


        モミジ谷まではぐっと標高差200m以上下る。


        たくさん生えていた、なんだかわからない葉っぱ。


        ミヤマカラマツ


        アヤメ平直下はサルオガゼの森。


        この山では消滅したと思っていたヒメムヨウランに出会えた。


        種になりかけているヒメムヨウラン。


        保護柵の張られたアヤメ平に到着。柵の中と外の植生の違いに注目。


        保護柵の外。徹底的に鹿に食べつくされている。


        保護柵の中。ミヤマキンポウゲやタカネグンナイフウロなどの花がたくさん咲く。

     保護柵で囲まれたアヤメ平の草地を歩いて驚いた。昨年とはかなり違った風景が広がっている。キンポウゲがたくさん咲いているがそれに混じってタカネグンナイフウロ、ミヤマオダマキがたくさん、そしてテガタチドリとキソチドリが驚くほどたくさん咲いていた。ラン科の植物が増えてきたということは草地が元気を取り戻して保湿が保たれてきたということだ。レインジャー調査の特権でロープの中の草地に入らせてもらい、中を調査してみると、もう枯れて絶えただろうと思っていたあの草の葉も見つけることができた。


        復活、ミヤマキンポウゲ。9年前の初めてこの山を訪れた時の景色に近くなってきた。


        テガタチドリはあちらこちらにたくさん咲いている。


        キソチドリ。草地が元気を取り戻した証拠。


        最初はトンボソウかと思ったが、茎に葉がついており、やはりキソチドリ。トンボソウの葉は根元に2枚葉が出る。


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     山岳レインジャー調査で訪れた櫛形山、見てきたのは保護柵内の植生変化だけでは無い。櫛形山の植生にかなり詳しい方が同行してくれたおかげで効率良く稀少植物を探すことができた。


        山全体が乾燥してもはや絶えてしまったと思っていたヒメムヨウラン。1株だけ発見。


        ヒメムヨウラン


        まだ蕾のタカネフタバラン。かつてはアヤメ平周辺の森にあったらしいが、発見したのは別の場所。


        タカネフタバラン


        同上


        同上


        同上。8月中旬に開花しそうだ。


        花が咲いた様子は無いが、これはカモメランの葉。かつてはたくさん咲いていたらしいが、今ではほとんど見られない。数枚、葉だけ見つけた。


        カキランの蕾。


        同上。初めて見る花。柿色の花が咲くらしいが、咲いているところを見てみたい。


        あと2週間くらいで咲きそう。(だが、この場所は保護ロープの中。登山道脇でも見られる。)


        目を疑ったのがこの葉っぱ。茎と葉に毛が生えたこの葉は黄色いあっち盛草。


        草むらの中に隠れるように葉が出ている。


        元気そうなあっち盛草の葉。このまま草地が元気回復してくれれば、必ず咲くだろう。

     全く想定していなかった草花に出会うことができて、あまり期待していなかった櫛形山はお宝復活の山に変わった。黄色いあっち盛草は別の場所でも確認したが、そちらはまだ草地の再生が悪く、あまり元気の無い小さな葉しか発見できなかった。日程がとれるならば、8月、タカネフタバランとカキランを見に行ってみたいと思う。


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     計画的に休みとなった平日、予定ではここでは無くもう少し高いところに咲く変わったイチヨウラン探しのはずだったのだが、案の定起きられず(起きたが眠すぎてあきらめた)近場に行くことにした。青空が広がり、富士山も見えそうだ。ただ、かなり暑い。

     清八山林道から途中で旧登山道に入り、林の中を進むと、何やら食べられそうなキノコが・・・。匂いがマイタケに似ており、白いマイタケかと思ったが、ハナビラタケというものらしい。食用だそうだ。


        さっそくクモキリソウ発見。


        ?


        ?


        林の中で見つけたハナビラタケ。


        伐採地の中を鉄塔めがけて登る。きちんとした道がある。


        クガイソウが風に揺れていた。


        ヒヨドリバナ。アサギマダラの好物だが、見当たらず。

     本日のいちばんの目的はこの先の森の中にあるレンゲショウマの状況だ。もうひとつの探し物は見つかるかどうか??鉄塔の下でたっぷり休んで樹林帯の中に入る。


        さっそくレンゲショウマの蕾。その先にも多数。今年は多いように見受けられる。


        ウスユキソウ


        キヌタソウ


        イワカガミの葉が多数。(ベニバナヒメイワカガミと思われる。)


        途中から見上げる三つ峠


        まだ蕾のシュロソウ


        奇怪なブナの木


        こんなピークがあったのか。茶臼山。


        ちょっと岩登り。


        ヤグルマソウとモミジガサの群落。


        トリアシショウマ


        サラシナショウマはもうすぐ咲きそう。


        レンゲショウマはまだ固い蕾。花芽がかなり出ている。


        レンゲショウマ群生


        ミヤマカラマツ


        雲・切り・草属の葉


        だが、探し物はこれではない。

     もうひとつの探し物は小さなイチヨウランに似た花だったが、全く発見できなかった。4時間近くかかってようやく山頂に到着した。


        御巣鷹山のお花畑には元気の良いオオバギボウシがたくさん咲く。


        囲いの中にも外にもたくさん。


        三つ峠山頂と富士山


        トリアシショウマも元気良い。


        矢車草はもう終わり。


        シモツケ。もうすぐ満開。


        山頂のシモツケと富士山


        ヤハズハハコ


        アヤメとテガタチドリ


        テガタチドリ


        こちらはもうすぐ種。

     山頂は日が照りつけて暑いので、日陰に入って昼食と大休憩。午後になっても雲が湧かず、まだ富士山が良く見えている。こんな日も珍しい。

     さて、次なる探し物はおそらく満開か、それを少し過ぎた頃であろう紫の蝶だ。この山で保護されているのは知っているが、情報が少なく場所がわからない。岩壁のどこかにひっそり咲いているだろうと思い、今日は200mmズームレンズと双眼鏡を持って来た。岩壁の見える場所まで行って探してみるが・・・全く見つからず空振りに終わる。


        こんな感じのところに咲いていると思うのだが・・・


        200mmズームで岩壁を覗いてみる。


        しかし・・・見つからない。


        こっちの岩の下も探したがやはり見つからない。

     三つ峠山荘に立ち寄って場所を聞こうと思い、小屋の中を覗き込んだが、誰もいる様子が無い。裏側で工事の最中のようで、そちらに行っているのかもしれない。時間は4時半になっていたので、本日は下山することにする。下山道途中で林の中にテープが見えたのでそちらに行ってみると、樹林帯の中にもきちんとした登山道があった。こちらは普通の山道、どこに出るのかと思いきや、駐車場のすぐ上に出た。しばしば訪れている三つ峠だが、こんな道もあるのかと初めて知った。


        アヤメ


        下山ルートの脇にオダマキがたくさん咲いていた。

     後に紫の蝶の花が咲く場所を教えてもらったが、かなり近い場所まで行っていたようだが少し方向が違ったようだ。来年は場所を間違えないように見に行きたいと思う。

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     折角購入したGPSだが、まともに稼働したのは1回のみでザックの中に眠ったまま。まだ使い方もよくわからない。今回行くのは一歩間違えば森の中を彷徨い続け脱出できなくなるかもしれない樹海の中。というのは大げさで、林道が縦横無尽に走る富士山はよほど変な場所に入り込まなければ、おそらくはどこかの林道に脱出できると思っている。しかし、安全に歩くためにはGPSを持っていたほうが安心・確実であることは間違いない。昨年は花見隊で精進湖登山道を3合目あたりまで歩いたが、今回はもう少し奥の方を少しだけ探索してみたいと思う。


        昨年見つけたクモキリソウ。もう花は終わっている。


        ミヤマウズラはまだ葉っぱだけ。


        おそらくこれは散ってしまったウメガサソウ。


        林道の途中から見る夏富士。


        富士山に咲いているが、おそらくこれはフジイバラでは無くてノイバラ。

     林道を進んで道路脇のスペースに車を止めて森の中に入ってみると、そこは苔の生した森が広がる。足元には苔の間から綺麗な縞模様の入った葉がたくさん出ている。標高は1,700mを超えているので、ここに咲くのはヒメミヤマウズラだろう。


        ヒメミヤマウズラの葉。


        苔の間からたくさん葉を出している。


        咲き残っていたイチヤクソウ

    (続きは後日)

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     もう時期的に遅いかもしれないが、今季最後の紫の蝶舞う花を見に行こうと思っていたところ、山花仲間からメールが入った。御坂山塊の某所に変わった花が咲いているという。中腹はもう終わっているが山頂近くは満開らしい。ならばそちらへ、ということで急遽目的地変更して御坂の山に向かう。

     レンゲショウマを見ながら登って行くと、もう咲いているものもあった。しかし、昨年よりも途中の森の中がなにか草が減ってスカスカになったような違和感を感じる。登山道脇を良く見てみれば、ショウマ類の葉と思われる草に鹿の食害の跡が多数見られた。これからだという時にだいぶ鹿の被害に遭っているようだ。


        レンゲショウマはほとんどが蕾。


        もう咲いているものも少数見かけられた。


        こちらは咲き始めたシュロソウ


        草が減ったような違和感を感じていたが、鹿の食害跡が多数あった。


        ハクサンフウロも少ない。

     山頂近くの草地の中を探すと、白くて目立つその花は容易に見つけることができた。昨年のこの季節に、この近くの山でもう少し小さな株の花を数株みつけたが、その時もとうとうこの花の正体はわからずじまいだった。


        白いサギかトンボが飛ぶようなこの花、やや背が高くて目立つ。


        果たしてこの花の正体は??


        まだ開花していない別の株。


        長く真直ぐ伸びた距(尾の部分)はキソチドリとは違う。

     ツレサギソウかヤマサギソウのいずれかと思われ、図鑑を調べてみると、ツレサギソウの葉は狭長楕円形で鋭頭なのにに対し、ヤマサギソウは線状長楕円形と書かれている。さらに、ツレサギソウは唇弁の基部の両側に突起があり、ツレサギソウ属の中では異色であるとも書かれている。そこで、葉の形態と接写した花の形を良く見てみると、葉の先端は尖っておらず、唇弁の基部には突起が無い。おそらくこれはヤマサギソウであろうと思われる。


        花の接写写真。唇弁(舌のように下に垂れ下がっている部分)の基部に突起は無い。この花の正体はおそらくヤマサギソウ。

     花を正面から見るとクリオネに似ており、「草原のクリオネ」とも呼ばれているそうである。同定が間違っているかも知れないので、詳しい方がいたら教えていただきたい。


     さて、広場で休憩して下山だ。別ルートを下りてみると、そちら側はレンゲショウマがたくさんあり、ちらほらと咲き始めていた。8月中旬、おそらくは見頃を迎えて楽しませてくれることだろう。


        ?


        クガイソウ


        フシグロセンノウはまだこれから。


        レンゲショウマの蕾。こちら側のルートのほうが多い。


        咲き始めたレンゲショウマ


        同上。

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     先日御坂山塊の某山で見てきたツレサギソウ属の花は、ヤマサギソウであろうと結論付けたが、オオヤマサギソウとの指摘があった。ヤマサギソウとオオヤマサギソウの違いは、ひとつは花の色で、ヤマサギソウが黄緑色なのに対してオオヤマサギソウは白色〜淡緑色、大きさは前者20〜40cm、後者は40〜60?と記されている。花の色からするとオオヤマサギソウだが、大きさはさほど大きくは無い。さらに、最大の違いは根元近くから出る大きな葉の先端部が、前者は尖っているのに対して後者は円くなっていることだ。先日見た株は、先端が尖っているように見えたのでヤマサギソウと結論付けたが、花の色を見るとどうも違うように見える。最終結論をつけるため、昨年この花を見つけた山に花と葉を見に行ってみることにする。

     午後になると猛暑日となる可能性が高いため、午前中のうちに花を見て早めに下山することにした。朝6時自宅出発したが、歩き始めたのは8時近くになってしまう。


        朝早めの出発。


        タマゴタケ


        森の中に入ってみると、足元にはクモキリソウ属の葉が点在。


        思った以上にたくさんあることがわかった。


        登山道の足元、踏まれそうな場所にも葉が出ている。


        花はもう終わりかけたイチヤクソウに見えるが・・・


        葉の形が全く違う。この花は??


        咲き残っていた花は、やはりイチヤクソウのようだ。

     森の中を探すと、お目当てのツレサギソウ属の花を2〜3本見つけることができたが、やや時期を過ぎていて散り始めていた。昨年発見した場所は今年は数が少なく、ようやく3本見つけたがいずれも花は終わっていた。そして、葉の形を良く観察してみると・・・円い!


        発見!お目当てのツレサギソウ属の花。背丈30?ほど、花は下方が既に散っている。


        葉の形を見ると、先端は円い。


        別株


        葉の先端は・・・少し尖っている。


        別の場所の株?  花はもう終わっている。


        別の場所の株?  昨年発見したものよりも今年のほうが大きい。背丈40?ほど。


        葉の先端はやはり円い。

     ということで、この花の葉先は尖っておらず、円くなっていることから、背丈は低いものの、オオヤマサギソウということで結論がついた。

     林の中を探していたところ、境界見出標の打たれた尾根道を発見した。下山する方向が少し違うが、裏側には林道が走っているはずだから林道に抜け出られればそこを歩いて戻れるはずだ。ほとんど人が歩いた痕跡はないが、切り開かれた尾根道なのでそこを下りてみると、あっという間に林道に抜け出てしまった。15分ほどだろうか。また新たな短絡ルートを発見した。あとは林道をテクテクと歩いて車の場所に戻ったが、時間的にはこの林道歩きのほうがかかったかもかもしれない。


        葉はたくさん出ているが花芽を出しているのはこの1株のみ。まだ花を見たことが無い斑点鮫の花、ジ・ン・バイ・ソウ。


        下山の尾根道にあったイチヤクソウの葉。先ほどの葉とはだいぶ違う。


        林道脇の藪を除き込んでみれば、クモキリソウ属の葉。


        ガードレールのセメントの上に群生。こんな場所が快適なのだろうか?


        ママコナもたくさん。


     ご指摘いただいた通り、正体不明だったツレサギソウ属の花はオオヤマサギソウということで決着がついた。もし間違っているようでしたら、ご意見をお願いしたい。


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     そろそろ御坂山塊のレンゲショウマが見頃を迎えていることだろう。しかし、天候がいまひとつ思わしくなく、午後になると雨、下手をすると雷雨につかまる可能性もある。この日も午後から天候が崩れそうな予報なので、早朝登って昼には下山する予定を立てた。櫛形山も候補にあがっていたが、台風接近により林道が閉鎖される可能性が高く、黒岳に行くことに決める。6時、職場駐車場集合し、うーさんと2人で出かける。

     スズラン峠の登山道沿いとどんべい峠側の登山道沿いに咲いているので、そのルートを周回するのが良いのだろうが、ほとんど人が入らない北尾根を直登するコースを選ぶ。昨年もここを歩いたが葉がたくさんある割には花が少なかった。鹿に食べられている公算が高い。


        昨年は尾根の向こう側の沢から取り付いたが、今回は登山道から行く。


        さほど急傾斜ではないが、緩いわけでもない。


        今年は草がまばらで地面が露出している場所が多い。これも雪の影響か?


        発見、レンゲショウマ。風で揺れる。


        見頃を迎えたレンゲショウマ。ぽつぽつと咲いている。


        葉は出ているが今年は小さくて数も少ない。


        モミジガサとレンゲショウマの蕾


        サラシナショウマはまだ蕾


        中腹を越えたあたりから次第に数が多くなる。


        森の中は薄霧が立ち込める。


        霧に咲くレンゲショウマ


        同上。空を見上げて。

     2時間ほど道無き尾根を登ると山頂近くでどんべい峠側の登山道と合流する。そこから少しどんべい峠側に下ったあたりはレンゲショウマの宝庫だ。見頃を迎えてはいるが、残念なことに花が少し痛んでしまっている。


        ハクサンフウロ(カイフウロ)。今年は少ない。


        レンゲショウマがたくさん。


        満開のレンゲショウマ


        別株


        マルバタケブキもそろそろ見頃。


        フシグロセンノウ


        ?


        ソバナ

     山頂付近はすっかり霧に巻かれていて、富士山の眺望は得られそうに無いので展望台には立ち寄らずにスズラン峠側に下山する。そちら側もレンゲショウマがたくさん咲いていた。


        スズラン峠側のレンゲショウマ


        同上


        クモキリソウの葉を発見


        オカトラノオ?

     予定通り11時半に下山。山の上には雲がかかっているが、下りてくるとところどころ青空が見える。台風の影響はあまり無さそうだし、8月下旬まではレンゲショウマ楽しめそうだ。

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     7月に訪れた時の櫛形山はキンポウゲやテガタチドリ、ヤマオダマキなどがたくさん咲き、保護柵設置によって植生の再生が著しいことに感動した。そしてカキランだと思っていた蕾の花、その後うーさんが再訪問して撮って来た写真を見せてもらったところ、花の色が橙色ではなかった。これはカキランでは無いのではないだろうか?自分の目で確かめるべく行ってみることにした。

     週末はどうしても職場に出勤しなければならない仕事が入ってしまい、出発は10時になってしまう。高速を使って登山口に向かうが、櫛形山池の茶屋の登山口に到着したのは11時半。アヤメ平まで約2時間半、山頂を周回して約5時間半のコースなので、撮影時間と休憩時間を考慮すると6〜7時間かかるだろう。下山は夕暮れになるのも止む無し。山の上は雲がかかって景色は全く見えず、雨に降られるのを覚悟の上で出発する。新しくできた道は広くて歩き易く、もみじ沢まで1時間休まずに歩く。


        マルバタケブキが咲き出していた。


        トリカブト


        前回何だかわからなかった葉は、何かの木の双葉だったようだ。


        霧が巻くモミジ沢休憩ベンチ。少し登った後はこの谷間で急下り。出発地点よりもここのほうが標高が低い。


        見上げるモミジ谷。霧が巻いて薄暗く、風が止んで何か魔物が潜んでいるような雰囲気。


        バイケイソウとモミジ沢の道。この先は昇りになる。

     モミジ沢の休憩ベンチで一休み。霧が立ち込め風が止み、何か別世界に入り込んだような異様な雰囲気が漂う。駐車場には10台ほど車が止まっていたが、この時間には誰も歩いている様子が無い。静かな山の中にどっぷりと浸かった感じがする。この先アヤメ平までは昇りになるが、道はきわめて良く整備されている。


        苔の中に、目立たないようにひっそりと咲いている。


        タカネ・フタバ・ラン


        緑色の花


        この一角だけ密集して生えている。


        地味だが愛着の湧く花。

     3時間ほどかかってアヤメ平に到着した。途中小雨に降られてザックカバーを付けたが、雨はすぐに止み、カッパを着るほどではなかった。アヤメ平の中は7月とは違う花がまたたくさん咲いていた。ロープを張った通路にあふれんばかりの勢いで草が茂っている。この素晴らしさ、とても早足で通過することなど出来ない。誰もいないお花畑を独占して、ゆっくりと楽しみながら散策する。


        アヤメ平到着。柵の内と外では全くの別世界が広がる。


        コウリンカ


        マツムシソウとシモツケソウ


        この色鮮やかなシモツケソウ、元気いっぱいといった感じだ。


        通路にあふれ出て咲くマツムシソウ


        クルマユリ


        トモエシオガマ


        ホタルブクロ


        鹿の食害に遭う前から囲われていた草地はまた植生が違う。背の高い草花が多い。


        マルバタケブキ群落

     そして、前回見つけたカキランらしき花のある場所にそっと入ってみる。同じ場所には元気で大きなシュロソウがたくさん咲いていた。目的の花を見てみると・・・一足遅く、もうほとんど終わってしまっている。残った花を見てみると柿色(橙色)ではなくた緑〜薄紫色をしている。これはカキランでは無くてエゾスズランだ。


        シュロソウがたくさん咲く。


        目的の花、この一角にはたくさん咲いているが、ほとんど終わっている。


        咲き残った花を見てみると、柿色では無い。


        これはエゾスズラン。


        鈴なりにたくさん花を付けるエゾスズラン。

     アヤメ平の避難小屋前で少し遅い昼食をとる。時間は午後3時、来た道を戻ったほうが若干早いが、裸山と櫛形山山頂を廻っても30分と時間は変わらない。前回驚くほどのテガタチドリ群生を見た裸山のお花畑も気になることだし、この先も何本かエゾスズランがあるのを確認している。山頂を廻って下りることにする。裸山に向かう途中で足の速そうな若者とすれ違った他は、この日は誰にも出会わなかった。


        エゾスズランは鹿の食害に遭ったらしく、茎から上が無くなっていた。この先の道でも花は発見できず。


        裸山


        柵の中のお花畑を除いてこれまたびっくり!テガタチドリに変わって今度は一面のマツムシソウ畑。


        ソバナとクルマユリが混じる紫色のお花畑


        どっさりのマツムシソウ


        櫛形山山頂の手前にはマルバタケブキのお花畑がある。


        どっさりのマルバタケブキ


        櫛形山山頂。以前はもっと苔の生えたしっとりした山頂だった記憶があるが、ずいぶん禿げてしまった。


        山頂にこんな石碑があるのは知らなかった。


        下りの道脇に咲いていたバイケイソウ。

     櫛形山山頂からは目ぼしい花も無いのでひたすら下り、午後5時、駐車場に到着した。さほどの雨にも降られず、お目当ての花も確認でき、いつもよりはやや早歩きだったが目的は達成できた。

     次々に花が咲き出す櫛形山、これからが楽しみだ。秋のモミジ沢の紅葉も期待できそうだ。

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     毎年恒例になりつつある秋のハイシーズンを前にしたこの季節の茅ヶ岳。そろそろミヤマモジズリとビランジが咲いている頃、そして標柱の整備が目的だ。半計画的平日休みとなったこの日、中腹の林道に車を止めて10時に出発する。天候に恵まれた代わりに日差しが強く、かなり暑い。女岩側のルートから山頂を目指す。


        登山道脇にはミズヒキがたくさん咲く。


        ゲンノショウコ?櫛形山でも見つけた。


        ツリフネソウは数が少なくなった。


        テンニンソウ?少し違うような??


        女岩側のルート。涼しそうに見えるが風が無くかなり暑い。


        立ち入り禁止となっている女岩。本日は立ち寄らず。


        フシグロセンノウ

     女岩から先の登山道はかつてタチフウロやキバナアキギリ、シモツケソウ、トリカブトなどが咲くお花畑があったが、鹿の食害で今ではテンニンソウばかりが目立つ草地に変ってしまっている。確かレンゲショウマも咲いていたように記憶している。さらに、恒例で撮影していたメタカラコウも今年は見つからない。年々花が減って山肌が乾燥して来ているように見えるのは残念である。


        茅ヶ岳の森


        ソバナ


        茅ヶ岳の斜面。かつてはもっと深々と草が茂っていたが、テンニンソウが目立つ草地に変ってしまった。鹿の食害跡多数あり。


        ?


        シモツケソウ


        タチフウロとシモツケソウ。もっとたくさんあったのだが、だいぶ減った。

     尾根に辿り着いたところでお目当てのミヤマモジズリを探しながら右に左にうろうろしながら歩く。今年は開花が遅れているようで、咲いている株は1株しか見つけられず、それも咲き始めたばかりだった。


        中腹の展望岩から見る奥秩父山塊。


        ミヤマモジズリ。まだ咲き始めたばかり。


        こちらはまだ蕾。


        シモツケソウ。線香花火のよう。


        ミヤマママコナは今年当たり年。


        ミヤマママコナ


        山頂下の岩場から見る富士山。


        茅ヶ岳山頂。先客が一人だけの静かな山頂。しかし、暑い。蝶やトンボがたくさん舞っていた。

     時間は午後1時。いつも通りの3時間かかって山頂到着となる。軽く昼食を済ませて標柱にニススプレーを噴霧する。春に来た時は根元の部分に雪が残っていて十分に整備できなかったので、根元部分を念入りにスプレーする。本日は職場の同僚が午後から登って来る(走って来る)ということで、午後3時ごろに山頂待ち合わせということになっている。金ヶ岳まで往復するには時間が足りないので途中の展望岩まで行くことにする。その先に咲いていたのは、初見の黄色いママコナ。いつも茅ヶ岳まででこの季節にこのルートを歩いていなかったので知らなかったのであろうが、金ヶ岳側に咲いているのはほとんどが黄色いママコナでしかもたくさんある。下山後インターネットで調べてみると、これはタカネママコナという種類であることがわかった。赤いのがミヤマママコナ、黄色いのがタカネママコナで、茅ヶ岳ではこの2種類が一緒に見られるということだ。新たな発見である。


        金ヶ岳側に咲いていた黄色いママコナ。


        タカネママコナ。それほど珍しいものでは無いようだ。


        岩門


        岩門脇の岩に咲いていたビランジ


        登山道を脇に外れてみると、タカネママコナがたくさん咲いていた。


        展望岩から見る茅ヶ岳の谷と南アルプス。秋になるとこの谷は金色に輝く。


        展望岩から見る茅ヶ岳と富士山。

     展望岩でのんびりした後、茅ヶ岳に戻ろうとしたところ、もう同僚がやって来た。時間はまだ午後2時半だ。深田公園を午後1時過ぎに出発して1時間半たらずで茅ヶ岳を越えてここまでやって来たという事だ。彼にとってこの山はトレーニングコースだそうで、既に200回くらい山頂を踏んでいるそうだ。しかし、隣の金ヶ岳はまだ未踏だそうで、今日はそちらまで行って来るとのことで一旦別れたが、当然の如く下山の途中で追い抜かれた。


        ニス塗りたての標柱。


        マツムシソウとビランジ


        ビランジはちょうど見ごろ。


        ビランジ大株


        春にはスミレがたくさん咲く防火帯尾根は夏になるとススキ野原に変る。草刈りをして整備してくれるからこそ、春の花が楽しめるのだ。


     目的のミヤマモジズリは時期早くフライング、花数も今年は少ないように思う。ビランジはちょうど見ごろ、さらに新たにタカネママコナという花が咲くことを知った。きっと他にも知らない花がたくさんあるのだろう。

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     葉はたくさん出ているが花芽は一株しか無いその花は、まだ開花したところを見ていない。そろそろ開花している頃だろう。

     もう1ヶ所の自生地を聞いてはいるが、そこは登るのが大変な山で、御坂山塊のこの場所が、ジン・バイ・ソウを見るには最も簡単に行ける場所である。未だ見たことの無いこの花、なんとか見てみたい。


        稜線に抜けた時間は午後3時半。陽は西に傾く。


        マルバタケブキ

     花のある場所まで行ってみると・・・まだ開花していないにもかかわらず、ここのところ暑い日が続いたために上部の花は咲く前に既に枯れてしまっている。残念。


        花茎が出ているのは1本だけ。辺りに葉はたくさんある。


        残念なことに上部は連日の猛暑で枯れている。


        今年は咲いたところは見られなそうだ。


        枯れていないところはまだ開花していない・・・と思う。

     富士山の展望地まで登ってみると、雲の巻いた富士山が姿を現していた。日没近くまで空が焼けるのを待ったが、西の空を覆った雲で夕陽が遮られてしまい、夕暮れ前に撤退。ヘッドライト装着ギリギリのところで下山した。


        ミヤマママコナと富士山。今年はたくさん咲いている。


        ヤマハハコと富士山

     週末もう1ヶ所の自生地に行くことも考えたが、それよりもまだ見たことの無い花を優先したいので、今年のジン・バイ・ソウの追っかけはこれで終了ということになる。来年こそは満開のこの花を見てみたい。


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     今年の6月、杓子山を花見隊で訪れた時に、sanaeさんの知り合いの方で静岡から来られたまるちんさんという方からこの花の情報をいただいた。ネットで調べてみると、8月20日ごろがいちばん見頃のようだ。中腹にある穂積神社から登ると1時間半ほどで山頂に到着できるらしい。カーナビを穂積神社にセットして7時、自宅を出発する。

     静岡県境間近なところで携帯電話が鳴った。花見隊のみちほさんからの電話で、今日はsanaeさんと合流して山梨の山で花探しだそうだ。ここまで来て引き返すわけには行かず、竜爪山に行くことを告げる。早く下山出来れば午後から合流できるかと思ったが、この見込みは大きく外れることになる。

     カーナビの道案内が途絶えたところに車がたくさん止まっていた。駐車場に入り切れず、路上にずらりと止まっている。鳥居も立っているしこれが登山口に違いない。10時、鳥居をくぐって出発する。しかし、神社の建物はどこにあるのだろうか?急登を登ったあたりで高度計を見ると400m少々・・・確か穂積神社は700mくらいだったと思ったが・・・?? 記憶違いだったかと思って道を進む。


        鳥居の立つところから出発.駐車場は満車で道路脇にも車がたくさん止まっていた.しかし,神社はどこに??


        竜爪山拝殿迄三十六丁.この時は山頂まで三十六丁だと思っていた.


        岩にはマメヅタがびっしり.


        いきなりの急登.登山道脇には見たことのない植物の葉と花茎が出ている.


        途中の滝に立ち寄る.


        咲き終えたイワタバコの中に一輪だけ残っていた花.


        河原の岩に見たことのない葉と蕾.後に山頂近くでお会いした女性にキッコウハグマと教えていただいた.葉っぱが亀の甲羅に似ている.


        巡礼の道らしい,石積みが築かれている.


        登山道脇にお目当てのチャボ・ホトトギスの葉が現れる.


        こちらは開き始めたばかり.


        花の終わったイチヤクソウ

     旧道と新道があるらしく,私が歩いたのは旧道のほうだった.一旦道が交わり,また別れるが,そのあたりで下山してきた人たちに道を譲ったところ,その先にはミヤマウズラが咲いていた.下山してきた人たちと花を眺めながら,花の状況や道の様子を伺うと,今年のチャボ・は当たり年らしく,山頂の稜線はちょうど見頃だと言っていた.さらに,あと10分ほどで山門があり,そこから稜線までは1時間ほどだと聞いた.この時点ではまだ穂積神社から歩いてきたと思い込んでいる私は,思ったよりもずいぶん遠い山頂だなというくらいにしか思っていなかった.そして歩くこと10分ほど,山門と言っていた場所に到着してビックリ! 神社の大きな建物が建ち,車が止まっている.大きな石碑に刻まれている文字を見ると「穂積神社」と書かれていた.
     ここまで来てようやく状況が飲みこめた.私が歩き始めた場所は神社の参道入り口からで,予定ではこの穂積神社まで車で入るはずだったのを間違って下から歩いたということだ.余計に時間はかかったが,おかげで山梨では見かけない花にも出会えた.


        ミヤマウズラ.標高700mほどの低いところでも咲くことを知った.


        ミヤマウズラ


        これは? 曙のシュス・の葉では??


        これが穂積神社.滝や脇道に寄り道したりしたので,2時間半かかった.

     時間は12時半.2時ごろに下山の予定だったがそうは行かなくなった.ここからが本番だ.水をたっぷり飲んで気分を入れ替えて出発.大きな杉の立ち並ぶ登山道に入ると,足元に新鮮なチャボ・ホトトギスがお目見えする.


        大きな杉が立ち並ぶ登山道.


        新鮮なチャボ・ホトトギスがお目見え.


        登山道脇に点々と咲く.


        苦手の階段道.


        まだまだ続く急な階段道・


        鹿の食害に遭ったモミジガサ.


        登山道脇に咲くチャボ・ホトトギス


        竜爪山薬師岳山頂.1時間少々で到着.

     竜爪山は薬師岳と文珠岳の双耳峰からなる山で,片道15分ほどで行くことができる.稜線の途中でチャボ・の写真を撮っていると,後ろから花のことに相当詳しい女性2人組の方がやって来た.途中で見た初見の花の名前は全てその方に教えていただいた.いろいろ花情報の交換をしている時にお仲間の方がブログをやっていると聞き,その方のお名前を伺ってビックリ! しばしば拝見しているハイレベルの花ブログを書かれている方で,良く知っている名前だった.お二人が花に詳しいことに納得した.


        文珠岳山頂


        草むらの広がる文珠岳.海を見下ろす.


        紫色鮮やかなギボウシの群落.コバノギボウシ?


        稜線に咲いていた群生株.


        登山道脇に咲いた花


        葉が傷んでいて花も終わりかけていた花.


        トンボソウ?

     チャボ・ホトトギスを存分に楽しみ,女性2人と別れた後,午後3時半ごろから下山開始する.穂積神社を過ぎて今度は新道を下る.こちらは道が広くて歩きやすいが,かなり長く感じる.そこでもまたトンボソウらしき花を発見する.


        登りながら何だかわからなかった花,テイショウソウ.女性2人組に教えていただきました.


        キッコウハグマ多量!


        トンボソウらしき花発見.


        同上


        別株.根元近くから出る葉,黄緑色の小さな葉はトンボソウ,だろう.


        接写


        出たところは旧道の少し上の林道脇.

     登り口を間違えたおかげで,むしろ山梨では見ることができない花たちに出会うことができた.私の持っている図鑑にはテイショウソウやキッコウハグマ,ヤマジオウなどは載っておらず,花の名前がわかったのは山頂付近でお会いした女性お二人のおかげである.話をしていて思ったことは,花好きの人たちは皆山に咲く花たちを守って行きたいと思っていることだ.信頼できる仲間の輪を広げて,植物の保護に少しでも役立てて行けたらと思う.


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     静岡県の山、竜爪山に出かけていた日、花見隊メンバーは偶然に某道の駅で遭遇し、山梨の山に花探しに出かけていた。朝8時過ぎ、移動中に電話があったが、既に静岡県境近くまで来ていたので、私は合流せずに竜爪山に出かけた。そしてさらに偶然にも、山頂でお会いした花に詳しい女性2人組は前の週に同じ山で花を見てきたばかりだそうで、情報をいただくことができた。その花の名は、ヒ・ナ・ノ・キン・チャク。

     週末にでも見に行こうかと思っていたが、別の花探しで週末急遽花見隊集結することが28日木曜日に決まった。そちらの花はまだ少し時期が早いのでは?と思ったが、ネット上では既に開花したその花の画像が出ているらしい。となると、ヒ・ナ・ノを見るのはこの日以外に選択肢はほとんど無くなってしまう。寝不足で体調思わしくないが、午後出かけることにする。あいにくの曇り空、そして現地に到着すると小雨。傘をさして出発する。


        ハギ、ワレモコウなど、秋の花がたくさん咲く。


        どっさりのツリガネニンジン


        こちらは白花。


        タチコゴメグサ?と思ったが葉っぱがまるで違う。??


        イヌゴマ群生


        イヌゴマの花


        ?


        ?


        イブキボウフウ(と思う)


        ボタンヅル


        桔梗。山梨県では絶滅危惧種に入っている。

     写真は撮ったが名前のわからない花ばかり。
     複数情報をいただいたおかげで、一番会いたかった花、ヒナ・ノ・キン・チャクは容易に探し当てることができた。


        小さな小さな花。土の斜面にポツポツと咲く。


        情報をいただいたおかげで出会えました。


        これは一番大きかった株。


        ヒナ・ノ・キン・チャク


        エクステンションを装着して接写

     私が見た場所では盗掘らしき様子は無かったが、場所によっては掘られたようなところが見られたと聞く。いつ絶えるやも知れない稀少な花、大切に見守って欲しい。

     初めて聞く名前の花、初めて見る花、山梨県に住んでいながら知らないものは数知れず、そして見つけられない花も数知れず。JAFPAに入会したことだし、花探しだけでなく保護にも力を入れて行けたらと思う。

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